現状を超えて飛躍することは「ブレイクする」と表現されることがあります。これはブレイクスルー(breakthrough)から来た言葉で、進歩、前進、障壁となっているものを突破することを意味しています。
ブレイクがついた食事に関する言葉というとブレックファスト(breakfast)があげられます。これは朝食を指しています。ファストではなくファーストと記載されることが多いのですが、fastの読み方はファストです。fastは通常は速いことを指しています。外食産業はfastfoodと呼ばれますが、これもファーストフードと記載されがちです。
同じ食事に関する言葉であっても、breakfastのfastは絶食や断食を指しています。ファスティング(fasting)は、まさに断食を指しています。夕食を食べ終えてから朝食までの絶食状態から抜け出して初めて食べるのが朝食で、breakfastで意味が合っているわけです。
絶食は食物を断つことですが、ずっと食べずにエネルギー源を断つわけにはいきません。検査を受ける前の絶食は半日もしくは1日、食べないようにすることです。ファスティングは、必要な栄養素と水分を摂り、通常の食事をしないことを指しています。
空腹状態を脱して、1日を始めるためのエネルギー源を得る重要なタイミングの朝食であるのに、これを抜いている人は少なくありません。脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が脳の中で充分に保持されるのは15時間ほどです。夕食を19時に食べ終えて、朝食が翌日の7時なら12時間の空腹時間で、まだ3時間の余裕があります。ところが、朝食を抜いて12時に昼食を食べるとすると17時間となって2時間ほど不足する時間ができます。
これでは脳の働きが低下するだけでなく、脳は全身の働きをコントロールしていることから全身の機能低下を起こすことにもなりかねないのです。
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国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その内容について、以下に紹介します。
1.喫煙:◎たばこは吸わない、◎他人のたばこの煙を避ける。〔国民一人一人の目標〕たばこを吸っている人は禁煙する。また、他人のたばこの煙を避ける。
2.飲酒:◎節酒する。飲むなら節度のある飲酒を心がける。◎飲まない人や飲めない人にお酒を強要しない。〔国民一人一人の目標〕飲む場合は、1日あたりの飲酒量は、男性でアルコール量に換算して約23g程度(日本酒なら1合程度)、女性はその半分に抑える。休肝日を作る。寝酒は避ける。飲まない人や飲めない人にお酒を強要しない。
3.食事:年齢に応じて、多すぎない、少なすぎない、偏りすぎないバランスのよい食事を心がける。具体的には、◎食塩の摂取は最小限(男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満)に。◎野菜、果物の摂取は適切に、食物繊維は多い摂取する。◎大豆製品を多く摂取する。◎赤肉(牛・豚・羊の肉)・加工肉などの多量摂取を控える。◎甘味飲料(砂糖や人工甘味料が添加された飲料)は控えめに。◎年齢に応じて脂質や乳製品、たんぱく質摂取を工夫する。◎多様な食品の摂取を心がける。〔国民一人一人の目標〕年齢に応じて、多すぎない、少なすぎない、偏りすぎないバランスのよい食事を心がける。具体的には、食塩の摂取は最小限に、野菜・果物は適切に、食物繊維は多い摂取する。また、大豆製品や魚を多く摂取し、赤肉・加工肉などの多量摂取を控え、甘味飲料の摂取は控える。年齢に応じて脂質や乳製品、たんぱく質摂取を工夫する。多様な食品の摂取を心がける。
4.体格:◎やせすぎない、太りすぎない。◎ライフステージに応じた適正体重を維持する。〔国民一人一人の目標〕ライフステージに応じて、体格をその時々の適正な範囲で維持する。
広く健康に関わる記念日について紹介します。
