投稿者「JMDS」のアーカイブ

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、た行の“ち”から始まる異音異義語の第2回と、“つ”から始まる異音異義語の第1回です。
中生「ちゅうしょう」極楽浄土に往生するものの階位で上品・中品・下品のおのおのの中。「ちゅうなま」中ジョッキの生ビール。
中道「ちゅうど」行程のなかほど。極端に走らない中正の立場。二つの極端の有・無や断・常などの対立した世界観を超越した正しい宗教的立場、快楽主義と苦行主義の両極端を離れること。「なかみち」道のなかほど。まんなかの道。登山者が山の中腹を横にめぐること。
中日「ちゅうにち」彼岸7日間のまんなかの日(春分・秋分)。ある日数のまんなかの日。中日本の略。「なかび」一定の期間の真ん中にあたる日。芝居・相撲などの興行期間の真ん中にあたる日、祝儀(歌舞伎で幹部俳優が中日に祝儀を出す習慣から)。
長身「ちょうしん」背が高いこと。「ながみ」刀・槍などの身の長いこと。
丁々「ちょうちょう」物をつづけて打つ音。「とうとう」斧で木を伐る音。碁を打つ音。琴の音。
鳥目「ちょうもく」銭の異称。金銭の異称。「とりめ」夜盲症のこと。
追従「ついじゅう」人のあとにつき従うこと。「ついしょう」人のあとにつき従うこと、こびへつらうこと、おべっかをつかうこと。
付合「つきあい」まじわり、交際。交際上の義理。「つけあい」連歌・俳諧で前句につける付句を作ること。連歌・俳諧で前句の中の詞と縁のある詞。「ふごう」所有者を異にする2個以上の物が結合して毀損するか過分の費用や費やさなければ分離できない状態にあること。

新型コロナウイルスは高齢者、基礎疾患のある人は感染しやすく、また重症化しやすいことが確認されています。基礎疾患は糖尿病、高血圧、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)、心疾患、脳血管疾患、肥満のほか肺疾患、腎臓疾患なども含められています。
その中でも大きな問題とされているのが糖尿病です。日本人の糖尿病患者(糖尿病が強く疑われる人)は約1000万人、糖尿病予備群(糖尿病の可能性を否定できない人)も約1000万人もいると推定されています。これは国民健康・栄養調査の結果で、調査対象は国民の成人で約1億人です。ということは、国民の20%が糖尿病か、その予備群という恐ろしく多い状態になっています。
糖尿病は感染リスクが高いとされているものの、アメリカの調査結果では糖尿病の割合は10.5%であるのに対して、新型コロナウイルス感染者の糖尿病の割合は10.9%と、ほとんど差は認められていません。ところが、新型コロナウイルス感染者のうち入院しないで済んだのは糖尿病では6%であったのに、一般病棟に入院したのは24%、ICUでは32%と、糖尿病の人は重症化リスクが高いことがわかります。この傾向はアメリカだけではなくて、他の国の報告でも同じ状態になっています。
中国のデータですが、新型コロナウイルス感染者の死亡率は糖尿病の人が7.8%であったのに対して、糖尿病でなかった人は2.7%と糖尿病では3倍近い死亡率となっています。また、同じ糖尿病であっても血糖値のコントロールができている人の死亡率が1.1%であったのに対して、血糖値のコントロールができていなかった人は11.1%と10倍もの差となっているのです。
これに、もう一つのリスクが加わると、もっと影響が出てきます。そのリスクは喫煙です。喫煙と糖尿病の関連性をみると、喫煙者は非喫煙者(喫煙しない人)に比べて糖尿病になる確率が1.44倍となり、1日に20本以上の喫煙がある人は1.61倍にもなるという厚生労働省による調査結果があります。
これまで新型コロナウイルス感染のリスクというと、タバコが取り上げられることはなかったのですが、感染リスクが高く、重症化リスクも高くなるのは糖尿病、高血圧、脂質異常症などの血栓ができやすい人であることを考えると、喫煙によって血管が老化することは重症化、死亡の危険性が大きく高まるということです。

