投稿者「JMDS」のアーカイブ

ウイルス感染といっても、今回のテーマは新型コロナウイルスの話ではなくて、コンピュータのウイルス感染の話です。しかし、このウイルス感染が新型コロナウイルスを利用してのこととなると、関係があるのかないのか判断がつきにくくなるかもしれません。新型コロナウイルスの蔓延から、日本でもマスク不足が始まりました。今年の冬は暖冬傾向で、花粉症の発生が早まっていることもあって、マスク着用は花粉症対策なのか感染症対策なのかわからなくなります。花粉症対策のマスクなのに、「マスクをしても新型コロナウイルスは防げない」と余計なことを言って顰蹙をかうということまであると聞いています。
マスク不足は深刻で、一般向けのマスクが足りないというだけでなく、医療機関も不足していて、このままだとマスク不足で患者の受け入れができないということにもなりかねない状況です。急に需要が高まったことから店頭で不足しているだけでなく、今ならマスクは高く売れるからと買い占めをして、高く転売している人がいます。海外のネット通販では禁止されていることが日本では禁止されず、注意喚起だけなので、増産されたマスクが出回るようになっても買い占めされる可能性があります。
そんなマスク不足で、新型コロナウイルスのパニックよりもマスクを求めるほうのパニックが先立って起こっていますが。それを悪用して、マスクを無料提供するというメールが送りつけられています。それも公的機関からのメールを装っていて、添付の資料を開くとウイルスに感染するという手口です。そのウイルスも感染力が強くて、メールアドレスを盗んで、そのメールアドレスにウイルスが送りつけられるので、二次感染、三次感染をして拡散していきます。
しかも変異もするというので、なんだか新型コロナウイルスと同じような特徴を持っていますが、パニック心理につけ込んでのウイルスメールが拡散しているので、添付を開かないのが第一です。感染した他人から感染してしまったら防ぐのが大変になるので、ウイルス防止ソフトは最新のもの更新しておくというワクチンのような対策が必要になっています。

発達障害者は年齢を重ねていくと、軽度認知障害と勘違いされるような症状がみられることがあります。軽度認知障害の特徴を知って、正しく判断するようにしてほしいものです。
認知症患者は462万人(2012年統計)、その予備群である軽度認知障害患者は400万人と推定されています。これを合わせた862万人は65歳以上の4人に1人の割合となっています。認知症と軽度認知障害の患者は高齢化が進む我が国においては増え続ける一方で、2025年には認知症患者は700万人、軽度認知障害は600万人を超えると推定されています。2025年の65歳以上の推定人口は3657万人であり、認知症患者と軽度認知障害患者を合わせた1300万人は高齢者の2.8人に1人にもなります。
軽度認知障害(MCI:Mind Cognitive Impairment)は厚生労働省研究班によって認知症の前段階として位置づけられ、従来の認知症の診断基準に示された項目を満たすようになった段階では、もはや早期とはいえないと指摘されています。軽度認知障害と認知症は特定の疾患ではなく、認知機能低下症状におけるステージや状態を示すもので、潜在的な疾病、疾患や身体状態が引き金になるとされています。
軽度認知障害のリスクとしては、加齢にプラスして脳卒中(隠れ脳梗塞を含む)、心疾患(心筋梗塞など)、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)、高血圧、メタボリックシンドローム、肥満、喫煙歴、アルコール・薬物の影響、不健康な食生活、心身エクササイズの欠如、ストレスや不安、うつ病などがあげられています。
軽度認知障害と診断されても、的確な治療薬は存在していません。認知症の治療薬は複数あって、研究が急速に進んでいることに比べると、ほとんど有効な治療薬がないのと同じ状態で、軽度認知障害と診断されても、食事での改善としてバランスの取れた栄養補給、運動での改善として適度な運動習慣、そして充分な休養としての休息と睡眠の確保が指示されるのがほとんどです。
こうした指導によって軽度認知障害からの改善がみられる人は約30%で、約20%が軽度認知障害のままで維持され、1年で10〜15%が認知症になり、5年で約50%が認知症に進行しています。このような状態を改善するためには、要因の一つとなっている生活習慣病の改善が重要となりますが、さらに生活習慣病対策の栄養と運動、認知機能の向上につながる運動や生活改善も、有効な治療薬がない段階では積極的に取り組むべきこととなっています。

