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日本メディカルダイエット支援機構は、NPO法人の名称に「メディカルダイエット」とつけていることもあって、「メディカルダイエット」を冠した資格認定を実施しています。勝手に実施しているわけではなくて、NPO法人の認証を内閣府に申請したときに、活動内容を100%公益事業にして、公益事業で収入を得てよいのが教育と情報発信だけに制限され、その代わりにメディカルダイエットの資格認定ができることになりました。

もう15年以上前のことです。資格認定を始めたのは10年前からですが、今年になって岡山で新たに「メディカルダイエットアドバイザー」の資格認定を再開しました。

日本メディカルダイエット支援機構のサイトでは、「メディカルダイエット」のコーナーがあって、300本のコンテンツを掲載しています。そして、新たにメディカルダイエット講習を始めるにあたって、「Medical Diet」のテーマで連載を始めました。今回で142回目ですが、まだまだ続けていきます。

というのは、「Medical Diet」はメディカルダイエットアドバイザー講習の広報と受講者のサポートの意味で始めたものだからです。サイトの構成がよくないので、新たなコーナーを設けることができず、「最新情報」のバックナンバーに詰め込んであります。最新情報には他のコンテンツを入れていて、今の段階で4100本を超えています。

それでは探しにくいということで、必要な方には関心があるところだけをピックアップして見ることができるようにするサービスを行っています。

ダイエットや健康に関わる情報は、更新が早いので、メディカルダイエット講習で学んだことは古くなることがあります。講習で学んだことをベースに日々の生活の中で学ぶことのほうが多いので、情報発信が重要との考えからです。始めたら止まらなくなるのがダイエット講習の宿命と考えて、私の体力と気力が続かなくなっても情報発信が続く仕組みを構築しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

広く健康に関わる記念日について紹介します。

9月13日 毎月13日は「一汁一菜の日」(一汁一菜ぷらす・みらいご飯)、「お父さんの日」(ヤクルト本社)、「登山の日」(ICI石井スポーツ)。

9月14日 ニュージーランド産のキウイを輸入販売するゼスプリがグリーンキウイフルーツを感謝と健康を気づかう気持ちを込めて贈る日として「グリーンデー」と制定。ホイッスル三好(東京都杉並区)がスーラータンメンの生みの親の三好比呂己代表の母親の三好コト子の誕生日にちなんで「揚州商人スーラータンメンの日」と制定。ホワイトデー(3月14日)から半年後は「コスモスの日」で、愛情、真心、調和などの花言葉のコスモスの花を添えたプレゼントをお互いに贈る日。プレジデント社が、く(9)い(1)し(4)んぼうの語呂合わせで「食いしん坊の日」と制定。毎月14日は「丸大燻製屋・ジューシーの日」(丸大食品)。

9月15日 日本ひじき協議会が旧敬老の日を「ひじきの日」と制定。敬老の日は9月20日になったが、健康で長生きを願って、ひじきを食べてもらう日としてPRイベントを実施。フジパンが1975年9月15日に食パンのミミを落として中身をはさんで圧縮したスナックサンドを初めて販売したことにちなんで「スナックサンドの日」と制定。石狩鍋復活プロジェクトあき味の会が石狩で鮭が捕れる時期で、く(9)い(1)ご(5)ろの語呂合わせで「石狩鍋記念日」と制定。日本アクティブコミュニティ協会がレク(09)リエーションかいご(15)しの語呂合わせで「レクリエーション介護士の日」と制定。

9月16日 ブラジルに移住した日本移民がアサイーの栽培に尽力したことから、日本移民が到着した1929年9月16日にちなんで「アサイーの日」と制定。十勝スロウフード(北海道清水町)が牛(9)とろ(16)の語呂合わせで「牛とろの日」と制定。毎月16日は「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)。

9月17日 日本イタリア料理協会がイタリア語で料理を意味するクチーナを917と書き換えて、「イタリア料理の日」と制定。毎月17日は「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)。

