投稿者「JMDS」のアーカイブ

他人のためにするボランティアは喜ばれはするものの、無料で長く続けることは困難です。継続してこその社会貢献活動であるので、ボランティアをして儲からないとしても、少なくとも損をしたと感じるようなことであってはいけないのです。もちろん、儲かるまでいかなくても、それなりの収入があったほうがよいのは当然のことです。
ボランティア活動の料金は、安かろう悪かろうではなくて、この質の内容なら本来なら高めのギャラをもらわなければいけないことを、通常の料金でやるというレベルのものであることが望ましいと感じています。私たちが実施するセミナーでは、通常の料金設定にはなっていますが、講習内容が理解できるように、読めばわかるようにするための資料を作成しています。
参考資料は、講習のときに示したら混乱させてしまうので、あとで資料を読み直すときに使えるように提供します。質問があれば、講習の最後のほうで時間を作るだけでなくて、あとでメールで受けて、メールで返答します。このときにも必要な資料があればつけています。さらに、健康関連の情報は新たな知見が出てくると古い情報になるだけではなくて、間違った情報にもなりかねないので、最新情報も発信します。食事に関わるセミナーの場合には、食生活のチェックをして、返答とともにアドバイスもします。
これらに全部料金をつけていたら、高くなってしまうので、通常の料金のうちで実施するようにしています。それでも数が増えてくると辛く感じることもあるので、そのときには「世のため、人のため」と口にして、心の中で「自分のため」と2回言うようにしています。自分のため、というのは、自分の勉強になり、周囲の方々から評価をしていただけるというメリットのことを指しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

ミネラルのうち、マグネシウム、銅、亜鉛、マンガン、セレンは補酵素としても働きます。中でも重要となるのは酵素の働きを補う補酵素としてのマグネシウムと亜鉛で、補酵素がなければ酵素は正常な働きをすることができなくなります。それはエネルギー代謝においても同様で、マグネシウムは約300種類、亜鉛は約200種類の酵素のための補酵素となっています。ミネラルには血液中や細胞の内外でイオンとなるものがあり、全身のイオンバランスを保つために使われています。
マグネシウムは、多量元素のミネラルで、体内では60~65%は骨に含まれ、残りは肝臓、筋肉、血液などのタンパク質と結合して存在しています。300種類以上の酵素に作用する補酵素であり、筋肉の収縮、神経の興奮抑制、血管拡張による血圧降下などの作用があります。食品では、ひじきやわかめ、アーモンド、ピーナッツ、大豆などに多く含まれます。
亜鉛は、栄養素の代謝や生命活動などに関わる化学反応に携わるミネラルです。200種類以上の酵素の構成成分であり、体内では皮膚、毛髪、肝臓、腎臓、睾丸、舌の味蕾などの新陳代謝が盛んな細胞に多く含まれます。不足すると新陳代謝の低下から皮膚炎、脱毛、爪の異常、味覚異常などが現れやすくなります。男性の場合には精液欠乏症や勃起不全、女性の場合には胎児の成長不良が起こりやすくなります。また、亜鉛は膵臓から分泌されるインスリンの構成成分で、インスリンの分泌量を調整して血糖値を下げる働きがあります。また、筋肉細胞がインスリンと反応してブドウ糖の取り込みを行う際に必要となります。食品では、カキ、牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵(特に卵黄)、ナッツ類に多く含まれます。
マグネシウムは食品に多量に含まれていますが、亜鉛は微量ミネラルで、体内に少ない量しか存在していないだけに、不足すると大きな影響が出ることになります。微量ミネラルが不足しないように、多く含まれる食品を知っておきたいものです。微量ミネラルは鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、マンガン、モリブデン、クロム、コバルトの9種類です。

