ウコンは肝機能を高める健康食品として知られています。ウコンにはアルコールの分解を進める作用があり、アルコールの分解力が弱いために悪酔いしやすく、肝臓を傷めやすい日本人に適した素材として期待されています。
ウコンはカレーの黄色い色の香辛料のターメリックであると説明されますが、ターメリックは秋ウコンのことです。春ウコンの正式名称は姜黄(キョウオウ)で、ウコンが正式名称となっているのは秋ウコンです。このほかに紫ウコンと呼ばれるガジュツがあります。春と秋の名称は、花が咲く季節に由来しています。
ウコンの有効成分のクルクミンは黄色の色素成分で、春ウコンのクルクミンの含有量は0.3%で黄色なのに対して、秋ウコンは3.6%と12倍の含有量でオレンジ色となっています。紫ウコンにはクルクミンはわずかしか含まれていないため、色は薄い紫色となっています。
クルクミンには強い抗酸化作用とともに、アルコールが肝臓で分解されてできるアセトアルデヒドの分解を早める解毒作用を高める作用があります。ウコンの精油成分には胃を保護し、肝臓から分泌される消化液である胆汁酸の量を増やす働きがあります。紫ウコンには精油成分が多く含まれ、精油成分は春ウコンは含有量が少なく、秋ウコンにはわずかしか含まれていません。
秋ウコンの有効性が相次いで発表された1990年代は、ちょうど日本は沖縄ブームであり、沖縄の特産の春ウコンがメディアで多く取り上げられたことから、秋ウコンの有効性が春ウコンの有効性と勘違いされて、春ウコンを肝機能対策として使う人が増えたという経緯があります。
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算数障害の例について、前回に続いて簡単に解説をします。
*繰り上がりや繰り下がりが正しくできない
数をまとまりとして捉えることが苦手で、10の合成と加数の分解で答えを出すことができにくく、機械的に暗記していることや独自の計算法をしていることがみられます。繰り上がりがある足し算は10の合成を定着させること、繰り下がりがある引き算は10の分解を定着することが必要となります。
*九九を覚えにくい
九九は聴く力と記憶する力を充分に使うことが必要で、聞いた言葉と数字の関係を的確に把握することが第一です。99種類をすべて記憶するのではなく、同じ数字の掛け算(「5×8」と「8×5」)を同じように覚えることがあります。そのため大きな数字が先にきた場合には、数字を入れ替えて記憶した数字(40)を導き出していることがあります。すべてが覚えられなくても計算することはできるものの、時間がかかります。
*九九を暗記できても応用して掛け算をすることができない
九九を丸暗記することができても、同じ数字が加わって構成されていることがわからないと、実際の計算がうまくいかないことがあります。また、丸暗記は記憶した数字が間違いやすいだけに、間違った計算をしていることに気づかないことがあります。
*掛け算ができても割り算ができない
割り算は掛け算の九九を暗記していることを前提としています。掛け算の仕組みの理解が必要です。割り算は数字を均等に(仲よく)分けることが理解できない子どもの場合には、数字だけを示すのではなく、図を用いて教えることも大切です。
日本の伝統的な食事というと、ご飯、魚、野菜や海藻などを中心とし小鉢、汁物といった一汁三菜があげられます。魚だけでなくて、肉も食べるようになり、卵、牛乳・乳製品もたんぱく源として摂るようになりました。食材が洋風化しても、味付けが日本的であれば、これは和食の範疇に入れてもよいはずです。
洋食や中華では味付けが和食とは違っていますが、家庭料理であれば、日本人は和食と同じような食べ方をしています。その基本となるのは、ご飯(米食)です。ご飯があると、おかずを口に入れ、味を濃く感じたときにはご飯を口に入れ、逆に薄く感じたときには汁物(味噌汁など)を口に入れて味を調整しています。この食べ方は“口中調味”といいます。この食べ方をすることによって、一口ずつ味わい、その日の調子に合わせて味を変えていく訓練をしていることから、年齢を重ねていくにつれて味が淡白になっていくという変化が起こります。
このような食べ方をしているのは、世界でも日本だけです。この食べ方をするのは、茶碗を手に持って食べているからで、しかも自分の身体の大きさに合わせた茶碗を使い、食べる量も変えています。箸を使う文化圏は日本、中国、韓国、モンゴル、ベトナム、タイ、シンガポールなどの東アジアに広がっています。同じ箸文化だといっても、他の国ではレンゲもスプーンも使います。伝統料理を箸だけで食べるのは日本だけです。しかも、自分の箸が決まっています。これも手の大きさに合わせてあります。
