投稿者「JMDS」のアーカイブ

お釈迦様は誕生したときに、いきなり立ち上がって歩き、右手を天に、左手を地に指し、「天上天下唯我独尊」との言葉を発したとの逸話を前回(金言の真理62)書きました。

これには仏教宗派によって説明に違いもあって、立ち上がって歩いたのは7歩であったという説や、東西南北の四方に7歩ずつ歩いたという説もあるのですが、その後の右手を天に、左手を地に指し、「天上天下唯我独尊」と言ったということは共通しています。

「この世で自分より尊い者はいない」という意味は間違いということも書きましたが、“我”は私ということでなくて、“我々人間”を指しています。

誕生の逸話ということは、それ以降のお釈迦さまの偉業へとつながっていきます。

仏教では修行が重視されています。修行は「真実の自己を実現するために、自らの行いを正し、修めること」を意味しています。

修行(しゅぎょう)は、それ以外の日本語としての読み方はありません。精神や人格の向上を目的として終わりのない実践をすることを指しています。

勘違いされがちなのは修業で、これは「しゅぎょう」のほかに「しゅうぎょう」とも読まれます。修業(しゅぎょう)は学術や技芸などを習い修めることです。修業(しゅうぎょう)は習得して資格を取ることで、その際に受け取ることができるのが修業(しゅうぎょう)証書です。

話を戻すと、修行の最終目的は「悟りを開くこと」です。仏教で最も尊敬される立場が言わずと知れた仏陀(ぶった)です。仏陀が悟りを開いたということではなくて、悟りを開いたゴータマ・シッダールタ(インドのシャカ族の部族の長の王子)が仏陀となったということです。

一般にはゴータマ・シッダールタも仏陀も、お釈迦さまと呼ばれていますが、仏陀には「悟った者」「真理に目覚めた人」という意味があります。

「天上天下唯我独尊」と誕生直後に行ったのは前者の時です。生まれながらにして悟っていたわけではないのですが、さすがに仏陀となる人は他とは違っていたという、これは逸話そのものといえます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕

発達障害がある子どもの支援は、公助(自治体や発達児支援施設など)、共助(保護者の会など)、自助(家族や知人)の、どれもが必要であり、発達障害者支援法に基づいて、さまざまなシーンで取り組まれています。

その取り組みの実態を知るほどに、社会的障壁があることに気づき、それが期待と現実を妨げる現実的な“壁”になっていることを目(ま)の当たりにしています。このことが努力をしても報われない、仕方がない、と諦めさせる要因となっている事実も数多く見てきました。

共助としての保護者と専門家を結ぶ機会では、現状を知って打破する方法があることを知った後に、周囲が理解してくれないために実現不可能と落胆するシーンには何度も遭遇しています。

それと同様のことは公助の一環として活動する発達障害児支援施設(児童発達支援事業所や放課後等デイサービスなど)でも起こっていて、発達障害児支援施設の開設に欠かせない場所(施設)探しをしているときに、「障害児が出入りするなら貸せない」という反応がありました。

それも1回や2回のことではなく、建物のオーナーなどに発達障害児は一般に認識されている障害児とは違うことを説明しても、法律でも医学用語でも“障害”と書かれているので、なかなか理解を得ることが難しいところがあります。

私が関わる支援施設は、そのような状況(抵抗)にあっても専門家としての知識と経験によって各地に開設することができていますが、地域の理解が進んでいないところでは、必要とされる施設であるのに開設のための障壁が高く、保護者の期待に応えるだけの施設の開設が進んでいないのが実情です。

地域の理解は、発達障害児の支援に加えて、先々の進学、就職などにも大きく影響してくるだけに理解を進めることを目的とした共助としてのサポーターの存在は重要と考えています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「時間塾」の連載が24回になったということで、今回は時間の基本の一つである24時間の価値について書いていきます。

時間は平等であるということを表すために言われる「誰にとっても1日は24時間」という単純なことではなくて、なぜ1日が24時間になったのかということから始めます。

定説とされているのは、古代エジプトで昼と夜を12時間ずつに分けたことに由来するというものです。

1か月は月の満ち欠けが30日周期で起こることから定められ、それが12回繰り返されると1年という計算がされていました。12は数字の区切りとして重要との考えから、1日の昼と夜が12分割されて、1時間の長さが決められました。この1時間の長さの24倍が1日となったわけです。

現代的にいうと、地球が1回転(360度自転)する時間ということになりますが、それに従うなら1日は約23時間56分4秒で、24時間からは4分ほど短くなっています。

実際の時間の長さがどうであっても、24時間から大きく違っていなければ、また住んでいるところによって長さに違いがなければ、確かに「誰にとっても24時間」と言うことはできます。

しかし、24時間では足りないという人がいる一方で、時間を持て余して仕方がないという人もいます。個人的な差だけでなく、年齢によって時間の長さの感じ方が違ってくることは複数の研究によって明らかにされています。

