認知症は病気の範疇ですが、その前の予備群とされる軽度認知障害は、まだ健康回復が可能な状態であることから、未病の状態として扱われています。未病というと、健康と病気の間の状態で、一般には糖尿病予備群といった血糖値が高めの人と認識されています。血糖値が高めで、血液検査を受けても糖尿病域の空腹時血糖値126mg/dl未満、食後2時間値200mg/dlであれば糖尿病ではないけれど正常値(空腹時血糖値110mg/dl未満、食後2時間値140mg/dl)ではないということで、予備群の扱いをされています。
しかし、未病は数字だけで簡単に判断できるものではありません。日本未病学会の定義では、医薬品を使いながらも自力で正常範囲にすることができるのは未病で、自力では正常にすることでできなくて、医療に頼りきりになるのが病気と分類されています。
糖尿病は血糖値が高いことが問題ではなくて、合併症として腎症、網膜症、神経症が起こると、これは医療でなければ治すことができなくなります。合併症がなければ、糖尿病でなかったのと同じように暮らすことができるので、合併症を起こさないようにすることが未病としての対策となります。糖尿病は医薬品(血糖降下剤)を使うときには、食事療法と運動療法が前提となります。ということは、自力での改善の努力なしには治せないということで、まさに未病ということになります。
認知症に対する未病の位置付けの軽度認知障害は、5年以内に50%は認知症に進んでしまいますが、30%は軽度認知障害が続き、20%は健康な状態に戻ることができるとされています。認知症の研究が進む中、この数字も変化するものの、治すことは可能だということです。認知症に進まないための方法として重要となるのは血管の健康であり、その中でも最も重要となるのは糖尿病の予防と改善だとされています。
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体内には数多くの神経伝達物質がありますが、脳の機能に大きく影響するのはセロトニンです。セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから5‐ヒドロキシトリプトファンを経て、セトロニン(5‐ヒドロキシトリプタミン)に合成されます。セロトニンは体内には約10mgがあり、腸内に約90%、血小板中に約8%、脳内の中枢神経系に約2%が存在しています。
セロトニンは脳の神経伝達物質であることから脳幹の縫線核で合成されますが、多く合成されるのは腸内です。腸内細菌の善玉菌の働きによって合成が進むことから、善玉菌を増やすことが重要とされています。しかし、腸で作られたセトロニンは血液脳関門を通過することができません。血液脳関門は血管と脳の間で物質を交換する部分で、脳に有害となるもの、必要でないものは通過させないようにして、脳の正常な働きが保たれています。
それにも関わらず、腸内環境が整えられると脳内のセロトニンが増加して、認知機能が高まることが確認されています。その理由として考えられているのは、セロトニンの前駆体である5‐ヒドロキシトリプトファンのまま血液によって血液脳関門まで運ばれることで、5‐ヒドロキシトリプトファンは血液脳関門を通過することが確認されています。
脳内で合成されるセロトニンと腸内で合成される5‐ヒドロキシトリプトファンを増やすためにはトリプトファンが含まれる食品を摂ることが必要になります。トリプトファンは肉、魚、豆(特に納豆)、チーズ、そば、アーモンドなどに多く含まれています。これらの食品を食べてトリプトファンを多く摂っていれば脳内でセロトニンが多く合成されると一般に説明されていますが、血液脳関門はアミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、メチオニンと共通の輸送体によって脳内に取り込まれます。
バリンはマグロやカツオ、レバー(豚・牛)、牛肉、チーズ、豆腐に多く含まれています。ロイシンはカツオ、レバー(豚・牛)、鶏むね肉、鶏卵に多く、イソロイシンはマグロ、豚ロース、鶏卵、牛乳に多く含まれています。フェニルアラニンは牛レバー、マグロ、鶏むね肉に多く、メチオニンはマグロ、鶏むね肉、豚ロース、豆乳に多く含まれています。ここまでは体内で合成できないために食品から摂取しなければならない必須アミノ酸です。チロシンは体内で合成される非必須アミノ酸で、マグロ、豚ロース、豆腐に多く含まれています。
