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「石橋を叩いて渡る」という慎重さは大切なことであっても、慎重になりすぎて「石橋を叩いて渡らない」というもあり、中には「石橋を叩きすぎて壊す」「石橋を叩きすぎて渡れなくなった」ということも起こっています。

あまりに怖くなりすぎて余計なことをしてはいけないわけですが、その前兆が起こっているときには、一歩も二歩も先回りして行動を取ることが必要になることもあります。
携帯電話が何日も通じなくなったのは、わずか15分間の不具合が原因であったことがわかると、これは誰が悪いという話ではなくてシステムの問題だということがわかります。安全性を確保したシステムを構築するのには資金がかかります。その資金が当時の政権の意向を受けて料金値下げをしたために足りないということでは、目先の対策では通じないことになります。

このような事態も頭に置いて値下げを指示したのかどうか、ということですが、これが電気で起こったとしたら、携帯電話とは比較できない被害を想定しなければなりません。電気が通じなくなれば、電気を使っている、すべての設備が使えなくなります。通信というのは電話レベルの話ではなくて、例えば国防のシステムも交通システムも医療システムも電気で動いています。

身近なところでは、電気が通じなくなればレジが使えなくなります。そこで電卓を使って会計をしようとしても、今どきの電卓はソーラー電池なので暗い室内では使えません。スマホには電卓アプリがあるので、しばらくは計算ができても充電できなければ、じきに使えなくなります。そのときに頼りになるはずの算盤を使える人は、ほとんどいません。算盤が頻繁に使われていた時代には暗算を得意とする人もいたものですが、日本人の暗算能力は便利な計算機器が登場してから一気に低下しています。

こうなる日本の近代システムを、教育まで含めて考えておかないといけないという膨大な話になってしまいますが、常に最悪の事態を想定して、生き残るためのことを考えないといけないということを、思いがけない出来事が教えてくれています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ミネラルの鉄はエネルギー代謝の酵素の構成成分となるミネラルで、赤血球の色素成分であるヘモグロビンの成分として酸素の運搬、細胞への酸素の取り込み、老廃物の炭酸ガスとの取り替えの機能があります。体内では鉄は4~5gが含まれ、60%以上がヘモグロビンの中に存在して赤血球の酸素搬送に関わっています。残りは肝臓、骨髄、脾臓などに蓄えられています。

鉄が不足するとエネルギー代謝が進みにくくなるということで、成長期の子どもにもスポーツをする人にも生理がある女性にも重要なミネラルとなっています。

鉄はヘム鉄と非ヘム鉄の種類があります。肉類に多く含まれるヘム鉄は、野菜などに含まれる非ヘム鉄に比べると体内への吸収率は3倍以上となっています。食品では肉類、レバー、貝類、カボチャ種子などに多く含まれていますが、最近では野菜や穀類に含まれる鉄が減少していることが指摘されています。その原因としては土の中の鉄の不足と同時に、大量栽培が指摘されています。多くの野菜を育てるために土の中の鉄が多く取り込まれていることの影響です。

運動をするとエネルギー代謝を高めるために鉄が多く必要になります。そのために運動をするほど体内の鉄が減るようになります。鉄は赤血球の構成成分で、酸素を運ぶ役割があります。この酸素を使って、細胞の中のミトコンドリアでエネルギーを作り出すときにも、補酵素として鉄が必要になります。エネルギー代謝を高めてダイエットをするときには、鉄の補給も必要となります。

運動をすると他の理由でも鉄が不足するようになります。運動をして筋肉が増えていくときにも補酵素として鉄が必要になります。筋肉が増えていくときには鉄が必要になるということですが、鉄が不足していると筋肉を強化する運動をしても、思ったように筋肉がついていかないことになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

100kcal単位で食事量を考えるダイエット法では、菓子や嗜好品で摂ったエネルギー量を運動によって消費することを採用しています。菓子や嗜好品はダイエットの大敵として禁止するようなダイエット法があります。中でも糖質制限を重視するダイエット法では、菓子や嗜好品で摂った摂取エネルギーを、運動で消費すればよいという考え方はしていません。

