同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“こ”から始まる異音異義語の第3回と、さ行の“さ”から始まる異音異義語の第1回です。
小節「こぶし」小さいふし。小節材の略。民謡・歌謡曲などでの装飾的な微妙な節回し。「しょうせつ」小さいふし。わずかな節義。音譜の縦線と縦線とで区分された部分。
五分「ごぶ」10分の5。100分の5。物事のなかば。双方優劣のないこと。ごくわずかなこと。「ごふん」時間の単位、1時間の12分の1。
細々「こまごま」こまかいさま、小さなものがたくさんあるさま。くわしいさま。ねんごろなさま。「ほそぼそ」ひどくほそいさま。どうやらこうやら継続するさま。
小雪「こゆき」少しの雪。「しょうせつ」二十四節気の一。
小六「ころく」小型の虫籠。「しょうろく」小学6年生の略。
声色「こわいろ」音声の調子や口調。声色遣いの略。「しょうしき」耳で聞く対象と目で見る対象との総称。「せいしょく」音声と顔色。音楽と女色。
今昔「こんじゃく」今と昔。「こんせき」今と昔。
今春「こんしゅん」ことしの春。「こんぱる」能の家の一。金春座の略。金春流の略。
根本「こんぽん」草木の根。物事が成り立つそもそもの大本。元祖。「ねもと」根の部分。基本となるところ。
在家「ざいか」田舎の家。「ざいけ」出家していない人。在郷の人。
最上「さいじょう」いちばん上、この上ないこと。「もがみ」出羽の戦国大名。
最中「さいちゅう」物事のまっさかり、動作が進行中でまだ終わっていないとき。「さなか」物事の盛んなとき。「もなか」物事のまんなか、中央。まっさかり、最中。和菓子の一。
投稿者「JMDS」のアーカイブ
新型コロナウイルスは変異をします。ウイルスの変異は普通に起こることで、新型コロナウイルスは2週間に1回は変異をしているといいます。しかし、通常の変異は人体に害を為すものではなくて、中には人体にとって益になる変異をすることもあります。
そんな変異の中で、イギリスで起こったとされる変異種は感染力が従来のウイルスに比べて1.7倍と高く、若年者も重症化しやすいことが指摘されています。イギリスから南アフリカ、ナイジェリアに広がりましたが、南アフリカ変異種もナイジェリア変異種もイギリス変異種とは違った特徴があり、イギリスや、その近くのヨーロッパ各国だけでなく、世界中から変異種が持ち込まれる可能性があります。
幸いなことに日本は島国で、海外からの入国を制限して、検査を確実に行えばシャットアウトできるはずです。国内でイギリス変異種が発見され、その感染者は海外渡航をしていなくて、これが濃厚接触者に感染しているということで市中感染が心配されています。今のイギリス変異種は外国人の入国停止をする前に持ち込まれたようで、入国停止以降は安心できるように思われがちです。
しかし、これで安全だとは言えないのが、水際対策の検査の方法です。新型コロナウイルスの検査といえばPCR検査だと思われています。以前も空港で実施される検査はPCR検査でした。PCR検査は精度が高いものの、空港の検査では結果が出るまで2〜3日もかかります。海外からの入国制限を緩和したときに検査数が増えたことから早く結果が出る唾液を用いる抗原検査に切り替えられました。結果が出るまでに30〜60分ということですが、精度が低くても多くを検査するために仕方がないという判断もありました。
変異種が国境を越えて持ち込まれる危険が高まったうえに、入国者が激減したので、検査法がPCR検査に戻されたのかと思ったら、今も抗原検査のままです。感染を防止するには何でもするという覚悟を国のリーダーが示したのに、精度が高いPCR検査に戻されないのは、なんとも違和感を感じるところで、何か隠された意図があるのかと疑いを抱く人も少なくありません。
マラソンでは途中で水分補給をしていますが、このときに飲んでいるのは水ではなくて、ブドウ糖などの糖分を溶かしたものが使われています。これは糖分を途中で摂ることによって、脂肪の代謝を進めて、大きなエネルギーを作り出すために行われていることです。運動をして疲れてきたときにスポーツドリンクを飲むと気力、体力が甦ってくるのは、すぐにエネルギーになるブドウ糖が多く含まれています。
