投稿者「JMDS」のアーカイブ

広く健康に関わる記念日について紹介します。
10月27日 1931年10月27日に走り幅跳びの南部忠平、三段跳びの織田幹雄が日本人として初めて世界記録を樹立したことから「世界新記録の日」と制定。
10月28日 鰹節の燻乾カビ付け製法を考案した江戸時代の紀州藩の漁民・角屋甚太郎の命日の1707年10月28日にちなんで太鼓亭が「おだしの日」と制定。
10月29日 日本食鳥協会が国産とり肉のPRのために干支の10番目が酉であることから10月、肉の語呂合わせから29日を「国産とり肉の日」と制定。花王が育毛トニックのPRのためにト(10)ニック(29)の語呂合わせから「トニックの日」と制定。
10月30日 日本リラクゼーション協会が総務省の日本標準産業分類にリラクゼーション業(手技を用いるもの)が新設された告示日の2013年10月30日を「リラクゼーションの日」と制定。日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会が第1回シンポジウムの開催日の2005年10月30日を「たまごかけごはんの日」と制定。毎月30日は日本水産が制定した「EPAの日」。
10月31日 ぜんざい発祥の地とされる出雲地方では旧暦の10月を神在月と呼んで、神在(じんざい)もちを振る舞ったことから出雲観光協会が神在月(出雲以外では神無月)の10月で、ぜんざいが10と31の語呂合わせから「出雲ぜんざいの日」と制定。
11月1日 日本Glycemic Index研究会がグリセミックインデックス(GI)の血糖値が上昇しにくい低GI値の普及のために、体にいい(11)、IndexのIを1に見立てて「低GIの日」と制定。かんぽ生命保険が1928年11月1日にラジオ体操が初めて放送化されたことから「ラジオ体操の日」と制定。日本医師会が設立日の1947年11月1日と、いい(11)医(1)療の語呂合わせから「いい医療の日」と制定。
11月2日 トマトの機能性表示食品を販売するカゴメが、いい(11)血圧(けつあつ=ツー)の語呂合わせから「いい血圧の日」と制定。

学習障害の中で多くみられる読字障害は、本人も周囲の人も気づきにくいところがあります。もう一つの書字障害は識字をして、それを書くということで、文字の状態を見ることで周囲との違いを本人も把握しやすくなっています。それに対して、識字障害のほうは周囲と違っていることを認識することができないので、周囲の人は注意して見守り、早期に発見することが求められています。
読字障害は文字を音に変えることに困難さがあり、文字を見て、音を思い出すまでに時間がかかることがあります。そのために音読が流暢にできないもので、文章を読むときに時間がかかり、疲れやすくなります。そのことから読むことを嫌いになり、知識の不足から学力の低下を招き、これが学習そのものを嫌いにさせることもあります。また、短文には対応できても、長文を読もうとすると、目で追っていくことが難しいことがあります。
以下は、識字障害でよくみられることを列挙したものです。このうちの、いくつが該当すれば識字障害ということではなく、一つであっても学習に影響を与えている場合には識字障害と指摘されることがあります。
*ひらがなの音読が遅く、読み間違える
*文字を逐次読み(一つひとつ拾って読む)する
*単語または文節の途中で区切ってしまう
*単語の文字を逆さに読む(いか→かい)
*形の似た文字を間違って読む(“め”と“ぬ”)
*拗音(きゅ、しゅ)、促音(きって)が読みづらい
*読んでいる文字や文章の意味を理解することが難しい
*早く読むと内容が理解できない
*音読より黙読が苦手
*文章を読むのがたどたどしく、文章の内容(あらすじ)をつかんだり、まとめたりすることが難しい
*読んでいるところを確認するように指で押さえながら読む
*文末などは適当に自分で変えて読んでしまう
*見慣れた漢字は読めても抽象的な単語の漢字を読めない
*読み方が複数ある漢字を誤りやすい
*意味的な錯誤がある(教師をせんせい)
*長い文章を読むと疲れる