それに対して100kcalダイエットでは、食べたいものを我慢するのはダイエットが長続きせずに、かえってよくない結果(リバウンドや生活習慣病の引き金になるなど)を招くことにもなりかねないとの考えから、菓子・嗜好品と運動でのプラス・マイナスでもよいとしています。もちろん、食べすぎをしてもよい、ということを言っているわけではありません。

この方法として、簡単に「基礎エネルギー + 菓子・嗜好品 - 運動」としています。
基礎エネルギーは1日に食べる食事での摂取エネルギー量で、これが1600kcalだとして、菓子・嗜好品で+100kcalなら、運動で-100kcalとなるようにします。

菓子の100kcalは、カステラ大1/2切れ、大福もち小1個、どら焼き大1/2個、シュークリーム小1個、ショートケーキ小1/2個、ドーナツ1/2個、ゼリー小1.5個、プリン1個、スナック菓子コーン系1/2袋弱、クッキー3枚、チョコレート小1/2枚、あんぱん小1個、キャラメル8個、アイスクリーム(普通脂肪8%)中1カップ、ソフトクリーム1個、シャーベット中1個となります。

嗜好品の100kcalは、清酒カップ1/2杯弱、ビールカップ1.5杯、ワイングラス1杯、焼酎25度カップ1/3杯、ウイスキー(43度)カップ1/5杯、ココアミルク大さじ5杯、コーヒー飲料1缶弱、コーラ1缶弱となります。

これに対する運動量は、一般には男性では、ゆっくり歩く22分、自転車13分、ジョギング7分、水泳3分、女性では、ゆっくり歩く27分 自転車17分、ジョギング8分、水泳3.5分としています。

100kcalの運動量については、個人差が大きいことから、それぞれの条件を計算式に入れ込みながら計算法があり、次回から紹介していきます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

脂質異常症のうち、LDLコレステロール値が高くなった場合は高LDLコレステロール血症と呼ばれます。

血液検査では、LDL(低比重リポ蛋白)とHDL(高比重リポ蛋白)の値が調べられます。LDLは一般には悪玉コレスロール、HDLは善玉コレステロールと呼ばれるものです。

コレステロールや中性脂肪は、脂肪であることから、そのままでは水に溶けにくい分子構造となっているため、親水性のタンパク質と結合してリポ蛋白として血液の中を流れています。コレステロールはLDLやHDLなどによって血液中を輸送されています。LDLはコレステロールを全身に運ぶ役割をしていて、HDLは血液中の多くなりすぎたコレステロールを肝臓まで運ぶ役割をしています。

LDLコレステロール値は、各人の状態(リスクの数)によって目標値が異なります。心臓病を起こしたことがない人(一次予防)で、LDL以外の危険因子がない低リスク群の場合にはLDLコレステロール値は160mg/dl未満、危険因子が1~2の中リスク群の場合には140mg/dl未満、そして、危険因子が3以上の高リスク群の場合には120mg/dl未満となっています。

心臓病を起こしたことがある人(二次予防)では、より厳しく管理して再発を防ぐために、LDLコレステロール値は100mg/dl未満とされています。これほどの差があるのは、それだけ動脈硬化のリスクが高いということです。

LDLコレステロール値は状態によって差はあるものの、どの段階においても、HDLコレステロール値は40mg/dl以上、中性脂肪値は150mg/dl未満となっています。

神経の働きは、全身に張り巡らされている神経細胞の中を神経伝達物質が通化することで盛んになっています。神経細胞は場所によって長さが数mmから1cmが通常です。最も長いのは大脳から脊髄まで伸びている神経細胞で、50cmほどの長さがあります。神経細胞の端にはシナプスという神経伝達物質を受け渡しする部分があり、シナプスは離れています。この離れた間を神経伝達物質が放出されて、もう一方のシナプスが受け取って、そこから先に情報を伝えていきます。