3月9日 京都一の傳が西京漬のうち魚を二昼夜以上漬ける本漬けを製造することからサ(3)カナ(7)の二昼夜後を「西京漬の日」と制定。日本生命保険相互会社が支えてくれている人に感謝を伝える日としてサン(3)キュー(9)の語呂合わせで「サンクスサポーターズデー」と制定。HAPPY & THANKSがありがとうを言葉に託して感謝を伝える日としてサン(3)キュー(9)の語呂合わせで「3.9デイ(ありがとうを届ける日)」と制定。カバヤ食品がチョコビスケットさくさくぱんだの普及のためにさ(3)く(9)さ(3)く(9)の語呂合わせと3.9デイから「さくさくぱんだの日」と制定。おおきにコーヒーがミックスジュースの普及のためミ(3)ック(9)スの語呂合わせ、おおきにをサン(3)キュー(9)にもかけて「ミックスジュースの日」と制定。日本雑穀協会がざっ(3)こく(9)の語呂合わせで「雑穀の日」と制定。日本脳卒中協会が脳梗塞の予防に脈のチェックが役立つことからみゃ(3)く(9)の語呂合わせで「脈の日」と制定。子宮体がんの会ももとうふが子宮頸がんを予防する日の4月9日の1か月前を子宮体が頸部よりも上であることから「子宮体がんの日」と制定。毎月9日は「クレープの日」(モンテール)。
3月10日 カゴメがミー(3)ト(10)の語呂合わせで「ミートソースの日」と制定。明治が3月はたけのこの旬で里(さと)を3と10と読むことから「たけのこの里の日」と制定。名古屋コーチン協会が1905年3月10日に名古屋コーチンが日本初の実用品種として日本家禽協会から認定されたことにちなんで「名古屋コーチンの日」と制定。クラシエフーズがミ(3)ント(10)の語呂合わせで「ミントの日」と制定。毎月10日は「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)。
3月11日 災害時医療を考える会が東日本大震災の発生した日に災害時の体制を考える機会にすることを願って「いのちの日」と制定。エールマーケットが東日本大震災の記憶を忘れずに防災用品の備蓄を目指して「おくる防災の日(防災用品を贈る日・送る日)」と制定。毎月11日は「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)。
3月12日 DAGASHIで世界を笑顔にする会(岡山県瀬戸内市)がお菓子の神様・菓祖として知られる田道間守公の命日を「だがしの日」と制定。ワコールが自分の体型にフィットする下着を選んでもらうことを目的にサ(3)イズ(12)の語呂合わせで「サイズの日」と制定。毎月12日は「育児の日」(神戸新聞社)。
3月13日 まるか食品がペヤングソースやきそばが1975年3月13日に発売されたことから「ペヤングソースやきそばの日」と制定。毎月13日は「一汁三菜の日」(一汁三菜ぷらす・みらいご飯)。
3月14日 石村萬盛堂がバレンタインデーの1か月後にお返しとして白いマシュマロを贈ることを提案して「ホワイト・デー」と制定。不二家がホワイトデーにパイを食べてもらうことを目的にπ(パイ)が3.14とされることから「不二家パイの日」と制定。ポーラがホワイトデーにちなんで「美白の日」と制定。切腹最中を販売する新正堂が忠臣蔵の元禄14年3月14日にちなんで「切腹最中の日」と制定。
3月15日 ニューバランスジャパンが大切な人に走って会いに行く決意を促そうと「会いに、走れ。記念日」を制定。
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“せ”から始まる異音異義語の第2回、“そ”から始まる異音異義語の第1回です。
背筋「せすじ」背骨の外側の長く縦に凹んだ部分。衣服の背骨にあたる部分の縫目。「はいきん」背中の筋肉の総称。
接手「せっしゅ」手にうけとること。「つぎて」家督、家業。順序。物と物とを継ぎ合せたところ。酒などをつぐ者。
雪山「せっせん」ヒマラヤ山脈の異称。「ゆきやま」雪の降り積もっている山。雪を高く山のように積み重ねたもの。
先勝「せんかち」暦注の六輝の一。「せんしょう」数回にわたる試合で先に勝つこと。
千五百「せんごひゃく」1500。「ちいお、ちいほ」数が非常に多いこと、数限りないこと。
前々「ぜんぜん」現在より二つ前。以前。「まえまえ」ずっと以前。
千代「せんだい」一千年。「ちよ」千年、非常に長い年月。
千万「せんばん」数量のきわめて多いこと。状態のさまざまなさま。程度の甚だしいこと。万一。「せんまん」万の千倍、非常に大きい数。
前方「ぜんぽう」前面の方、前の方。前が四角であること。「まえかた」その時より以前。旧式、時代おくれ。初心。ひかえ目であること。