全身の活動のためのエネルギーは、全身の細胞のミトコンドリアの中にあるTCA回路で作り出されています。ミトコンドリアはエネルギー産生の小器官ですが、その量は全細胞の重量の10%ほどにもなっています。それだけ重要な器官だということです。TCA回路にはブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸が変化したピルビン酸、アセチルCoAを経て変化した、クエン酸が使われます。このクエン酸が次々に変化して、一周するとエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が発生します。その次々と変化していくときに必要となるのがビタミンB群のビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂です。
ビタミンB群は水溶性で、細胞の中に長く保持することができないので、毎日食事によって摂取しなければなりません。体内の保持時間が違っていて、ビタミンB₁とビタミンB₂は24時間ほど保持されるのに対して、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は12時間ほどしか保持されません。ビタミンB₁とビタミンB₂は1日に1回だけ食事で補っておけばよいことになります。もちろん、1日に必要な量を摂る必要はあります。これに対して、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は半日しか保持されないので、1日に2回は補充しなければならないわけですが、1日に3食のうち、どこで摂るかというと朝食と夕食になります。
ビタミンB₆とビタミンB₁₂が含まれた食品を昼食で摂らなかったとしてもエネルギー産生には影響が出ないものの、朝食か夕食で不足するとエネルギーが充分に作られなくなり、それが全身の活動にも、もちろん脳の働きにも悪影響を与えることになります。
少なくとも朝食を抜いてはいけないわけですが、国民健康・栄養調査では20代は男性が約30%、女性が23%も朝食抜きとなっています。それ以下の年代では家庭で食事をしているはずなので朝食抜きは少ないはずですが、発達障害では感覚過敏から極端な偏食が起こりやすく、朝食を摂っていたとしてもエネルギー代謝に必要なビタミンB群が不足してしまうことにもなりかねないのです。

吸い込んだ酸素のうち2〜3%が活性酸素になります。ということは、吸い込む酸素の量が多くなるほど活性酸素の発生量が多くなることになります。活性酸素の発生量が特に多くなるのは運動をして大量の酸素を取り込み、大量のエネルギーを消費しているときで、身体を動かすほど吸い込む酸素が多くなり、エネルギーを多く発生させるほど活性酸素の発生量は増えていくことになります。歩くだけでも平常時(安静時)に比べると1.5倍以上の活性酸素が発生し、軽いジョギング程度の運動をしたときには平常時の5倍以上の活性酸素が発生するといいます。
ある教育系大学の卒業生の健康度を長期間にわたって追跡した調査で、文科系学部の卒業生と運動系学部の卒業生の寿命を比べたところ、運動系の卒業生のほうが平均で約6年も寿命が短くなっていた、という報告があります。運動をする人は一般には健康度が高いと考えられています。運動系の卒業生は体育の教師が多く、スポーツ選手ほど身体に負担はかからず、むしろ適度に身体を動かすことで健康的な生活をしていると考えられています。
実際には印象とは異なった結果になったわけですが、その大きな理由としてあげられているのが活性酸素による身体への影響です。運動の機会が多く、活性酸素の発生量が多い人は、活性酸素を消去するケアをしないと身体にダメージが蓄積されて、寿命にも関わる結果となるというわけです。
運動量が増えるにつれて体内で酸素から活性酸素に変化する量は増えるものの、活性酸素を消去する働きがあるSODなどの抗酸化酵素が作用するためには酸素が必要となります。運動をしても最大酸素摂取量の75%ほどに達するまでは酸素を利用して抗酸化酵素の働きが高まるので、活性酸素は、それほど多くはなりません。しかし、75%のラインを超えると、活性酸素の発生量は急激に高まっていくことになり、この75%のラインを超えたときが過剰な運動となります。
ちなみに、最大酸素摂取量は運動によって測定された酸素消費量の最大値のことです。最大酸素摂取量は有酸素運動の能力を測定するためにも行われ、全身持久性の体力指針として用いられます。これ以上は運動が続けられないという状態での1分間の酸素を取り込む能力で、これに対して、それぞれの運動、各人の能力がどれくらいかが%で示されています。