東京にいたときに理事を務めていた日本健康スポーツ連盟の理事長からの紹介で、認知症の専門医の取材をしたことがあります。連盟の理事長と専門医は、スポーツによる認知症の予防への取り組みを検討していて、それには私が経験してきた臨床栄養やサプリメント科学、予防医学が役に立つのではないかとの思いでの紹介でした。
そのときに専門医の先生から、私の活動について「性格的発達障害」という評価をされました。そのときには、今のようには発達障害児や保護者と直接触れ合う機会はなかったので、理論的な話として聞くだけでしたが、一つに絞った仕事をするのではなくて多方面のアプローチをしないと気が済まないのは注意欠陥・多動性障害と同じで、一つのことに取り組むときには徹底的に集中するのは自閉症スペクトラム障害と同じだという評価でした。
一点集中で成果が出るまで頑張るけれど、ある程度のことがわかると飽きてしまい、他のことを始めるということで、要は気が多いということでした。
そのことは指摘されるまでもなくて、研究全般の評論家であり、ジャーナリストでもあった身からすると当たり前のことで、一つの成果を得ることだけに突っ走っていたら他が見えなくなってしまいます。何が本業かわからないから、評論家やジャーナリストという便利な肩書きがつけられるのです。
性格的発達障害の特性は岡山に移住してからも変わらず、東京にいたときに引き受けていた団体の役員(理事や評議員)は続けていました。私が代表の日本メディカルダイエット支援機構の情報収集と情報発信は以前よりも増えてしまいました。岡山では発達障害児支援のNPO法人と学習障害児支援の一般社団法人で監事となり、新たに設立された(というよりも設立を進めた)発達障害児の保護者支援のNPO法人でも監事となりました。
隙間の時間を見つけては、発達栄養の講習テキストをコツコツと書いてきて、発達障害・学習障害を栄養面でサポートするためのテキスト原稿も200ページ(A4サイズ)まで増えてきました。
原稿を書いていても、次のテーマが浮かんできて、そのことを考えながら原稿を作り続けるという状態で、講習で講師を務めているときに思いついたことがあると話しながらプランを考えるということもしています。こんな脳の使い方が、いつまでできるのか、それが楽しみなのも性格的発達障害の為せる技なのかもしれません。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
睡眠の質を高めることを表示した機能性表示食品には、グリシンが含まれていることから、速やかに深睡眠をもたらし、睡眠の質の向上(熟睡感の改善、睡眠リズムの改善)、起床時の爽快感のある目覚め、日中の眠気の改善、疲労感の軽減、作業効率の向上に役立つ機能があると書かれています。
深睡眠は寝入りばなの深い眠りのことで、加齢やストレス、体温機能の調整の乱れなどで失われがちになります。表示された機能は、脳波測定によって確認されています。
グリシンは体内で合成される非必須アミノ酸で、一般には睡眠アミノ酸と呼ばれていて、コラーゲンの中に多く存在しています。
試験対象者は日常の睡眠に問題を抱えている男女11人(男性3人、女性8人)、年齢は30〜57歳(平均年齢40.5歳)で、就寝前にグリシン3gと対照食(プラセボ)を摂取した場合を比較しています。実施期間は2夜連続を1セットとして、1週間以上の間隔をあけて2回評価しています。1回目と2回目では対象者でグリシン3gを摂取する人を入れ替えています。
脳波測定を行い、起床後の主観的な睡眠感は睡眠質問票を用いて評価するとともに、日中の眠気は疲労感を測定するVAS(ビジュアルアナログスケール法)、短期記憶能力への作用についてはパソコンを使った作業を行い、注意力を表す反応時間を評価しています。
睡眠、日中の眠気への効果、作業効率に対する影響は、健康な男性10人(平均年齢41.4歳)に対して睡眠時間(平均7.3時間)を75%に制限(平均5.5時間)して、3日続けた際の影響を調べています。
この試験の結果、入眠後の速やかな深睡眠に達して、自然な睡眠パターンへの改善が認められました。主観的な眠りの評価については、熟睡感や爽快感に関する項目では「昨晩の睡眠の満足度」、「眠りのつきやすさ」、「眠りにつくまでの時間」、「床についている間の眠っている時間の割合」は改善され、さらに日中の眠気や短期記憶に関する評価も改善されていました。
試験対象は、睡眠の質に悩みがある人というよりも強制的に睡眠時間を短くした人です。あくまで健康な人であって、睡眠の質は生活習慣病によって低下することが知られているので、そのような人の場合にも同様の結果が得られるかはわからないということです。