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第2回)を紹介します。
妊娠糖尿病の既往のある女性は既往のない女性と比べると糖尿病を発症するリスクが高く、60万人以上のテータのメタ解析ではリスクが7倍以上、コホート研究だけを対象としたメタ解析でもリスクが6倍高くなることが示されています。
日本での報告は多くはありませんが、妊娠糖尿病の女性354名を対象とした後ろ向きコホート研究では、57週(中央値)の追跡期間中に約10%の妊娠糖尿病の女性が糖尿病を発症していたことが報告されています。なお、世界の9研究のメタ解析では、妊娠糖尿病によって循環器病のリスクが2倍になることが示されています。また、巨大児の出産経験があると糖尿病のリスクが増加することも報告されています。
近年、妊娠出産歴も女性の健康に大きな影響を与えることが確認されています。国際的なメタ解析からは、妊娠高血圧症候群、特にその中でも妊娠高血圧腎症にかかった女性は、そのあと数十年を経て高血圧、脳血管障害、虚血性心疾患、腎障害、さらには認知機能低下などを発症しやすいことが報告されています。また、妊娠高血圧腎症の既往回数が多いほど、比例的にリスクが高くなることが報告されています。しかし、妊娠高血圧症候群の既往がある女性の将来の心血管疾患リスクを有意に減少させる方法については、まだ報告がありません。そのため、妊娠高血圧症候群を発症した場合は、長期的に注意する必要があります。

広く健康に関わる記念日について紹介します。
6月22日 マルハニチロ食品が魚油に含まれるDHAが6つのシス型の二重結合を含む22個の炭素鎖をもつカルボン酸の総称であることから「DHAの日」と制定。かに道楽が、かに座の最初の日が6月22日で、五十音順のかが6番目、にが22番目であることから「かにの日」と制定。日本ボウリング場協会が1861年6月22日の英字新聞にボウリング場が広島にオープンしたとの記事が載ったことにちなんで「ボウリングの日」と制定。毎月22日は「禁煙の日」(禁煙推進学術ネットワーク)、「ラブラブサンドの日」(日糧製パン)。
6月23日 国際オリンピック委員会が1894年6月23日に創設されたことにちなんで「オリンピックデー」と制定。毎月23日は「乳酸菌の日」(カゴメ)、「不眠の日」(エスエス製薬)、「国産小ねぎ消費拡大の日」(小ねぎ主産県協議会)。
6月24日 ブルボンがプチシリーズのキャラクターのプチクマが登場した2011年6月24日にちなんで「プチクマの日」と制定。毎月24日は「ブルボン・プチの日」(ブルボン)。
6月25日 月桂冠が本格的な生酒を発売した1984年6月25日にちなんで「生酒の日」と制定。毎月25日は「プリンの日」(オハヨー乳業)。
6月26日 岡山県真庭市の湯原町旅館協同組合と湯原観光協会が露(6)天(.)風呂(26)の語呂合わせで「露天風呂の日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)。
6月27日 あじかんが、ちらし寿司の誕生のきっかけを作ったとされる備前藩主の池田光政の命日の1682年6月27日にちなんで「ちらし寿司の日」と制定。
6月28日 パフェに使われるフルーツの出回り時期が6月で、パーフェクトゲームがプロ野球史上初めて達成された1950年6月28日にちなんでパフェ愛好家が「パフェの日」と制定。T&GJapanがニュージーランド産のJAZZりんごが初めて日本に輸入された2011年6月28日にちなんで「JAZZりんごの日」と制定。