歳を重ねるごとに時間の流れが早くなる感覚は、ジャネーの法則と呼ばれます。「生涯のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例)」というもので、19世紀のフランスの哲学者のポール・ジャネが発案しました。

ジャネーの法則については、次回(時間塾25)に続きます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンの葉酸の欠乏回避の「目安量の算定方法」を紹介します。

〔目安量の算定方法〕
*乳児(目安量)
0〜5か月の乳児の目安量は、母乳中の葉酸濃度(54μg/L)に基準哺乳量(0.78L/日)を乗じると42μg/日となるため、丸め処理をして40μg/日としました。

6〜11か月児の目安量は、2つの方法による外挿値の平均値としました。

具体的には、0〜5か月児の目安量と18〜29歳の推奨量それぞれから6〜11か月児の目安量算定の基準となる値を算出しました。

次に、男女ごとに求めた値を平均して、男女同一の値とした後に、丸め処理をして、70μg/日を男女共通の目安量としました。

なお、外挿はそれぞれ以下の方法で行いました。

・0〜5か月児の目安量からの外挿
(0〜5か月児の目安量)×(6〜11か月児の参照体重/0〜5か月児の参照体重)0.75

・18〜29歳の推奨量からの外挿
(18〜29歳の推奨量)×(6〜11か月児の参照体重/18〜29歳の参照体重)0.75×(1+成長因子)
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンの葉酸の欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」の続きを紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*妊婦の付加量(推定平均必要量、推奨量)
妊娠の初期には赤血球葉酸濃度は適正に維持されていることから、妊娠の初期には付加量は設定されていません。

一方、妊娠の中期と後期において、赤血球葉酸濃度が減少して、葉酸代謝産物の尿中排泄量が増大します。

通常の適正な食事摂取下で100μg/日の葉酸(folic acid)を補足すると、妊婦の赤血球中葉酸濃度を400nmol/L以上にすることができたとする報告があります。

この報告によると、約70%の妊婦が305nmol/L以上の赤血球中葉酸濃度を示しました。

100μg/日の葉酸(folic acid)を補足は、半数以上の妊婦の葉酸栄養状態を適正に維持できましたが、ほとんどの妊婦を満たすには至らなかったため、推奨量ではなく、推定平均必要量に該当するとみなしました。

上述の相対生体利用率(50%)を考慮すると、葉酸(folic acid)100μg/日は葉酸(folate)200μg/日に換算されます。

この200μg/日を妊婦(中期、後期)の推定平均必要量の付加量としました。推奨量の付加量は、推定平均必要量に推奨量算定係数1.2を乗じて、240μg/日としました。

*授乳婦の付加量(推定平均必要量、推奨量)
授乳婦の推定平均必要量の付加量は、母乳中の葉酸濃度(54μg/L)に0〜5か月の乳児の基準哺乳量(0.78L/日)を乗じて、上述の相対生体利用率(50%)を考慮して算定(54μg/L×0.78L/日÷0.5)すると84μg/日となり、丸め処理を行って80μg/日としました。

推奨量の付加量は推奨量算定係数1.2を乗じると、101μg/となり、丸め処理を行って100μg/日としました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「フランスパンの日」日本フランスパン友の会が、いい(11)フランス(2)パン(8)の語呂合わせで制定。

「いい唾液の日」日本唾液ケア研究会が、いい(11)つば(28)の語呂合わせで制定。

「スポーツウエルネス吹矢の日」日本スポーツウエルネス吹矢協会が、よい(11)ふきや(28)の語呂合わせで制定。

毎月28日:「にわとりの日」(日本養鶏協会)、「ニワトリの日」(都道府県食肉消費者対策協議会)

母親の実家の寺院で暮らしていた3歳少し前からの3年間、住職の祖父から、よく言われていたのは「仏様の供物のお下がりで生きているので贅沢は言ってはいけない」ということでした。それは今も教訓のように身に染みついています。

そんな教訓めいたことを言われ続けたのは、親元を離れての暮らしであっても、寺で修行をするわけではなく、外孫だったので寺を継ぐ身ではないこともあったようです。母親は次女で、長女も嫁いで外にいましたが、実家の苗字であったので、養子をとったという形です。

母親の実家の新潟県出雲崎町の寺院は、今は従兄弟(三男)が継ぎ、その次は甥(従兄弟の次男)が後継ぎです。

仏様の供物のお下がりで生きているといっても、漁師町では門徒(浄土真宗なので檀家とは呼ばない)からは常に魚が届けられるので、食に困ることはありませんでした。寺院で暮らす前は山奥の川魚もよく獲れない地域にいたので、海の魚は、それ以前は求めても食べられない贅沢なものでした。

魚はほとんど食べたことがない状態で、今のように食べやすく加工されたものが流通している時代でもなかったので、子どもの食の難敵である魚の骨は私も苦手でした。

食べるものに贅沢は言ってはいけないという教えではあっても、祖母が小骨までを抜いたものを出してくれていたので、実際には苦労することなく楽に魚を食べていました。

肉を食べる習慣はなくて、それは宗教上のことではなく、町に肉屋がなくて、たまに都市部から誰から買って持ってくる、という状態でした。記憶として肉を食べたのは、寺院から離れて再び親元で暮らすようになった小学生になってからのことでした。

