活性酸素を消去するために体内に備わっているSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)の働きを活性化させることができますが、それができたとしても、加齢によって減ったSODを増やすことはできません。そこで抗酸化作用を発揮させるためには、SOD様酵素が豊富に含まれた食品を摂る必要があります。SODは体内にある酵素ですが、その酵素と同じ働きをする植物や動物に含まれている酵素はSOD様酵素と呼ばれています。
SOD様酵素は植物などが内部で発生する活性酸素を消去するために作られているもので、SODとまったく同じではないものの、活性酸素を消し去る作用があります。そのために、この酵素が含まれた食品を摂っていれば、活性酸素を消去する能力が高まっていくことになるというわけです。
植物の多くは日光を浴びて光合成を行ってたんぱく質とエネルギーを作り出して成長しています。しかし、日光とともに浴びる紫外線によって内部で活性酸素が発生することを妨げることはできません。これでは細胞を傷つけることになり、成長することができなくなるため、活性酸素に対抗するSOD様酵素を豊富に蓄えています。
そのSOD様酵素が豊富に含まれている食品としてはキノコ類、野草類、豆類などがあげられます。中でも強い抗酸化作用が認められ、免疫力を高めることが知られている霊芝、漢方薬の雄である高麗人参、田七人参などには豊富に含まれています。
これらの食品は強い日光を浴びることによって成長していきますが、強い紫外線を浴びることによって内部に活性酸素が発生すると、そのために細胞を傷つけて自らを滅ぼすことにもなりかねません。そのために抗酸化成分を消去する作用がある抗酸化色素を内部に蓄積させることがありますが、キノコ類には抗酸化色素が蓄積されにくくなっています。そのため、抗酸化色素とは違う、SOD様酵素を多く蓄積させているということです。
投稿者「JMDS」のアーカイブ
広く健康に関わる記念日について紹介します。
11月10日 パナソニックが頭皮ケアの重要さをアピールすることを目的として、いい(11)頭(10)皮の語呂合わせで「いい頭皮の日」と制定。全日本断酒連盟が1963年の11月10日が設立記念日で、もう飲ベンバー(ノヴェンバー=11月)、酒、止まる(10日)の語呂合わせで「断酒宣言の日」と制定。デロンギ・ジャパンがヒーターを準備して寒い冬を暖かく過ごしてもらうことを目的として、ヒー(11)ト(10)の語呂合わせで「ヒーターの日」と制定。
11月11日 厚生労働省が介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者、介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から高齢者や障害者などに対する介護に関して、国民への啓発を重点的に実施するための日として「介護の日」と制定。全国製麺協同組合連合会が細く長い麺のイメージと11をいいと読む語呂合わせで11月11日を「めんの日」と制定。生ハム生産が盛んなイタリアでサン・マルティンの日である11月11日に生ハムを作る習慣があることから日本生ハム協会が「生ハムの日」と制定。ピップが電気磁気の普及を目的として11と11がN極(+)とS極(−)にちなんで「磁気の日」と制定。
11月12日 日本臨床皮膚科医会が皮膚科の専門医療の理解を深めることを目的に、いい(11)皮膚(12)と読む語呂合わせから「皮膚の日」と制定。神戸新聞社が育(いく=1)児(2)の語呂合わせで毎月12日を「育児の日」と制定。
11月13日 ゼリア新薬工業が膝関節痛の治療と予防を呼びかけることを目的に、いい(11)ひざ(13)の語呂合わせで「いいひざの日」と制定。
11月14日 アンチエイジングネットワークが良い(いい)11と歳(とし)14の語呂合わせで「アンチエイジングの日」と制定。医療施設支援のDプラスが医師への感謝の気持ちを込めてハンカチを贈る日として、11が人と人(医師と患者)、14が医師と読めることから「医師に感謝する日」と制定。
11月15日 カンロがいい(11)ひと声と読む語呂合わせから「のど飴の日」と制定。
11月16日 ビール酒造組合が、いい(11)ビール(16)の語呂合わせから「いいビール飲みの日」と制定。
