投稿者「JMDS」のアーカイブ

聞き慣れている言葉、見慣れている言葉であれば、間違った使い方(誤用)も見抜きやすいところがあるものの、あまり見聞きしていない言葉を使われて、それを“それなりの人”が使っていると見逃してしまうこともあります。

その例の一つとして今回は「二の舞を踏む」を見ていきます。

「二の舞」は、もともとは舞楽で使われていた言葉で、最初の舞に失敗した後に、その失敗を真似たかのように失敗を繰り返すことを指しています。

その失敗は自分の失敗だけでなくて、他人の失敗を見ていたのに同じ失敗をすることも意味しています。

このような意味合いから「二の舞を踏む」という表現に違和感を持たない人もいるのですが、これは誤用であって、「二の足を踏む」と混同されたと考えられています。

二の足を踏むは、一歩目は進んだものの、二歩目は戸惑って進まない状態を指す言葉です。物事を始める決意は固まっていても、実際に行動を起こすことに不安を感じて躊躇するという意味で使われています。

正しい使い方は「二の舞を演じる」です。このことは「二の舞」の意味がわかれば、演じるという表現とマッチすることは理解できるはずです。

過去に失敗をしても、それを反省することなく繰り返すこと、反省をしていても望むレベルに達していないので失敗を繰り返すということで、「二の舞を踏む」を使い続けていると、それだけでなく、他のことも失敗を繰り返す人ではないかと見られてしまうので、特に注意してほしい、ということを伝えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

発達障害の改善のための支援が不十分であるために、うつや不登校、ひきこもりから精神障害までの二次障害を起こすことがあります。

うつ病などのストレスが要因となる精神疾患が最も多くみられます。発達障害は他の障害を併発していないと外見からは障害があるように見えないという特徴があるため、状態が理解されないことがあります。

そのために無理解や誤解を生じて、周囲との関係がうまくいかなくなり、これが大きなストレスを抱える状況に陥ることが少なくありません。

二次障害への発展を予防するには、本人の特徴をよく理解して、特徴にあった支援をしていくことが大切になります。

発達障害による二次障害の内在化障害は次回(発達特性42)、外在化障害は時々回(発達特性43)に説明します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

尿酸値が高いと指摘された人は尿酸値を下げるために、食事の改善が求められます。

痛風の治療では薬剤による治療も行われますが、食事が改善されなければ薬剤も効果を上げることはできないため、痛風の予防・治療は食事の改善が基本となります。

高尿酸状態を予防・改善するための食事のポイントを紹介します。

1)適正なエネルギーの確保
食べすぎは余分な尿酸を作り出す結果につながるため、適正なエネルギー量の確保を心がけます。1日の摂取エネルギー量は標準体重あたり25~30kcalとします。60kgの人なら1800kcalまでの量となります。

2)プリン体の多い食品の制限
プリン体は尿酸の原料となるので、できるだけ減らすようにします。痛風が発症した場合には、プリン体の摂取は厳しく制限されます。

プリン体が多く含まれる食品としては、あんこうきも、干物、白子、豚レバー、かつお、まぐろ、えび、たらこ、あさり、牛肉ヒレ、豚肉ロース、ボンレスハムなどがあげられます。たんぱく質が多い食品にプリン体が多く含まれる傾向があるものの、牛乳、鶏卵、豆腐では少ないので、たんぱく質を摂るときには、これらの食品を使うようにします。

3)アルコールの制限
尿酸値を下げるためには水分は摂ることは大切ですが、水分といってもビールは禁止されます。アルコールは尿酸の排泄を抑制するため、尿酸値を上昇させることになります。ビールにはプリン体が多いため、特に注意が必要です。痛風は飲酒時に発症しやすいだけに、尿酸値が高い人にはビールだけでなく、すべてのアルコールの禁酒が求められます。

4)アルカリ食品の摂取
尿がアルカリ化することで尿酸値は下がりやすくなります。血液中のpHは食品の影響を受けないため、アルカリ性食品を食べたからといって体がアルカリ化して酸化を防げるわけではありません。しかし、尿のpHは食品によってかなり変化します。