9月18日 日本かいわれ協会が、かいわれ大根のPRを始めた9月と、1と8を組み合わせるとかいわれ大根の姿に似ていることから「かいわれ大根の日」と制定。日本心・血管病予防会が敬老の日の前日を「心・血管病予防デー」と制定。毎月18日は「防犯の日」(セコム)。

9月19日 積水ハウスが育児休業を促進するために育児(19)と休(9)の語呂合わせで「育休の日」と制定。JAあいち経済連が、いちじくの出回り時期(7〜10月)で、いち(1)じく(9)の語呂合わせで「愛知のいちじくの日」と制定。毎味水産(愛知県西尾市)が敬老の日に海老を食べる食文化を提案するために「海老の日」と制定。毎月19日は「食育の日」(食育推進会議)、「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリームの日」(モンテール)、「クレープの日」(モンテール)。

バランスのよい食事とは、たんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)が、それぞれ理想的な摂取割合になっていることを指しています。エネルギーを構成する三大栄養素(エネルギー源)のバランスはPFCバランスと呼ばれます。

成人の理想的なバランスは、P(たんぱく質:protein):13~20%、F(脂質:fat):20~30%、C(糖質:carbohydrate):60~70%の範囲とされています。

エネルギーの単位はkcal(キロカロリー)であり、食品のエネルギー量の合計は三大栄養素を摂取した合計ともなっています。しかし、食品の摂取割合は重量(g)で表されることが多く、重量からエネルギー量は把握しにくいところがあります。

たんぱく質は1gが約4kcalに相当します。脂質は1gが約9kcal、糖質は1gが約4kcalとなっています。ちなみに、アルコール1gは約7kcalです。

このため、わかりやすくするために、三大栄養素をエネルギー量(kcal)に換算して、3種類の比率をパーセントにしたものがPFCバランスとなります。

自分が食べている食事量は、100kcalの分量で確認することができます。主食、主菜、副菜、油に分けて、1日に食べている食事量を100kcalに当てはめて、その該当数から1日に食べている摂取エネルギー量を確認します。

主食:ご飯1/2杯、赤飯1/2杯、もち小1個、そば1/3玉、うどん1/3玉、中華めん1/3玉、スパゲッティ1カップ、パン10枚切り1枚、ポテト中1個

主菜:肉1切れ、魚1切れ、卵1個、豆腐1/2丁

副菜:サラダ1皿、野菜1皿、小鉢1個、味噌汁1杯

副菜(乳製品):牛乳1カップ、乳製品1個(ヨーグルト1カップ、乳酸菌飲料1カップ)

副菜(果物):果物1個(リンゴ中1個/かき大1個/みかん中3個/もも中2個)
油:大さじ1杯 ※通常の使用は大さじ1杯として杯数をチェック

(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

食生活チェック表には、より正確な判定と指導ができるように、生活習慣病のチェックも判定項目に入れています。これは生活習慣病の患者や予備群の人にとって、摂りすぎを控えるように指導される食品を示すのが一つの目的となっています。

生活習慣病のリスクを高める食品は減らすのが原則であっても、減らせば解決するということではありません。実際に生活習慣病で治療をしている人の場合には、栄養指導に従って注意をしている結果ということもあるので、そのことについて食事内容と生活習慣病について照らし合わせながら会話ができるツールとしています。

生活習慣病は医薬品を使う段階まで進んだからといって、食事に注意しなくてよいというものではありません。生活習慣病の多くは、食事の改善が治療の前提となっています。中でも糖尿病は食事療法と運動療法が前提となっていて、その両方が実施された上で、まだ数値(血糖値とヘモグロビンA1c)が改善されていないときに医薬品(血糖降下剤)が処方されます。

医薬品を使っているから、もう安心して好きなものを、好きなだけ食べてもよいというわけではないのです。それなのに、生活習慣病の予防のために心がけなければならないことを、医薬品を飲んでいるからと安心して、元の通りの食生活にしている人がいるのも事実です。

血糖値が高めでも治療の範囲まで進んでいない糖尿病予備群では食事療法が実施されていないことはあっても、糖尿病と指摘された人は治療が必要で、食事療法の指導もされているはずです。指導をされて、その通りに実施している人がいる反面、指導をされても実施していない人がいるのも事実です。

