投稿者「JMDS」のアーカイブ

防衛のためのリスク管理というと、物凄い話に聞こえるかもしれませんが、私が関わってきたのは沖縄を紹介するテレビ番組でした。今では大手広告代理店が受ける仕事になっていますが、私が関わっていたときには予算も少なくて、テレビ番組(全国キー局)のコーナーを押さえるための費用が大半で、その裏方のギャラは驚くような(多くて驚くのではなくて)金額でした。
社会人になって健康関連の団体の仕事をするようになったときに、同時に文筆の恩師の長男が音楽雑誌の編集長だったことから音楽業界につながりがあり、その関係でテレビ局にも出入りしていました。そんなときに、ある政治家の大スキャンダルの対応で知り合ったのが大手広告代理店のテレビ局出身の方で、沖縄の観光案内の番組の提案だというので気軽に引き受けたのが深みにはまるきっかけでした。
あまり詳しく書くと叱られるだけでは済まなくなるので、かなりぼかした表現になりますが、基地の地主は基地が存続していないといけないので、何か問題が起こるたびに沖縄の危機感を煽って基地の必要性を訴える番組を求めていました。問題があったときに急に番組のコーナーを取るのは大変なので、先に沖縄関連のコーナーで協力金を支払っておいて、必要なときに思惑通りの番組を入れようということです。やはり、わかりにくい書き方になってしまいました。
思惑どおりの番組の必要性は、たまにしかないので、ほとんどは沖縄の観光のネタでした。そのために沖縄を訪れた回数は、移住した岡山の15回に次ぐ13回にもなりました。
その関係で沖縄関係の名刺は数多く集まりましたが、それよりも多かったのが広く国の安全に関わる部署の名刺でした。今では何も役に立たないので、記念に自衛隊のトップであった方の名刺をコレクションに加えているだけです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは社会の各学年の食に関連する内容(中学校)を紹介します。
〔目標〕
社会的な見方・考え方を働かせ、課題を追求したり解決したり活動を通して、広い視野に立ち、グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家および社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を次のとおり育成することを目指す。
(1)我が国の国土と歴史、現代の政治、経済、国際関係などに関して理解するとともに、調査や諸資料からさまざまな情報を効果的に調べ、まとめる技能を身に付けるようにする。
(2)社会的事象の意味や意義、特色や相互の関連を多面的・多角的に考察したり、社会に見られる課題の解決に向けて選択・判断したりする力、思考・判断したことを説明したり、それらを基に議論したりする力を養う。
(3)社会的事象について、よりよい社会の実現を視野に課題を主体的に解決しようとする態度を養うとともに、多面的・多角的な考察や深い理解を通して涵養される我が国の国土や歴史に対する愛情、国民主権を担う公民として、自国を愛し、その平和と繁栄を図ることや、他国や他国の文化を尊重することの大切さについての自覚などを深める。
〔教科の特徴〕
中学校の社会科は、社会的な見方・考え方を働かせ、課題を追求したり、解決したりする活動を通して、グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家および社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎を育成する教科です。そのために、各分野の特性を生かし、適切な課題を設けて行う学習の一層の充実を図り、社会的事業について、よりよい社会の実現を視野に課題を主体的に解決しようとする態度を養うことが大切です。
食に関する指導においては、教科の目標の実現に向け、学習指導要領に示された内容と関連づけることが大切です。そのために、生徒が興味・関心をもって学習に取り組むことができる地域の実態を生かした教材を取り上げて課題を設定するとともに、課題の解決に向けた調査活動などの社会科ならではの具体的な体験を伴った学習活動を設定します。

