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「内科の日」日本内科学会、日本臨床内科医会が、な(7)い(1)科の語呂合わせで制定。

「アマタケサラダチキンの日」アマタケ(岩手県大船渡市)が、サラダチキン専用工場の竣工の日(2016年7月1日)にちなんで制定。

「さしみこんにゃくの日」ヨコオデイリーフーズ(群馬県甘楽町)が、1999年7月1日に月のうさぎおさしみこんにゃくを発売したことから制定。

「じゅんさいの日」三種町森岳じゅんさいの里活性化協議会(秋田県三種町)が、英語で6月を意味するジューンと31でさいの語呂合わせで6月31日としたが、存在しないことから7月1日を制定。

「釜飯の日」前田屋(福岡県北九州市)が、釜飯専門店の釜めしもようの創業日(1995年7月1日)にちなんで制定。

「井村屋あずきバーの日」井村屋グループが、暑さの増す7月の初日で、毎月1日にあずきを食べる習慣があったことから制定。

「麦チョコの日」高岡食品工業(兵庫県尼崎市)が、夏でも食べやすい麦チョコと夏の始まりの日を合わせて制定。

毎月1日:「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)、「もったいないフルーツの日」(ドール)

少子高齢化は行き着くところまで進んでいて、これまで「脅かしているだけじゃないか?」と思われるようなデータも、身に迫った危機的状況として把握されるところとなっています。

これまでは“随分先の話”とされてきた2040年の危機的データは、2025年も半年が過ぎて、あと15年後のこと、15歳の中学生が30歳になる年ということで現実感を持って語られるようになりました。

その危機的データは複数存在しているのですが、その中でも使い勝手がよいことから多用されているのはリクルートワークス研究所の「未来予測2040」です。

一時期、盛んにメディア報道されていた「2040年には労働人口が1100万人減少する」というネタの引用元です。

そのデータの基本となっているのは国立社会保障・人口問題研究所の調査で、15〜64歳の人口は2020年には約7509万人でした。これが2025年には約7170万人となり、2040年には約5978万人になると予測されています。

2040年には、2020年に比べると約1531万人の減少、2025年に比べると約1192万人の減少ということです。これを見ると、1100万人の減少ではなくて、それよりも92万人も多い(減少する)わけです。

1192万人という数字を2020年の7509万人と比較すると、約15.87%の減少率となります。

この数字をあげられてもピンとこないという人は多いかと思います。

2040年の状況については厚生労働省の「厚生労働白書」にも触れられていて、この段階では全労働人口の20%が医療と福祉・介護で働かないと国が立ち行かなくなることが説明されています。

2040年の労働人口が約5978万人ということは、その20%は約1196万人となる計算であるので、減少した労働人口と同じくらいの人が医療と福祉・介護にあたるということになります。

その分だけ、他の産業、日本の稼ぎを出すところで働く人が減るということで、いかに効率よく働く仕組み、同じ働きであっても稼げる仕組みを作り出していくことが重要になってきます。

その仕組みづくりは、私の仕事ではないことは充分に承知していることではあるものの、15年先の状況を考えて、私が関わる業界で“無理なく無駄なく”をモットーとした活動を15年後まで続けることは必要だとの思いです。

その年には私は85歳になっているのですが、「厚生労働白書」では2040年の平均寿命は男性が83.57歳、女性が89.63歳と推計されています。そこまで元気で過ごせるように、健康を気づかった生活をし続けることが大切だということを改めて心に刻んでいます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

腸内細菌の善玉菌は多いほうがいい、という認識が一般にはあって、善玉菌を増やす効果があるものを摂取しようと頑張っている例も少なくありません。

腸内細菌と呼ばれるのは乳酸菌やビフィズス菌が代表的なものですが、善玉菌が腸の調子に大きく影響するのは大腸です。小腸と大腸で働く腸内細菌は違っていて、乳酸菌は小腸で活性化して増殖していきます。

乳酸菌の活性化には酸素が必要で、小腸には酸素が多く存在しています。大腸には酸素が少なくて、そこで活性化するのはビフィズス菌のほうです。それを考えると、善玉菌を増やすためには何を摂ればよいのかがわかります。

では、ビフィズス菌が含まれているヨーグルトやサプリメントを摂れば善玉菌が増えてくれるのかというと、これは正解でもあり、不正解でもあるという不明瞭な回答になってしまいます。