食生活チェック表の結果を見ながら、指導をされているのか、指導通りにしているのかどうかなどを聞きながら、実際の食事内容についての指導をすることになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

結婚して原宿の一族に加わったときに、急に買い物に困ったことを覚えています。それまで住んでいたのは吉祥寺の近くで、大手のスーパーもデパートもあったので、少なくとも着るものを買えなくて困るということはありませんでした。突然に喪服が必要になり、白いワイシャツと黒いネクタイが必要になっても問題はありませんでした。

原宿はファッションの街で、ほしいものは何でもある街だということは聞いていたのですが、実際に住んでみると「服屋がない」と印象でした。もちろん服屋がないということはなくて、近所を歩いても服屋だらけです。原宿の住民になってから、テレビや雑誌のショップ情報が急に増えました。新規オープン、新発売などの情報は毎日のように原宿から表参道などを歩いていたので、最新情報の宝庫でした。

しかし、ファッション関係の店をメディアに紹介するために一緒に行動するときに、普段着ではふさわしくないところもあって、自分の服を買おうとしても、若者向けのショップばかりです。なんとか着られるようなデザインのものはあっても、サイズが若者向けなので合わないということで、隣駅の渋谷、逆方向の2駅先の新宿まで買いに行かなければならない、安めの服を買うにはもっと遠くまで行かなければならないという状況でした。

近所の方に聞いたら、以前は住民のための衣料店もあったとのことですが、すべて若者向けの店に変わっていました。のちになって、エディー・
バウアーのショップがオープンして、アウトドアファッションなのに年齢に関係なく、おしゃれに着られるということで、なんとか上着には困らなくなったのですが、下着の類は遠くに買いに行くという状況が続きました。

東京にいたときにはエディー・バウアーを基本にしていたのですが、岡山に移住を決めたときにも倉敷にショップがあるというのが決め手の一つにはなっていました。ところが、エディー・バウアーが2021年の年末に日本から撤退してしまったので、全国のどこにいても買えなくなりました。輸入するという方法はあるものの、日本のエディー・バウアーは日本人の体型に合わせたもので、海外のものは日本人にはフィットしません。私にとっては「どこにも服屋がない」という状況になってしまいました。

エディー・バウアーが再オープンするという情報に、岡山に店ができるのか、気にして情報収集をしているところです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

医療機関を受診して検査を受けた結果(検査数値の記録、レントゲンやCTスキャン画像など)は、医療機関が保存するのは当たり前のように考えられています。同じ医療機関に通うのに、いちいち検査結果を持って行くということを考える人はいないかもしれません。ところが、アメリカの制度を知ると、常識として考えていたことが実は非常識だったということに気づくかもしれません。

検査結果を預かるのは医療機関のサービスという感覚かもしれませんが、預かられてしまうと、それを持って自由に他の医療機関に行くことができなくなります。自分のお金で検査をして、自分の結果であるのだから、自分で管理したいという気持ちがあっても、医療機関は簡単には検査結果を渡してはくれません。

その理由として、患者や家族が紛失してしまい、最高レベルの個人の情報である医療情報が流出することを防ぐという考えもあるのですが、医療機関ごとに検査をすることを国が認めていることが大きく影響を与えています。“検査をするほど利益があがる”と揶揄されるような制度になっているのです。

セカンドオピニンという制度があり、一つの医療機関で納得のいく治療法が示されなかった場合には、他の医療機関の医師に診断や治療方針の相談をすることを指しています。このセカンドオピニオン(第二の意見)を受けるためには、現在の主治医に伝えて、紹介状と検査結果のデータを出してもらうことになります。セカンドオピニオンを快く思っていない医師の場合には、自分で医療機関を探して、同じ検査を受けなければならないことになります。

