投稿者「JMDS」のアーカイブ

広く健康に関わる記念日について紹介します。

12月13日 太田胃散が胃を酷使する忘年会シーズンに合わせて胃に(12)胃酸(13)の語呂合わせで「胃に胃酸の日」と制定。東和総合サービス(大阪府大阪市)が正月事始め・煤払いの日に合わせて「大掃除の日」と制定。毎月13日は「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)。

12月14日 バウムクーヘンのカウカウフードシステム(大阪府大阪市)が川村信子(マダム信子)会長の誕生日にちなんで「マダムシンコの日」と制定。毎月14日は「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)。

12月15日 1925年12月15日に遊覧バスが初めて運行したことにちなんで「観光バス記念日」と制定。イセ食品(東京都千代田区)が木が3つで森になることから第3木曜日を「森のたまごの日」と制定。

12月16日 1875年12月16日に初めての製紙工場創業にちなんで「紙の記念日」に制定。毎月16日は「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)。

12月17日 明治がブルガリアヨーグルトの発売日の1973年12月17日にちなんで「明治ブルガリアヨーグルトの日」と制定。ライオンが年末の掃除や洗濯の準備を始めるのが12月の第3週が多く、取り組みやすい土曜日を「大洗濯の日」と制定。毎月17日は「減塩の日」(日本高血圧学会)、「森のたまごの日」(イセ食品)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)。

12月18日 亀屋万年堂が和菓子のナボナの発売日の1938年12月18日にちなんで「ナボナの日」と制定。毎月18日は「防犯の日」(セコム)。

12月19日 長野県松本市、松本大学、JA松本ハイランド、JA松本市が連携して12月、1月、2月の食(19)の語呂合わせで「信州・まつもと鍋の日」と制定。毎月19日は「食育の日」(食育推進会議)、「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)。

筋肉を増やしてエネルギー代謝を高めるためには、たんぱく質の摂取が重要になります。筋肉を増やしやすいたんぱく質は必須アミノ酸の種類と量が充分に含まれている食品で、これは“良質なたんぱく質”と呼ばれています。これに該当するのは、肉、魚、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品です。

この中でも筋肉を増やそうとする人が多く摂っているのは肉です。人間の筋肉は動物性のタンパク質で、それに近い組成となっているのは肉だからです。(たんぱく質は食品に含まれているもの、タンパク質は身体を構成するものと使い分けています)

肉は筋肉を増やすために最良であったとしても、脂肪が多く含まれています。魚には脂肪は多いものの、魚の脂肪は不飽和脂肪酸が多く、これは動脈硬化のリスクを下げる作用があります。肉に含まれる脂肪は飽和脂肪酸で、逆に動脈硬化のリスクを高める作用があります。

脂肪はエネルギー量が高く、1gあたり約9kcalもあるのに対して、糖質とたんぱく質は1gあたり約4kcalと2倍以上のエネルギー量となっています。そのために脂肪が多い食品を食べ過ぎると、どうしても摂取エネルギー量が増えてしまいます。

ダイエットを考えると脂肪の摂取量は少ないほうがよいように思われるかもしれませんが、体内で代謝させてエネルギーを多く作り出すことで、そのエネルギーを使って筋肉を増やすことを考えると、エネルギー量が多い脂肪は有効な食品となります。脂肪を多く摂って、エネルギーを多く作り出すためには、細胞のエネルギー産生の小器官であるミトコンドリアに多くの脂肪酸を取り込まれることが必要です。

脂肪酸がミトコンドリアに取り込まれるためには、脂肪酸はL‐カルニチンと結びついてミトコンドリアの膜を通過する必要があります。肉にはL‐カルニチンが多く含まれているものの、脂肪も多く摂取することになるので、それが気になる場合にはL‐カルニチンはサプリメントでの活用を考えることです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

血液中の中性脂肪はブドウ糖と並ぶ重要なエネルギー源です。中性脂肪は分解されて脂肪酸となります。体内では普段から脂肪酸とブドウ糖を使って活動のためのエネルギーを作り出しています。