ビフィズス菌などの大腸で活性化する善玉菌は、外部から摂取したものは、大腸内では1〜2日、長くでも3日とされています。口から摂ったものが、そのまま大腸に定着するわけではないのです。

では、定期的に摂り続けないと意味がないのではないかと考える人もいるかと思いますが、善玉菌が多くある状態では、善玉菌によって作り出された酸性成分が多くなっていきます。善玉菌は酸性環境で活性化するので、外部から善玉菌が取り込まれると大腸内に棲息している善玉菌が増えることになります。

また、大腸内に棲息している善玉菌には栄養源(エサ)が必要で、その栄養源を摂ることも大切になります。ビフィズス菌の栄養源はオリゴ糖です。オリゴ糖は胃で消化されず、小腸で吸収されず、大腸まで届けられる特徴があります。

こういった特性も踏まえて、何を摂るかを決めることが必要だということです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

記憶は保持時間によって短期記憶と長期記憶に分けられていることを前回(発達特性38)紹介して、海馬は小さな器官であるために数秒から1分程度の短期記憶しかできないのに対して、大脳皮質は非常に大きな器官であることから数日から数年という長期記憶が可能となっていることを説明しました。

長期記憶は、意味記憶、エピソード記憶、手続き記憶の3種類に分けられています。

①意味記憶
知識として覚える記憶で、用語、漢字、英単語、言葉の意味、数学の公式などの暗記が相当します。言葉を中心に構成された記憶で、繰り返し覚え直さないと記憶に残りにくく、忘れやすいという特徴があります。

②エピソード記憶
経験と結びつけて覚える記憶で、意味記憶よりも忘れにくい特徴があります。関係性を覚えることで、1回だけでも覚えることができます。

③手続き記憶
身体を使うことによって覚える記憶で、器具の使い方、自転車の乗り方、運動の仕方などが該当します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

痛風には、痛風結石、尿路結石、痛風腎といった種類があります。

1)痛風結石
足の親指、耳たぶ、膝、肘などにコブ状の尿酸結晶の塊ができます。このコブ自体には痛みはないものの、関節にできた痛風結石を放置すると関節が変形して、関節の曲げ伸ばしができにくくなります。

2)尿路結石
余分な尿酸は通常は腎臓で濾過されて排泄されますが、尿の中の尿酸濃度が高くなると、腎臓の中で結晶化して結石が作られます。この結石は腎臓から尿管や膀胱へと移動していくようにもなり、そのために激しい腹痛や血尿を伴うようになります。

3)痛風腎
尿酸が腎臓に沈着して、腎臓の機能が低下した状態をいいます。老廃物を濾過して排泄する腎臓の働きが低下すると、老廃物を処理できなくなり、悪くすると尿毒症を併発して死に到ることにもなります。痛風腎になると、かつては腎不全となって亡くなる人も多かったのですが、今では優れた治療薬が開発されたため、治療できるようになりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

7月1日
「内科の日」日本内科学会、日本臨床内科医会が、な(7)い(1)科の語呂合わせで制定。
「アマタケサラダチキンの日」アマタケ(岩手県大船渡市)が、サラダチキン専用工場の竣工の日(2016年7月1日)にちなんで制定。
「さしみこんにゃくの日」ヨコオデイリーフーズ(群馬県甘楽町)が、1999年7月1日に月のうさぎおさしみこんにゃくを発売したことから制定。
「じゅんさいの日」三種町森岳じゅんさいの里活性化協議会(秋田県三種町)が、英語で6月を意味するジューンと31でさいの語呂合わせで6月31日としたが、存在しないことから7月1日を制定。
「釜飯の日」前田屋(福岡県北九州市)が、釜飯専門店の釜めしもようの創業日(1995年7月1日)にちなんで制定。
「井村屋あずきバーの日」井村屋グループが、暑さの増す7月の初日で、毎月1日にあずきを食べる習慣があったことから制定。
「麦チョコの日」高岡食品工業(兵庫県尼崎市)が、夏でも食べやすい麦チョコと夏の始まりの日を合わせて制定。
毎月1日:「あずきの日」(井村屋グループ)、「釜めしの日」(前田家)、「Myハミガキの日」(ライオン)、「もったいないフルーツの日」(ドール)