神経伝達物質の役割を果たしているのはカルシウムとアセチルコリンです。カルシウムは一般には骨や歯を構成するミネラルと認識されていますが、神経伝達には欠かせない成分です。骨の中に蓄積されていて、血液中で不足すると骨の中からカルシウムが溶け出て、これら神経細胞にも補われます。そのために神経伝達物質として不足することはないのですが、食事からの不足状態が長く続くと、骨の中の蓄積量が減って、神経伝達にも影響が出るようになります。

カルシウムの摂取量は、厚生労働省の国民健康・栄養調査の結果によると、多くの年齢で必要量に対して30%以上も不足しています。カルシウムは牛乳・乳製品、魚介類、大豆製品、野菜(小松菜、ほうれん草、モロヘイヤなど)に多く含まれています。乳製品が苦手な子どもも多く、肉は食べられても魚は食べられない、緑黄色野菜が食べられないという子どもも少なくはないので、どうしても不足しがちです。

もう一つの重要な神経伝達物質のアセチルコリンはホスファチジルコリンから作られるものですが、これは細胞膜の構成成分で、レシチンとも呼ばれています。レシチンは大豆や卵黄に多く含まれていますが、含有量は圧倒的に卵黄のほうが多くなっています。しかし、大豆にはアミノ酸のチロシンが含まれていて、これはノルアドレナリンやドーパミンといった神経細胞を活性化させる働きがあります。

これにもう一つ加えるべき栄養素としてDHA(ドコサヘキサエン酸)があげられます。DHAは青背魚(サバ、イワシなど)に多く含まれている不飽和脂肪酸で、神経細胞のシナプスの働きを高め、アセチルコリンを活性化させることが確認されています。「おさかな天国」という魚売り場で流されていた歌の“頭がよくなる”というのは、DHAの機能を指していたのです。

記念日8月30日〜9月5日
広く健康に関わる記念日について紹介します。

8月30日 地方卸売市場中津魚市場(大分県中津市)が8月からハ、3を回転させてm、0をoに見立てモとして「中津ハモの日」と制定。毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。

8月31日 食料品流通改善協会が、や(8)さ(3)い(1)の語呂合わせで「野菜の日」と制定。毎月31日は「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)。

9月1日 ゼスプリ社がキウ(9)イ (1)の語呂合わせで「キウイの日」と制定。ブレイブサークル運営委員会が、がん征圧月間の9月の初日を「大腸がん検診の日」と制定。カゴメが被災時に保存できる野菜は望菜(ぼうさい)と読むことから防災の日に合わせて「望菜の日」と制定。日本マテ茶協会がアルゼンチンで収穫祭が行われる9月1日を「マテ茶の日」と制定。宇治田原製茶場(京都府宇治田原町)が急(9)須で淹れるお茶で一(1)番親しまれるの語呂合わせと2003年9月1日に、こいまろ茶が発売されたことにちなんで「こいまろ茶の日」と制定。森永乳業が日本初の濃厚ギリシャヨーグルト・パルテノが発売された2011年9月一日にちなんで「ギリシャヨーグルトの日」と制定。毎月1日は「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜飯の日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)。

9月2日 那須塩原市畜産振興会が本州一の生乳生産地のPRのために牛(9)乳(2)の語呂合わせで「那須塩原市牛乳の日」と制定。船橋屋(東京都江東区)が、く(9)ず(2)の語呂合わせで「くず餅の日」と制定。第一勧業銀行(現みずほ銀行)が、く(9)じ(2)の語呂合わせで「宝くじの日」と制定。

9月3日 ポッカがクエン(9)酸(3)の語呂合わせで「クエン酸の日」と制定。もろみ酢公正取引協議会(沖縄県那覇市)がクエン(9)酸(3)の語呂合わせで「琉球もろみ酢の日」と制定。カリフォルニアくるみ協会が、く(9)るみ(3)の語呂合わせで「くるみパンの日」と制定。UHA味覚糖がグ(9)ミ(3)の語呂合わせで「グミの日」と制定。毎月3日は「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