酸性化させる食品は卵、豚肉、牛肉、貝、魚などで、摂りすぎは尿のアルカリ化を妨げ、尿酸が結晶化しやすくなります。逆に尿をアルカリ化させる食品としては、海藻、野菜、豆、果物があげられます。

5)ミネラルの摂取
尿酸はカルシウムと結びつくと尿酸カルシウムに、カリウムと結びつくと尿酸カリウムとなって排泄されます。化合物となって排泄を進めるカルシウムが含まれた小魚、海藻、大豆製品などやカリウムが含まれた野菜類を多く摂るようにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「梨の日」二十世紀梨の産地の鳥取県湯梨浜町が、な(7)し(4)の語呂合わせで制定。

「シーザーサラダの日」キユーピーが、1924年7月4日にメキシコのシーザープレイスホテルでシーザーサラダの起源となるサラダが出されたことから制定。

毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

文章は“書く”と表現されるので、パソコンを使って文章を作成することも“書く”と表現されるのは普通のことになりました。実際にはキーボードに対して指を使って打ち込んでいても“書く”という感覚です。

タブレットの画面をタッチしての文章作成でも、音声入力による文章作成でも“書く”というのも違和感がない時代になりました。このあたりのことは前回(日々修行307)、「パソコンがないと生きていけない」というお題で書かせてもらいました。

どのように変化していっても、右利きであるとペンで書くのも打ち込むのも右手(主には手首から指)を使うことになるので、いろいろと手段を変えたり、使い分けたりしても負担はかかり続けています。

キーボードを打っての文章作成を始めたのは1982年からのことで、そのときはワードプロセッサーでした。これは購入したわけではなくて、出版社が貸してくれました。それは単行本のゴーストライターとして原稿用紙に手書きをしていて、腱鞘炎を起こしたことから、もう書けないと訴えたら、2日後に当時は70万円以上したワードプロセッサーが届けられました。

それからパソコンの時代になり、そこからの年月を考えると、左指の筋(すじ)が傷んだ状態になって、整形外科医でも治せない状態になってしまいました。それでも人差し指と中指をテーピングでカバーして、なんとか誤魔化すことはできていました。

この期間が長く続き、今では、あまり使っていない親指に痺れが出るようになって、その痺れが痛みに変わってきました。キーボードは右打ちが中心になって、キー打ちのスピードが大きく下がって、かなり時間がかかるようになっています。感覚的には30分で終えていた文章作成に、90分はかかっています。

それでも手書きの時代に比べたら、どれだけ楽になっているのか、パソコンやタブレットがなかったら、もう文章を“書く”のは不可能という状態になってみて、デジタル機器の有り難さを今さらのように感じていました。

それが最近では、どれだけ時間がかかるという状態では済まなくなっていて、指だけでなくて、肘から先に痛みが出ていて、もう「パソコンがあっても仕事ができない」という、お題どおりのことになっています。

その原因はわかっていて、首の椎間板が影響しています。これについては、中学2年生のときに空手の試合で首にキック(蹴り技)を受けて、頸椎の椎間板がつぶれたことによって神経が圧迫されているため、ということを前にも書いています。

首の頸椎は7個あって、上から4番目と5番目の間の椎間板から手首から指先までの神経が出ています。この部分の椎間板がヘルニア状態になると神経を圧迫して肩から腕、指にかけての痺れや痛みを感じるというのが一般的な認識です。

健康関連の仕事を長くしてきたので、このあたりのメカニズムには詳しいほうで、椎間板ヘルニアを得意とする整形外科専門医の知人も数多くいます。

これについては次回(日々修行309)に続きます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

運動をすることは酸素を体内に多く取り入れて、この酸素が脳に送り込まれることによって脳細胞の働きがよくなると説明されています。脳細胞は酸素を利用して、エネルギー源となるブドウ糖からエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作り出されています。

酸素不足ではエネルギー代謝も盛んにならないということですが、脳細胞の唯一のブドウ糖は飲食でブドウ糖が含まれる糖質を補っておけば、それで脳細胞にスムーズに取り込まれるというわけではありません。取り込まれるための条件をクリアする必要があります。