運動の途中では効果のあるブドウ糖の摂取も、運動前に摂ると逆効果にもなりかねません。運動をすると初めの10〜15分間はブドウ糖が主に代謝で使われていて、それを過ぎると脂肪酸が主に代謝に使われるようになります。これはブドウ糖が適度な量の場合の話で、ブドウ糖が少なくなってくることで脂肪酸の代謝に変化します。ところが、ブドウ糖を摂りすぎて血糖値が高い状態で運動をすると、なかなか血液中のブドウ糖が減らなくなり、脂肪酸の代謝に切り替わらなくなります。そのために、エネルギーが急に切れたような状態になってしまうのです。
では、ブドウ糖は摂らないほうがよいのかというと、足りない状態では、やはり脂肪酸の代謝が起こりにくくなります。血液中のブドウ糖は“導火線”のようなものだと考えられています。ブドウ糖は先にエネルギー化しやすいので、火をつけたらすぐに燃える紙のようなものです。それに対して脂肪酸は木のようなもので、木にマッチの火を近づけても燃えてはくれません。ところが、紙を燃やすと、木に火が移って、その木は長く燃え続けてくれます。
ブドウ糖は細胞のミトコンドリアで代謝が起こることによってエネルギーが作り出されます。ミトコンドリアの数は細胞によって違いがあり、筋肉細胞には1個の中に3000個ほどのミトコンドリアが存在しています。すべてのミトコンドリアを合わせると体重の10%ほどにもなります。
ブドウ糖の代謝によって得られたエネルギーを使って、細胞は脂肪酸を取り込んで、その脂肪酸がミトコンドリアに取り込まれて、代謝が起こります。この仕組みからいっても、適当な量のブドウ糖がなければ、脂肪酸が代謝しにくいことになります。脂肪酸の代謝が盛んに行われるのは運動をしているとき以外では、活動的な昼間の時間帯です。この時間帯に代謝をより盛んにするためには、朝食でブドウ糖が含まれた糖質を摂ることが大切であり、朝食を抜いたり、朝食時間に飲み物しか摂らないようなことをしてはいけないということです。
糖質制限をすると体内に蓄積された体脂肪は減っていきます。体脂肪となる脂肪細胞に蓄積されている中性脂肪は脂肪酸3個とクリセロール1個が結びついたもので、血液中の脂肪酸が減少すると、中性脂肪が分解されて脂肪酸が血液中に放出されます。この脂肪酸は筋肉細胞まで運ばれて、これをエネルギー源として細胞内のミトコンドリアでエネルギー化されます。ただ、脂肪酸が減少しているわけではなく、脂肪酸からエネルギーが作りされて、そのエネルギーを使って細胞で生化学反応が起こっています。
なぜ、糖質制限をすると脂肪細胞の中性脂肪が減っていくかというと、糖質に含まれるブドウ糖が体内で不足するため、エネルギー源として脂肪酸が使われるからです。血液中のブドウ糖が増えると、その量に応じて膵臓のランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌されます。インスリンは細胞にブドウ糖を取り込む作用があるホルモンで、取り込まれたブドウ糖がエネルギー代謝に使われます。
インスリンには、この他に余ったブドウ糖を肝臓でグリコーゲンに合成して肝臓や筋肉に蓄積させる働きと、肝臓で脂肪酸を合成させる働きがあります。肝臓で合成された脂肪酸は、続いて中性脂肪に合成されます。
糖質制限をすると血液中のブドウ糖が減ることからインスリンの分泌量が減り、肝臓の中性脂肪の合成量が減ります。また、血液中の中性脂肪が減ることから、脂肪細胞に蓄積されている脂肪細胞の分解が進みます。脂肪細胞から血液中に放出された脂肪酸は、肝臓で必要なだけの中性脂肪に合成されて血液中を巡ることになります。
肝臓で中性脂肪が分解されるときには、肝臓でケトン体と呼ばれるエネルギー物質が生成されます。ケトン体は脂肪合成や分解の中間代謝産物で、絶食や低糖質の食事、激しい運動のあとのブドウ糖が極端に減ったときには特に多く生成されて、血液中に放出されます。ケトン体はブドウ糖と同様に細胞に取り込まれてエネルギー源となりますが、ケトン体は血液脳関門を通過して脳細胞にも取り込まれます。そのため、ケトン体が多く生成されることによってブドウ糖不足が補われることになります。