個人差はあるものの、平常時にはブドウ糖60%:脂肪酸40%くらいの割合で使われています。脂肪酸は中性脂肪の構成要素で、グリセライド1個に脂肪酸3個が結びついたものが中性脂肪です。

運動をしたときには、すぐに大量のエネルギーが必要になるので、代謝しやすいブドウ糖を多く使います。そのため、エネルギー配分はブドウ糖80%:脂肪酸20%くらいに変わります。

しかし、ブドウ糖は10~15分間しか大きなエネルギーにはならないため、その時間を過ぎると脂肪酸へと主に使用するエネルギー源が切り換わります。エネルギー配分ではブドウ糖35%:脂肪酸65%くらいになります。

血液中の中性脂肪が多い場合には、10~15分間を超える運動時間が必要で、できれば30分間以上のウォーキングをするようにします。

有酸素運動は30分間続けることで、15~20分間、脂肪代謝を盛んにできるわけですが、30分間のウォーキングの時間が取れないときには10分間のウォーキングを1日に3回行うことでも同様の効果が期待できます。

10分間のウォーキングでは体脂肪の減少が少ないように思われるかもしれませんが、そのときにも脂肪酸が20%ほどは使われています。それに加えて、運動を終えてからも筋肉の中にある脂肪分解酵素のリパーゼが働いている30分間ほどは脂肪酸が代謝し続けています。

1日に1回のウォーキングよりも、3回に分けて歩いたほうが運動後の脂肪減少の機会が3倍になっているので、中性脂肪の減少に、それほど大きな差は出てこないわけです。

ウォーキングによって、内臓脂肪がエネルギーとして使われやすいのは全力で運動をしたときの50~60%の負荷がかかった状態です。歩くスピードとしては、スタスタという感じで、腕を前後に大きく振りながら、歩幅も広くする歩き方が、これに当たります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

細胞のミトコンドリアのTCA回路で、エネルギー源(ブドウ糖、脂肪酸)から変化したアセチルCoAという高エネルギー化合物からATP(アデノシン三リン酸)が発生するということを前回紹介しました。

エネルギー源は一般にはブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸だと紹介されています。これは私たちの講習でも基本として話していることですが、アミノ酸を外したのは、アミノ酸は身体を構成したり、重要が働きをする酵素やホルモン、神経伝達物質などの材料となるので、エネルギーにならないほうがよい、という考えがあるからです。

だから、ダイエットや健康維持のために、ブドウ糖が含まれる糖質や、脂肪酸が含まれる脂質を減らそうとして、それが行き過ぎることがないように注意喚起もしています。

TCA回路で発生するATPがエネルギーのように思われることがありますが、ATPはエネルギー物質であって、エネルギーそのものではありません。エネルギーはATPからADP(アデノシン二リン酸)に変化するときに発生します。

ATPはアデノシン(塩基と糖が結合した化合物)に3分子のリン酸が結びついた形をしています。そこからリン酸1分子が離れて2分子のリン酸が結びついたものがADPです。

ATPはTCA回路で突然発生するものではなくて、ADPにリン酸1分子が結びついてATPに変化しています。TCA回路では、ADPにリン酸1分子を結びつけて、ATPにするために、複雑な生化学反応を起こしていることになります。

多くのエネルギーが必要な状況になると、ADPからリン酸1分子が離れて1分子のリン酸が結びついたAMP(アデノシン一リン酸)にも変化します。このときにもエネルギーが発生します。

ATPからADPに変化するときには7.3kcalのエネルギーが発生するとされています。わずかな量ですが、これが繰り返されることで身体に必要な多くのエネルギーが作り出されているわけです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

2か国の争いが世界的な食糧需給を狂わせ、急激な円安のために周辺の強国に買い負けして、価格上昇を止められない時代になっています。健康づくりの基本中の基本である食糧が手に入らないことには、これまでの健康づくりの手法を、そのまま続けてよいのかという疑問も湧いてきます。