スポーツを通じて、前向きに生きていく意欲や動機を高めていきたいと願っても、それが掛け声倒れ、さらには「絵に描いたモチベーション」となりがちなことがあります。それは発達障害者も含めての活動です。発達障害者は“障害”と名付けられてはいるものの、脳の発達にズレがあって、それが社会に馴染めない状況となっているだけと考えています。もちろん、本人にとっては障害があるのと同じ苦しみがあり、学校にも職場にも家庭にも打ち解けられない状況で生活をしていかなければならない困難さがあります。それだからこそ、障害者の気持ちもわかり、健常者とのつなぎ役(橋渡し)として、障害者も健常者も関係なく、年齢にも関係なく実施できるユニバーサルスポーツは貴重な存在と認識しています。
発達障害児は全児童の10%も存在していると推定されています。発達障害は身体機能障害であるかのように勘違いされることがあるのは事実です。しかし、神経の発達が遅れがちであるために得手・不得手の凸凹(でこぼこ)が環境や周囲の人との関わりのミスマッチを招き、対人関係やコミュニケーション、行動や感情のコントロールがうまくできずに、社会生活に困難が生じやすい状態を指しています。神経発達のズレとの認識を持って、不得意なことをカバーする(凹を埋める)と同時に、それ以上に得意なこと高める(凸を伸ばす)ことに力を注いでいく活動によって大きな役割を担うことができる存在です。
これは発達障害に限らず、すべての方々にも共通する考えであるとも認識しています。ユニバーサルスポーツは、体力や体格、技術面で、これまでスポーツに積極的に参加してこなかった人たちにも、また高齢者にも継続してもらえるスポーツとなります。高齢化は身体の障害化にもつながり、超高齢社会においてはユニバーサルスポーツの重要性が、ますます高まっています。スポーツを通じた健康づくりを実践するためにはユニバーサルスポーツの実施とともに、栄養、生活法(入浴、睡眠、排泄など)などの学習も重要になります。これらを組み合わせた健康づくりで実績を積み重ねることができれば、多くの対象者にも共通して実施できる総合的なユニバーサルスポーツとして広く普及することができるようになります。その結果、生活における楽しみや生きがいを見出し、さまざまな困難を抱えた場合で、社会から孤立せず、安心して、その人らしい生活を送ることができる地域共生社会の実現に向けて進めることができます。
ユニバーサルスポーツは、競技者として参加するだけでなく、多くの関係者が指導や組織運営などに広く関わることができるものであり、これまでスポーツとは距離を置いてきた人たちが力を発揮することができる新たな活躍の場とすることができます。各人にとって楽しく続けられる新たな価値の創出を可能とするステージになることを視野に置いて、ユニバーサルスポーツと健康づくりを融合させた活動に取り組んでいるところです。

脂肪合成抑制に作用する素材ですが、肝臓では脂質のほかに、たんぱく質、糖質(炭水化物)を材料に脂肪酸が合成されていて、その合成を抑制するものです。
脂肪合成抑制作用のある素材としては、ガルシニアと紅麹があげられます。
食事を始めて30~60分間に摂ることで効果を発揮するので、成分が肝臓に届くまでの30分ほどの時間を考慮して、食事の前後に摂ります。
ガルシニアはインドやスリランカ、東南アジアに自生するオトギリソウ(弟切草)科の果樹で、ガルシニア・カンボジア、タマリンドとも呼ばれています。有効成分は果実の皮に含まれるヒドロキシクエン酸で、ブドウ糖から脂肪を合成する酵素の働きを阻害し、脂肪の蓄積を抑制します。また、ヒドロキシクエン酸はブドウ糖からグリコーゲンへの生成量を高め、肝臓でのグリコーゲン蓄積量が増えるため、血液中のブドウ糖濃度が安定することから空腹感が抑えられ、食欲も抑制する作用があります。
紅麹は紹興酒などの醸造に使われる赤い色の麹で、漢方薬として血流促進、内臓強化、胃腸強化などに処方されています。特有のモナコリンKにはLDLコレステロール合成阻害、中性脂肪値低下の作用があり、γ‐アミノ酪酸(GABA)には血圧降下の作用があります。