脂肪のエネルギー代謝にはブドウ糖が必要となります。運動を始めてから10〜15分はブドウ糖が主にエネルギー源となり、血液中のブドウ糖が減少してくると脂肪酸が主なエネルギー源となって、その後は長く脂肪酸の代謝が続きます。ブドウ糖が初めから不足していると、筋肉細胞をはじめとした全身の細胞のエネルギー代謝が進みにくくなり、脂肪の代謝に切り替わりにくくなります。そのために多くのエネルギーを作り出せなくなります。
運動の途中で摂取するスポーツドリンクにはブドウ糖が含まれていて、運動をしている最中に水分不足、ブドウ糖不足になったときに飲むことがすすめられています。多くのエネルギーが必要になったときに、再びブドウ糖を補うことで、脂肪の代謝を進めることができるようになります。
マラソン選手が途中で摂取するドリンクには多くのブドウ糖が使われています。ブドウ糖がエネルギー代謝を促進させるということで、運動の前に飲んだほうが、もっと元気が出るのではないかと思って、ブドウ糖を摂ってから走ったり、スポーツを始める人もいます。しかし、それでは、かえってパワーが出なくなります。
適度にブドウ糖が使われて、適度に減っていくことが脂肪酸の代謝には必要です。ところが、血液中のブドウ糖が多すぎる状態で運動をすると、なかなかブドウ糖が減らなくなり、脂肪酸の代謝に切り替わらなくなります。このようなことでは途中でスタミナ切れになって、運動を続けられないということにもなりかねないので、朝食を摂ってから運動を始めて、疲れてきたところでブドウ糖を補給するというのが効果的に脂肪代謝を進めていく方法となります。
ちなみにスポーツドリンクは汗などで体内から失われた水分や糖分(ブドウ糖)、ミネラル(マグネシウム、カルシウムなど)を補うための清涼飲料水です。体液に近い浸透圧になっていることから吸収されやすく、全身の細胞に取り込まれやすく、夏場の熱中症対策にも使われます。

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その要点を掲載します。
〔喫煙・受動喫煙〕
◎たばこは吸わない。
*喫煙により、がん、循環器病、高血圧、糖尿病、うつ病、認知機能低下や認知症のリスクが増加します。
*妊婦の喫煙による、妊娠高血圧症候群などの妊娠合併症、早産・胎児発育不全のリスクが増加します。一方、妊娠早期の禁煙により、早産や低出生体重や胎児発育不全のリスクが軽減します。
*未成年者では喫煙開始の予防が重要です。
◎他人のたばこの煙を避ける。
*受動喫煙による、がん、循環器病、高血圧、糖尿病、呼吸器疾患のリスクが増加します。
*妊婦の受動喫煙により、妊娠中・産褥期のうつ、早産、子供の発達遅延のリスクが増加する可能性があります。
*子どもの受動喫煙による、乳幼児突然死症候群や呼吸器疾患のリスクが増加します。また、家庭内で受動喫煙を受けた子どもは将来喫煙しやすいことも指摘されています。
◎加熱式たばこも吸わない。煙も避ける。
*WHOは、たばこ葉を含む全てのたばこ製品は有害であるとの原則から、健康影響が不確かな現状においても、加熱式たばこを規制の対象にすべきとの見解を示しています。

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、た行の“た”から始まる異音異義語の第2回と、“ち”から始まる異音異義語の第1回です。
立食「たちぐい」立ったままでものを食うこと。「りっしょく」立ったままで食べること、洋式の宴会で飲食物を卓上にならべ客が自由にとって食べるようにした形式。
店主「たなぬし」貸家の持主、大家。店の主人。「てんしゅ」店の主人。
単一「たんいち」単一型電気の略。「たんいつ」ひとつ、ひとえ、ひとり。まじりもののないこと。複雑でないこと。
中間「ちゅうかん」二つの物事・地点の間。相対するもののどちらにも片寄らないまんなか。物事の未だ終らない途中。「ちゅうげん」なかほど、なかごろ。前仏の釈迦と後仏の弥勒との中間の救われ難い時期。中世の公家・武家・寺院などに仕える従者の一(侍と小者の中間に位する)、近世の武家の奉公人の一で雑役の従者(足軽と小者の中間に位する)。「なかま」物に囲まれた真ん中の部分。福岡県北部の市。
中京「ちゅうきょう」名古屋の別称。「なかぎょう」京都を上・中・下の三つに分けた中央部。京都市の区名。
中古「ちゅうこ」なかむかし、中世。日本氏の文学史の時代区分で平安時代を中心にした時期。やや古くなったもの。「ちゅうぶる」使ってやや古くなっていること。
中高「ちゅうこう」中学と高校。「なかだか」中央が周囲より一段と高いこと。鼻筋の通ったよい顔立ち。中限の相場が当限・先限よりも高いこと。
忠実「ちゅうじつ」まごころを尽くしてよくつとめること。実際のとおりに正確に行うこと。「まめ」まごころがあること。労苦をいとわずよく勤め働くこと。生活の役に立つこと。身体の丈夫なこと。