7月2日
「うどんの日」香川県製麺事業協同組合が、農繁期が一段落する半夏生にうどんを食べて労をねぎらう習慣があったことから制定。
「北海道米ななつぼしの日」北海道米販売拡大委員会が、ブランド米ななつぼしの全国普及を目指して、なな(7)つ(2)ぼしの語呂合わせで制定。
「アマニの日」ニップンが、1年のほぼ真ん中の半夏生の頃で夏の健康管理にふさわしい日として制定。
「全国なまずサミット・なまずの日」全国なまずサミットが、な(7)ま(0)ず(2)の語呂合わせで制定。
「夏の長野産レタスの日」JA全農長野が、な(7)つ(2)の語呂合わせで制定。
「おへそケアの日」花王が、おへそは体の真ん中にあり、1年の真ん中の7月2日を制定。

7月3日
「ソフトクリームの日」1951年7月3日に東京・明治神宮外苑で米軍主催のカーニバルの模擬店で初めてコーンスタイルのソフトクリームが販売されたことにちなんで制定。
「塩と暮らしの日」塩事業センターが、塩と暮らしを結ぶ運動のPRの一環として塩の原材料の海水の波(73)の語呂合わせで制定。
「七味の日」向井珍味堂(大阪府大阪市)が、七(7)味(3)の語呂合わせで制定。
「オロナミンCの日」大塚製薬が、オロナミンCのナミ(73)の語呂合わせで制定。
「涙の日」ドライアイ研究会が、な(7)み(3)だの語呂合わせで制定。
毎月3日:「くるみパンの日」(カリフォルニアくるみ協会)、「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

7月4日
「梨の日」二十世紀梨の産地の鳥取県湯梨浜町が、な(7)し(4)の語呂合わせで制定。
「シーザーサラダの日」キユーピーが、1924年7月4日にメキシコのシーザープレイスホテルでシーザーサラダの起源となるサラダが出されたことから制定。
毎月4日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

7月5日
「とりなんこつの日」味のちぬや(香川県三豊市)が、なん(7)こ(5)つの語呂合わせで制定。
「穴子の日」ハンワフーズ(東京都中央区)が、穴子のな(7)ご(5)の語呂合わせで制定。
毎月5日:「みたらしだんごの日」(山崎製パン)

7月6日
「サラダ記念日」俵万智の歌集「サラダ記念日」が1987年7月6日に発行されたことにちなんで制定。
「ワクチンの日」日本ベクトン・ディッキソン(東京都港区)が、1885年7月6日にフランスの細菌学者のルイ・パスツールが初めてワクチン接種をしたことにちなんで制定。
「ナンの日」デルソーレ(東京都江東区)が、ナンの需要が高まる夏の始まりとナ(7)ン(6)の語呂合わせで制定。
毎月6日:「メロンの日」(全国メロンサミットinほこた開催実行委員会)、「手巻きロールケーキの日」(モンテール)、「手巻きロールの日」(モンテール)

7月7日
「そうめんの日」「乾麺の日」全国乾麺協同組合が、七夕の伝統食のそうめんにちなんで制定。
「ゆかたの日」日本ゆかた連合会が七夕の日を制定。
「笹かまの日」宮城県蒲鉾組合連合会と紀文食品が、七夕が笹の節句と呼ばれることから制定。
「コンペイトウの日」入江製菓(福岡県八幡市)が、金平糖(コンペイトウ)の天の川をイメージして七夕の日を制定。
「ポニーテールの日」日本ポニーテール協会が、ポニーテールの横顔が77に見えることから制定。
「牡蠣の日」牡蠣文化推進事業実行委員会(福島県須賀川市)が、牡蠣の神様とも呼ばれる円谷英二監督の誕生日の1901年7月7日にちなんで制定。
「赤しその日」三島食品(広島県広島市)が、赤しそふりかけゆかりの赤しそ(紫蘇)は7月が収穫の最盛期で蘇が七夕の織姫と彦星の関係が1年に1回蘇ることにちなんで制定。
「カルピスの日」アサヒ飲料が、カルピスが誕生した1919年7月7日にちなんで制定。
「高菜の日」全日本漬物協同組合連合会が、菜(7)っ葉と高菜(7)から制定。
「冷やし中華の日」冷やし中華の愛好家と料理人が、小暑となることが多く、暑さが始まり冷やし中華がおいしくなることから制定。
毎月7日:「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「Doleバナ活動の日」(ドール)