脳細胞を除いた全身の細胞でエネルギーを作り出すために欠かせないL‐カルニチンは、細胞内のミトコンドリアに脂肪酸を通過させる働きがあります。L‐カルニチンは体内で合成されるものの、合成のピークが20代前半で、年齢が進むほど脂肪酸の代謝が低下していくことから、年齢を重ねたら同じ食事量、同じ運動量では太っていく要因となっています。
だから、全身の代謝を高めて、健康を維持するために、サプリメントとしてL‐カルニチンを摂ることがすすめられるわけですが、「腸の健康にだけは効果がない」と言われることがあります。
腸は身体の内側にあっても、口から肛門までを一つの筒と考えると、身体の中ではなくて、外側であると認識されています。腸の中には腸内細菌が棲息しています。腸内細菌のうちの善玉菌が多くなり、活発に働くと腸内環境がよくなり、便通もよくなって健康面でも向上していきます。これとは逆に、悪玉菌が多くなると便通が悪くなり、悪玉菌によって発生した有害物質によって健康面では低下していくようになります。
善玉菌、悪玉菌という区別についてですが、菌の中の生化学反応によって健康のために有益な代謝物が作られるものが善玉菌、健康のために有害な代謝物が作られるものが悪玉菌と呼ばれています。代謝物という言葉が使われていますが、全身の細胞の中で行われているエネルギー代謝とは違っています。
細菌は1個の細胞でできていて、単体で活動ができます。それに対して人間の身体には60兆個以上の細胞があって、それらがネットワークを構成して生命維持をしています。そもそも腸内細菌は赤ちゃんが誕生した瞬間には腸内にはいなくて、生まれてから母親や周囲から移ってきたもので、もともとは身体にはなかったものです。
このようなことから腸内環境にはL‐カルニチンは無関係なものと考えられることもあります。しかし、腸内細菌の活動には温度が重要で、善玉菌は腸内が温まることで増殖して、活動も活発になっていきます。腸内を温めるのは血液で、L‐カルニチンが多くあって全身のエネルギー代謝が盛んになることで血液温度が高まっていくので、L‐カルニチンは腸内環境を整えるために重要な役割をしているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
東京にいたときに、出入りをしていた厚生労働省の部局は健康に関わるところだったのですが、出身が臨床栄養、スポーツ科学であったことから、精神医療に関わる部門とは距離がありました。栄養も運動も身体の健康だけでなくて、“心身の健康”と言われていて、精神的、心理的なことが身体の健康に影響することは感覚としては知っていました。
精神医療に関わるところと巡り会い、そのことを真剣に考えるようになったのは、仕事で関係した医師のグループが「日本メンタル学会」を設立したいという依頼があったのがきっかけで、厚生労働省の上のほうの方に相談に行きました。そのときに対応してもらったのは審議官の立場でしたが、後には厚生省と労働省が一緒になって厚生労働省になったとき(2001年)の初代事務次官であったので、随分と前の話です。
有力者の紹介もあったので担当部署には丁寧に対応してもらえたほうですが、まず言われたのは名称の再考で、「日本メンタルヘルス学会」がふさわしいということでした。メンタル(mental)は「精神的な〜」と訳されることが多いのですが、精神そのものを指して、精神を学問として研究する学会という意向でした。
これがメンタルヘルスとなると、心の健康状態となり、意向とは意味が違ってきます。メンタルヘルスはWHO(世界保健機関)では「すべての個人が自らの可能性を認識し、生命の通常のストレスに対処し、生産的かつ効果的に働き、コミュニティに貢献することができる健全な状態」と定義しています。厚生労働省も、これを採用しています。
簡単に訳せば“心の健康”となり、メンタルは「心の」、ヘルスは「健康」を意味します。これに対して私たちはメンタルを「心の免疫力」と考えていて、もともと身体に備わった免疫システムを正常に働かせるためにすべきことを検討していこうとしていました。
“メンタルを鍛える”という言われ方もしていて、メンタル(心)が弱いのは本人の責任で、これを運動によって鍛えるようにトレーニングすることで健康になるという考えによって支配されています。まるでメンタルが弱いのは病気のような扱いをされています。
「心の免疫力」を高めるためには、さまざまな方法があり、多くの人とともに活動していく中で免疫力を高めて、病気の範疇にならないようにしたいという考えをしていました。
端から考えがすれ違っていたので学会設立は成就しなくて、メンタルヘルスも各分野での研究学会はあっても、総合的に対応する学会は今もありません。