また、極端なブドウ糖不足の状態では、糖新生も起こります。糖新生は糖質以外の物質からブドウ糖を合成する方法で、これによって体内のブドウ糖がなくなるようなことは起こらなくなります。インスリンには肝臓の糖新生を抑制する作用があり、インスリンの分泌が減ることによって、糖新生が進みやすくなります。
糖新生は体脂肪の減少には有効な方法となるますが、エネルギー代謝の逆ルートを辿ることであり、危機的な状態を乗り切る仕組みであるため、日常的に実践することは危険視されています。数日間だけ糖質をはじめエネルギー源を極端に少なくするファスティングでは身体への負担は問題ないとされています。
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“こ”から始まる異音異義語の第2回です。
公道「こうとう」きちんとしていること。着実であること、手堅いこと。「こうどう」世の中一般に通ずる道理、公正な道。私道に対して公物としての道路。
紅葉「こうよう」秋に葉が紅色に変ること、その葉。「もみじ」秋に木の葉が赤や黄色に色づくこと、その葉。カエデの別称。鹿の肉。茶を濃く味よくたてること。
合力「ごうりき」力を添えて助けること。金品を施し与えること。「ごうりょく」同時にはたらく二つ以上の力を合成した力。
戸口「ここう」戸数と人口。「とぐち」戸の立ててある家の出入口。
虎子「こし」虎の子。便器。「まる」病人や子供の大小便を受ける器。
小姑「こじゅうと」配偶者の兄弟姉妹。「しょうこ」夫の妹または姉。
古田「こでん」荘園制で新開の田に対して元からあって検地帳に登録されている田。江戸時代に幕府・諸藩が租税を徴収する田地として検地帳に記載してある耕地。「ふるた」古い田、古びて荒れた田。
粉々「こなごな」こまかく砕けたさま。「ふんぷん」種種雑多な物が入り交じっていて統一のない様子。
小人「こびと」丈のひどく低い人。伝説・物語などに出てくる体の小さい想像上の人間。武家に使われた走り使いの者。「しょうじん」年若い人。稚児・若衆の称。背丈の低い人。徳・器量のない人。身分の卑しい者。「しょうにん」子供、入場料・乗車賃などを示す場合に小学生以下をいう。
新型コロナウイルスに感染して、PCR検査によって陽性であることが確認されたら、入院しなければならないのは指定感染症の2類に分類されているからです。それが原則なのに、受け入れる病院の重症化対応ができるベッド数に限界があり、発熱があっても病院に入院することができず、ホテル隔離も部屋数に限界があることから、自宅で療養するしかない陽性確認者も少なくありません。
少なくないところではなくて、東京都の場合には自宅療養をしている陽性確認者は1万人を超えています。症状が悪化したら救急搬送されることになっているといっても、受け入れ先になるはずの病院のベッド数が限界近くになり、これ以上を受け入れたら医療崩壊という状況では、悪化しないことを願って過ごすしかないという悲惨な状況になりつつあります。
新型コロナウイルスの重症患者は東京都だけで100人を超えていて、全国では1000人を超えています。これが減らないことには、新規に陽性確認者を病院で受け入れるわけにはいかないという状況でもあります。
新型コロナウイルスで絶対に入院しなければならない人のベッド数が増えないのは、ベッドだけの問題ではなくて、治療・看護に当たる専門スタッフの不足が大きな原因となっています。これが増やせないのは、陽性が確認されて悪化している患者を受け入れるほど病院は他の疾患の重症患者を受け入れられなくなるからです。
国立大学病院のデータでは、新型コロナウイルス感染が始まったときから、手術をすべき患者を10万人以上も延期にしているという状況です。この状況は他の病院でも同じことで、手術の医療費は高額で、病院の収益に与える影響も大きいので、これが得られないということは経営が厳しい状況になっていることは簡単に想像ができることです。
とはいっても、新型コロナウイルスに感染して、苦しんでいる状況で、いつまで自宅にいなければならないのかがわからない人にとっては、病院の収益よりも患者の健康のほうを優先できないのか、という思いになるのは当然のことです。