学習障害(LD:Learning Disabilities)は、全般的な知的発達には問題がなく、視覚、聴覚に問題がなく、さらに学習環境や本人の意欲にも問題がないにも関わらず、読む、書く、計算するなどの学習に必要な基礎的な能力のうち一つないし複数の特定の能力について、なかなか習得できなかったり、うまく発揮することができないことによって、学業成績や日常生活に困難が生じる状態を指します。
学習障害は「読字障害」「書字障害」「算数障害」の3つがあげられ、ある特定の課題の習得だけが他に比べてうまくいかない状態を指しています。目安としては、学校での学習到達度の遅れが1〜2学年相当、あるいは1.5標準偏差以下というのが一般的です。
発生率は2〜10%と見積もられており、読みの困難については男性が女性より数倍多いと報告されています。こういった能力が求められるようになる小学校2〜4年生ころに成績不振などから明らかになります。その結果として学業に意欲を失い、自信をなくすことがあります。
学習障害は読字障害、書字障害、算数障害が特徴的ではあるものの、聞き取りの困難さ、感覚過敏による困難さも含まれ、そのために読字障害、書字障害、算数障害の状態が強く現れることがあります。学習障害は、いつも同じ状態ではなく、そのときの環境や身体の状態によって強弱があることが知られていますが、その原因の一つに発達障害の特性としてあげられる感覚過敏が影響を与えているということです。
学習の機会に集中できないというと、注意欠陥・多動性障害が思い浮かべられやすいのですが、感覚過敏の聴覚過敏によって耳から入ってきた周囲の音が選択されることなく脳に飛び込んでくるために、聞き取りたいと思っている教師や親などの教えてくれる人の言葉に集中できないということが起こります。視覚、嗅覚、触覚が過敏であることから環境に馴染めず、これが学習障害の状態を強くすることもあります。

ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源で、脳細胞には三大エネルギー源のうち脂肪酸、アミノ酸は入ることができなくて、ブドウ糖だけが毛細血管から脳細胞に入ることができます。ブドウ糖が多く含まれた糖質(ご飯、パン類、麺類、砂糖など)を多く食べていれば、脳細胞に多くのブドウ糖が取り込まれ、それを長く使い続けることができるということなら、脳がエネルギー不足になるようなことはありません。ところが、脳は、そんな単純な仕組みにはなっていません。
脳細胞に入ったブドウ糖の保持時間15時間ほどとなっています。夕食を19時に食べて、朝食が7時なら、その間は12時間なのでブドウ糖が不足することはないのですが、朝食を抜いてしまうか、ブドウ糖が含まれていないもので朝食を済ましてしまうと、10時くらいにはブドウ糖が不足します。ブドウ糖は一定の量がコンスタントに使われているわけではないので、朝食の時間にブドウ糖が補われなかったとしても、急にブドウ糖不足で脳の働きが止まってしまうようなことはありません。
生命維持のために、ブドウ糖が不足してきたら消費量を減らして長持ちできるようにします。自動車のガソリンが減ってくると、だんだんとエンジンの働きが悪くなり、徐々にスピードを落としながら走るのと同じことが脳でも起こっています。10時を過ぎると充分な量のブドウ糖がないことから、頭の働きが保たれなくなるだけではなくて、全身をコントロールしている脳の機能が低下することから全身に影響が出てきます。昼食までの2時間のブドウ糖不足が積もり積もってきたら全身に悪影響が出ることは容易に想像ができることです。
発達障害の自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害ともに、脳には負荷がかかりやすく、ブドウ糖の消費量が多いことも容易に想像がつくことです。子どもの場合には糖質制限を避けるのは当然のこととして、朝食を抜くようなことをしてはいけないということです。