血糖値の上昇を抑えるために一番に使われる医薬品は、糖質がブドウ糖に分解されるのを抑えるもので、糖質分解酵素のα‐グルコシダーゼの働きを抑制するα‐グルコシダーゼ阻害薬です。健康食品の素材の中には、α‐グルコシダーゼ阻害の作用をするものがあって、胃の中に食べたものがある間に摂ることで、糖質の分解が抑制されます。糖質は胃の中で完全に消化されるまでには平均2時間かかりますが、ブドウ糖分解抑制成分が効果を発揮するのは30~60分間であるので、糖質が分解されるためにブドウ糖不足になることはありません。
ブドウ糖分解抑制作用のある素材としては、アロエベラ、ウチワサボテン、グァバ、桑の葉、菊イモ、コタラヒム、サラシア、豆鼓エキス、ニガウリなどがあげられます。
アロエには血糖降下作用を持つアルボランA・Bというムコ多糖類が豊富に含まれています。ムコ多糖類は医薬品の成分を吸着して吸収されにくくするため、経口薬の作用を低下させる可能性が指摘されています。そのため、医薬品を服用するときには、アロエとは2時間ほど離して摂ることがすすめられます。ウチワサボテンには水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれ、水分を吸ってゲル状になって粘度が高まることで、ブドウ糖が胃から小腸に運ばれる速度を遅らせます。その結果、ブドウ糖の吸収を遅らせて、血糖値の上昇を抑えることから血糖値を下げる作用が認められています。
グァバの葉に含まれるグァバ葉ポリフェノールには胃で糖質をブドウ糖に分解する酵素のα‐グルコシダーゼの働きを抑制し、小腸からブドウ糖が吸収されるのを遅らせ、血糖値の上昇を抑える作用があります。桑の葉には特有のデオキシノジリマイシン(DNJ)が含まれます。DNJは糖質をブドウ糖に分解する酵素のα‐グルコシダーゼに結合して働きを抑えます。
菊イモの主成分のイヌリンは難消化性の果糖が約30個つながった多糖類で、吸収されにくく、ブドウ糖が含まれていないことから血糖値に影響しません。また、イヌリンの一部は胃の中でゲル状になり、糖質や脂肪の吸収を抑制し、排泄させるため、血糖値、中性脂肪値の上昇が抑制されるようになります。
インドやスリランカなどの亜熱帯地域に自生するニシシギ科のツル性低木は、コタラヒム(学名:サラシア・レティキュラータ)とサラシア(学名:サラシアオブロンガ)に分けられます。コタラヒムとサラシアの特有成分のサラシノールは糖質をブドウ糖に分解する酵素のα‐グルコシダーゼの働きを阻害するため、血糖値を上昇しにくくする作用があります。
豆鼓エキスにも同じ作用があります。
ニガウリの果実にはインスリンに似た働きをする化合物が含まれ、血糖値の上昇を抑える作用があります。また、特有成分のモモルデシンには食欲を抑える作用があります。

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、五感に関係するものについて紹介してきましたが、五感とは関係がないところで食べられないものがある発達障害児も少なくありません。牛乳が飲めないという子どもについては何回か紹介してきましたが、牛が嫌いだから牛乳が飲めない、友達が以前に牛乳を飲んで吐いたことがあるので飲めなくなった、というのはまだ理解ができないことはありません。
ビンの牛乳やコップに入った牛乳なら飲めるのに、牛乳パックにストローを挿して飲むことができないという子どももいます。これについて原因を聞き集めたところ、牛乳パックを持ったときにストローから牛乳が出て、指が汚れて気持ちが悪かったのが始まりだったという子どもが案外に多くて、驚いたことがあります。指先のヌルヌルした感触が嫌いで、また経験するのが嫌で牛乳パックでだけは飲めないとなると、通常の食事指導の範囲を超えています。
温度も食事には重要で、温かなご飯は食べられても、冷めたご飯が食べられないという子どももいます。これは単に温度が違うからということではなくて、米のでんぷんの性質も関係しています。米は炊飯や蒸煮などによって加水加熱するとアミロースの結合が崩れて、でんぷんが糊化します。この状態をα(アルファ)化といいます。α化した米のでんぷんは熱が冷めていくとβ(ベータ)化して老化した状態になります。粘性が失われて、消化が悪い状態になります。
粘度が高いコシヒカリ系の米はβ化するとおいしくなくなりますが、粘度が低いササニシキ系の米はβ化してもおいしさが残るという特徴があります。米を変えることで、冷めたご飯は食べられないということがなくなり、その成功体験が冷めた料理でも食べられるようになる、ということもあります。家で飲食している米と銘柄が違うと食べられないという子どももいますが、これも炊飯米の性質が関係しているようです。
餅はα化したしたあとにβ化しにくいのですが、ネバネバのために喉に詰まりやすくなっています。餅は飲み込み能力が高い若い世代が喉に詰まることは少ないものの、喉に詰まることがあると思っただけで食べられない子どももいます。
このほかに、使い慣れた食器でないと食べられない、加工食品しか食べられない、不衛生な台所で作ったものは食べられないということもあります。さらに、母親が強制したことが嫌いになった食べ物がある、苦手な食品を知らない間に入れられたから家で食べたくない、ということまであって、食事の困難さを克服するのは大変です。