とは言っても、そこは新潟県の南の山奥で、都市部にはバスで1時間以上かかるところだったので、魚屋さんが買い出しに行くときに注文して肉を買ってきてもらうという環境でした。

私の誕生日は4月8日で、お釈迦様と同じ誕生日であったのですが、寺院にいたときには、誕生日にお祝いに来てくれる人が多くて(?)、お菓子も食べ放題という特別な日でした。これは勘違いそのもので、4月8日はお釈迦様の誕生日を祝う灌仏会(花祭り)で、小さな釈迦像に甘茶をかける儀式が行われていました。

昔は親の都合に合わせて誕生日として届けるのを前後させることがあったようで、そのことを父母に聞いたことがあります。しかし、私が生まれたのは昭和30年の4月8日の朝方で、寺の孫が寺で4月8日に生まれるという奇跡的なことと周りの人からよく言われていました。

寺院の儀式も、お客様のもてなしも、人によって出されるお茶とお菓子が違うことも、履き物の整えから室内の片付けも、すべて基本的なことは教わることもないまま身につけることができました。
〔小林正人〕

サプリメントの実際の効能効果を伝えることができない日本の制度は、当たり前のことなのかというと、そうではないことは海外の制度と比較するとわかってきます。

アメリカではサプリメントは1994年に施行されたDSHEA法(栄養補助食品健康教育法:Dietary Supplement Health and Education Act)によって、「ハーブ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等の植物由来成分等のいずれかを含む栄養補給のための製品」と定義されています。その形状は、錠剤、カプセル、粉末、液状など、通常の食べ物とは異なる形のものとされています。

これは一般に認識されているサプリメントのイメージと合致しています。

アメリカでは、サプリメントは、どのような人が使うものなのか、機能性、その機能性を得るための摂取量、摂取のタイミングが明らかにされています。

摂取者に合っていないものを摂ること、有効性が得られない方法で摂ることは、消費者保護の観点からはおかしなことになります。また、身体の状態に合わないものを摂取することによって、健康被害が生じるリスクも考えられます。

健康被害が生じることもあるというのは、日本の常識だと有害成分や医薬品成分が含まれているものという印象があるかと思いますが、有効性が高いサプリメントは合わないものを摂ることでプラス効果というよりも、マイナスの作用も起こるということは一般にも認識されています。

これに対して日本の場合は、サプリメントや健康食品は食品であるので、摂取法や摂取量については特に基準が示されることはなくて、規制もされていません。そのために、摂取によって健康被害が起こるという情報は医師や薬剤師、管理栄養士などの医療専門職はもちろんのこと、一般にも伝えられていないのが現状です。

日本では有効性、摂取法を表示して伝えることができるのは医薬品だけで、サプリメント・健康食品は、これらのことは何も表示することはできません。これはサプリメントなどに医薬品的な効果を期待して、摂取するようなことがないように、ということで、消費者保護の観点だと説明されています。

そのようなことから、日本では的確な情報が得られない人は、手探りでサプリメントを使うしかないのが実際のところなのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンの葉酸の欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」の続きを紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*高齢者(推定平均必要量、推奨量)
葉酸(folate)の消化管吸収率は、加齢の影響を受けないと報告されています。

また、葉酸(folate)の生体利用パターンは若年成人とほぼ同様であると考えられます。

これらの結果より、65歳以上でも成人(18〜64歳)と同じ値としました。

*小児(推定平均必要量、推奨量)
小児については、成人(18〜29歳)の値を基に体重比の0.75乗を用いて推定した体表面積比と、成長因子を考慮した次式を用いて算定しました。

(対象年齢区分の参照体重/18〜29歳の参照体重)0.75×(1+成長因子)

推奨量は推定平均必要量に推定量算定係数1.2を乗じた値としました。

男女間で計算値に差異が認められた場合は、低い方の値を採用しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から水溶性ビタミンの葉酸の欠乏回避の「推定平均必要量、推奨量の策定方法」を紹介します。

〔推定平均必要量、推奨量の策定方法〕
*成人(推定平均必要量、推奨量)
葉酸欠乏症である巨赤芽球性貧血を予防するためには、赤血球中の葉酸濃度を305nmol/L(140ng/mL)以上に維持することが必要であると報告されています。

この濃度を維持できる葉酸(folate)の最小摂取量は、200μg/日程度とする研究報告があります。

そこで、200μg/日を成人の推定平均必要量としました。推奨量は、推定平均必要量に推奨量算定係数1.2を乗じた240μg/日としました。

また、必要量に性差があるという報告が見られないため、男女差はつけられていません。男女間で計算値に差異が認められた場合は、低い方の値を採用しました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