新型コロナウイルスは感染リスクが高い人が明らかで、高齢者、基礎疾患のある人は感染しやすく、また重症化しやすいことが確認されています。基礎疾患は糖尿病、高血圧、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)、心疾患、脳血管疾患、肥満のほか肺疾患、腎臓疾患なども含められています。
新型コロナウイルスの感染によって基礎疾患のある人が重症化する大きな要因として血栓の発生が指摘されています。糖尿病、高血圧、脂質異常症、心疾患、脳血管疾患、肥満は、どれも血管にダメージを与えるもので、血栓の発生は心疾患、脳血管疾患の引き金となってしまいます。新型コロナウイルスが血管の内腔を覆う血管内皮細胞に感染すると炎症が起こり、血小板が血管内腔に付着しやすくなります。これと同時に、白血球のマクロファージによって炎症性サイトカインが多く作られ、血小板が血管内腔に接着しやすくなって血栓が多く発生するようになるというメカニズムが知られています。
基礎疾患がある人は炎症が悪化しやすく、血栓が詰まることによって血流が低下することから免疫細胞の活動が弱まり、免疫低下から、新型コロナウイルスへの抵抗力が低下すること考えられているのです。
糖尿病は高血糖によって血流が低下することから免疫を低下させることが知られていて、食事改善やウォーキングなどの適度な運動によって血糖値を下げることが、免疫の強化にもつながっていきます。食事改善と適度な運動の普及は他の生活習慣病のリスクを低下させることにもつながるわけですが、その対策を感染拡大が収束してから始めようとする考えが、具体的な感染症対策を実施する自治体などに広まっています。
重症化のリスクが高い生活習慣病は、外出自粛による運動不足、自宅にいる時間が長くなることによる過食、ストレスの増加といったことで状態が悪化していきます。収束してからは集団で実施する生活習慣病対策の運動などに取り組むとしても、自宅でできる対策は、外出自粛が続く中では、今からでも始めるべきことで、その情報を提供することも自治体の役目であるはずです。

腸の健康を考えるときに、必ずといってよいほど出てくるのが、腸内細菌を腸の中に届けることと、腸内細菌のための栄養を与えることの、どちらを優先させたほうがよいか、ということです。
腸内細菌の善玉菌と同じ働きをするものを食品や飲料として摂ることはプロバイオティクス(probiotics)と呼ばれます。善玉菌の代表であるビフィズス菌などは腸内では1〜2日しか生きられないため、善玉菌を摂っても意味がないという考えをする人がいます。腸内には1000兆個もの腸内細菌がいて、そのうちの20%ほどが善玉菌だと考えられています。悪玉菌が10%、日和見菌が70%の割合が最も腸内のバランスがよいとされています。200兆個の善玉菌に対して、1回で100億個の善玉菌が含まれるサプリメントなどを摂っても、わずかな量にしかなりません。
そこで腸内のビフィズス菌の栄養源となるオリゴ糖を摂るプレバイオティクス(prebiotics)を優先させるべきだという考えもあります。どちらがよいのかを考えることは腸内細菌を理解するにはよいことではあるものの、両方の方法に腸内環境を整える意味があります。
ヨーグルトなどでビフィズス菌を摂っても定着しないとしても、腸内で生存している間に腸内を酸性化させて、もともと腸内に棲息している善玉菌が増えやすい酸性の環境にすることができます。プレバイオティクスでは、腸内に生息する善玉菌と飲食で摂った善玉菌を増やすことができます。プロバイオティクスとプレバイオティクスの両方を一緒に行うことはシンバイオティクス(synbiotics)と呼ばれています。
プロバイオティクスは1989年のイギリスの微生物学者のフラー博士によって提唱された考えで、プレバイオティクスは1995年にイギリスの微生物学者のギブソン博士によって提唱された考えです。プロバイオティクスに対して、前を示すプレ(pre)からプレバイオティクスと名付けられました。シンバイオティクスは「一緒に」を示すsynから名付けられたもので、1995年にギブソン博士によって提唱されました。

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その内容の後半を、以下に紹介します。
5.身体活動:◎日頃から活発な身体活動を心がける。〔国民一人一人の目標〕日頃から活発な身体活動を心がけ、現状より1日10分でも多く体を動かすことから始める。義体的な身体活動の目安は、歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分行い、その中に、息がはずみ汗をかく程度の運動が1週間に60分程度含まれるとなおよい。また、高齢者では、強度を問わず、身体活動を毎日40分行う。
6.心理社会的要因:◎心理社会的ストレスを回避する。◎社会関係を保つ。◎睡眠時間を確保し睡眠の質を向上する。〔国民一人一人の目標〕心理社会的ストレスをできるかぎり回避する。孤独を避け、社会関係を保つ。質の良い睡眠をしっかりとる。
7.感染症:◎肝炎ウイルスやピロリ菌の感染検査を受ける。◎インフルエンザ、肺炎球菌を予防する。〔国民一人一人の目標〕肝炎ウイルスやピロリ菌の感染検査を受け、感染している場合には適切な医療を受ける。高齢者では、インフルエンザ、肺炎球菌のワクチン接種を受ける。
8.健診・検診の受診と口腔ケア:◎定期的に健診を、適切に検診を受診する。◎口腔内を健康に保つ。〔国民一人一人の目標〕定期的に健診を受ける。科学的根拠に基づいたがん検診を、厚生労働省の指針(がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針)で示された方法で受ける。口腔内を健康に保つ。
9.成育歴・育児歴:◎出産後初期はなるべく母乳を与える。◎妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、巨大児出産の経験のある人は将来の疾病に注意する。◎早産や低出生体重で生まれた人は障害の疾病に注意する。〔国民一人一人の目標〕出産後初期はなるべく母乳を与える。妊娠中に妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群にかかった人や巨大児出産の経験のある人、早産や低出生体重で生まれた人は将来の疾病に注意する。
10.◎社会経済的状況、地域の社会的・物理的環境、幼少期の成育環境に目を向ける。〔公衆衛生目標〕個人の不健康な根本原因となっている社会的決定要因にも目を向け、社会として解決に取り組む。