前頭「ぜんとう」頭の前面。「まえがしら」相撲で小結の次位で十両の上にある位の称。
造作「ぞうさ」造ること。技巧、装飾。手間や費用がかかること。もてなし。「ぞうさく」つくること、家を建てること。建築内部の仕上材・取付物の総称。顔のつくり、目鼻立ち。
新型コロナウイルスに感染した人というのは正確な表現ではなくて、感染確認された人というのが正しいはずです。PCR検査をする人が増えるほど、一定の確率で発見されることから、検査数が少なくなれば、それだけ感染確認者も減ります。一時期は濃厚接触者をすべて検査していましたが、感染確認者が急増したときに「火事が起こっているときに火の粉が来るのを防ごうとしているようなもの」という理屈で、濃厚接触者の検査をしなくなったので、感染確認者が少なくなるのは当然のことといえます。
民間の安価なPCR検査を受けて、それで陽性反応が出た場合には医療機関での受診がすすめられます。それに全員が従ってくれればよいのですが、念のための検査という感じで受けた人の中には、陽性と指摘されても医療機関に行かない人もいます。医療機関で陽性の確認がされなければ保健所に報告されることもなく、感染確認者としてカウントされることもありません。
医療機関で検査結果が出た人なら、正確に報告されるのかというと、そうではないということがわかっています。唾液を採取して郵送や配送で医療機関に送って検査をする場合には、陽性が確認されたら保健所に報告されます。しかし、その報告は医療機関がある保健所にされるのであって、唾液採取をした人が住んでいる保健所とは限りません。例えば、東京に住んでいる人が埼玉県の医療機関に唾液サンプルを送って検査をした場合に陽性が確認されたら、埼玉県の感染確認者となります。
PCR検査を拡充させて感染防止をしたくても、そのことによって急に感染確認者が増えたら困るということで検査拡充が進まないということもありました。現状を逆手に取るならば、地元では採取をするだけで、県境を超えたところにある医療機関で検査をすれば、もしも大量に感染確認されたとしても、地元の自治体の感染確認者としてカウントされることはありません。そんな手段を使わなくても、安心して検査をする人が増えて、感染拡大が防止されればよいのですが、なかなか検査数が増えないのが実情です。
脂肪はおいしいから食べすぎる、というのは栄養の世界では定説となっています。これは事実であるのかを確認した実験が行われました。その方法ですが、豚肉の脂身だけを切り出したものとバターを用意して、これだけを大学生のボランティアに食べてもらいました。脂肪がおいしいというなら、どこまでも飽きずに食べられるはずで、その限界を知るための実験です。
糖質が含まれた食品(ご飯、パン、麺類、菓子)ならば、その中に含まれるブドウ糖によって血糖値が上昇して脳内の満腹中枢が働くために、限界以下の量でも食べられなくなります。それに対して、脂肪は満腹中枢が働くことはないので、胃の限界まで食べられることになります。
脂肪もバターも100gずつ用意されました。脂肪が含まれた肉なら300gでも500gでも食べられるという人が、100gはクリアしたものの200gでは途中でギブアップしました。バターでは100gでもリタイア、ギブアップが続きました。その理由を聞くと、最も多かったのは「おいしくないから」という返答でした。
おいしいのは脂肪そのものではなくて、脂肪が含まれた食べ物だったということです。脂肪はエネルギー量が1gあたり約9kcalで、糖質とたんぱく質の約4kcalと比べると高エネルギー量となっています。私たちの身体は飢餓状態にも耐えられるように、効率のよいエネルギー源の脂肪を少しでも多く脂肪細胞の中に蓄積しようとして身体が働いています。
糖質もたんぱく質も摂りすぎた場合には肝臓で脂肪酸に合成され、その後に中性脂肪に合成されて脂肪細胞の中に蓄積されます。それよりも効率的なのはエネルギー量が高い脂肪を多く食べることで、糖質やたんぱく質が脂肪酸に合成されるときには20〜23%も合成のためのエネルギーとして使われます。これがエネルギーロス率で、脂質が脂肪酸に変化するときには同じようなものに変化することからロス率は3%ほどと低くなっています。同じだけのエネルギー量を摂っても、体内に蓄積されるエネルギー量は脂肪のほうが多くなっています。