ひょっとすると、私たちが続けてきた研究も指導も、まったく役に立たなくなる時代が迫っているのではないという危機感から考えていることがあります。

食糧は遠くの国から運ぶだけでなくて、国内流通でも高騰した燃料費が影響してきます。近くで採れる農作物、魚介類なら途絶えることはないと思いたいところですが、農機具を動かすのにも漁船を動かすのにも燃料が必要です。燃料費の高騰は、ほしがる国、人が多い国で起こることで、ほしがるのは人口が増えて、生産力が高い国です。

現在の世界人口は、2022年11月15日に80億人に達しました。2023年にはインドの人口が中国を超えて世界1になると予測されています。そのときの人口はインドが14億1823万人、中国が14億1196万人となり、この2か国で世界人口の35%を超えます。インドと中国だけで、3分の1以上の人口を占め、しかも経済力が大きく延びているので、燃料も食料も大きく増えることは容易に想像ができます。

今後、人口が増えるのはアフリカで、2050年には世界人口は97億人になり、そのうちアフリカは25億人にもなると予測されています。現在のアフリカの人口は12億人ほどなので、いかに急速に増えていくかがわかります。2100年には38億人を超えて、世界人口の3分の1を占めるとされています。

アフリカでは食料を増やすための活動が盛んに行われています。それならアフリカは自前で賄ってくれるのかというと、食料増産に資金を投入して、生産のための人まで出して、生産された食料の一部を自国に送ろうとしている国があります。誰もが想像がつく中国のことです。

それに対して日本は遠くから見守っているだけということでは、食料流通を押さえられたために崩壊しかねません。アメリカに食料を押さえられて崩壊した旧ソ連の二の舞は犯さない覚悟が必要です。

現在のロシアの平均寿命は男性が68歳、女性が78歳となっています。平均寿命が極端に短くなるようなことが起こらないようにするには、まずは食料の確保が重要なはずですが、現在の日本の食料自給率は生産額ベースで66%、カロリーベースでは38%でしかありません。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

いつやるべきなのかと問われたときに、「今でしょ!」と言うのは今ではギャグと捉えられてしまいがちですが、今まさにやらなければいけない状況で背中を押すために使うには的確な言葉です。

“今でしょ!”と言うべきタイミングは、本来はベストタイミングであるべきで、力を注いだのに、実はタイミングが合わなかった、少し前であったりピークを過ぎていたということでは効果が現れにくいだけでなくて、モチベーションにも関わってきます。

待ちに待ったベストのタイミングが訪れたときに、「潮時だ」と言ったら、前進するどころか退散の準備を始められたということを経験したことがあります。「そろそろ潮時」と言われると、もう頑張らずにストップしよう、引き返そうという意味だと思われているのでしょうが、なにも「そろそろ終わり」と言っているわけではないのです。

機運が盛り上がってきて、いよいよ本気になって進もう、アクセルを一気に踏み込むタイミングと思って掛け声をかけたのに、ブレーキを踏まれるようなことになったら、進むものも進まなくなり、健康づくりの機会を逃すことにもなります。

辞書の最高峰の広辞苑には、潮時は「あることをするための、ちょうどいい時期。好機。時期。」と書かれています。潮の満ち引きの満ちている絶好のタイミングのことで、引いている波のときには進みにくいということで、船を漕ぎ出す好機が潮時なのです。

多くの人が誤用をしていれば、いつの間にか正しい使い方とされるという考えもあるものの、文化庁の「国語に関する世論調査」によれば、正しい使い方をしているのは60%を超えていて、誤用は35%ほどということです。

潮時を退散の意味で使うのは、まだ間違いであり、潮時を逃してはいけない、まさに「今でしょ!」の勢いで健康づくりには取り組んでほしいのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害児への支援は、発達障害者支援法に従うなら、第一義的には国や地方公共団体(自治体)の責務となっていることから、“公助”が期待されます。しかし、国も自治体も、すべてを頼ってよいような状況ではありません。