アメリカでは“自分のお金で検査した自分の結果は自分のもの”という考えが浸透しています。検査結果を持って他の医療機関に行くのも自由です。というのは、アメリカの医療費は定額払いであるため、どの医療機関で治療を受けるかは患者が自由に選ぶことができます。検査結果を持って、それぞれの医療機関で、どのような治療が受けられるのかを知ってから選択するということが当たり前になっています。

ここが日本とアメリカのセカンドオピニオンの決定的な違いとなっています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

免疫を高めるためには多くのエネルギーが必要で、そのエネルギー源は糖質(ブドウ糖)と脂質(脂肪酸)です。全身の細胞は60兆個とされていますが、これは全身を構成する細胞だけでなくて、血液中を流れる赤血球と白血球も含まれています。

赤血球は1ℓあたり500万個とされていて、血液量は体重の13分の1なので60kgの人の場合は4.6ℓとなります。これで計算すると2300万個です。白血球は1ℓで400万〜900万個なので、全体で1840万〜4140万個です。60兆個と比べたら、わずかな数でしかないことになります。

全身の細胞にはエネルギー源を取り入れて、エネルギーを作り出すミトコンドリアがあるので、赤血球にも白血球にもミトコンドリアがあると思われがちです。しかし、赤血球にはミトコンドリアはありません。ミトコンドリアでは酸素を使ってエネルギー代謝を行っていますが、赤血球は酸素を全身に運ぶ役割をしているので、酸素が使われないようにミトコンドリアがありません。ということは、赤血球ではエネルギー代謝は行われていないということです。

免疫を司る白血球は多くのエネルギーが必要で、ブドウ糖と脂肪酸を材料にしてエネルギー代謝が行われています。ミトコンドリアにブドウ糖を取り込むときにはα‐リポ酸が、脂肪酸を取り込むときにはL‐カルニチンが必要になります。ともに体内で合成されていますが、そのピークは20代前半です。それ以降は年齢を重ねるにつれて合成量が減り、これがエネルギー代謝を低下させることになります。

特に重要なのは多くのエネルギー量がある脂肪酸の代謝で、エネルギー量はブドウ糖が1で約4kcal、脂肪酸が1gで約9kcalとなっています。そのため、L‐カルニチンが不足すると、白血球の中で作られるエネルギーが減り、白血球の活動も低下することになります。免疫は白血球が司っているので、どれだけのエネルギーが作り出されるかが免疫力の差になっているのです。

L‐カルニチンは以前は医薬品の成分でしたが、今では食品の成分としても認められて、サプリメントとして摂ることができるようになっています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

味覚は3歳児までに形成されると言われます。3歳までに味覚形成にマイナスとなる要素は減らしたいところですが、それとは逆に親や兄弟と楽しい雰囲気で食事をした、友達と一緒に食べたらおいしかった、配膳などの手伝いをしたら楽しく食べられた、といったプラス要素が加わると、これらのすべてを含めて食事をおいしく食べることができる能力が身についていきます。

子どものときの食事の内容は一生涯の味覚を左右することが多く、塩味が強い食事をしていると薄味では満足できなくなります。出汁の効いたうま味を味覚が発育する幼児期にあまり食べていないと、うま味を感じて薄味でもおいしく感じるという日本人の特徴とされる味覚が育ちにくくなります。

最近は油味という言葉が使われ、第六の味覚とされることがあります。これは脂肪を構成する脂肪酸に過敏に反応する味蕾細胞が、幼いときから脂肪を多く摂ることによって過敏に反応するようになった状態で、子どものうちはおいしく感じないとされる肉や魚の脂肪や、調味料としての脂肪が多い料理をおいしく感じるようになります。

脂肪はエネルギー量が高く、これをおいしく感じることは多くのエネルギー源を摂って活動に使うと同時に、体内に蓄積して飢餓状態に備える重要な能力ともなっています。この能力は成長期から身につくものとされていましたが、幼いときから脂肪が多く含まれる食品・料理を食べていることから早く反応するようになります。さらに、大人になってからも油味が甘味と同じように本能的に抑えにくくなり、生活習慣病の原因になることが指摘されています。