記念日を決定するパターンとして語呂合わせがあります。新たな記念日を考えるときの参考資料として、4月の語呂合わせ記念日(1回目)を紹介します。
4月1日 居酒屋甲子園が良(4)い(1)と酔(4)い(1)の語呂合わせで「居酒屋で乾杯の日」と制定。
4月2日 富士金属興業がシー(4)オー(0)ツー(2)の語呂合わせで「CO2の日」と制定。OCAjapanが歯(4)列(02)の語呂合わせで「歯列の日」と制定。木曽路がしゃ(4)ぶ(2)しゃぶの語呂合わせで「木曽路しゃぶしゃぶの日」と制定。
4月3日 全国清水寺ネットワーク会議が、し(4)み(3)ずの語呂合わせで「みずの日」と制定。母子の健康を考える会が葉(4)酸(3)の語呂合わせで「葉酸の日」と制定。小林製薬がシ(4)ミ(3)の語呂合わせで「ケシミンの日」と制定。
4月4日 サントリー食品インターナショナルがシー(4)シー(4)レモンの語呂合わせで「C.C.レモンの日」と制定。全日本福祉写真協会が4と4が重なることで、し(4)あわせの語呂合わせで「しあわせ写真の日」と制定。肉の鈴木屋がシ(4)シ(4)の語呂合わせで「猪肉の日」と制定。goodbye perioプロジェクトが歯(4)周病予(4)防の語呂合わせでと2012年4月4日のプロジェクト開始にちなんで「歯周病予防デー」と制定。日本ルナが脂肪(4)0%(0)ヨーグルト(4)の語呂合わせで「脂肪0%ヨーグルトの日」と制定。
4月5日 アスラボが横丁の横(45)の語呂合わせで「横丁の日」と制定。
4月6日 エイワがマシュマロ=ま(0)し(4)ま(0)ろ(6)の語呂合わせで「マシュマロの日」と制定。クリスタルジェミーがシ(4)ロ(6)の語呂合わせで「白の日」と制定。味のちぬやが春が4月、巻きがロール(6)から「春巻きの日」と制定。
4月7日 アイオニックが電子イオン歯ブラシで歯垢をなくして歯周病を予防することを目的に歯(4)垢な(7)しの語呂合わせで「歯垢なしの日」と制定。

学習障害では“鏡文字”という言葉がよく登場します。文字の左右が逆になっているもので、見えたままを書き写すことが当たり前という子どもに鏡文字を書いてもらうと、その困難さがわかります。つまり、左右を逆転して書くというのは、特殊な技能の持ち主でなければ、なかなかできないことで、それも上手な文字で書くというのは大変なことです。
学習障害のテキストやネット情報を調べていくと、鏡文字は逆さ文字とも表現されていて、その多くは「正しく文字が見えているのに左右を逆に書くこと」と説明しています。その認識に立って、左利きのせいである、とか、左脳と右脳のバランスが取れていないために誤って書く、といった説明がされているのですが、中には正しく見えていない子どももいます。
正しく見えていないという表現は、本人以外が言う言葉であって、本人にとっては文字を鏡に写して見ているのと同じように左右が逆転して見えているのです。こういう状態で鏡文字が見えていることが理解できていないと、いくら正しい筆づかい(実際には鉛筆の動かし方)を教えても解決はできません。本人にとっては、自分の目に正しく見えている文字を逆さに書くように強制されているからです。
その困難さを理解するためには、教科書に書かれている文字を鏡に写して、その見えたとおりの逆さ文字をノートに書き写してみればわかります。空間認識が逆転しているような状態で、見て、書くということを行うと複数の文字を一度に覚えることが難しく、一文字ずつ書き写していくようになります。読むのにも時間がかかり、書くのにも時間がかかり、通常の学習の時間では時間切れになってしまいます。
そんな困難な状態で学んでいるのが、鏡文字で見えている子どもに限らず、学習障害で悩んでいる子どもたちの状況であるのです。