それは人員的にも予算的にも限界があるからで、今後の超高齢社会への対応には、さらに大きな負担が必要となり、“公助”では望むような発達障害児の支援は得られないのは明らかです。

発達障害者は社会に頼る存在ではなく、高齢化や少子化が急速に進む中にあっては、むしろ社会参加する大切な人材と考えられています。

発達障害は生涯にわたって特性が継くものの、発達障害者支援法が示す早期発見、早期支援が充実して、脳機能の改善が功を奏する未就学児への機能訓練も可能です。それを担っている発達障害児支援施設は、福祉の分野での公的支援によって実施されていますが、数的にも内容的にも充分といえる状況ではありません。

発達障害児の3分の2ほどは通所による支援を受けられない数的な状況から、家庭での支援が重要となるものの、家庭でできることには限界があり、子どもの発達の基盤となる栄養摂取についても充分とは言えない状況です。

このようなことから、当事者(発達障害児と保護者)や当事者を取り巻く方々(親戚縁者や知人、地域の方々)が協力しあって発達支援に取り組む“共助”が求められる状況です。共助であっても部分的な公助(会場の提供や募集の広報など)は必要で、上からの支援を期待するだけのピラミッド型ではなくて、下から多くの参加者が支える“お神輿型”の活動が期待されています。

その期待に応える活動をするために、広い視野と行動ができる組織が必要との考えから、新たな発達支援の行動を起こそうとしているのです。
〔発達支援推進協議会 小林正人〕

脂肪と一般に呼ばれるのは中性脂肪で、貯蔵型の脂肪のことです。人間の身体の脂肪細胞の中に蓄積されているのは中性脂肪で、動物食品に含まれる脂肪も中性脂肪です。中性脂肪はグリセリドという脂肪に、脂肪酸3個が結びついた形をしています。

食品で摂った中性脂肪は、そのままの形では小腸から吸収されることはありません。そのため消化液によって脂肪酸に分解されてから吸収されます。体内でエネルギーとして使われなかった脂肪酸は、肝臓で中性脂肪に合成されてから脂肪細胞の中に取り込まれます。そして、脂肪酸が体内で不足したときには、脂肪細胞の中の中性脂肪が分解されて、脂肪酸が血液中に放出されます。

食事経由の脂肪酸も、脂肪細胞から放出された脂肪酸も、全身の細胞に取り込まれて、細胞の中にあるエネルギー産生の小器官であるミトコンドリアに入って、エネルギー化されます。ミトコンドリアの膜を脂肪酸が通過するときにはL‐カルニチンと結びつく必要があります。

L‐カルニチンは生命維持の重要な成分ということで、必須アミノ酸のリシンとメチオニンを材料に肝臓で合成されているのですが、合成のピークは20歳代前半で、年齢を重ねるほど合成量も体内の保持量も減っていきます。そのことが加齢による代謝の低下を起こしているのです。

体内で合成されるL‐カルニチンが大きく不足するために身体に異常が起こる疾患にカルニチン欠乏症があります。これは筋肉壊死、ミオグロビン尿、脂質蓄積性ミオパチー、低血糖、脂肪肝、筋肉痛、極度の疲労、心筋症を伴う高アンモニア血症を起こすもので、その改善のために使われる医薬品の成分がL‐カルニチンです。

2001年まではL‐カルニチンは医薬品の成分としてしか使うことができなかったのですが、2002年に食品の成分としても使うことが許可されました。そのおかげで今はエネルギー代謝促進のサプリメントとしても活用することができるようになりました。

〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

筋肉を強化する運動というと白筋を刺激する無酸素運動という印象があるのですが、赤筋を刺激する有酸素運動によっても筋肉を強化することができます。ただし、一般に有酸素運動とされるウォーキングやジョギング、エクササイズなどを漫然とやっていても、その効果はなかなか高まってくれません。