その仕組みもあって、エネルギー源が不足する時代を生き抜いてきたことから、脂肪が多く含まれた食べ物をおいしく感じるように進化してきたのです。
肝臓で脂肪を合成するためにも、脂肪細胞に蓄積するためにも膵臓から分泌されるホルモンのインスリンが必要となります。糖質に含まれるブドウ糖が多く体内に入ってくると血糖値が上昇して膵臓からインスリンが多く分泌されます。そのため、脂肪と糖の両方が含まれているものを食べると、しっかりと脂肪を蓄積することができるということです。
また、血糖値が高い状態が長く続くと、エネルギー源が充分にあることから脂肪細胞に蓄積された中性脂肪が分解されにくくなります。そのために運動をしても脂肪がエネルギーになりにくく、エネルギー代謝の低下から活動も低下しやすくなるのです。
健康寿命は2000年にWHO(World Health Organization=世界保健機関)が提唱したもので、これを受けて世界の関心は寿命を延ばすことから、いかに健康寿命を延ばすかに移ってきました。
日本人の平均寿命は男性が78.07歳(2001年)から80.98歳(2016年)に、女性が84.93歳(2001年)から87.14歳(2016年)になりました。健康寿命は男性が69.40歳(2001年)から72.14歳に、女性が72.65歳(2001年)から74.79歳(2016年)に延びました。
平均寿命と健康寿命の差は、日常の制限のある“不健康な期間”を意味していますが、この不健康な期間は男性では8〜9年、女性では12〜13年と横ばいで推移しています。これを“年齢が進んでも健康寿命も延びている”と見るのか、“国民的な健康度が上がっていない”と見るのかは意見が別れるところです。
不健康な期間に大きく影響するものとしては、要介護の状態があげられます。国民生活基礎調査の結果から、日本人で介護が必要になった要因は、認知症、高齢による衰弱、関節疾患、骨折・転倒が5割を占めていて、生活習慣病は3割、死因として最も多いがんは数%でしかありません。
がんの死亡数は1981年に脳血管疾患の死亡数を抜いて最も多くなり、その後は増加の一方となっています。2019年には全体の27.4%ががんによる死亡です。続く死因としては心疾患(15.3%)、老衰(8.8%)、脳血管疾患(7.7%)、肺炎(6.9%)と報告されています。
要介護の原因は年代によって異なり、60歳代までは循環器病の割合が最も大きく、70歳代以上では徐々に認知症や骨折・転倒の割合が大きくなっています。また、高齢者ではさまざまな疾患を複合合併していることも多くあります。
このように不健康な期間に関連する疾患は年代によってさまざまで、健康寿命の延伸のためには発症のみならず再発、重症化についても広く予防する必要があるということです。
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“し”から始まる異音異義語の第9回と、“す”から始まる異音異義語の第1回、“せ”から始まる異音異義語の第1回です。
人名「じんめい」人の名。「にんみょう」江戸時代の讃岐塩飽諸島の浦々の成員権者。
真面目「しんめんもく」本体そのままのありさま、本来のすがた。まじめ、実直。「まじめ」真剣な態度・顔つき。誠実なこと。
水上「すいじょう」水のうえ、水面。水のほとり、水辺。「みなかみ」水の流れて来る上の方。物事の起源。群馬県利根郡の町。
清白「すずしろ」ダイコンの別称。「せいはく」品行がけがれなくきよらかなこと、清廉潔白。
素振「すぶり」鍛錬や練習のため刀・バット・ラケットなどを実際のときのように振ること。「そぶり」顔色・動作にあらわれたようす、けはい。
声音「せいおん」こえ、音声。音楽、声楽。「こわね」声の音色。
盛花「せいか」季節の盛りの花。「もりばな」水盆などに諸種の花卉を盛る挿花。
生乳「せいにゅう」搾ったままで加熱殺菌などの処理をしていない牛や山羊などの乳。「なまちち」しぼったままの新しい乳。
生物「せいぶつ」生きているもの、生活しているもの。「なまもの」煮焼きしたり干したりなどしない生のままの食物。「なりもの」田畑の収穫。食用となる果実。
生面「せいめん」新しい方面、新しい姿。初めて面会すること、面識のないこと。「なまづら」面をさらに卑しめていう語。