健康食品は以前には「“う”の字がいらない」などと揶揄されることもありました。これは機能性がある食品と言われているのに、実は機能性などはないということを指していて、「きのうせい」から“う”を抜くと「きのせい」となることから「気のせい」食品と言われたものでした。
そんな健康食品も今では特定保健用食品、機能性食品というエビデンス(科学的根拠)に裏付けられたものが登場してきて、事情が大きく変わりました。
とは言っても、健康食品は、これを摂れば望むとおりの結果が得られると単純に考えてよいようなものではありません。例えば、人気の血糖値を下げることが期待されている健康食品は、それだけ摂っていれば、医薬品を飲んでいるのと同じような結果になるわけではありません。
医薬品は、それぞれの状態に合わせた成分が決まっています。血糖値が上昇するのは、①胃での糖質の分解が進む、②小腸でブドウ糖の吸収が進む、③膵臓からのインスリンの分泌が減る、④インスリンを使ってのブドウ糖の細胞への取り込みが減る、⑤肝臓に蓄積されるブドウ糖が減る、という一連の流れのうち、どこかが、もしくは複数のことが影響していることから起こることです。その状況に合わせて処方されるわけです。
血糖値によいとされる健康食品も、その研究が進んでいて、医薬品と同じ働きをする成分が使われています。ということは、血糖値の上昇を抑えることを売り物にしている健康食品は、どこに問題があるのかがわかっていて、それにピッタリと合ったものを使えば、期待される効果が得られるものの、合致していないものを摂っても、効果が得られないことになります。
合致した健康食品を摂ったうえで、その効果を高めるためには、生理学に適した生活法をする必要があります。その手法として、日本メディカルダイエット支援機構が取り組んでいるのはメディカルダイエットによる食事・運動・休養の組み合わせです。

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、視覚過敏の特徴について前に紹介しましたが、食事に関する感覚は一つの要素だけで決まるものではありません。味覚は嗅覚の反応があって、初めて本来の味覚が感じられるものです。鼻を塞いで食べると味がわからなくなるという身近な例からもわかるかと思います。
嗅覚過敏があると、苦手な臭いがあっただけで、味覚もおいしく感じられなくなるということがあります。焦げた臭いに過敏に反応する子どもは、味覚のほうでも苦味を感じるということが起こります。実際には苦味の成分は含まれていなくても、焦げた臭いが味覚の状態を変化させてしまっているということです。焦げたものは嫌な臭いだけではなく、香ばしい匂いとして感じることが多いのですが、焦げた臭いが苦手になると、本来ならおいしく感じるはずの匂いが嫌な臭いと感じてしまうので、食欲に影響するだけでなく、どうしても食べられないという反応になることもあります。
香辛料は、味と匂いでおいしさを感じさせて、食品に含まれている多くの栄養素を摂るための有効な手段となります。食が細い子どもであっても、カレーライスだけは食べてくれるということもあります。ところが、味覚過敏だけでなく、嗅覚過敏であっても、香辛料の刺激的な匂いが、その子どもにとっては嫌な臭いとなって、不快を感じてしまうことになります。自分が食べるものではなくて、デパートやスーパーマーケットの食品売り場で、香辛料の臭いが漂ってきただけで気分が悪くなる、売り場に足を踏み入れられないということも起こります。
次に聴覚過敏についてですが、特定の食べ物の音を嫌がる傾向があります。その音というのは、バリバリ、ガリガリ、パリパリ、サクサク、シャキシャキなど、さまざまですが、その音が苦痛で、固いものが食べられない、野菜が噛めない、野菜が食べられないという子どももいます。サクサクという感覚は揚げ物のおいしさを表現するときにも使われますが、コロッケを噛むときの音が嫌いということで、衣をはがして食べるという子どももいます。
食べ物のほうは平気でも、もしくは我慢の範囲であっても、ナイフやフォークが食器に当たる音が不快で、箸を使わないと食べられないという子どもいます。これも自分の食器だけの話ではなく、家族や外食店の他の客の出す音も嫌で、一人でないと食べられないということもあるのです。