水溶性食物繊維といえば、以前は「コンニャク、きのこ、海藻」という順番で紹介されるほど、コンニャクは胃の中で水分を吸って膨らみ、余分なもの(脂肪や有害物質など)を吸着して、小腸から吸収されずに排泄してくれるものとして有名でした。“有名です”ではなくて“有名でした”と書いたのは、今では有名ではないということで、それ以上に水溶性食物繊維扱いされなくなっています。そのために、かつては水溶性食物繊維の代表として使われていたのに、今では教科書の中からも徐々に消えていっています。
なぜかというと、コンニャクは原材料のコンニャク芋では水溶性食物繊維だったのが、凝固剤を使って固めたコンニャクになると、水溶性食物繊維の性質が失われて、不溶性食物繊維と同じ状態になってしまうからです。
コンニャクはコンニャク芋を乾燥させて粉状にしたものが材料で、これを水に溶かしてから凝固剤を加えて固まらせます。コンニャクというと板コンニャクの他に糸コンニャクやしらたきがあります。糸コンニャクは固めたコンニャクをトコロテン方式に押し出すか細かく切ったもので、しらたきは充分に固まっていない状態で穴から押し出して固めるものです。製法は違っても、中身に変わりはありません。
コンニャクを食べて、口から入った後に、どのように変化するかは胃カメラで見ることもできますが、今ではカプセル内視鏡が使われます。これはカプセルに入った小型カメラのことで、口から食道、胃、十二指腸、小腸、大腸を通過して、最後は便と一緒に出てきます。撮影されたデータは電波で飛ばして、外部の装置に記録されるので、そのままトイレで流しても大丈夫です。洗って持っていく必要はありません。
このカプセル内視鏡を使って、コンニャクがどのようになるのかを観察したところ、何も変化しないで胃から小腸を通過していくのが確認されました。まさに不溶性食物繊維と同じ結果です。
水溶性食物繊維の性質を残しているのは粉のコンニャクで、コンニャクの水溶性食物繊維としての性質を活かすためには粉のコンニャクを水とともに飲むことで、胃の中で水を吸って膨らんで満腹感が得やすくなり、糖と脂肪の吸収が抑制され、糖質がゆっくりと胃から小腸に運ばれるために血糖値の急上昇を抑える効果が得られるようになります。
ファスティング期間には、健康を維持するために摂取を心がけても不足しがちな栄養成分があります。体内で長く保持される成分は、ファスティングの前に摂取して蓄積させておくようにします。
その摂るべき成分としては、ビタミンB群のビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂と、脂溶性ビタミン、代謝促進に必要なミネラルがあげられます。
ビタミンB群はミトコンドリアのTCA回路でエネルギー産生が行われるときに必要で、これらのビタミンがあることによってTCA回路内のクエン酸から次々に変化をして、一回りして再びクエン酸に戻る過程でエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が発生します。このうち1種類が不足してもエネルギー代謝が大きく低下して、エネルギーが作られにくくなり、運動をした割には体脂肪が減少しないということが起こります。これらのビタミンB群は前日の夕食ときには必ず摂取するようにします。
脂溶性ビタミンは脂肪に溶ける性質があるため、脂肪細胞にも蓄積されています。数日間のファスティングであれば不足することはありませんが、できれば前日まで多めに摂取するようにします。ビタミンは複数の種類が組み合わされて体内で働いています。一部でも不足すると全身の機能低下に結びつくことから、多めに蓄積することを心がけます。
代謝促進に必要なミネラルは主にはマグネシウムと亜鉛となります。マグネシウムは骨にも多く含まれ、不足したときにはカルシウムとともに溶け出して補われます。カルシウムは神経伝達物質としての役割もあり、ファスティングなどで食事量が減ったときに精神的な症状を防ぐためにも使われます。カルシウムも不足すると骨から溶け出して補われます。これらのミネラルも前日までに多めに摂るようにします。
ファスティングが終了したあとの食事は胃腸に負担をかけないものが優先されますが、それと同時に前日までに摂取がすすめられる不足しがちな栄養成分を摂取して、早めに補っておくことが重要になります。