エネルギー代謝の実践編がメディカルダイエットであることは前回に触れましたが、日本メディカルダイエット支援機構の研究がエネルギー代謝に行き着いたのは理事長の仕事の変遷と関係があります。初めに手がけた仕事は学生時代に加わった日本厨房機器工業会(現日本厨房工業会)の月刊機関誌『厨房』の編集で、卒業後も編集を担当しました。厨房を仕事で使う調理師の中で全国病院調理師会(現在は日本病院調理師協会)と知り合って『病院調理』の編集、病院で働く栄養士と医師の団体である日本臨床栄養協会の『New Diet Therapy』の編集を手がけ、最後の巡回健診の日本健康倶楽部の『健康日本』の編集・執筆は13年間続きました。
その間に医学系学会(日本糖尿病学会、日本循環器学会、日本臨床栄養学会、日本未病学会、日本心臓リハビリテーション学会など)との関係を深めて、国のTHP(total health promotion)運動では産業栄養指導者会、産業保健指導者会、心理相談員会、ヘルスケア・トレーナー会との連携も進めました。そして、公益財団法人日本健康スポーツ連盟の理事となり、健康運動指導士の教育を担当して、受講者の要望が多かったサプリメント科学にも取り組んできました。
医学、薬学、栄養学、保健学、運動科学などは広い範疇では生命科学の研究分野で、その各分野の中で別々にエネルギー代謝学が研究されていることがわかりました。エネルギー代謝は生体(身体)と外界との間のエネルギーとの交換のことを指していて、物質代謝をエネルギーの面から見ています。化学的エネルギーが含まれる食べ物を摂取して、これを機械的エネルギーに変換して身体を動かし、電気的エネルギーに変換して神経伝達を行い、熱エネルギーに変換して体温を維持しています。
その仕組みがわかれば、余計な中性脂肪やブドウ糖が体内に蓄積されないようにして、このエネルギー源を有効に活用して、エネルギー代謝を進めることも、そう難しいことではなくなります。その実践方法であるメディカルダイエットの手法として、食事と運動の組み合わせ、食事と休養の組み合わせ、運動と休養の組み合わせを研究しています。
同じ食事量、運動量であっても、どちらを先にするのかというタイミングによって結果が違ってきます。休養の中でも食事と運動との関わりで最も変化が大きいのは入浴であることがわかりました。そこでエネルギー代謝を高める方法として、「食事×運動」「食事×入浴」「運動×入浴」のタイミングによるエネルギー代謝の活性化を指導コンテンツとして発信しているのです。

2021年3月30日の世界自閉症啓発デーに合わせて、民間シンクタンクの野村総合研究所が、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害を人材として活用できていないことによる経済損失が年間2兆3000億円になるとの推計を発表しました。
少子・高齢化が急速に進む我が国では、今後40年間で生産労働人口が約35%も減少すると推計されています。2020年の生産労働人口は7406万人ですが、これが2060年には4793万人にも減少するとみられています。成長市場であるIT業界では10年後の2030年でさえ、需要数約192万人に対して供給数は約133万人と、約79万人不足するとの試算もあります。
産業人材の確保のためには、現段階では充分に働けていない人材の活躍機会を生み出すことが重要で、その人材として発達障害の人が着目されています。野村総合研究所の約10万人を対象とした調査結果によると、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害の診断を受けた18〜65歳の生産労働人口は約140万人いると推計されています。
アメリカでは自閉症スペクトラム障害のある人を活用しないことによる年間経済損失は円換算で19兆〜21兆円、注意欠陥・多動性障害では11兆〜21兆円と推計されています。海外の大手企業では発達障害人材の職務適性に着目して、IT、金融、製造などの分野で高度IT専門職として採用・育成を積極的に進めています。
日本の1年間の経済損失は自閉症スペクトラム障害で1兆3000億円、注意欠陥・多動性障害で1兆円とされていて、少子・高齢化による生産労働人口が少ないことを考慮してもまだまだ少ない数値でしかありません。世界に先行して少子・高齢化が進む日本こそ、発達障害をポテンシャルのある多様な人材として切り開いていくことが強く求められていることが明らかにされた調査結果といえます。

