血糖値に作用する健康食品の成分は、その働きによってタイプ分けされています。
その第1はブドウ糖分解抑制作用で、胃の中で消化酵素のα‐グルコシダーゼの働きを阻害する作用があり、糖質がブドウ糖に分解されるのを抑制します。
第2はブドウ糖吸収抑制作用で、ブドウ糖が胃から小腸に早く運ばれると吸収も早くなり、血糖値が大きく上昇しますが、粘性のある食物繊維が胃の中にあるとブドウ糖が小腸に運ばれるまでに時間がかかり、血糖値の上昇が抑えられます。また、粘性のある食物繊維はブドウ糖の一部を吸着して吸収されなくなることによっても血糖値の上昇が抑制されます。小腸からブドウ糖が吸収されるときには、腸壁にある酵素が作用しますが、その酵素に結びつくことでブドウ糖の吸収が抑制されるものもあります。
第3はブドウ糖燃焼促進作用で、膵臓から分泌されるインスリンによって筋肉細胞内にブドウ糖が取り込まれますが、それを促進し、ブドウ糖の燃焼を促進させます。
第4はグリコーゲン生成促進作用で、ヒドロキシクエン酸によってブドウ糖からグリコーゲンへの生成量を高め、肝臓でのグリコーゲン蓄積量を増やして、その分だけ血糖値の上昇を抑制します。
第5はインスリン分泌促進作用で、膵臓を刺激してインスリンの分泌を促すことで血糖値の上昇を抑制します。
これらの5種類の作用がある素材(原材料)が使われた健康食品なら複合的に作用して効果的に血糖値を降下させることが期待されます。これは健康な状態の人の場合で、糖尿病で医薬品を使っている人は、医薬品と同様の作用があるものは効果が得られないことになります。医薬品とは異なる作用があるものを選ぶことによって、医薬品の効果を高めたり、場合によっては医薬品の使用量を減らすことも可能となっています。5種類の作用のうち、医薬品にはないのはブドウ糖の吸収を抑制するもので、その働きをする健康食品の素材はギムネマ・シルベスタです。
投稿者「JMDS」のアーカイブ
臨床栄養の世界にいたことで、医師を養成する医学部の中には栄養学講座がないところが多く、あっても必修でないので学ばずに卒業した医師が多いことを知り、医師が栄養学を学ぶ場を作る団体の応援をしてきました。医師が栄養学を学ばないのは授業にない、必修でないということだけではなくて、病院で栄養指導をして保険点数がつくのは管理栄養士だけという制度があることも関係しています。私の栄養学の師匠が、その制度の設立を中心となって進めてきた方なので、なおさら臨床栄養の知識取得の推進に一生懸命に取り組んできたつもりです。
臨床栄養への理解が広がる中で、これは難しいなと感じたのは食品学の習得でした。医師育成の教育の中に栄養学はあっても食品学はないために、食品の栄養素は知っていても安全性の問題、つまり農薬、化学肥料、食品添加物の知識については一般レベルと変わりがないという現実があるからです。
そう感じて、若いときから食品の製造や加工に関わる会社や団体を取材して回ってきましたが、全体像を教えてくれたり、関係先を紹介してくれたのは、全国農業協同組合中央会の広報部長であった、子どものときの“隣のお兄ちゃん”でした。
私が子どものときには、白米を食べても今では信じられないようなものが入っていました。それは米と同じくらいの大きさの小石で、それを注意しながら箸でご飯を口に持ってくるというのは当たり前でした。それをしないで掻き込むと痛い思いをするし、歯を傷めることにもなりかねないので、今の子どもたちに注意される“犬食い”は怖くてできないことでした。
子どものときには同級生の大半は農家の子どもという地方にいたので、農薬の空中散布も、法律で禁止されている収穫直前の農薬使用も普通に目にしていました。今でこそ農薬や食品添加物の残留の表示は厳しくなっていて、以前に比べたら確認しやすくなっているものの、抜け穴はいくらでもあります。普通に使っている食塩や生の卵に食品添加物が含まれているとは思わないでしょうが、それは当たり前に続けられているのが今の規制の限界です。
この話は講演やセミナーでは受講者の関心が高いのですが、そのために質問は食品の安全性のことばかりになって、肝心な健康づくりのための食事や運動の話が途中になってしまうこともあるので、食事や運動の話と、安全の話とは機会を分けるようにしています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)