脳細胞に限らず、全身の細胞にブドウ糖を取り込む働きをしているのが膵臓から分泌されているホルモンのインスリンです。インスリンは血液中のブドウ糖が増えた血糖値が高い状態になると多く分泌されるようになります。

では、血糖値が低い空腹時にはブドウ糖が取り込まれないのかというと、インスリンが分泌されない状態でもブドウ糖が必要な状態になったときには、積極的にブドウ糖を取り込む仕組みが身体には備わっています。それはAMPキナーゼという酵素を使った方法です。

インスリンによってブドウ糖が取り込まれるのは細胞の奥にあるGLUT4という輸送体が細胞膜に近づいてくるからですが、GLUT4はAMPキナーゼによっても移動します。

ATPからリン酸(P)が一つ外れたADP(アデノシン二リン酸)になるときと、ADPからリン酸が一つ外れてAMP(アデノシン一リン酸)になるときに細胞内でエネルギーが発生しています。

AMPが多く発生するということはブドウ糖が使われて減ったということで、細胞にブドウ糖を補わなければなりません。そのために働くのがAMPキナーゼで、運動をしてブドウ糖が使われると細胞の取り込みが進むようになります。

運動をすると脳細胞に酸素が多く取り込まれるようになり、同時にAMPキナーゼが働くようになって、脳細胞にブドウ糖が多く取り込まれて、脳細胞のエネルギー代謝が高まるという仕組みになっています。

運動といっても激しい筋肉運動をする必要はなくて、早歩きを10分くらいするだけでも効果があります。ただし、運動の前にブドウ糖が含まれる甘いものを食べていると血糖値が上がり、細胞にブドウ糖が多い状態になっているのでAMPキナーゼが働きにくくなります。

そこで、先に運動をして、勉強をする前にブドウ糖が含まれる甘いものを少し摂るというタイミングが大切になります。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から基礎代謝量と身体活動量を用いた推定方法の基礎代謝量基準値を紹介します。

〔基礎代謝量基準値〕
基礎代謝量とは、覚醒状態で必要な最小限のエネルギーです。実験参加者をエネルギー代謝測定室に入れ、熱となって放散されるエネルギーを測定します。

早朝空腹時に快適な状態(室温など)において安静仰臥位・覚醒状態で測定すれば、これが基礎代謝量となります。この方法は、基礎代謝量を直接測定するため、直接法と呼ばれます。

一方、直接測定ではなく、直接測定で得られた値を用いて、性・年齢・身長・体重などから推定する方法(推定式の開発)も数多く試みられています。

複数の推定式が提案されているものの、一定以上の精度が確認された推定式は成人を対象としたものが多くなっています。

なお、日本人の小児については、「昭和44年改定・日本人の栄養所要量」で示された体表面積に基づく式など各種推定式の妥当性を検討した論文があります。

実測された基礎代謝量を体重1kg当たりで表現し(kcal/kg/日)、性・年齢区分別にデータを統合して、それぞれ代表値を求める方法があります。

1980年以降、我が国で測定された50の研究の結果の観察値から代表値(体重1kg当たりの基礎代謝量)を求めて、これに参照体重を乗じると参照体重の場合の基礎代謝量基準値となります。

具体的には、各年齢区分で重みづけをせずに平均値を求めています。

なお、65〜74歳の男性は前後の年齢層から推定して算出されています。

また、70歳以上の測定値が高齢者施設に入所している全身状態のよいものを対象とした研究が主であったことを考慮して、75歳未満の値も参考にして、75歳以の男性は21.5kcal/kg体重/日、女性は50歳以上を一律に20.7kcal/kgとしました。

参照体重から大きく逸脱した個人または集団に用いる場合に注意を要するものの、日本人の実測定データを最大限に活用している点を評価して、食事摂取基準では、この方法を用いるのが現時点では最良であると判断しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からエネルギー必要量の推定方法のエネルギー消費量(二重標識水法)を紹介します。