新型コロナウイルス肺炎が世界的に脅威を振るっています。コロナウイルスは、発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは過去には6種類が確認されています。コロナウイルスの大流行として知られているのは2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)です。新型コロナウイルスは、その変異種であると考えられ、重症化傾向のあるウイルスともなっています。中国科学院武漢病毒研究所は新型コロナウイルスの遺伝子構造の96%がコウモリのコロナウイルスと一致していることから、コウモリから野生動物を介して人に感染したことを明らかにしています。
WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルス肺炎が人から人へと感染していることを発表しています。その症状は、鼻水や頭痛、咳、発熱など軽度な場合が多く、他のウイルス感染と同様の症状となっていますが、肺炎や気管支炎など重度の気道疾患につながっています。その潜伏期間は14日間程度と推測されています。初期段階では他のウイルス感染と変わらないため、専門医で検査をしないと判別することができません。そのために感染に気づかずに他の人に飛沫や接触によって感染させることがあり、自覚症状なしに感染を大規模に拡大させるスーパー・スプレッダーが出現する可能性も高まっています。
新型コロナウイルスに対する有効なワクチン(抗ウイルス薬)は開発されていないため、発熱や呼吸器の炎症による咳や呼吸困難を抑える対症療法しかありません。その対象療法も、新型コロナウイルスは変異の可能性が高いことからワクチン開発は難しく、治療、隔離、予防といった社会的封じ込めしか方法がないのが現状です。
感染者を施設内に封じ込める、一定の地域に封じ込めるという対策が取られるわけですが、新型コロナウイルスに限らず、強力なウイルスは死滅することなく、体内に棲み着いていて、免疫によって押さえ込まれているだけです。いわば体内に封じ込めているだけで、免疫が低下したときにはウイルスが増殖して、発症することにもなります。封じ込めたウイルスが再び出るか出ないかは免疫力の強さが大きく関係しているわけで、新型コロナウイルスでも高齢者や基礎疾患(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)のある人はウイルスが感染しやすく、また感染した場合の危険度が高まることが発表されています。
年齢を重ねるほど、体内の封じ込めの防御ラインが破られるリスクが高くなります。また、基礎疾患があると、さらにリクスが高まるので、生活習慣病がある人や、その予備群の人は、それを治すように、悪化しないようにすることが体内の封じ込めを続けられるということです。

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、前に味覚過敏と食べることに直接関わることについて紹介しました。今回は食事に関わる視覚過敏について取り上げます。
視覚過敏では、白いものしか食べられないという子どもがいます。欧米の発達障害児の場合には黄色いものしか食べられないという例が多いのですが、日本人の場合には白いものしか食べられない、飲めないという視覚過敏が目立っています。その理由は明らかにされてはいないのですが、これは健康維持には悪いことではありません。というのは、日本の主食の米、パンでは白い食パン、麺類ではうどんといったエネルギー源があるからです。
白いものしかダメだという子どもがいる一方で、逆に白い食べ物や飲み物が嫌い、嫌いで済まなくて受けつけないという子どもも少数派ではあるものの、間違いなく存在しています。これは視覚過敏のせいだけでなく、記憶や思い出が関係していることもあります。その引き金となっていることに牛乳があげられています。牛乳の味覚が嫌であった、牛が大きくて臭くて嫌いだから牛乳も嫌い、飲みたくない牛乳を無理に飲ませられたので嫌いになったということから、その牛乳の色である白いものを受けつけなくなるということが起こります。
食べ物の色だけでなく、白いものしか食べられない子どもは白い食器で提供される食べ物は平気でも、色がついた食器はだめで、子ども用の可愛い絵柄の食器では食べられないということがあります。これとは逆に、白い食器に乗っているだけで食欲が湧かないということもあります。食器の色は食べ物の色とのバランスが考えられていて、それで季節感や感じたり、おいしさが高まるというのが通常ですが、普通で考えると食欲が湧かない色合いの組み合わせの食器でないと逆に食欲が湧かないという提供する側にしたら困ったような状況もあるのです。
食器にこだわるようになると色だけでは終わらず、丸い食器なら平気でも角がある食器は嫌い、食欲が湧かない、手で持って食べる茶碗や汁椀、カップなども手の感覚に合わないと、これが食欲を低下させることにもつながります。