こういった味覚やおいしさの感覚の発育が成長とともに身につけることができないと、好き嫌いの感覚が強くなり、発達障害で特徴的にみられる極度な偏食が強く現れる要因にもなっていきます。

健康食品は法律の規制で、医薬品的な効能効果を述べることはできません。医薬品は疾病の診断、治療、予防に使われることが目的とされるものです。基本的には健康食品ではない一般の食品は、機能的なことは述べてもよいという判断が続いてきました。

例えば納豆や豆腐が業界をあげて健康機能のPRに励んでいたときには、納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶かす作用があるので血管の健康を保つ効果がある、納豆菌が腸内細菌の善玉菌の役割をするので腸の疾患の予防によい、ということは述べてきました。これを受けて、メディアが勝手に脳血栓症を予防する、脳梗塞を予防すると報道することにも規制はかかりませんでした。

健康食品は食品の一部であるものの、医薬品的な形状と医薬品的な使い方がされるので、一般の食品よりも厳しい目で見られてきたのは確かです。しかし、その傾向が一転したのは、機能性表示食品として一般の食品も機能を表示して販売できることになり、実際に食品のパッケージに機能性表示食品であることを表示して、その機能も表示して販売されるようになってからです。

機能性表示食品として販売するからには、健康食品と同じ厳しさで表示のチェックがされます。その一例ですが、バナナにも機能性表示食品があります。GABA(γ–アミノ酪酸)を1日に12.3mgを摂取すると血圧が高めの人の血圧を下げる機能があることが研究論文で発表されていることを根拠に、GABAを一定量含むバナナは機能性表示食品として消費者庁に届け出されています。研究論文を見ると、GABAを4週間継続摂取した結果であることがわかります。

バナナにはミネラルのカリウムも豊富に含まれていて、カリウムはナトリウムの排出を促進することから、ナトリウムが原因で血圧が上がっている人の場合には、血圧を下げる効果が期待されることになります。

ダイエットを始めると、腸内環境に変化が起こってきます。中でも食事の量を変えたときには、食べたものの結果として起こる便通が変わるのは当然のことです。この指導を初めて経験したのは、スポーツ選手の体重コントロールチームに参加したときのことで、対象者が若い女性であったので、生活を変えるだけでも腸内環境に影響を与えやすいからです。

そのときのチームに参加していたのは栄養科学、運動科学の専門家が中心で、エネルギーコントロールとエネルギー代謝には詳しい人たちでしたが、腸内環境については今ほど広くは研究されていなかった時期だけに的確に応えられる人がいなくて、お鉢が回ってきてしまいました。

食事の量が減ると、その中に入っている食物繊維が少なくなりがちです。食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に大きく分かれます。野菜の葉や根などに多く含まれている不溶性食物繊維は腸壁を指摘して便通を促進するとともに、便の量を増やすためにも必要です。ダイエットをしても減らすのは糖質と脂質が中心になるので、不溶性食物繊維が含まれる野菜類、根菜類などは減らさないのが原則なのに、減量をすると減る傾向があります。

もう一つの水溶性食物繊維は、海藻、きのこ、果物などに多く、水分を吸って膨らみ、便を柔らかくする作用があります。胃で余分となった糖質や脂質の一部を吸着して吸収されにくくする作用もあります。また、粘度が高いために糖質から分解されたブドウ糖が、ゆっくりと胃から小腸に運ばれることから血糖値の上昇を遅らせることができます。

ブドウ糖が多く、早く吸収されると血糖値が急上昇して、膵臓からインスリンが多く分泌されます。インスリンは取り込みのホルモンで、ブドウ糖を筋肉に取り込み、肝臓でのグリコーゲンと中性脂肪の合成を進めます。グリコーゲンはブドウ糖が結合した保存型の糖質で、筋肉に多く蓄積されます。中性脂肪は脂肪細胞の中に蓄積されます。

水溶性食物繊維は普通でも足りないので、食事量が減っても減らさない、むしろ増やさなければならないものです。しかし、減量をしているときには減る傾向があり、それが便通にも影響を与えてしまうのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)