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“け”から始まる異音異義語の第2回と、“こ”から始まる異音異義語の第1回です。
健児「けんじ」血気盛んな男。「こんでい」奈良・平安時代の軍団を廃した代りに諸国に配置してその国の兵庫および国府の守護や関所の警固などをさせた兵士。
現生「げんしょう」現在の世。「げんなま」現金の俗語。
見物「けんぶつ」名所や催しもの好奇心をそそるものなどを見ること。見るに値するもの。見物をする人。「みもの」見る値打ちのあるもの。傍から見ること。
小字「こあざ」町村内の大字をさらに細かく分けた称。「しょうじ」小さい字、細字。幼時のあざな、幼名。
後漢「こうかん」五代の一国。「ごかん」中国の王朝の一。
合歓「ごうかん」歓楽を共にすること。夫婦が同衾すること。「ねむ」ねむのきの略。
強気「ごうぎ」強情、頑固。勢いのはげしいこと。すばらしいさま。「つよき」気の強いこと。相場が上がると予想すること。
高山「こうざん」高い山。「たかやま」高い山。岐阜県の北部の高山盆地にある市。
工場「こうじょう」機械などを使って労働者が継続的に物品の製造や加工に従事する施設。「こうば」機械などを使って比較的小規模に物品の製造や加工をする施設。
後生「こうせい」あとから生れて来た人。後に学んだ人。あとからできたもの。「ごしょう」死後ふたたび生れかわること。来世の安楽、極楽往生。極楽往生を願ってこの世で徳行を積むこと。人に折り入って頼むときにいう語。
川内「こうち」川の中流に沿う小平地。「せんだい」鹿児島県北西部の市。
新型コロナウイルスのワクチンの接種が、2月は医療機関従事者、3月は高齢者、4月は基礎疾患がある人と高齢者施設の従業員、そして5月以降に全国に拡げていくことが発表されました。5月以降とされているのは、16歳以上の全国民を対象としているため、希望をする人に行き渡るのは7月になると考えられているからです。オリンピックを“コロナに打ち勝った証”として開催すると国のリーダーが宣言していますが、7月から接種を始めて、オリンピックの開会式の7月23日までに収束できるのか、そこまでに打ち勝つことができるのかを疑問を呈する人は少なくありません。
これまでPCR検査は充分と言われるほど実施されてきたわけではなくて、PCR検査が受けられないために感染の不安を抱えながら自宅待機をしている人が急増しています。PCR検査は民間でも始まりました。格安を売り物しているPCR検査も展開されていますが、ここで陰性が確認されても、医療機関での検査ではないために医師による陰性証明書は出されません。陽性になった場合には医療機関で診察を受けて、入院かホテル隔離か自宅療養が言い渡されます。入院でなければ、基本的に治療を受けることはできません。
クリニックや医院などの医療機関でもPCR検査を始めようとして検査機器の導入が始まっていますが、実際の検査が始められないということが起こっています。その最大の原因は、検査試薬を保存するマイナス80℃に対応できる冷凍庫が手に入らないからです。マイナス80℃対応の冷凍庫というと、アメリカのワクチンを保存するために必要ということで知られるようになりましたが、同じタイプの冷凍庫がなければPCR検査が始められないわけです。
そんなにも必要な冷凍庫だけに品切れにならないように製造されています。それなのにPCR検査を実施しようとしている医療機関が手に入らない状況になっているのかというと、全国でワクチン接種をするために国が主導して入手しているからです。まるで“国による買い占め”と言い出す人までいました。
PCR検査にもワクチン接種にも冷凍庫が必要ということであれば、本来なら、先にPCR検査を広めるために検査機関に冷凍庫を回して、PCR検査によって感染者が明らかになって、行動制限や行動自粛などによって感染者が減ってきたところで、この冷凍庫をワクチン接種をする機関なりで使うという方法になるはずです。
ところが、先にワクチン接種のために冷凍庫を抑えたことによって、PCR検査の機関に冷凍庫が行き届かず、結局はPCR検査が充分には拡がらず、感染者が減らない中でワクチン接種を始めることになるということです。