免疫力の重要性はコロナ禍を経験して、国民的に重要性が認識されるようになりました。身体の免疫から、次は「心の免疫力」を維持することの重要性を考える時代に入ったのではないかと考えているところです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
1日に必要な摂取エネルギー量を計算する方法は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に示されています。この計算法によって、性別や年齢、身体活動に適した摂取エネルギー量を計算して、それを超えた分を運動で消費することがダイエットの基本となります。
一般的には、超えた分は食事を減らすことが考えられがちですが、食事量を減らすとエネルギー代謝に必要なビタミン、ミネラル、代謝促進成分も減ることになります。これらの成分が減ったのでは、エネルギー代謝が正常に行われなくなり、運動をした割にはダイエット効果(体脂肪の減少)が得られないということにもなります。
そのため、メディカルダイエットでは、過剰な摂取エネルギー量は減らすとしても、適切な範囲の摂取エネルギー量は、そのままキープして、ダイエットを希望する人には運動によって消費エネルギー量を増やすことをすすめています。
1日に必要な摂取エネルギー量を知るためには、身長とBMIから標準体重を計算することから始めます。その計算式は「身長(m)×身長(m)×22」です。BMI(Body Mass Index)は体重と身長の関係から算出される肥満度を表す体格指数で、標準体格指数は22とされています。
次に、標準体重に基礎代謝基準値をかけて基礎代謝量を計算します。「標準体重(kg)×基礎代謝基準値=基礎代謝量(kcal)」
基礎代謝基準値は1日の体重1kgあたりの基礎代謝量の目安で、性別、年齢で異なっています。男性では12〜14歳は31.0、15〜17歳は27.0、18〜29歳は24.0、30~49歳は22.3、50歳以上は21.5、女性では12〜14歳は29.6、15〜17歳は25.3、18〜29歳は22.1、30~49歳は21.7、50歳以上は20.7となっています。
次に、基礎代謝量に身体活動レベル指数をかけて1日の摂取エネルギー量を計算します。「基礎代謝量(kcal)×身体活動レベル=1日の摂取エネルギー量(kcal)」
身体活動レベルは3段階に分けられていて、活動量が低いレベルⅠは1.50、普通のレベルⅡは1.75、高いレベルⅢは2.00となっています。通常では普通を採用して計算をします。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
話をしている人の顔を見るというのは会話をスムーズにするための基本です。“目は口ほどに物を言う”という諺(ことわざ)がありますが、マスク着用が当たり前の世の中になってからは、ますます口の動きで表情を読み取るのが難しくなり、目の重要度が高まっています。
マスク着用の時代の前から、私は話している人の口元を見ないというマナー違反を日常としてきたので、今の時代は自分にとってはありがたいことかもしれません。口元を見ないのは、口の動きが言葉と一緒に脳に届いていないからです。口に注目していると、脳が混乱するようになります。
腹話術のいっこく堂の特技は、口のほうが先に動いて、声が遅れてくるというものですが、私の場合には口の動きが遅れて見えています。これは異常なことなのかというと、実は誰にも起こっていることなのですが、脳が調整をして口の動きと声を一致させているのです。
視覚と聴覚では聴覚のほうが反応が早くなっています。これは暗闇の中でも危険を察知する能力として研ぎ澄まされてきたからだと説明されていますが、耳から入ってきた音声情報が電気信号となって音を認識する聴覚野は耳のすぐ上にあります。
それに対して目から入ってきた視覚情報は眼球網膜から視神経を通って後頭葉の視覚野に送られ、ここで画像化されています。この距離の差から、同時に目と耳から入ってきた情報は0.5秒の差をもって伝わります。この0.5秒の差を脳が調整して、同時に入ってきたように感じさせているのです。
この調整は、ずっとできていたのですが、今から20年以上前に一過性脳虚血発作が起こったのをきっかけに、ズレをズレのまま感じるようになってしまいました。一過性脳虚血発作は血栓が脳血管に詰まるもので、24時間未満が一過性脳虚血発作、24時間以上が脳梗塞と診断されます。詰まった先が、ズレを調整するところだったようです。