7月8日
「チキン南蛮の日」延岡発祥チキン南蛮党(宮崎県延岡市)が、チキン南(7)蛮(8)の語呂合わせで制定。
「中国茶の日」日本中国茶協会が、中国語のチ=7と日本語のヤ=8から制定。
「豆乳で作ったヨーグルトの日」ポッカサッポロフード&ビバレッジが、豆乳で作ったヨーグルトがトーラムから同社に移って販売を始めた2015年7月8日にちなんで制定。
「すず音の日」一ノ蔵(宮城県大崎市)が、発泡清酒の「すず音」のテスト発売が始まった1998年7月8日にちなんで制定。
毎月8日:「お米の日」、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)、「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合会)、「にわとりの日」(トリゼンフーズ)、「スッキリ美腸の日」(日本美腸協会)

7月9日
「おなかキレイの日」THE LOVESTORY STUDIO(愛知県名古屋市)が、おなか(07)キ(9)レイ(0)の語呂合わせで制定。
毎月9日:「クレープの日」(モンテール)

7月10日
「納豆の日」全国納豆協同組合連合会が、な(7)っとう(10)の語呂合わせで制定。
「日本なまずの日」日本なまず生産(鹿児島県東串良町)が、な(7)まず(10)の語呂合わせで制定。
「ブナピーの日」ホクト(長野県長野市)が、ホワイトぶなしめじのブナピーが販売された2002年7月10日にちなんで制定。
「岡山県牛窓産冬瓜の日」JA岡山牛窓冬瓜・そうめん南瓜部会が、夏(7)は冬(10)瓜の語呂合わせで制定。
「ブラックジンジャーの日」丸善製薬(広島県尾道市)が、ブラックジンジャーが食品としての使用が認められた2013年7月10日にちなんで制定。
「生理学の日」日本生理学会が、第一回大会が開催された1922年7月10日にちなんで制定。
毎月10日:「植物油の日」(日本植物油協会)、「糖化の日」(AGE測定推進協会)、「パンケーキの日」(日本ハム)、「コッペパンの日」(全日本丸十パン商工業協同組合)、「アメリカンフライドポテトの日」(米国ポテト協会)

「リンパの日」日本リンパ協会が、む(6)くみ(3)ゼロ(0)の語呂合わせで制定。

「夏越しごはんの日」米穀安定供給確保支援機構が、夏越しの日に1年の前半を祓い、残り半年の無病息災を願う夏越しごはんの普及を目指して前半の最終日を制定。

「酒酵母の日」渡辺酒造店(岐阜県飛騨市古川町)が、酒酵母に感謝することを目的に酒造年度の最終日の6月30日を制定。

「麦みそ食文化の日」義農味噌(愛媛県松前町)が、麦みその「む=6」から6月、全国味噌工業協同組合連合会が毎月30日を晦日(みそか)=みその日としていることから制定。

毎月30日:「EPAの日」(日本水産)、「サワーの日」(宝酒造)、「みその日」(全国味噌工業協同組合連合会)

情報調査の仕事を始めたのは、2008年のことでした。2008年は、日本メディカルダイエット支援機構が内閣府から特定非営利活動法人(NPO法人)に認証された年で、その年は内閣府に頻繁に通っていました。

当時は東京都港区赤坂に住んでいて、地下鉄で2駅目が内閣府の最寄駅であったので、時間があるときは歩いて行くこともありました。

内閣府にはNPO室があり、2012年からは認定NPO法人を管理する部署となっていますが、それまでは認証NPO法人のうち事務所が複数の都道府県にある場合は内閣府が担当窓口になっていました。

日本メディカルダイエット支援機構は認証NPO法人で、申請や報告書の提出は内閣府でした。といっても、ほとんどの該当するNPO法人は郵送で済ませていました。わざわざ内閣府まで出向いて、書類の提出をするのは珍しい存在で、その珍しい存在の一つとなっていました。

その当時から内閣府に入館するのは手続きが大変で、一時通行証を発行してもらってセキュリティゲートを通過するために、受付で訪問先との事前登録を確認されて、顔写真付きの身分証明書を提示して、やっと入館できました。今では当たり前になった霞が関のお役所の一時通行証の先駆けのセキュリティでした。

それなのに頻繁に通っていたのは特定非営利活動法人の認証のためだけではなくて、その多くは情報調査室の担当との面談でした。
1986年に内閣府調査室が内閣府情報調査室に衣替えしました。衣替えといっても名称に“情報”が加わっただけですが、中身(体制と内容)が大きく変わり、その時から付き合いが始まりました。

以前は日本のCIAと呼ばれることもあったようですが、今はまったく違って、よく噂に上るスキャンダル情報の把握、政治家の身体検査なども扱われています。私が主に関わったのは特定地域・分野の分析というテーマで、地方ネタ集めは岡山に移住してからも続きました。