茶碗と箸は、今は家族のものを一緒に洗い、一緒に片付けていますが、日本の伝統はお膳文化で、自分の食器と箸を自分で洗って、自分のお膳に仕舞うということは僧侶の世界で続けられています。そのようなことを今の時代にすることはないものの、お膳に乗せられる料理の量は個人の身体の大きさによって違ってはいても、お膳に乗るだけのものを食べています。少なくとも大皿から自分の皿に自由に取って食べるというものではありません。だから、食べる量もあらかじめ決められていて、大皿料理のように食べられずに残ったからといって捨てられるということはありません。
お膳文化の内容を思い起こして、コロナ後の時代に早く食事の内容を考えようというのが、「善は急げ」をもじった「膳は急げ」です。
広く健康に関わる記念日について紹介します。
12月28日 1888年12月28日に身体検査を実施する訓令を文部省が発したことから「身体検査の日」と制定。毎月28日は「ニワトリの日」(日本養鶏協会)。
12月29日 紀文食品が正月行事本来の意味を知って福を招いてもらうことを目的に、お正月前の12月、29で福(ふく)の語呂合わせで「福の日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。
12月30日 毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、「EPAの日」(日本水産)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)。
12月31日 大晦日。毎月31日は「菜の日」(ファイブ・ア・デイ協会)。
1月1日 元日。アールキューブ(東京都品川区)が水餃子を食べて1年を元気に過ごしてほしいとの願いから元日を「肉汁水餃子の日」と制定。アンファーが新年の始まりに頭皮・頭髪をいたわって発毛祈願をすることで幸多き、毛も多き1年になってほしいとの願いを込めて、初詣と発毛デイの響きが似ていることから「スカルプDの発毛デイ」と制定。ドクターシーラボがオールインワンゲルで肌に悩みのない1年を過ごしてもらいたいとの願いを込めて、1と1をオール(0)イン(1)ワン(1)の語呂合わせで「オールインワンゲルの日」と制定。毎月1日は「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)。
1月2日 初夢の日、初荷、書き初め。
1月3日 眼鏡・コンタクトレンズ業界が、ひ(1)とみ(3)の語呂合わせで「ひとみの日」と制定。毎月3日は「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)。
発達障害児は、すべての子どもの10%ほど存在するとされています。文部科学省による過去の調査では、担任が発達障害の可能性があるとしている子どもの割合は6.5%ですが、これに特別支援学級に通う子ども、認識されていない発達障害児を加えると少なくとも10%はいるとみられています。この10%という割合は、全国各地の発達障害支援センターや発達障害児支援施設などが把握している数字と一致しています。
発達障害は自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害に大きく分けられます。10%のうち学習障害は半分ほどとされていますが、実際には発達障害による学習障害は10%ほどになっています。というのは、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害でも学習に集中できないことから困難さを抱えやすいこともあり、発達障害と診断されていなくても学習に障害が出ることもあるからです。
学習障害は、識字(読字)障害、書字障害、算数障害に大きく分類されています。読む、書く、計算するという基本的な部分に障害があるために学びにくくなっているのですが、この改善のために発達障害児支援施設の機能トレーニングと、学校や学習塾での学力向上との間の存在としての学習支援の場が必要であるとの認識から、現代版の“寺子屋”の開設を進めているところです。
寺子屋は読み、書き、算盤を教える庶民の教育施設で、江戸時代末期には江戸の町だけでも1万5000か所はあったといわれます。庶民の子どもが生活をしていくうえで必要な知識を身につける場であったわけですが、江戸の庶民教育を担っていたのは“手習い所”と呼ばれ、“寺子屋”と呼ばれていたのは上方です。寺院の一室を借りて手習師匠が教えていた、このスタイルを他で学ぶ機会が少ない学習障害児の学習支援を実現するために、学習障害を理解して、的確な支援を実施できる体制と指導するための講習テキストの作成を急いでいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