〔エネルギー消費量(二重標識水法)〕
成人(妊婦、授乳婦を除く)で短期間に体重が大きく変動しない場合には、「エネルギー消費量=エネルギー摂取量=エネルギー必要量」が成り立ちます。

自由な生活を営みながら一定期間のエネルギー消費量を正確に測定する方法は、現時点では二重標識水法のみです。

二重標識水法は一定量の二重標識水(重酸素と重水素によって構成される水)を対象者に飲ませ、尿中に排泄される重酸素と重水素の濃度の比の変化量からエネルギー消費量を算出する方法です。

二重標識水法を用いて1歳以上の健康な集団を対象としてエネルギー消費量を測定した世界各国で行われた139の研究結果を用いて、年齢とエネルギー消費量の関連をまとめています。

各点は各研究で得られた測定値(体重1kg当たりの値:kcal/kg/日)の平均値(または、それに相当すると判断された値)です。総じて、男性の値は女性の値よりも、わずかに高く、20〜70歳の範囲では、ほぼすべての研究が30〜40kcal/kg/日の範囲に入っています。

日本人成人を対象とした研究では同じ集計を行った結果で、すべての報告が34〜46kcal/kg/日の範囲にあり、値の単純平均は男性39kcal/kg/日、女性38kcal/kg/日であり、世界各国のまとめよりも5kcal/kg日ほど高い値を示しています。

一般に、体重が大きいと体重当たりのエネルギー消費量が小さくなります。そのため、主に体格や体脂肪率が大きい欧米人を対象とした調査より、日本人を対象としたほうが数値が高くなっていると考えられます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

尿酸値は、血液1dl(デシリットル)の中に、どれくらいの尿酸が含まれているかを示したものです。尿酸が血液中に溶ける量には限界があり、尿酸値が7.0mg/dlを超えると、溶けきれなくなった尿酸が結晶化し始め、関節などに沈着します。

尿酸値の正常値は成人男性が4.0~6.5mg/dl、成人女性が3.0~5.0mg/dlで、7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。8.5mg/dlを常に超える状態になると、いつ痛風発作が起きるかわからない状態ですが、発作が起こるまでは8年以上は経過しているといわれます。

食事の見直しやアルコール制限などをしても尿酸値が下がらない人には、生活指導を続けた上で薬物治療も行われます。

尿酸は、通常の状態であれば体内で作られる量と、排泄される量とのバランスが保たれて、尿酸値も一定に保たれています。

しかし、作られる量が増えすぎた場合や、排泄される量が減った場合には、体内の尿酸が一定量を超えてしまいます。そして、過剰になった尿酸が血液中に溢れ出て、尿酸値が上がっていきます。

遺伝によって尿酸が過剰に作られたり、排泄低下が起こる例も一部にはあるものの、ほとんどの場合は尿酸の産生を増加させるような過食、多量の飲酒、尿酸の原料となるプリン体が多く含まれる食品の摂取、激しい運動や脱水などが原因となっています。

痛風が発症したときには、まずは痛みを止めるための薬によって治療が行われます。薬を飲むことで痛みはなくなるものの、薬さえ飲めば解決するというものではありません。薬は、あくまで痛みを止める緊急処置であり、高尿酸血症そのものを治療するものではないからです。

治療の根本は生活習慣の改善であり、適切な食生活、適度な運動によって尿酸値をコントロールしていくことが最も重要となります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「ソフトクリームの日」1951年7月3日に東京・明治神宮外苑で米軍主催のカーニバルの模擬店で初めてコーンスタイルのソフトクリームが販売されたことにちなんで制定。

「塩と暮らしの日」塩事業センターが、塩と暮らしを結ぶ運動のPRの一環として塩の原材料の海水の波(73)の語呂合わせで制定。

「七味の日」向井珍味堂(大阪府大阪市)が、七(7)味(3)の語呂合わせで制定。

「オロナミンCの日」大塚製薬が、オロナミンCのナミ(73)の語呂合わせで制定。

「涙の日」ドライアイ研究会が、な(7)み(3)だの語呂合わせで制定。

毎月3日:「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)