9月4日 味のちぬや(香川県三豊市)が、く(9)し(4)の語呂合わせで「串の日」の日と制定。日本串カツ協会(大阪府大阪市)が、く(9)し(4)と、串カツを食って(9)幸せ(4)にの語呂合わせで「串カツ記念日」と制定。日本鯨類研究所が、く(9)じ(4)らの語呂合わせで「くじらの日」と制定。大分県豊後牛流通促進対策協議会が豊後牛100年を記念する2018年9月4日に県内統一ブランド・おおいた和牛を発表した日にちなんで「おおいた和牛の日」と制定。供養の日普及推進協会が供(9)養(4)の語呂合わせで「供養の日」と制定。毎月4日は「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

9月5日 クリーン・コール・デー実行委員会がク(9)リーンコ(5)ールの語呂合わせで「石炭の日(クリーン・コール・デー)」と制定。毎月5日は「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。

自閉症スペクトラム障害を理解するために、幼児期の特性について列記していきます。このことから保護者が気づいて、専門医に相談することで発見されることも多くなっています。

*視線が合わないか、合っても共感的でない

*表情が乏しい、または不自然

*名前を呼んでも振り向かない

*人見知りしない、親の後追いをしない

*ひとりごとが多い

*他人の言ったことをオウム返しする

*親が「見てごらん」と指さしても、なかなかそちらを見ない

*抱っこや触られるのを嫌がる

*みんなが楽しく遊んでいても関心がないようで、一人遊びが多い

*同年齢の子どもと鬼ごっこやかくれんぼなどのルールのある集団遊びができない

*ままごとで役を演じて遊んだり、テレビのヒーローになりきって遊んだりできない

*砂、泥、絵の具などで手や体が汚れるのを極端に嫌がる

*食べ物の好き嫌いが強い

*ほしいものを「あれとって」と言葉や身振りで伝えずに、親の手をつかんで連れて行ってほしい意思を示す

*急に予定が変わると不安になって動けなくなる

*初めての場所に行くと不安になって動けなくなったり、パニックになったりする

*新しい場面では、情緒不安定になったり、落ち着かなくなったりする

*初めての人に会うと不安になる

*自分のやり方や順番にこだわり、それが変更されると、ひどく嫌がったり、パニックになったりする

*他人が近づくと視線を反らしたり逃げ出す

*話をすると止められるまで話してしまう

*相手の表情や態度などより物や図形、文字のほうに関心が強い

*言葉の発達の遅れがある

*言語の発達に比べて不器用

*自分が関心や興味を持っていない物は受け取ろうとしない

ケルセチンは玉ねぎの皮から抽出される成分としていられていて、機能性表示食品にも特定保健用食品にも素材として使われています。特定保健用食品では、落葉高木の槐(えんじゅ)の花の蕾から採られたケルセチン配糖体が使われています。このケルセチン配糖体の量は、玉ねぎ3個分のポリフェノールに相当するとされています。

ケルセチンというと、これまでは抗酸化作用、抗炎症作用、血圧低下作用などが知られていましたが、研究内容を見ると、ケルセチン配糖体が使われた緑茶飲料を1日1本(500ml)飲み続けたところ、8週目から腹部の体脂肪の低減が認められたと報告されています。

この体脂肪というのは、CTスキャンによって腹部全脂肪面積変化量を調べたもので、被験者198人を2つに分けて、ケルセチン配糖体が含まれた飲料を飲んだ98人(男性36人、女性53人)と含まれていないものを飲んだ98人で比較が行われました。
被験者のBMI(体格指数)は25〜30の軽度肥満の20〜65歳の方で、それ以上の肥満の人では試験はされていないものの、メカニズムからすると期間は別にしても、効果が期待されます。

ケルセチン配糖体には脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させて、脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪が脂肪酸に分解されるのを促進させる作用が認められています。脂肪酸は筋肉をはじめとした全身の細胞に運ばれ、細胞の中のミトコンドリアでエネルギー化されています。

ケルセチンそのものは水に溶けにくく、吸収されにくい難点がありますが、ケルセチンと糖が結合したケルセチン配糖体になると水に溶ける作用(水溶性)が高まります。その特性を活用して開発された特定保健用食品ということです。