それも古希になる前に“お役御免”にはなっていたのですが、もう何もすることはないだろうと思っていたら、情報調査の委託先のシンクタンクから連絡がありました。連絡をくれたのは以前の担当者で、天下りした先で仕事の依頼かと思っていたら、そうではありませんでした。

日本メディカルダイエット支援機構のホームページの連載コラムを「暇つぶし」(本人談)に見ていたら気になることがあったということで、地方ネタ(選挙のときに閣僚が地方を訪れて応援演説をするときの薄っぺらい内容とは違った)を集める役割でした。

詳しいことは今は書きにくいところがあるのですが、そのうち書く機会があるのではないかと思っています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕

算数障害というと、いまだに計算ができない、数の概念がわからないという生活に支障をきたすような障害だと勘違いされることがあります。算数障害が含まれる学習障害、その学習障害が含まれる発達障害は知的な能力の低下がないことが基本となっています。

計算をするために必要な知的能力はあるものの、その認知に時間がかかり、通常の思考時間、解答時間とされる範囲に当てはまらない場合がほとんどです。

計算をするときに1桁の場合には足し引きは比較的しやすいものの、2桁以上の計算をするときに一の位と十の位を入れ替えることがみられます。これは数字の位置が判別できずに、無意識のうちに繰り返してしまうことが多いため、繰り返して計算をさせても、なかなか改善されないことが起こります。

こういった場合には、一の位と十の位の数字の色を変える、数字の色はそのままでもアンダーラインなどで色をつけるといった方法をとるようにします。一の位は赤、十の位は青で示して、一の位の計算では赤と赤を足す、十のくらいの計算では青と青を足すといったようにして、桁の混乱をなくすようにして、計算しやすいようにします。

計算式では桁の計算ができても、文章問題では、どのような計算式になるのか、どこを足したり引いたりすればよいのかを理解するまでに時間がかかることがよくみられます。識字障害がある場合には計算問題が特に苦手で、どうやって数字の問題を読み取るのか、それを計算に置き換えるのかがわからないということにもなります。

この傾向は2桁以上の計算問題を解くときに見られることで、一の位と十の位の、それぞれの桁を明らかにするために、桁ごとに線を引いて(直線、波線、二重線など)区別がつきやすいようにしてあげるようにします。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中からエネルギー必要量の推定方法の食事調査を紹介します。

〔食事調査〕
体重が一定の場合は、理論的には、「エネルギー摂取量=エネルギー必要量」となります。したがって、理論的にはエネルギー摂取量を測定すればエネルギー必要量が推定できます。

しかし、特殊な条件下を除けば、エネルギー摂取量を正確に測定することは、申告誤差(特に過小申告)と日間変動という2つの問題が存在するために極めて困難です。

過小申告は系統誤差の一種であり、集団平均値など集団の代表値を得たい場合に特に大きな問題となります。

原因は多岐に渡りますが、食事記録法、質問紙法を含むほとんどすべての食事調査法において、無視できない系統的な過小申告が認められています。

二重標識水法によるエネルギー消費量の測定と同時期に食事調査を行った100の研究では、第三者が摂取量を観察した場合を除き、通常のエネルギー摂取量を反映するエネルギー消費量に対して、食事調査によって得られたエネルギー摂取量は総じて小さく、かつ、BMIが大きくなるにつれて過小評価の程度は甚だしくなっていました。

一方、日間変動は偶然誤差の性格が強く、一定数以上の対象者を確保できれば、集団平均値への影響は事実上無視することができます。ただし、標準偏差など、分布の幅に影響を与えるために注意を要します。

また、個人の摂取量についても、長期間の摂取量を調査できれば、偶然誤差の影響は小さくなり、その結果、習慣的な摂取量を知ることはできます。

しかし、日本人成人を対象とした研究によると、個人の習慣的な摂取量の±5%以内(エネルギー摂取量が2000kcal/日の場合は、1900〜2100kcal/日となる)の範囲に観察値の95%信頼区間を収めるために必要な調査日数は52〜69日間と報告されています。

これほど長期間の食事調査は事実上、極めて困難です。

以上の理由により、食事調査によって得られるエネルギー摂取量を真のエネルギー摂取量と考えるのは困難です。そのため、食事調査によって得られるエネルギー摂取量を実務に用いる場合には、この問題を熟知して、正しく対処することが必要です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