文部科学省の「食に関する指導の手引」では、学校で実施される食育は、給食の時間だけでなく、各教科や外国語活動、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動といった学校の教育活動全体を通して行われることが必要としています。食に関する指導のうち、教科などにおける食に関する指導について解説します。
食育の推進については、「小学校、中学校学習指導要領」(平成29年告示)では、体育科(保健体育科)、家庭科(技術・家庭科)、特別活動の時間はもとより、各教科、道徳科、外国語活動、総合的な学習の時間などにおいても、それぞれ特質に応じて適切に行うように努めることが示されています。
各論として、学習指導要領における各教科などでの食に関する指導の位置付けを明確にして、学校給食との関連や指導の可能性など事例を交えて、項目立てを原則に整理しています。
〔食に関する指導の位置付け〕
ア 目標:学習指導要領に示されている目標
イ 教科等の特徴:当該教科等の特徴をわかりやすく紹介
ウ 食に関する内容
(ア)食に関する内容:学習指導要領の記述から、食に関連している内容を抽出
(イ)当該教科等で指導することが考えられる例:食に関する指導例を紹介
(ウ)実践事例:食に関する指導のティームティーチングによる展開例を紹介
単元(題材)名、目標、食育の視点、指導計画、展開例、本時の目標
(展開例には、評価、文部科学省作成冊子の活用、栄養教諭の留意点などを示す)
(エ)他教科等との関連:関連する教科等とのつながりについて記述
エ 栄養教諭の関わり方:栄養教諭が指導する場合、どのような関わり方が可能なのかを、教科等の特質に応じて例示
オ 食に関する題材を活用する例:食に関する題材例を紹介
コロナ禍で社会システムが変わると言われても、なかなか感覚的にわからないという人も少なくありません。新型コロナウイルス感染症が医療システムを崩壊させる危機が叫ばれている(ずっと叫ばれ続けている)わけですが、医療システムを大転換させるほどの状態が起こっているという認識をしています。日本の医療システムは、世界と比べて優秀であり、これは国民皆保険制度のおかげだと考えられています。これが今までの常識的な考えです。しかし、身近なアメリカと比較しても、日本の医療制度は大きく異なっています。
日本の医療制度は、簡単に表現すると“出来高払い”です。入院日数が長いほど、医療行為が多いほど、医薬品が多いほど多くの支払いをする制度です。できれば“定額の食べ放題”方式であればリーズナブルであるわけですが、アメリカの医療は“定額払い”のシステムとなっています。診断と治療のマニュアルがあって、州によって違いはあるものの、マニュアルに従った診断の結果、治療方針が決まると定額で支払う金額も決まります。同じ病気で、同じ治療なら支払う金額も同じというのが大原則です。
そのため、治療方針と金額が納得できなければ、他の病院に診断の資料(検査結果、診療方針など)を持って受診します。これがセカンドオピニオンです。セカンドオピニオンは日本でも広まっているといっても、自分のお金で受けた検査結果を持って他の病院の判断を聞いて回るということではなくて、行った先の病院で同じ検査を受けることになります。なぜ、日本で、そんな無駄づかいとも思われる制度ができたのか、今も変わらないのかということについては別の機会で解説させてもらいます。
アメリカでは無駄な医療費をかけないためのシスムテムですが、どんなにサービスをしても病院の収入は変わりません。そのために早く安く患者を治して退院させるのがよい医師で、給料も高くなります。それに対して日本の出来高払い方式では、多くの検査をして、長く入院させて、治療にも投薬にも金をかけたほうが収益が得られるシステムです。アメリカの人口は日本の約1.8倍(アメリカ:約2億2900万人、日本:約1億2300万人)ですが、病院のベッド数は人口比率では日本は世界一ということがコロナ関連で紹介されていました。人口1000人あたりのベッド数は日本は13.0床、アメリカは2.9床と4.5倍ほども多くなっています。
こんなにも少ないベッド数で済んでいるのは入院の平均日数が、日本が33.5日であるのに対して、アメリカが7.8日で、いかに早く退院させているかがわかります。一概に入院日数が短ければよいというわけではなく、集中して医療行為をすることもあってアメリカでは医療単価が非常に高くなっています。コロナ禍で医療崩壊をして制度を大転換させなければならなくなったら、定額といっても高額の医療費が必要になるという世界も待ち構えているということです。