コロナ禍は、さまざまな禍(わざわい)を国民に与えましたが、子どもも大きな影響を受けました。文部科学省の調査では、新型コロナウイルス感染症が蔓延している期間に、身体的には太った子どもが増えた一方で、逆にやせた子どもも増えました。太った理由は運動不足と食べ過ぎで、やせた理由は学校給食の機会が減ったことによる影響です。以前から、家庭内での食事の栄養バランスは問題とされてきていて、家庭で不足している分を学校給食が補っているところがありました。
それは量と質の両方で、学校が休みの日、長期休校の間にも、これと同じ傾向が見られていたのですが、長いコロナ休校の影響は、その期間の長さと比例して大きな影響を与えました。また、家庭にいる時間が長くなることによって飲食が増えた子どもがいて、それは家庭内の収入と比例するところがあるのですが、コロナ禍の経済的な影響のために飲食の機会も量も減った子どもが増えました。
コロナ禍で経済的に厳しくなった人が多くなった一方で、逆に稼ぎが増えた人もいて、それと同じようなことが子どもの身体や成長に影響を色濃く残すようなことにもなりました。
太ったにしろ、やせたにしろ、それは健康的な結果ではなくて、その影響を受けて健康面ではマイナスとなっています。これも以前から言われてきたことですが、食品が余って捨てているような家庭から、食品が不足している家庭に食品を移動させることによって、均等化を図ろうという動きがあり、それがフードバンクやフードドライブ、フードシェアリングとして注目されてきました。提供するほうは、あまり増えてはいないのですが、コロナ禍で受ける側は大きく増えました。
不足している食事は補うのが当然のことですが、お金が増えると、それで食べ物を増やして、食卓から捨てるのではなく、自分の体の中に、まるで捨てるかのように食べ過ぎてしまうことが増えていると指摘されています。どうして適正な量で止めておけないのか、そのことをコロナ禍を経験した今、考えようというのが今回のテーマの「膳は急げ」です。
発達障害児の社会的な支援が重要であることは、これまで障害者支援法に掲げられている社会的障壁を取り除くことをあげて紹介してきました。それと並んで、発達障害児の支援に取り組む根拠としている、2016年に施行された障害者差別解消法(正式名称「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」)の内容を紹介します。
障害者差別解消法では、障害がある人の人権が障害のない人と同じように保障されるとともに、教育などの社会生活に平等に参加できるように、合理的配慮をすることが国、地方公共団体、国民の責務とされています。
障害者差別解消法の第二条には、「この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。」として、障害者は「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能障害(以下「障害」と総称する。)がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう。」と書かれています。つまり、障害者には発達障害者・発達障害児も含まれているということです。
合理的配慮が行政、学校、企業などの事業者に求められるようになり、必要に応じて可能な限り、合理的配慮を提供することが義務化されたわけです。
障害者差別解消法に基づいた発達障害児の支援のための合理的配慮の一環として、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害がある子どもが学校などで安心して学び、社会で育つことができるように、発達障害児の理解を進めることを目指した普及活動が求められています。
その基本中の基本が、発達障害者(18歳以上)・発達障害児(18歳未満)の理解を進めるための活動であり、まずは発達障害児の理解のために「児童発達サポーター」の講習を始めていきます。この講習は、これまでのような発達障害の全般的な知識普及では終わらず、発達障害児とその家族が抱える学習障害への理解を深める内容も、発達障害児支援、学習障害児支援、発達栄養支援などの実践経験を踏まえて講習に加えています。
脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が不足するようなことは避けなければなりませんが、ではブドウ糖が血液中に多い高血糖状態を保てば脳細胞にブドウ糖が多く取り込まれるのかというと、そう簡単なことではありません。血糖値が高すぎる期間が長く続くと糖尿病になる恐れがあり、糖尿病になると全身の細胞へのブドウ糖の取り込みが不足し、中でも脳細胞がブドウ糖不足に陥りかねません。