「絵に描いたモチベーション」というのは便利な言葉で、モチベーションが高まるようなことであっても、実際にやってみたら高まらなくて失敗に終わったというときに使っています。一部の盛り上がり、一時期の盛り上がりで先々を見通せなかったということが今の時代は多く、ましてやコロナ禍では「これは行けそうだ」と思いついたことが、少し環境や条件が変わっただけでアイデア倒れになってしまうというのは当たり前のように起こっています。
さまざまな場面で使うことができる「絵に描いたモチベーション」ですが、ここではあえて将来を見据えた新たなスポーツの創造というテーマで書き進めて、ポストコロナの時代に取り組むべきことを考えていくことにします。
ここでいう新スポーツというのは、オリンピックの新競技でも、これはスポーツなのかと疑問が抱かれることもあるeスポーツでもなくて、ユニバーサルスポーツを指しています。
ユニバーサルスポーツについては、日本福祉大学の藤田紀昭教授が「障害の有無に関係なく、一緒に実践できるスポーツ。また、体力、体格などで有利な人だけがゲームの主導権を握り、活躍するのではなく、それらに劣る人も同じように得点獲得や勝敗にかかわることができるように考案され、構造化されたスポーツ」と定義しています。
ユニバーサル(universal)は、すべてに共通すること、普遍的であることを示す言葉で、ユニバーサルな視野をもってスポーツの可能性を最大限に活用して、障害者も健常者も、また年齢にも左右されずに等しく参加して、健康面だけでなく、幸福につながる多方面の利益が得られる環境づくりを目指しています。
そのために、一生涯を通じて楽しく続けられる生涯スポーツの中から、私たちの理念を理解し、協力してもらえる団体の結集によって、参加者の能力や個性を遺憾なく発揮させて、新たな価値の向上を目指す活動を開始させていきます。そのスポーツの例となるのは、日本ワールドゲームズ協会に加盟するオリンピックに採用されていない競技と、日本レクリエーション協会に加盟しているスポーツ、そして、それ以外の生涯スポーツをうたっている新たな競技です。

広く健康に関わる記念日について紹介します。
8月24日 ケンコーマヨネーズが野菜にかける(8×3×1=24)と、週間カレンダーで野菜の日(8月31日)の上に来ることから「ドレッシングの日」と制定。オーラルケアが歯(8)ブ(2)ラシ(4)の語呂合わせで「歯ブラシの日」と制定。日本ルナ(京都府八幡市)がバ(8)ニ(2)ラヨ(4)ーグルトの語呂合わせで「バニラヨーグルトの日」と制定。毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)。
8月25日 日清食品がインスタントラーメン第1号のチキンラーメンの発売日の1958年8月25日にちなんで「チキンラーメン誕生の日」(即席ラーメン記念日)と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)。
8月26日 毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)。
8月27日 日本ジェラート協会が映画「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べるシーンが有名になったことからアメリカで公開された1953年8月27日にちなんで「ジェラートの日」と制定。
8月28日 1994年の8月28日に第1回の気象予報士国家試験が実施されたことにちなんで「気象予報士の日」と制定。
8月29日 若丸(長野県飯島町)が馬(8)肉(29)にちなんで「馬肉を愛する日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)。
8月30日 地方卸売市場中津魚市場(大分県中津市)が8月からハ、3を回転させてm、0をoに見立てモとして「中津ハモの日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)。