大食いは最良のタイアップ企画ということで、テレビ番組では経費のかからない店舗のPR番組として大食いは元祖の番組だけでなく、各局でも使われています。大食いなのに太っていない女性は、ある意味で“憧れの存在”で、メディカルダイエット講習でも、食べても太らない、むしろやせられる方法はないのか、と聞かれることがあります。

食べても太っていない女性を対象に検証をしたことがあり、元祖の大食い女性タレントともいえる方にレントゲンまで使って検査をしました。そのときの結論はあるのですが、それは後で書くとして、そのときと同じ切り口の番組の企画への意見が求められました。私自身は、あまり肯定的な意見は出さなかったので、専門家を紹介してほしいという依頼があり、リストアップしました。

放送された番組では、3人の大食いでも太っていない女性を取り上げて、その理由として、水溶性食物繊維の多さ、やせ菌(水溶性食物繊維を材料に短鎖脂肪酸を作り出す腸内細菌)の多さ、胃から小腸に送り出す速度をあげていました。実際に検証をしたわけではなくて、あくまでコメントした医師の個人的な見解となっていました。聞かされていた内容とコメントが合っていないと怒りを伝えてきた専門家もいたのですが、それはテレビ番組の常套手段です。

番組には答えが隠されていて、3人とも食後のトイレの回数が尋常でないほど多くなっていました。これは以前の検討と同じことで、消化液が少ないので充分にされていないため、吸収も充分でない、だから便量が多くなるということです。ただ普通の方だったら、消化液が少ないと胃の中に入る量も限られてくるのに、取り上げた女性は胃が大きく膨らんで、中には病的な胃下垂の人もいました。

あまり消化されなくても、胃が大きく膨らんだら、多くの量を食べられるということで、これは本当の意味で大食いなのか、あえて検証の形で取り上げる意味があったのか考えさせられることです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

筋力というと、一般には筋収縮力を指しています。筋収縮力は、筋肉が収縮して大きな力を発揮することです。重いものを持ち上げる力で、筋収縮力を強化するためには重いものを持ち上げる筋トレ(筋肉トレーニング)が効果的です。

筋力には、このほかに筋持久力と筋代謝力があります。筋持久力は筋肉の持久力のことで、筋収縮力が長く続けられる能力を指しています。筋収縮力が強いということは白い色をした白筋の割合が多く、速筋とも呼ばれるように瞬発力には優れているものの、持久力はないとされています。持久力に優れているのは赤い色をした赤筋で、これは遅筋とも呼ばれています。

白筋と赤筋は特性が違っていますが、筋繊維(筋肉細胞)は白筋と赤筋が別々に存在しているわけではなくて、白筋と赤筋の筋繊維が混ざり合っています。白筋の割合が多いと瞬発力が強くなり、赤筋の割合が多いと持久力が強くなります。筋繊維の本数と割合は、誕生したときから変わりはなくて、瞬発系の運動をすると白筋が太くなっていきます。それに対して、持久系の運動をすると赤筋が太くなっていきます。

筋収縮力が強くて、筋持久力も強い筋肉は、白筋も赤筋も太い、鍛えられた筋肉ということになります。そのように鍛えるためには、瞬発系の運動と持久系の運動の両方をしなければならないので、実際には時間もかかり、努力を重ねていく必要があるということです。

もう一つの筋代謝力は筋肉が作り出すエネルギーを増やす力です。白筋はブドウ糖を主なエネルギー源にしていて、血糖値(血液中のブドウ糖の値)を下げるためには瞬発系の運動が必要です。それに対して、赤筋は脂肪酸を主なエネルギー源にしていて、中性脂肪値を下げるためには持久系の運動が必要です。

筋繊維の中で作り出したエネルギーは、筋肉の動きをよくするためにも筋肉を増やすためにも使われます。瞬発系と持久系の運動によって鍛えられる筋繊維が違っているので、これを見ても両方の運動が必要だということがわかります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)