活性酸素は必ずしも有害なものではなく、適度な量の活性酸素が発生した場合には身体の健康を守るために必要なものとなり、その結果として免疫を高める結果となります。
ところが、活性酸素が体内で多量に発生した場合には、細菌などの外敵からだけではなく、自分の身体の細胞からもマイナス電子を奪うようになります。活性酸素が発生したことによって細胞の核が破壊されますが、身体の細胞の場合には破壊は一つだけでは終わりません。マイナス電子が欠けている限りは、次々に隣の細胞から電子が奪われていって、ドミノ倒し式に細胞が破壊されていくことになります。
活性酸素の被害から身体を守るために、身体の中には活性酸素が多量に発生したときには電子のバランスを元に戻して、活性酸素を消し去る働きをする酵素が備わっています。その酵素の代表的なものはSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)です。
細胞レベルで見ると、細菌や病原菌なども人間の細胞もほとんど変わりはなく、細菌などを壊すメカニズムは、そのまま人間の身体にも通じます。違っているのは、人間は細胞の数が約60兆個と非常に多く、細胞が破壊されて身体に影響が出るまでには長い期間がかかるということです。
細菌は1個の細胞で構成されている単細胞となっています。そのために、活性酸素によって破壊されても、他の細胞に影響が出ることはないのですが、身体の細胞は多くがつながっているために、活性酸素の影響を受け続けることになります。
細胞が破壊されたところが血管であれば血管が傷ついていくことになります。血管が傷つけられると弾力性が徐々に失われていって動脈硬化になりやすく、また血流も低下するようになります。全身の細胞に新鮮な酸素と栄養素を運び、細胞の二酸化炭素と老廃物を運び去ることによって細胞の新陳代謝を高めているのは血液です。血管が傷んだために起こる血流の低下は、全身の細胞の老化を進めていくことになります。
血流が低下すると、全身の細胞に血液を早く送って、酸素と栄養素を補給するために自律神経が反応して血圧が上昇します。血管が傷ついているところに血圧が上昇すると血管が強く刺激されることとなり、動脈硬化が促進されることになります。動脈硬化は心疾患、脳血管疾患の要因となっています。活性酸素によって細胞が傷つけられると、発がん物質などの有害物質が細胞内に侵入しやすくなります。そのために細胞が、さらに傷みやすくなり、細胞の働きが正常に保たれにくくなっていきます。
活性酸素によって破壊されたのが膵臓や肝臓などの細胞であれば、その器官の機能が低下していくことになります。中でも膵臓や腎臓などは活性酸素に弱い臓器であり、活性酸素が多く発生するほど、機能も低下しやすくなっています。さらに、活性酸素による細胞の破壊が続くと機能低下が広がり、がんや糖尿病などの生活習慣病が引き起こされる原因にもなります。また、皮膚の細胞も傷つけられて、体内の老化とともに、見た目の老化も進んでいくようになるのです。

厚生労働省が毎年発表している『厚生労働白書』の最新版(令和2年版)には20年後(2040年)の推計が示されています。その中で多くの注目を集めた高齢化率は35.3%にもなり、比較年の2019年の28.4%と比べると急激に高齢者が増えることがわかります。急激な高齢化は医療と福祉の充実が強く求められる状態であり、『厚生労働白書』では2040年の医療福祉従事者は最大1070万人と、全就業者の5人に1人の割合にまで増加するとして、新たな取り組みが強く求められています。
発達障害の人は10%ほども存在していて、男性に限れば14%にもなります。発達障害は生涯に渡って継続するとされていることから、少子高齢化が急速に進む社会においては、発達障害の人を活かすための社会システムの構築が欠かせないということは随分前から語られてきました。今回の5人に1人が医療福祉従事者という時代が迫っているという状況の中、発達障害の人の就業先としても絶対に必要になってきます。
しかし、医療と福祉の社会は完全にシステム化されていて、資格を有する専門家が主に働く場と認識されています。発達障害は自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害ともに、対人関係や社会的コミュニケーション、行動や感情のコントロールが苦手で、現在の医療機関、福祉施設の中の、集団で専門性が求められる職種で活躍するのは大変なことです。
発達障害で活躍している人をみると、個人で能力が発揮できる職業、個人が中心となって少人数でできる職業が目立っています。発達障害の中でも学習障害の人は、行動面では困難を抱えていない人が多いこともあって、集団の中で気づかれにくいことはあっても、本人の悩みは行動面の困難(自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害)がある人とも変わりがありません。
学習障害は読む(識字障害)、書く(書字障害)、計算する(算数障害)の生まれつきの障害があっても、今の時代はITなどの先端機器を活用することで対応することも可能とあっています。また、個人でできる仕事、家族や友人でできる仕事を身につけることで対応できます。その仕事が医療と福祉に関わる分野であれば、今の子どもたちが20年後に活躍できる場所が急激に増えているということです。