脂肪吸収抑制作用がある素材は、脂肪を吸着する作用によって、脂肪の結合を大きなサイズにして、小腸からの吸収を抑制するものとしてキチン・キトサンがあげられます。脂肪はグリセロールと脂肪酸が結びついて構成されていますが、中鎖脂肪酸は吸収される脂肪酸が少なく、早く燃焼(代謝)するため、これまでと同じ量の脂肪に換えて使用した場合には吸収量が抑えられます。
チアシードは水分を吸収して膨らみ、脂肪の吸収を抑制します。
キチン・キトサンは、カニやエビの甲殻に含まれる動物性の水溶性食物繊維です。キチンは甲羅の多糖類で、水にも酸にも溶けないため、アルカリ溶剤に浸すことでアセチル基とアミノ基が入れ替わってキトサンに変わります。素材にはキチン質が残っていることから、キチン・キトサンと呼ばれます。粘度が強く、有害物質や脂肪、ナトリウムを吸着して体外に排出する作用があります。コレステロールから作られる胆汁酸を吸着して排出するため、血中コレステロールを減少させる作用があるほか、高血圧の予防効果なども認められています。ミネラルの一部を吸着するほか、他のサプリメントの成分、医薬品も吸着させることで吸収が抑制されるので、他の成分、医薬品とは間を置いて摂るようにします。
中鎖脂肪酸は8~10個の炭素鎖が結びついた飽和脂肪酸で、特定保健用食品として許可されています。普通の植物油に含まれているのは長鎖脂肪酸で、脂肪酸の炭素数は通常は18個程度です。長鎖脂肪酸は体内に吸収された後、脂肪細胞、筋肉、肝臓に蓄積され、必要に応じて分解されてエネルギーとなりますが、中鎖脂肪酸は消化吸収が4倍も早く、肝臓に直接運ばれて早くエネルギーになり、内臓脂肪の蓄積を減らす作用があります。
チアシードはアステカ族が古来より常用してきたミント種に属する植物種子で、ω(オメガ)3脂肪酸が23%と食品の中では極めて含有量が高く、血管保護、血流促進などの作用があります。このほか、食物繊維、たんぱく質、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、抗酸化成分が豊富に含まれています。34%も含まれている食物繊維のうち水溶性食物繊維の割合が高く、胃の中で水分を吸ってゲル状(ゼリー状)になり、約14倍にも膨らみます。そのため胃が膨らむことで腹持ちがよく、吸い込まれた水分は胃の中から徐々に腸に送られていくことから、水分が急激に失われることがなく、ランニングフードとも呼ばれています。また、水溶性食物繊維は脂肪の吸着力も強く、これらの機能によって中性脂肪値、血糖値、血圧の降下の作用があります。一般のチアシードは黒いものですが、脂肪の吸着力と保水性が高いことが知られる白いサルバチアもあります。

リスク管理というと、想定されるリスクが起こらないように、リスクの原因を明らかにして防止策を実施することをいいます。それと同様に使われることがある危機管理は、危機が発生したときにマイナスをできるだけ小さくして、できるだけ早く危機状態から脱することを指しています。私が国や、その出先機関、関連団体のためにやってきたのはリスク管理のほうです。危機管理のほうは専門のアドバイザーがいて、どのように会見を開いて、どんなふうに謝ればよいのかまで教えてくれるので対処法の正解もあり、料金づけもしやすくなっています。
ところが、私がリスク管理に関わったときには「予算にない」ということで(今にして思うと本当か?とも思うのですが)、ギャラなしでリスクの洗い出し、対処法などを次々と出していました。その見返りは、国が関連する団体を紹介してもらって、広報などの仕事をさせてもらったことです。
リスク管理といっても役所には専門の担当もいて、私が関わってきたのは、担当が出してきたリスクのほかにリスクがないのかを“重箱の隅をつつく”ような粗探しだけでした。それでも需要があったのは、妙なところを突っ込まれて評判を落とすようなことを下げるためでした。政治も行政も国民の信頼があってこそ成り立つもので、評判を落としたら本来の仕事がしにくくなります。
何もコロナ対策やオリンピックのボランティアの弁当の廃棄のことを言っているわけではなくて、制度の弱点、法の抜け穴を掻い潜って悪いことを企んでいる人が考えそうなことをリストアップして、それをさせないためのチェック項目を示すことです。今のように特殊詐欺が横行していない時代だったので、その手の仕事は経験していません。経験した中で強く記憶に残っているのは、健康食品の販売会社の手口の洗い出しで、こんなにも手口があるかと驚かれるくらい徹底した調査でリストアップしました。
そのおかげで、サプリメントのアドバイザリースタッフ制度ができたときに、法律講師をさせてもらい、機能性表示制度の立ち上げのときにも委員に加わらせてもらいました。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)