筋肉を強化するためには、身体に強めの負荷がかかることが重要ですが、歩くだけでも筋肉を強化することができます。そのメカニズムについて、紹介していきます。

有酸素運動は、酸素を取り込みながらエネルギー代謝を盛んにしていく運動です。細胞内のエネルギー産生器官のミトコンドリアのTCA回路では酸素を用いて、ブドウ糖や脂肪酸をエネルギー源として代謝が行われています。

TCA回路でブドウ糖と脂肪酸を代謝した結果として、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作られます。ATPからリン酸が1個外れてADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギーが発生します。身体に負荷が高まるウォーキングをするとADPから、さらにリン酸が1個外れてAMP(アデノシン一リン酸)になりますが、そのときにAMPキナーゼという酵素が発生します。

AMPキナーゼには、細胞にブドウ糖を取り込む働きをするGLUT4(グルコース輸送体)が細胞膜に移動して、ブドウ糖を効果的に取り込ませる働きがあります。これによって多くのエネルギーが発生するようになります。

通常はGLUT4を移動させて、ブドウ糖を細胞に取り込む働きをさせているのは、膵臓から分泌されるホルモンのインスリンです。インスリンが不足すると全身の細胞へのブドウ糖の取り込みが低下して、血糖値(血液中のブドウ糖の値)が下がりにくくなります。

ところが、有酸素運動をすると、このメカニズムによって血糖値が降下します。血糖値が降下すると、肝臓で脂肪合成するインスリンの分泌量が減少するために血液中の中性脂肪の減少にもつながります。糖尿病になると、食事療法とともに運動療法が指導されますが、これは運動によってAMPキナーゼを多く発生させて、インスリンが不足した状態でも血糖値が下げられるようにするという意味もあるのです。

それと同じ結果が得られるのは、最大酸素摂取量(全力運動)の60〜70%の強度の運動をしたときです。体力があり、負荷が高まっても耐えられる人の場合には、かなりの運動が必要になります。ところが、体力が低下してきた人の場合には、それほど負荷がかかる運動でなくてもAMPキナーゼを多く発生します。その最大酸素摂取量の60〜70%は早歩きのレベルの運動量なのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

歩くスピードは、普通の速度(時速4~5km)でも10分間も歩けば、ブドウ糖を盛んに代謝させる効果があります。しかし、もっと効果を高めるためには速歩がすすめられます。速歩は一般には普段の歩き方よりも20%ほど速く歩くスタスタ歩きのことを指します。

時速にして7km以上になりますが、少し息が弾むような速歩でもジョギングに比べて30%ほどエネルギー消費が少ないだけです。つまり、速歩で10分間も歩いたほうが血管への負担も少なく、エネルギー代謝効果が高いということです。

運動を行う時間帯としては、血糖値が上昇した食後1時間から2時間後に行うのが最も効果的です。とはいえ、運動は時間帯に限らず行ったほうがよいので、食後に時間が取れない人は、できるときに行うようにします。

血糖値が高めの人には、ウォーキングなどの持久運動のほかに、筋肉をつけるための強化運動も指導されることが多くなっています。

血糖値が高い人は、筋肉細胞にブドウ糖を取り込んでエネルギーとする力が弱くなるため、ブドウ糖の代わりに脂肪酸もエネルギーとして使われるようになります。

そのために糖尿病まで進むと脂肪酸がエネルギーとして使われるために、だんだんとやせてきます。また、筋肉に蓄えられているたんぱく質もエネルギーとして使われるために、筋肉が衰えていくようになります。

糖尿病予備群と呼ばれる血糖値が高い状態では、筋肉が急に減っていくようなことはないものの、筋肉への負荷が低下すると徐々に筋肉が衰えていくことになります。

ブドウ糖は筋肉で多く使われているため、筋肉の量が増えることは、それだけブドウ糖が筋肉に取り込まれることになり、血糖値も下がりやすくなります。

筋肉の能力というと瞬発力と持久力があげられますが、もう一つの筋代謝力が注目されています。これは筋肉がブドウ糖や脂肪酸を代謝させる能力のことで、有酸素運動を続けることで高まっていきます。筋代謝力を高めるためにもウォーキングは有効です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