細胞の中のミトコンドリアは酸素を使ってエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)を産生していることから、ミトコンドリア内でエネルギーが作り出されるときに活性酸素が発生します。その量は取り込まれた酸素のうち2〜3%にもなります。活性酸素はプラスとマイナスの電子のバランスが崩れた酸素のことで、細胞の電子を奪うことで細胞を破壊したり、細胞内の遺伝子(DNA)を傷つけたりしていきます。
ミトコンドリア内のDNAは損傷されやすく、ミトコンドリア内で活性酸素が多く発生するとミトコンドリアの機能が低下していくようになります。機能が低下したミトコンドリアが多くなると、その細胞は必要なエネルギーが産生できなくなります。特にエネルギー代謝が盛んな骨格筋や神経細胞は影響を受けやすく、ミトコンドリアが劣化することによって細胞死のアポトーシスが起こるようになって、筋肉が減っていくようにもなります。高齢者では筋肉量が減り、身体が小さくなっていくのはミトコンドリアの劣化が一つの重要な原因と考えられています。
ミトコンドリアを増やすためには有酸素運動が必要で、その有酸素運動によって活性酸素が多く発生したのではマイナスになるように感じるかもしれません。しかし、有酸素運動によってブドウ糖や脂肪酸を効率よく燃焼させていると活性酸素の発生量を減らすことができます。活性酸素は不完全燃焼によって発生する老廃物のようなものと考えることができます。
ミトコンドリアの中のTCA回路の中でブドウ糖や脂肪酸を効率よく燃焼させていくには、ビタミンB群のビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂が必要になりますが、それと同時に重要になるのは代謝促進成分のα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10の量です。これらの代謝促進成分は20歳をピークに年齢とともに体内生産量が減少していくため、加齢によって活性酸素が増えていくことになります。
代謝促進成分は、どれもミトコンドリア内でATPの産生に関わっている物質で、ブドウ糖と脂肪酸はミトコンドリア内でATP生産に必要なアセチルCoAに変換されてからTCA回路に運ばれています。α‐リポ酸はブドウ糖をアセチルCoAに変換するために働くと同時に、TCA回路の回転を盛んにする働きがあります。
L‐カルニチンは脂肪酸と結びついてミトコンドリアの膜を通過させてアセチルCoAに変換させています。コエンザイムQ10はATP産生の最終工程の電子伝達系で補酵素として働いています。
このATP産生の反応で、コエンザイムQ10とα‐リポ酸は還元型の抗酸化物質に変換され、ATP産生の際に発生する活性酸素の除去物質(活性酸素を水に変える物質)としても働いています。
活性酸素を消去する成分としては、植物の色素などの抗酸化物質が知られています。ミトコンドリアで発生した活性酸素には種類があり、それぞれの抗酸化物質は消去を担うものが決まっているため、複数の抗酸化成分を摂る必要があります。ところが、代謝促進成分は体内で作られ、エネルギー産生のために働くだけでなく、活性酸素をミトコンドリア内で消去して外に漏れ出さないように働く物質でもあるため、ミトコンドリアを良質な状態で維持するために必要不可欠な物質となっています。
活性酸素が身体の中で発生することはできません。それを防ぐことができないなら、発生した余分な活性酸素を消去する方法を考えることが重要になります。
活性酸素を消去する酵素は、身体に備わっています。それは、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼの3種類の酵素です。
SODは体内で活性酸素が発生すると、すぐに欠けているマイナス電子を与えて過酸化水素に変える働きをします。SODには、マンガンを補酵素にしてミトコンドリア内で造られるマンガンSODと、亜鉛や銅を補酵素にして細胞内で作られる亜鉛SODと銅SODとがあります。SODによって変えられた過酸化水素はグルタチオンペルオキシターゼとカタラーゼによって水に変えられ、活性酸素は消去されます。グルタチオンペルオキシターゼはセレンを、カタラーゼは鉄を補酵素としています。これらの補酵素であるミネラルは通常の食生活では不足しがちなものとなっています。
これらの抗酸化酵素が充分に働いていれば活性酸素によって身体が傷つけられることはないわけですが、その酵素の働きは加齢につれて低下していきます。若いときには、活性酸素を発生させる紫外線を浴びても、肌荒れや肌のシミなどを心配することはなかったものの、年齢を重ねるにつれて紫外線を浴びることで肌荒れ、シミができやすくなります。女性の場合には、25歳は「お肌の曲がり角」といわれていますが、この年齢を境にしてSODの働きが急に低下することによって活性酸素が多く発生するようになり、皮膚の細胞が破壊されてくるからです。