健康食品やサプリメントは、それぞれ目的に合った素材(原材料)が使われ、目的どおりの結果が得られるようにするために、複数の素材が組み合わされるのが通常のことです。素材の研究が進む中で、どのような機能があるのかが明らかになり、例えば胃の中で糖質がブドウ糖に分解されるのを阻害する、ブドウ糖が小腸から吸収されるのを阻害するという機能がわかってきました。その素材を使うことによって、血糖値の上昇を抑えて、糖尿病の予防や改善のために使う健康食品とすることができます。
この機能は糖尿病だけでなく、体脂肪の増減のコントロールにも使われます。血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上昇すると、膵臓から血糖値を降下させるホルモンであるインスリンが分泌されます。これによってブドウ糖が細胞に取り込まれるようになり、血糖値が下がっていくことになります。インスリンには肝臓で脂肪合成を進める作用があり、肝臓で合成された中性脂肪は脂肪細胞の中に蓄積されていきます。ブドウ糖への分解、ブドウ糖の吸収を抑えることは脂肪細胞に蓄積される中性脂肪の量を減らすことにつながります。
このようなメカニズムについて知ると、血糖値が高い人は、この働きがある素材について学ぼうとしますが、それ以外の機能を知りたがりません。血液検査で中性脂肪値が高いことを指摘された人は中性脂肪に影響を与えるものだけを知ればよいと考えがちです。しかし、先に説明したように、血糖値に関わる素材は中性脂肪にも影響を与えます。また、糖尿病と診断されるほど高血糖になると血圧が上昇してくるという関係性もあります。
自分の状態に合った機能がある素材と、それが使われた健康食品のことを知れば、それでよいということではなくて、多くの関連がある素材についても機能のメカニズム、優れた素材の見抜き方、有効な素材が使われた商品(健康食品)の選び方、そして効果がある摂取タイミングを知ることで、さまざまな対応ができるようになります。
記念日を決定するパターンとして語呂合わせがあります。新たな記念日を考えるときの参考資料として、まずは1月の語呂合わせ記念日を紹介します。
1月3日 眼鏡・コンタクトレンズ業界が、ひ(1)とみ(3)の語呂合わせで「ひとみの日」と制定。
1月4日 山梨県石材加工業協同組合が願をかけた石に触れると願いがかなうということから、い(1)し(4)の語呂合わせで「石の日」と制定。
1月6日 まくらが枕を英語でピロー(pillow)といい1をピンのピ、6をローと読むことから「まくらの日」と制定。
1月8日 大戸屋が1958年1月8日の創業日を0108として0(オー)10(ト)8(ヤ)の語呂合わせで「大戸屋・定食の日」と制定。
1月10日 全国納豆協同組合連合会が糸のい(1)と(10)の語呂合わせで「糸引き納豆の日」と制定。
1月12日 韓国人蔘公社ジャパンが、い(1)い(1)に(2)んじんの語呂合わせで「いいにんじんの日」と制定。
1月13日 ヤクルト本社がお父(10)さん(3)の語呂合わせで「お父さんの日」と制定。ICI石井スポーツが登(10)山(3)の語呂合わせで「登山の日」と制定。
1月14日 日本褒め言葉カード協会が褒め言葉の一つのい(1)い(1)よ(4)の語呂合わせで「褒め言葉カードの日」と制定。
1月16日 囲炉裏の愛好家が、い(1)い(1)炉(6)の語呂合わせで「囲炉裏の日」と制定。
1月18日 グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパンがブリーズライトを使って鼻呼吸を普及するために、ひ(1)らく、い(1)いは(8)なの語呂合わせで「ひらく、いい鼻の日」と制定。
1月19日 はっぴいおかんが、いち(1)じく(19)の語呂合わせで「大阪いちじくの日」と制定。イチジク製薬がイチ(1)ジク(19)の語呂合わせで「イチジク浣腸の日」と制定。花王が、いい(11)くち(9)の語呂合わせで「いいくちの日」と制定。
1月20日 日本ナットウキナーゼ協会が寒い季節に血栓ができやすいことから大寒になることが多い1月20日とツ(2)マル(0)の語呂合わせから「血栓予防の日」と制定。
1月27日 JA岡山西船穂町花き部会がスイートピーの本格的シーズンの1月と、いい(1)ふ(2)な(7)おの語呂合わせで「船穂スイートピー記念日」と制定。
1月28日 人物や物事のエピソードから本質を探ることの大切さを知ることを目的に、い(1)つ(2)わ(8)の語呂合わせで「逸話の日」と制定。