私の場合には飲酒としているときに詰まったので、血管が緩んでいた状態であったことから、すぐに抜けたようです。それを主治医に指摘されたときに、「これからは頻繁に酒を飲みます」と言って、それは違うと叱られました。
この視覚と聴覚のズレがあることから、発達障害の資格過敏、聴覚過敏の子どもの困難さが以前よりも理解できるようになり、これは発達障害児の支援には役立っています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
全身の細胞の中で作り出されるエネルギーは、細胞にあるミトコンドリアで作り出されています。前回は自律神経が消化、吸収、蠕動運動、排泄までコントロールしているという話を書きましたが、吸収されたあとには、血液中に入った栄養素が全身の血管を巡り、内臓や器官などで使われています。この循環のためにも、内臓などで使われる代謝のためにも自律神経が関わっています。
内臓や器官の働きが高まるというと、自律神経で興奮作用がある交感神経の働きが盛んになったほうがよいように思われることがあるのですが、交感神経には血管を収縮させる作用があり、収縮すると血流量が減るために、これを回復させようとして血圧が上昇します。交感神経によって血管が収縮すると全身の細胞に送られる血液量が減って、そのために細胞を働かせるために必要な酸素や栄養素が不足することになります。
そこで交感神経の働きを抑えるために、抑制系の副交感神経の働きを高めることが重要になります。副交感神経の働きが盛んになると、血管が緩んで、血流がよくなり、細胞に運ばれる酸素と栄養素の量が増えます。細胞でエネルギー代謝を起こすためにはエネルギー源(ブドウ糖、脂肪酸)が必要で、代謝を補助するビタミンとミネラル、そして酸素が必要になります。エネルギー代謝のためには、副交感神経の働きをよくすることが重要になるということです。
細胞の中では作り出されたエネルギーは、細胞での生化学反応を起こして、それぞれの細胞本来の働きが起こります。細胞の働きの中には、代謝によって発生した代謝物を排出する働きもあります。排泄というと、大腸の働きが注目されがちですが、実際には細胞の中から始まっているということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
変化の兆しどころか、すでに変化があっても、それがすぐに直接的に自分や家族に影響を与えない限りは、なかなか変化として捉えられないのが凡人(というか一般の感覚)です。変化を察知して、すぐに対応をしなければならないことが起こっていても、目の前の出来事(奥さんが頑張って作ってくれたおいしい夕食が目の前にある、子どもや孫が隣にいて遊んであげたい)のほうが重要と感じて、変化への対応が後回しになってしますのは凡人の対応としては当たり前のことです。
危機的なことが始まっていても、徐々にしか進んでいないときには気づかないことです。それをよいことに、徐々にしか発表しないというマインドコントロール(宗教的なことではなくて社会的な)も常に行われています。急に株価が大きく下がった、大きく円安が進んだということがあったら気づけたとしても、これが徐々に発表されていて、その影響は大したことがない、すぐに回復するというような情報が流されていると、危機や痛み、苦しさがわからなくなってきます。
“茹で蛙”という言葉があります。そのまま訳すと茹でられた蛙(かえる)ということですが、諺(ことわざ)のように使うときには、違った意味になります。蛙を急に熱いお湯に入れると驚いて逃げ出すのに、常温のお湯に入れて、徐々に温度を上げていくと逃げ出すタイミングを失い、死んでしまうという意味で使われています。
この言葉は、東京にいたときにゴーストライターとして手がけた書籍(合計で184冊)の中でも何度も使ってきました。それだけ心に響きやすいと同時に、心当たりがある人が多く、そのために死にそうな思いをさせられたという人も多いからです。
今の環境を冷静に判断できるなら、少なくとも茹で蛙になる前に逃げ出すことができるはずですが、今日起こったよいことは明日も続く、今日起こったよくないことは明日は弱まっている(消えている、消えてほしい)という感覚だと、死ぬまで気づかない「○○は死ななきゃ治らない」状況にもなりかねません。死なないと治らない、死なないと気づかない(死んだら気づけない!)○○に入る存在にだけはなりたくないので、危機を教えてくれる先達は大切で、その一翼を担う“健康あない人”になりたいと願っているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)