精力「せいりき」力を尽くしてほねおること。活動力。「せいりょく」心身の活動力、根気、元気。まごころのこもった力。
新型コロナウイルスに感染しているのか、それとも感染していないのかを知るために実施されるPCR検査はウイルスを培養して増やさないと検査ができないということで、検査をした当日か翌日以降に結果が出るということになっています。感染していないことを証明する陰性証明書は、渡航や施設の出入りのための安全証明の期間として72時間以内の結果が求められます、検査をしてから陰性証明書を提出するまで3日間しかないので、できれば当日に結果が出て、証明書を出してくれる医療機関が求められています。
クリニックなどに検査装置が導入されていれば3時間の培養後に、すぐに検査結果が出れば、あと30分、つまり3時間30分後には陰性証明書を受け取ることができます。これに対して、検査機関に持ち込んで対応する場合には、特急扱いでなければ、夕方までに受け取った検体(唾液サンプル)を、それ以降に検査機関に運び、そこから培養をするので、結果が出るのは早くても22時や23時にはなります。持ち込まれる検体が多いところでは順番待ちもあるので、朝までに結果が出て、その報告を受けた医療機関が開院時間になって陰性証明書を出すということになります。
自宅なり職場に送られてきた唾液採取容器に唾液を採って、それを宅配便などで配送する場合には4重包装にして、通常の配送ルールで医療機関に送るので、当日の対応は無理で、どうしても翌日以降の検査と結果報告になります。それなのに外部の検査機関に出していて、3時間後に結果が出るということを売り物にしている会社もあります。少なくとも配送に30分はかかります。培養に必要な3時間よりも短い時間で結果が出るということを聞くと、PCR検査ではなくて30分ほどで結果が出る抗原検査をやっているのにPCR検査だとしているのではないか、と指摘する専門家もいます。
唾液サンプルの送付が郵送でも大丈夫としているところもあります。その場合には厳重な4重包装というわけにはいかないので、唾液に不活性剤を入れて、もしもウイルスがいたとしても感染することがないように処理をする必要があります。この方法だと送料が安く済むので、4500円ほどで提供されています。それでも結果は変わらないと説明されているものの、実際には不活性剤を使うと検査の精度が低下するために、どうしても見逃しが起こってしまいます。
食品のバランスというと栄養素別に分類して、それらが過不足ないようにすることが一般的ですが、栄養素を目で見ることはできません。目で見て、感覚的に捉える方法は覚えやすく、しかも忘れにくいので、食卓にのぼる食品を色で考えてバランスを取る方法を考えるようにします。
肉食が多い食事では茶色が多くなりがちです。これに緑色の野菜を加えて、さらに野菜も赤(ピーマン、トマト)、黄(ピーマン、とうもろこし)、紫(なす)、白(ねぎ)を加えます。同じ茶色であっても大豆や味噌、きのこを加えます。黒(海藻、ごま)も加えると、さらにバランスがよくなります。白はご飯だけというのではなく、牛乳やヨーグルトも加えることを考えます。
さらにデザートにフルーツ(果物)を加えると、より色鮮やかな食卓になります。色鮮やかな野菜は紫外線を浴びることによって抗酸化成分(ポリフェノールなど)が蓄えられていきます。フルーツの多くは赤道近くの特に紫外線が強い地域が原産であることから、抗酸化成分が豊富に含まれています。色によって抗酸化成分の種類に違いがあることから、同じ野菜、果物、魚であっても色の種類を増やすことで多くの抗酸化成分を得て、より健康になれる“彩食健美”を目指すことができるようになります。
野菜の色は品種によるので、紫外線を浴びるほど色が濃くなることは少ないものの、トマトのリコピン、にんじんやかぼちゃのβ−カロテン、大豆のイソフラボン、ごまのセサミン、なすのアントシアニンは紫外線によって濃くなっていきます。抗酸化成分の種類による違いの知識がなくても、色鮮やかなものを並べる、できるだけ多くの色の野菜を食卓に並べるということを心がけるだけでも、必要な栄養成分を取り入れることができるということです。
ただし、発達障害にみられる感覚過敏の視覚過敏では、苦手な色もあるため、これを考慮した食品選びも必要になります。