1月26日 カゴメが年末年始で食生活が乱れやすい1月とフ(2)ロ(6)ーラの語呂合わせで「腸内フローラの日」と制定。
1月30日 大麦工房ロアがイソフラボン、大豆サポニン、大豆オリゴ糖の入ったおからを原料とした菓子の普及を目的にイソフラボン(1)、大豆サポニン(3)、オリゴ糖(0)の語呂合わせで「おからのお菓子の日」と制定。
1月31日 カゴメが野菜を愛することを愛菜として1をアイ=愛、31をサイ=菜と読む語呂合わせで「愛菜の日」と制定。
鉛筆(シャープペンシル)を正しくつまむことができたら、次は自由に動かすための指づかいをすることができるかを再確認します。鉛筆で書く線の種類によって、主に使う指が違っています。大きく文字を書くときには指全体を動かすことになり、小さなマス目の中に文字を書くときには手首の位置を変えずに、指の動きで鉛筆を動かします。
横に線を描くときには親指を横に押します。縦に線を描くときには人差し指を下方向に押します。丸まった線を描くときや細かな動きによって描くときには、鉛筆が触れている中指の側面の第一関節近くを上げたり、中指の曲がりを調整することでスムーズに動かすことができます。この動きのときに、薬指と小指は固定されているのではなくて、鉛筆をつまんでいる3本の指の動きに合わせて、微妙に変化させることによって、指のバランスをとっています。
このような指の動きをするのは、指の関節は可動域に制限があるからです。その制限の中で鉛筆を自在に動かすことによって、脳が認識した文字を、そのまま書くことになるようになります。
指の動きは、書く文字によって力加減の増減があり、主に動かす指も親指から人差し指に、人差し指から親指にと移っていきます。3本の指の動きが細かく変化していくことで、書きたい文字が書けるように、書きたい文字に近づいていけるようになります。主に動かす指の動きが他の指へと移っていくことがわかり、その切り替えが、文字のどの部分で起こっているのかがわかるようにすることが必要です。漫然と指を動かし、ペン先を動かすのではなくて、文字の形と、その途中の形の変化、指づかいの変化を順序立って教えていくことが必要になります。
文字は形をなぞっていけばよいわけではなくて、鉛筆のペン先の紙への当たり方の強弱、ペン先によって描かれる線の濃淡も必要になります。そのための指の動きと力の入れ方を文字を書きながら感覚的に身につけていくようにします。
新型コロナウイルス感染が、ここまで長く続き、人流抑制とワクチン接種のほかの決定的な対策が見えてこないという状況では、前と同じ状態に戻ることは期待しにくく、まったく意識が変わるほどの変化があってもおかしくないと感じることも多くなっています。大きな変化といっても、社会システムが変わるようなことがなければ、徐々にでも戻していくことは可能でしょうが、もしもシステムが根底から変わってしまうようなことがあったら、どんな対応を今からすればよいのかもわからなくなってきます。
コロナ禍の時代は、自分を見つめ直して、新たなことに対応できるように準備をしていく時期だということが言われています。しかし、どんな変化があって、どんな影響が自分たちにあるのかが見通せない状況だと、無理に動いて無駄なことにもならないように“家宝は寝て待て”ではないですが、何が起こっても動じないように心身ともに健康でいることが大事ではないかと考えています。
新型コロナウイルス感染拡大を“戦争状態”にたとえる声があります。このことを世界に向けて発言したのは国連事務総長でしたが、死者が相次ぎ、雇用が失われ、弱い立場にいる人が苦しみ続けるとの発言をしました。戦争は終了しても社会の混乱と貧困、社会システムの崩壊や変更などによって、前と同じ生活をすることは不可能となります。戦争がプラスに働くことがあったとしても、それは戦勝国の理論です。コロナ感染に戦勝国はありません。ワクチン開発で大きな利益を得た会社を多く抱える国であっても、それを遥かに超える損失が発生しています。
これまで「これに頼ればよい」と思い込まれていたことが、まったく頼りにならなくなっている大変化も想定して次の時代の準備を進めていくことが必要です。それを念頭においての言葉が「頼みの綱渡り」です。もちろん、頼みの綱という諺(ことわざ)のもじりですが、頼りにして縋って(すがって)いた人や物が役立たずになり、それ以外に縋るものがないというもの、例えば人流抑制とワクチンにだけ縋っていたことが、振り返ってみたら役立たずであったということに後になって気づいたのでは遅すぎます。