体外毒素として知られる有害ミネラルは、一つの種類だけでも相当の健康被害が認められていますが、複数が重なると足し算ではなく、掛け算として身体にダメージを与えることが指摘されています。有害ミネラルとして特に注意が呼びかけられる5種類の有害ミネラルを解説します。
カドミウム(Cd:cadmium)
化学物質の中に含まれ、石油や石炭の燃焼によって土壌や大気中に排出されています。タバコにも含まれ、喫煙者・受動喫煙者の体内から多く検出され、喫煙者からは非喫煙者の2倍以上の検出が報告されています。また、内分泌攪乱作用がある環境ホルモンとしても指摘されています。過剰に摂取すると、腎臓障害や貧血、骨粗鬆症、骨軟化症のリスクが高まります。
水銀(Hg:hydrargyrum)
水銀は有機水銀と無機水銀の2種類があります。水銀による環境汚染を引き起こしたのは有機水銀(メチル水銀)で、魚介類に多く含まれることから日本人は摂取過剰のリスクが高くなっています。また、歯科治療の詰め物であるアマルガムに含まれる金属水銀による汚染も問題視されています。過剰に摂取すると、中枢神経系障害、消化機能障害、腎臓障害のリスクが高まります。
鉛(Pb:plumbum)
鉛水道管や有鉛ガソリンの排気ガス、ハンダ、タバコ、塗料、アクセサリーなどによる中毒によって、全身の酵素の働きが妨げられ、造血機能が阻害されます。子供の脳の発達に影響を及ぼす可能性が高くなっています。過剰に摂取すると、貧血、神経障害、腎臓障害、動脈硬化、子供の脳発達遅延のリスクが高まります。
ヒ素(As:arsenic)
ヒ素(砒素)は有機ヒ素と無機ヒ素の2種類があります。無機ヒ素は皮膚や肺に発がん性があり、残留農薬や排気ガス、魚介類などに含まれます。海藻に多く含まれる有機ヒ素は問題がないものの、無機ヒ素も一部含まれるので過剰摂取には注意が必要です。過剰に摂取すると、皮膚がん、皮膚角化症、色素沈着のリスクが高まります。
ベリリウム(Be:beryllium)
低濃度でも長期間に暴露すると健康被害が生じる恐れがあり、有害大気汚染物質に指定されています。大気汚染物質のほか電子機器にも含まれ、DNA複製阻害、肺がんを引き起こす可能性があります。過剰に摂取すると、呼吸器障害、皮膚障害のリスクが高まります。
アルミニウム(Al:aluminum)
軽量で加工しやすいために広く使われている金属で、アルミ缶、アルミホイル、アルミ鍋、食品包装を通じて体内に入りやすくなっています。タバコ、殺虫剤などにも含まれます。体内に入ったアルミニウムは約99%が排泄されますが、約1%は脳内に残るとされます。過剰に摂取すると、腎臓障害、透析脳症、骨軟化症のリスクが高まります。

駄菓子は上菓子ではない一般的な菓子の総称で、今でも地方には地域の名前をつけた○○菓子が江戸時代から受け継がれる伝統的な甘味として残されています。この他にも駄菓子と呼ばれるものがあり、これは江戸時代には一文菓子と呼ばれていました。一文菓子は、菓子というよりも雑穀や水飴などを材料にした庶民の間食でした。一文の価値ですが、江戸時代には金1両が銭4000文でした。江戸時代といっても260年も続いたので価値は変化していますが、平均すると現在の価値では20円くらいです。一文菓子と発音が似ている「一文無し」は本当に持ち金がない人ということになります。
今の駄菓子のルーツは一文菓子ということですが、安いので材料に金をかけられないということだけでなく、高価な砂糖は使うことが許されていなかったのです。材料の雑穀は今でこそ栄養価が高いということで白米に混ぜるものとして販売されていて、同じ重量なら白米よりも高価なものになっていますが、当時は麦、豆、粟(あわ)、稗(ひえ)などが使われていました。水飴は麦芽のデンプンを糖化させたもので、安く甘さを楽しむには最適なものでした。
江戸時代の中期に庶民は昼食を食べるようになって、朝に炊飯したものをおにぎりにして、これを昼食として食べていました。白米を食べるようになったから糠(ぬか)に含まれているビタミンB₁が不足したから脚気が起こった、というのが一般的な説となっています。しかし、白米を食べるようになったから、すぐに脚気が起こるようになったわけではなくて、昼食代わりに駄菓子を食べていた時代には、それほど脚気は多くはなかったのです。脚気が起こるようになったのは駄菓子を食べなくなったからで、雑穀を材料にしていた駄菓子は重要な栄養源だったのです。
雑穀にはビタミンB₁だけでなく、ビタミンB₂とビタミンB₆も含まれています。ビタミンB₁₂は動物性食品に含まれていて、卵や乳製品からも摂ることができます。雑穀が材料の駄菓子があれば、これに乳製品を加えれば、エネルギー代謝に使えるおやつとなります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)