破壊されるのは皮膚の細胞だけではなく、外からは見ることができない体内の細胞も同じように活性酸素によって破壊されています。それだけに、年齢が進むほど、活性酸素への対策を取ることが必要となります。
感覚過敏の聴覚過敏の特性としては、以下のことがあげられています。
・音が大きく聞こえる
・大きな音が苦痛
・拍手の音が苦痛
・特定の音や声が苦手(スピーカーやマイク、金属音、サイレン、雷、花火、赤ちゃんの泣き声、怒鳴り声など)
・赤ちゃんや子どもの泣き声が脳をつんざくように響く
・BGMがうるさく感じる
・騒々しい場所では集中できない
・喫茶店や人ごみのざわざわする音と目の前の人の声が同じ大きさで聞こえる
・話の聞き取りが難しい(必要な声を選んで聞くことができない)
・周囲の音が同じように聞こえる(選択的に音を聞くことができない)
・繁華街や駅で騒音すべてを等しく拾ってしまい疲れる
・時計の音、換気扇、空調、冷蔵庫などの生活音が気になる
・掃除機やドライヤーなどの家電の音が耳に突き刺さるように感じる
・蛍光灯のノイズ音がとても気になって耐えられない
聴覚過敏の特性の中で学習障害に与える影響としては、普通なら問題ないと考えられるような音も脳の中に飛び込んできて、学習に集中できないということが起こります。耳から入ってきた音は、すべてが脳で音として捉えられるわけではなくて、不必要な音、聞きたくない音は遮断されるか音量を小さくして脳の側頭部の聴覚野で選択的に音声の信号を受けています。その調整ができなくなっているのが聴覚過敏の特性です。
集中したくても集中できないという聴覚過敏の特性を理解して、学習環境を整えることから始める必要があります。
血液中には、活動のためのエネルギー源になるブドウ糖が流れています。ブドウ糖は、食事で摂った糖質が分解されたもので、活動をしたときに細胞に取り込まれて、効率よくエネルギーとして使われています。血液中のブドウ糖は血糖と呼ばれます。糖尿病やダイエットで耳にすることがある血糖値というのは、血液中のブドウ糖の割合を示しています。血糖値が高ければブドウ糖の量が多く、低ければブドウ糖の量が少ないことになります。
血液中のブドウ糖が多くなったときには、膵臓からインスリンが分泌されて、インスリンの働きによって細胞にブドウ糖が取り込まれるので、通常では血糖値が上昇しすぎないようになっています。それに対して、食事でのブドウ糖が含まれる糖質が少ないか、運動などによってブドウ糖が多く使われたときには筋肉や肝臓の中に蓄積されているグリコーゲンが分解されてブドウ糖となり、血液中に放出されて一定の割合に血糖値が保たれるようになっています。
ところが、血液中のブドウ糖の量が過剰に多くなり、高血糖状態になったときには、処理しきれずにブドウ糖の一部が赤血球と結びつく糖化が起こり、血液中に糖化タンパクができるようになります。赤血球の酸素を運搬するヘモグロビンはブドウ糖が多い状態ではブドウ糖と結びついて糖化によってヘモグロビンA1cに変化します。この変化するときに活性酸素が多量に発生します。
また、糖尿病では高血糖の影響によって血管の細胞にブドウ糖が浸透するようになり、浸透したブドウ糖は糖アルコールに変化します。細胞は水分量が一定のときに正常な代謝が行われます。ところが、糖アルコールが多くなった細胞は新陳代謝が正常に行われなくなるため、高血糖状態では血管の再生が遅れて、弾力性が徐々に失われていくようになります。そのため血流が低下することになり、血流が再び戻るときに活性酸素が多量に発生するようになります。
代謝が低下するということは、エネルギーを作り出す能力に対してエネルギー源の量が多くなりすぎることになり、それが細胞内での不完全燃焼を起こすことになり、さらに活性酸素が多く発生するようになるということです。
全身の細胞の中で作り出されるエネルギーは身体を動かすだけでなく、脳の機能、神経伝達にも使われます。それぞれの細胞で作り出されたエネルギーは、その細胞の中だけでしか使われないので、全身の機能を高めるためには、全身の細胞のエネルギー代謝を高める必要があります。