頼みの綱だと信用しきってしまうのではなくて、これは“綱渡り”であるという意識で、先へ先へと対策を進めるために頭を使い尽くすくらい考えるべきだということを言いたいがための言葉です。
健康食品やサプリメントの安全性や品質を確保するためのGMP規格については、2005年に『健康食品GMPガイドライン』が厚生労働省より示され、さらに『原材料の安全性自己点検ガイドライン』によって錠剤、カプセル状等の形態の食品について安全性を自己点検するためのフローチャートが提示されています。
錠剤やカプセルなどの形態の食品については、安全面の確保と同時に、過剰摂取による健康被害を発生させないために、原材料の製造に使用される原料について文献検索で安全性・毒性情報などを収集することが示されています。また、食経験に基づいて安全性を担保できない場合などは原材料などを用いて毒性試験を実施することが併せて示されています。
公益財団法人日本健康・栄養食品協会、一般社団法人日本健康食品規格協会、一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センターなどが評価基準を定め、基準をクリアした商品にはマークの表示を認めています。このマークを確認することも製品選びのポイントの一つとなります。
有名なメーカーの製品である、製薬会社の製造、販売数が多い、国内工場製造といった宣伝文句を並べられると安心して購入できるようなイメージがあるものの、これらのことは決して成分や品質の優良性を保証するものではないことを知っておく必要があります。
『健康食品GMPガイドライン』は商品選択の基準にはなるものの、製品に使われている素材の健康面での機能性を示すものではなく、その機能性は薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)によって表示が規制されていることから、機能性の表示は規制をされています。機能性の情報は、それぞれに使用されている成分ごとに知識を得て、その含有量などを確認して選択するしかないのが現状です。
ウォーキングに関する研究は数多く実施されていて、身体機能だけでなく認知機能の向上や実施による医療費の削減まで、さまざまな成果が報告されています。これまでの数多くの研究によって明らかにされてきたのは、健康の維持・増進には歩く時間や距離の長さだけではなく、一定の負荷をかけることの効果であり、一般的なウォーキングと中強度の負荷がかかるウォーキングを繰り返すことによって健康寿命の延伸が得られるとの結果です。
中強度の負荷のウォーキングは速度を高めることに加えて、速度は同じであってもポールを用いて歩行することによって20〜30%もの負荷が高まることから、普通歩行と速歩を交互に実施するインターバルウォーキングへの応用による効果が認められています。
普通歩行は典型的な有酸素運動であり、速歩やポールを用いた歩行は無酸素運動の領域となっています。そのため無酸素運動の歩行は長くは続けられないものの、筋肉に多くの酸素を取り込み、その状態で普通歩行を行うことによって比較的短い時間で効果的に有酸素運動を行うことができます。
有酸素運動と無酸素運動を交互に行う運動としてはマシントレーニングとエクササイズを短時間ずつ繰り返すサーキットトレーニングが知られており、その脂肪代謝(燃焼)と心肺機能向上の効果も確かめられています。インターバルウォーキングは、いわば歩くサーキットトレーニングですが、有酸素運動としてのウォーキングの効果を高めるためには無酸素運動としての歩行をプログラムに従って実施する必要があります。そのプログラムの構築と、ウォーキングの目的(血圧を下げたい、血糖値を下げたい、中性脂肪値を下げたいなど)に合わせた歩き方を指導しています。
これを地域の健康づくりに活かすというのが、これまでのオファーでしたが、新たに考えているのはスポーツ選手の有酸素運動と補助トレーニングです。日本メディカルダイエット支援機構では、運動と食事のタイミングによってエネルギー代謝の促進するメディカルダイエットをすすめていますが、そのための運動として、それぞれが行っているスポーツではなく、調整しやすいインターバルウォーキングを用いるということです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)