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“そ”から始まる異音異義語の第2回と、た行の“た”から始まる異音異義語の第1回です。
早々「そうそう」急ぐさま。間もなく。「はやばや」たいそう早いさま。
諷言「そえごと」ものによそえて軽妙に言う言葉。「ふうげん」遠回しにさとらせる言葉。
背面「そもと」北側のこと。「はいめん」うしろ側、後方を向いた面。うしろを向くこと。
孫子「そんし」孫武の敬称。中国・呉の孫武の兵法書。「まごこ」孫と子、孫または子。後裔、子孫。
大会「だいえ」大規模な法会、多くの人々の集まる法会。「たいかい」多くの人の集会、組織全体の会合。
大兵「だいびょう」身体の大きくたくましいこと。「たいへい」たくさんの兵士。
大名「だいみょう」平安末・鎌倉時代に大きな名田を所領していた在村領主。南北朝・室町時代に管国を自分の私領化した守護。戦国時代に広域にわたる支配領域をもつ領主。江戸時代に将軍直参で知行1万石以上の者。「たいめい」大きな功名、高名。貴人。
対面「たいめん」顔を合せること、面会すること。向かい合うこと。「といめん」マージャンで卓を隔てた向かい側。
他所「たしょ」その場所とちがった場所。他の場所にうつること。「よそ」ほかの所、別の所。直接関係のない物事や人または場所。
立方「たちかた」立ち上がり方、身の処し方。能の各役柄の総称。歌舞伎舞踊の踊り手、上方舞の舞い手。「りっぽう」同じ数三つを掛け合わせること。長さの単位に冠して体積の単位を作る語。長さの単位名に付して長さを1辺とする立方体の体積を表す語。

新型コロナ対策として緊急事態宣言が発令されて、徐々に解除されてきた中で、首都圏(一都三県)の緊急事態宣言が解除とは逆に延長となり、その影響として飲食店の窮状を伝える報道がされました。その報道が広まる中で、真実が伝えられていないとの声が医療の専門家から相次いであげられています。
真実というのは、緊急事態宣言による外出自粛が国民的に生活習慣病を悪化させ、健康寿命を短くさせることを指しています。新型コロナウイルス感染を防ぐための外出自粛と三密回避が重要であることが盛んに訴えられ、各自治体の公共機関への出入りの制限、イベントの中止などが相次ぎました。このことによって感染拡大を抑える効果が認められた反面、自宅で長く過ごすことによる運動不足、過食、特定健診の受診率の低下、医療機関の利用減少などから、住民の生活習慣病や認知症の増加、健康寿命が短くなることが強く懸念されているのです。
糖尿病、高血圧、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)は日本人の死因の上位を占める心疾患、脳血管疾患の要因であることから、特定健診の重要性が訴えられています。特定健診は2008年から実施されていて、厚生労働省による2023年の目標実施率は70%とされていますが、2018年の全体の実施率は54.7%と大きく乖離しています。また、地域住民に対して実施されている市町村国保を対象とした実施率は37.9%と、さらに低い結果となっています。
基礎疾患がある人は重症化リスクが高いことから、特定健診の実施率の向上は生活習慣病の高リスク者を早期に発見するためにも重要なことです。病気と感染の最大のリスクは加齢だと考えられています。加齢によって免疫力が低下して、これが生活習慣病の発症につながることから、高齢化率が高い地方自治体ほど住民の免疫強化が重要課題となっています。
健康寿命は行動を制限されずに自由に活動できる期間を指していますが、平均寿命に比べて男性では9年、女性では12年ほども短くなっています。これ以上短くさせない活動、むしろ長くさせる活動は、感染したときの重症化を防止するためにも必要なことなのです。