人間の身体は60兆個以上の細胞からできています。それぞれの細胞の中にはミトコンドリアというエネルギー生産の小器官があります。ミトコンドリアは糸(ミト)粒子(コンドリア)を意味するギリシャ語で、直径1μm(マイクロメーター)のサイズで、1つの細胞には100個から3000個のミトコンドリアが存在しています。ミトコンドリアの重量は体重の10%ほどとされ、体重50kgの人では5kgのミトコンドリアを持っていることになります。
ミトコンドリアが特に多く存在しているのは筋肉細胞で、多くのエネルギーは筋肉細胞で作られています。骨格筋など筋肉が多い人ほど代謝が高まって、太りにくく、やせやすいというのはミトコンドリアの数にも関係しています。
食事で摂取する三大エネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質は、体内ではブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸となって細胞内に取り込まれ、ミトコンドリアの中にあるTCA回路によってエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)に変換されています。ATPは、アデニンという化合物にd‐リボースという糖が結合したもので、アデノシンに3分子のリン酸がつながったものがATPです。リン酸の結合部位にエネルギーが保持され、ATP分解酵素によってリン酸が切り離されるときにエネルギーが発生します。ATPから1分子のリン酸が切り離されてADP(アデノシン二リン酸)になるときに、約10kcalのエネルギーが発生します。
60兆個以上の全身の細胞は、すべてミトコンドリアで産生されたATPを生命維持や活動などのためのエネルギーとして利用しています。ミトコンドリアの量が多いほど、ブドウ糖や脂肪酸などを使ってATPが多く合成されることになり、基礎代謝量が多くなっていきます。そのため、ミトコンドリアを増やすとともにミトコンドリアの働きを高めることが代謝を高める基本となります。
ミトコンドリアを増やすためには、ミトコンドリアが多く存在する筋肉が活発に動いてエネルギー代謝が盛んになることが必要となります。筋肉運動は白筋(速筋)が主に使われる無酸素運動と、赤筋(遅筋)が主に使われる有酸素運動に大きく分けられますが、ミトコンドリアは酸素を取り込んでエネルギー代謝を行うことから、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を定期的に行うことで増やすことができます。ミトコンドリアによって産生されたATPが活動のために足りているときにはミトコンドリアは増えにくくなっていますが、運動によってATPが不足すると、ATPを増やすためにミトコンドリアの分裂が始まります。このことから、ミトコンドリアの数を増やすためには、ATPが多く使われるように息切れするほどの速度で早歩きするなどの身体に負荷がかかる有酸素運動がすすめられます。
自律神経の調整が正常に行われていれば、活動と休養のタイミングに合わせて全身の機能が保たれているわけですが、自律神経の調整に乱れが生じると、安静にしていなければならないときにも心臓の鼓動が高まり、興奮をして休めない、眠れないという不調が起こるようになります。
胃腸の状態では、食事をしたあとにはリラックス状態になって胃液や胆汁が多く分泌され、消化されたものを的確に吸収されるようにしなければならないわけですが、興奮した状態になっていると胃液が分泌されにくくなって消化が抑えられ、吸収も遅れがちになって腸にも余計な負担をかけるようになります。
自律神経は、交感神経と副交感神経に大きく分けられています。自律神経は血管に沿って全身の臓器や器官に張り巡らされていて、状況に応じて交感神経と副交感神経が切り替わり、全身の働きをコントロールしています。
寒いときには血管が縮んで放熱を抑えるようになり、暑いときには血管が広がって放熱を盛んにするようになるのも、交感神経と副交感神経の切り替えによって行われています。
自律神経の調整は、よく自動車のアクセルとブレーキにたとえられます。アクセルに当たるのが交感神経で、主に興奮作用を担っています。ブレーキに当たるのが副交感神経で、興奮しすぎた臓器などの働きを抑え、心身ともに抑制する働きがあります。
交感神経は身体を活動的にさせるものであるので、分泌や収縮を盛んにさせる働きをするのが原則となっている。心臓の鼓動を進めるが交感神経で、抑えるのが副交感神経ということですが、胃と腸は逆に副交感神経によって働きが盛んになっています。そして、交感神経のほうが抑制の働きをしています。交感神経は身体を活発に働かせるためのもので、消化・吸収は逆に身体を働かせるためのエネルギー源を取り込むための働きであることから、副交感神経が担っているわけです。