三大エネルギー源の糖質、脂質、たんぱく質は体内でエネルギーとなります。これ以外の成分はエネルギーとなることができません。三大エネルギー源という言葉は、多くの中から代表的な三つをあげたということではなくて、三つしかない、三つですべてということです。
三大エネルギー源の糖質はブドウ糖に、脂質は脂肪酸に、たんぱく質はアミノ酸に分解され、ブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸ともにピルビン酸、アセチルCoAを経て、細胞のミトコンドリアの中にあるTCA回路に入って、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作り出されます。
細胞の中で作り出されたATPからリン(P)が一つ外れてADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギーが発生します。このエネルギーは細胞の中でしか使われず、細胞の外に電気のように流れて使われるようなものではありません。細胞は、その中で発生したエネルギーによって生化学反応を起こして、生命維持のための働きをしています。
全身には約60兆個もの細胞があるとされています。全身の細胞は、三大エネルギー源を取り入れて、内部でエネルギーを作り出しているわけですが、例外があります。その例外が脳細胞です。脳細胞につながる毛細血管には、血液脳関門があって、必要なものだけを通過させて、不必要なものを通過させないという機能があります。三大エネルギー源のうち血液脳関門を通過できるのはブドウ糖だけです。そのため、脳細胞はブドウ糖しかエネルギー源として使うことができないのです。
疲れたときに甘いものを食べると元気が出るのも、甘いものを摂ると頭の働きが回復してくるのも脳細胞に不足したブドウ糖が補われるからです。重要な脳の唯一のエネルギー源であるのに、糖質制限をしてブドウ糖を極端に減らすようなことが起こると、集中力や記憶力が低下したり、気力が続かないようなことになります。それだけではなくて、脳は全身の働きをコントロールしているので、全身の機能に悪影響が出てしまうことになります。
発達障害の自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害ともに、脳には強い負荷がかかっています。負荷が強くなるほど脳にはブドウ糖が多く必要になるのです。

免疫細胞のリンパ球にはB細胞とT細胞があります。B細胞は骨髄で増殖し、外敵に合わせた抗体を作り出して外敵と戦います。抗体は大砲から打ち出される砲弾にたとえられます。それぞれの抗体は1種類の外敵にだけ有効なもので、その抗体を作る情報はB細胞の中に組み込まれています。つまり、未知の外敵に対してもB細胞は、あらかじめ対応できるだけの情報を膨大に準備していることになるわけです。
T細胞は骨髄で作られたあと、胸腺で成熟して活動能力を高めていきます。T細胞は、その役目によってヘルパーT細胞、キラーT細胞、サプレッサーT細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞の4種類に分けられます。
ヘルパーT細胞は、B細胞が抗体を作り出すのを助けます。キラーT細胞は、外敵を直接的に攻撃するミサイルにたとえられます。キラーT細胞は働きすぎると外敵だけでなく味方である自分の身体の細胞を傷つけることがあります。これが免疫異常やアレルギーの原因となっていますが、働きすぎを抑えて免疫作用を調整するのがサプレッサーT細胞の役割となっています。ナチュラルキラー細胞は腫瘍を主に攻撃して破壊する働きがあります。
T細胞は胸腺で成熟していきますが、胸腺は15歳ころまで成長し、それ以降は退縮していき、40歳を過ぎると機能が徐々に失われていきます。40歳を過ぎると免疫が低下し続けるのは、胸腺の機能が低下して、T細胞の働きが低下することに関係しています。
次に活性酸素による免疫ですが、細菌などが身体の中に入ってきたときに、その近くに活性酸素があると、マイナス電子が欠けている活性酸素は細菌の細胞膜からマイナス電子を奪っていきます。マイナス電子を奪った活性酸素はプラスとマイナスの電子のバランスが取れた正常な酸素に戻っていきます。マイナス電子を奪われた細菌の細胞膜は、そのままでは細胞膜が壊れやすいために細胞の中からマイナス電子を移していって細胞膜を維持しようとします。次々と細胞内の電子が移っていって、細胞の中心部にある核のマイナス電子が奪われると、その細胞は働きが止まり、破壊されることになります。