酵素は細胞の中で化学反応を起こす成分で、酵素が正常に働くことで細胞の働きを活性させ、消化・吸収・循環・代謝・排泄などの機能を正常に保つことができます。体内の酵素はタンパク質であり、肝臓でアミノ酸から合成されています。
酵素は、動物の細胞にも植物の細胞にも含まれていますが、それらの食品を食べれば、それが体内の酵素となって働くわけではありません。しかし、酵素が多く含まれた食品を食べることで、体内の酵素を増やしていくことができます。食品に含まれているたんぱく質が、胃でアミノ酸に分解され、小腸から吸収されたあと、肝臓に運ばれて、酵素をはじめとした身体に必要なタンパク質に合成されます。食事で良質なたんぱく質を多く摂り、肝臓で合成される酵素が増えることによって、体内の酵素を増やしていくことができます。
肝臓で合成される酵素は、維持酵素(潜在酵素)と呼ばれています。維持酵素の合成量は、たんぱく質の摂取量によって変化はするものの、ほぼ一定しています。維持酵素は、細胞内の酵素である代謝酵素と、食べ物を消化する消化酵素に大きく分かれます。
食品に含まれる消化作用がある酵素(消化酵素)が少ないと、その分だけ胃から分泌される消化酵素が多く必要になり、代謝酵素として使われる酵素の量が減ることになります。食品から消化酵素を多く摂ることで、消化酵素の分泌を減らして代謝酵素を増やすことができるようになるというわけです。酵素を多く摂ることで代謝が高まり、体内の細胞からの老廃物の排出が進み、血液中に出された老廃物を肝臓で解毒化する能力も、腎臓で濾過して排出する能力も高めていくことができます。
消化酵素の働きをする酵素は、野菜、果物、穀類、発酵食品などに多く含まれています。しかし、食品に含まれる栄養素は品種改良や収穫時期の変化、農薬や化学肥料の使用による土壌の劣化などによって低下傾向があり、特に野菜に含まれる消化酵素は減少しています。
消化酵素が多い食品としてはジアスターゼが豊富な大根があげられます。ジアスターゼは、唾液に含まれるアミロースと同じ糖質の消化酵素です。大根といえば以前は中央が膨らんでいる三浦大根が主流でしたが、今の主流は細長い形状の青首大根です。辛味が減り、甘味が増えた分だけ、ジアスターゼの量も減っています。
酵素はタンパク質であるため、加熱すると破壊されて活性が低下することになります。生で食べる機会が減ると、ますます消化酵素が減っていくことになります。
体内の酵素は、アミノ酸から合成されているため、空腹期間が長い就寝時に徐々に減少していき、起床時には大きく減少しています。朝食では必須アミノ酸が豊富に含まれる良質のたんぱく質を摂ることが大切となります。

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第1回)を紹介します。
母乳により母子ともに、さまざまな疾病のリスクが下がることが報告されています。
出産後になるべく母乳を与えることで、母親の糖尿病、高血圧や循環器病リスクが低下するとの報告があります。また、母親の乳がんリスクを低くすることも期待できます。日本人における疫学研究の系統的レビューでは、授乳は乳がんを予防する可能性ありと判定され、また国際的には授乳は乳がんをほぼ確実に予防するとされています。
乳児期初期の母乳栄養により、子どもの感染症や白血病、2型糖尿病のリスクが低下する可能性が示されています。一方で、生後6か月をすぎて完全母乳栄養を続けることの健康効果は示されていません。つまり、長期に母乳を与えることではなく、あくまで出産後半年ほどは可能な範囲で与えることがよいと考えられています。
胎児期や小児期の健康状態は、その後の成人期また高齢期といった生涯にわたる健康状態に影響を及ぼすと考えられています。母子手帳や家族からの聞き取りを通して、自分の成育歴、幼少期にかかった病気や受けた治療について充分に理解し、把握しておくことは、将来の健康を維持するためにとても大切です。小児期の疾病の長期的な影響については、今後、さまざまな研究により明らかにされていくことが期待されています。