副交感神経の働きが盛んになるべきときに、交感神経の働きが盛んになるような生活、つまり夕方以降や就寝前の時間にテレビやパソコン、スマートフォンなどを見て、興奮状態になるようなことを続けていると交感神経の働きすぎによって活性酸素の発生量が多くなります。これらの液晶画面から発するブルーライトには交感神経を刺激する作用があるので、ますます交感神経が優位な状態になります。交感神経が働いている時間が長くなるほど、活性酸素の発生量が多くなることを知って、夕方以降には液晶画面を見る時間は減らすようにしたいものです。
感覚過敏の視覚過敏の特性としては、以下のことがあげられています。
・光や白いものをとてもまぶしがる
・フラッシュを嫌がる
・特定の色のものがとても苦手(黄色が苦手、緑色で落ち着く)
・色の組み合わせでとても苦手なものがある
・反射や回っているものをずっと注視している
・人ごみなど動くものがたくさん目に入るとすごく疲れる
・テレビやパソコン、スマホの画面から目を反らす
視覚過敏の特性の中で学習障害に与える影響としては、ほとんどの状態があげられています。光をまぶしく感じる視覚過敏では蛍光灯の光の下では白い紙に書かれた文字を読むことはできても、LEDの光は強い視覚刺激があって、文字を読むことができないだけでなく、LEDの光のために周囲の状況も把握できないほどまぶしく感じることがあります。
文字を特徴づけたり、読みやすくするために複数の色が使われているものがあります。これが強い視覚刺激になって、集中して見ることができないということがあります。複数の色づかいが、すべて苦手だというのではなくて、赤色は加わるとダメ、黄色が加わるとダメということがあります。赤色でも黄色でも単色なら大丈夫でも、黒色と赤色が苦手であったり、赤色と黄色が一緒に使われたものが苦手という場合もあります。
周囲に動いているものがあると、それに目が奪われることがあり、目が奪われた瞬間に、それまで覚えていたはずのことを忘れてしまうことがあります。目が奪われることはなくても、動いているものがあると、そのことが気になって、勉強に集中できないということもあります。
学習障害の子どもには、その改善支援のためのソフトが使われたデジタル教材が使われる機会が増えていますが、デジタルの画面が苦手で、デジタル教材ばかりか、テレビを見るのも辛いという子どももいます。テレビ画面でもLEDでなければ、なんとか見ることはできても、LEDの光が使われた画面は見ることができないという例も少なくありません。
ストレスが高まると、興奮ホルモンのアドレナリンが分泌され、呼吸数と心拍数が増え、血圧が上がり、末梢血管が収縮する、といった身体の変化が起こります。ストレス状態は自律神経の交感神経の働きを活発にさせます。交感神経の働きが活発になって、興奮状態になったときには全身の働きが活発になることで細胞でのエネルギーの発生量も多くなり、活性酸素が多く発生するようになりますが、中でも特に活性酸素を発生させるのは末梢血管が収縮するときです。
ストレスによって血管が収縮すると血液の流れが一時的に低下します。そのあとに元の状態に戻って血流が急に高まるときに細胞に多くの酸素とエネルギー源が送り込まれることによって活性酸素が多量に発生します。
ストレスには身体的なストレスと精神的なストレスがあります。身体的なストレスは身体を休めることで低下させることができるために、休養を取ることでストレスによる活性酸素の発生量を抑えることができます。それに対して精神的なストレスは、身体を休めても原因が続く限りはストレス状態が続くことから活性酸素は発生し続けることになります。人間の身体は、さまざまな機能調整によって正常な働きが保たれていますが、中でも自律神経による調整が最も大きな影響をもたらしています。
自律神経は、環境や身体の状況に応じて、本人の意思とは無関係に自動的に働き、体内を常に最良の状態に保ち続けるために働く神経となっています。暑いときに汗をかいて体温の上昇を抑えるのも、運動をしたときに心臓の鼓動を早くして筋肉に大量の酸素を送るのも、食後に胃腸の働きを活発にして消化・吸収を促進するのも、すべて自律神経が調整を行っています。
“腸は第2の脳”と言われています。これは神経伝達物質のセロトニンが腸で作られていることが関係していますが、腸は脳からの指示を受けることなく自ら調整を行っていることも指しています。その自らの調整を行っているのが自律神経です。