糖尿病は遺伝的に糖尿病の因子を持っている人がかかる疾患です。その因子がなければ血糖値が高くなっても糖尿病にならないことになるわけですが、残念ながら遺伝的に日本人は因子を持った人が非常に多く、血糖値が高い状態が続くと高確率で発症します。そのため、国民健康・栄養調査では約1000万人が糖尿病、約1000万人が糖尿病予備群であり、成人の5人に1人が該当するという結果となっています。
血糖値が高い期間が2〜3か月継続するとヘモグロビン(Hb)A1cの値が高くなります。ヘモグロビンは赤血球の色素で、そのタンパク質がブドウ糖と結びつくことで発生します。HbA1cが高いということは、それだけ高血糖状態が長く続いていたことを示しています。
高血糖状態が長く続くと、ブドウ糖を細胞に取り込ませるために必要なインスリンが膵臓から多く分泌されます。膵臓は血糖値が高い間はインスリンを分泌させ続けますが、働きすぎで疲弊してくると多く分泌させることができなくなります。このようにインスリンの分泌量が減ることによって細胞がブドウ糖を充分に取り込めなくなり、血糖値が高いままになり、HbA1c値も高くなります。つまり、HbA1c値が高いということは、糖質の摂りすぎよりも、血液中のブドウ糖を細胞が充分に取り込まれていない結果で、細胞にとっては栄養の枯渇状態になっているということです。
健康食品の中でも免疫を高めるものとして使われる素材はキノコです。キノコにはβ–グルカンが含まれています。β–グルカンは糖類(ブドウ糖)が多く集まった多糖類で、主に含まれているのは細胞壁です。キノコは軟らかいものなので、普通に噛むことで細胞膜は破壊されて、簡単に成分が散り出されるように思われがちです、しかし、キノコを刻んで細かくしても、抽出されるのは中身の成分であって、肝心のβ–グルカンは細胞膜の中からは出てくれません。
以前は煮ることによってβ–グルカンが抽出されると思われ、キノコを煮るだけで有効成分が取り出せると思われていたこともあります。それでは抽出が不可能であることがわかり、細胞膜を破壊してサプリメント素材としてのβ–グルカンを抽出する加工法が開発されました。一つは圧力をかけることで、高圧で細胞膜を破壊することができます。もう一つは発酵による方法で、微生物が細胞膜を餌として取り込むことによって細胞膜の中に含まれるβ–グルカンを取り出すことができます。
食用としてのキノコの中に含まれているβ–グルカンを取り出すために使われているのは凍結させる方法です。キノコを冷凍すると細胞膜が破壊されます。この冷凍したキノコを常温で置いておくと破壊された細胞膜の中からβ–グルカンが出てきます。冷凍したキノコを煮物として使うと、おいしい出汁(だし)を出すことができます。これは細胞膜に含まれた旨味成分が出てきたからで、その中にはβ–グルカンも含まれています。
キノコを素材とした健康食品の中にはダイエット用もあり、キノコキトサンが有名です。この多糖類には、脂肪細胞を刺激して、中に蓄積された中性脂肪を分解して、血液中に放出させる作用があります。脂肪細胞の中の中性脂肪の分解は、通常は運動をしてアドレナリンが分泌されて、そのアドレナリンによって起こるのが通常の作用です。運動をしなくても脂肪分解を進めることが確認されているのはキノコキトサンだけです。
算数障害の例について簡単に解説をします。
*数の概念が身につかず、数系列の規則性などの習得が難しい
数を数えることが苦手で、両手の指の数までは理解できても、それを超えると難しいという子どもがいます。10以上の足し算はできても、引き算がうまくいかないこともあります。数字が並ぶ数列には規則性があり、そのことは算数の初めに教えられます。授業に慣れる前に規則性が教えられたために、そこから先の理解に影響が出ることがあります。
*計算を習得することが難しい
数を覚えられないために計算ができない子どももいます。足し算はできても引き算ができない、掛け算ができない、また足し算、引き算、掛け算ができても割り算ができないということもあります。計算はできても割り算に長く時間がかかり、解答が間に合わないということも少なくありません。
*指を使わなければ簡単な計算ができない
数字の規則性が身につかないと指を使って計算(足し算、引き算)をすることがあります。通常は数字に慣れてくると指を使わずに10まで、20までの計算ができるようになりますが、いつまでも指を使っていることから算数障害に気づくことがあります。算数障害は通常は幼児期に発見されることが多いものの、算数の授業が始まってから気づかれることもあります。