自分でできるツボ療法の発展系として、日本メディカルダイエット支援機構が普及を進めているのは温感ツボ療法です。これは指、鍼、灸で刺激するツボ療法を熱を使って行うもので、熱を与える注熱のためには道具が必要です。注熱が開発された初期の時代にはコテを炭火で熱くして使うということがされていましたが、今では温熱治療器が開発されています。温熱治療器は腕や脚、腹部などに充てて、血流を促したり、痛みを緩和するといった目的で使われていますが、これを内臓系の検査に使うのが温感ツボ療法の一つの手段です。
西洋医学の検査は、いくら検査を続けても、それで治療につながるようなことはありません。それに対して、東洋医学であるツボは検査にも治療にも使うことができます。内臓に病気につながる異常や機能低下があると、そこにつながるツボに反応が出ます。その反応点を刺激することで、内臓の調子を整えていくことができます。ツボの反応は、心地よく響くところがあったり、こりや周囲と違った張り、痛みなどの感覚があり、ツボを押されている人だけでなく、ツボを押しているほうの指にも感覚があります。
しかし、その反応は人さまざまで、反応があっても弱いと感じ取れないこともあります。そこで採用したのが温感で、温熱治療器の発熱部を当てていると他とは違った温感があります。内臓に問題があると、そこにつながったツボは熱を加えても感じにくくなっています。何も問題がなければ、すぐに熱さを感じるので、熱さと温熱を当てている時間によってツボの反応を知ることができるわけです。
そして、温熱にツボの反応があったら、そこに熱を加えていくことでツボを通じて、内臓の状態を整えていくことができます。
ツボの位置と内臓の関係については、一覧表になっています。その一覧表を活用して、どの内臓の機能が衰えているのかがわかれば、温感ツボ療法だけでなく、食事や運動、休養の面でも、どんなケアをすればよいのかがわかります。これを実施すれば、温感ツボ療法の効果をより高めることができることになります。

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏は、食事の内容に影響を与えることになり、中には感覚過敏のために極端な偏食になる例も少なくありません。食べることに直接的に関わってくるのは味覚過敏ですが、味覚以外にも食べられるものを制限するような感覚過敏が多く確認されています。
温かいものは温かく、冷たいものは冷たくして提供するのが料理の基本です。温かさの基準となるのは60℃です。温かいは80℃、60〜80℃がぬるいというのが通常の感覚です。この温度なら熱いとは感じないように思われるところですが、感覚過敏には60℃以下で、冷めていると感じるような温度であっても火傷しそうに熱く感じる人がいます。これとは逆に冷たいものが痛みを感じて飲めないという場合もあります。冷蔵庫の温度は5℃が中心温度で、10℃以下に保たれるように設定されています。冷蔵庫から出して、おいしく感じるサラダの温度は10℃以下とされていますが、これでも痛みを感じるのが感覚過敏の特徴です。感覚過敏では氷が歯に当たっただけで強烈な痛みにも感じます。
「茹で野菜なのに固くて痛みを感じるので食べられない」ということもあれば、「三つ葉の茎が喉に刺さる」と訴える人もいます。固いものを噛むには歯にも歯茎にも強めの刺激があるのですが、この刺激を痛みと感じると、その痛みを避けるために固いものが食べられなくなってしまいます。野菜の食物繊維が刺さるという感覚は、細かく刻む、食物繊維の中でも刺激が弱い水溶性食物繊維が多く含まれるものに変えるということで対応できます。しかし、これは家庭での食事の場合で、外食では食材や調理法を完全に選ぶのは難しいことです。
感覚過敏の中には、食器や箸、スプーン、フォークなどが変わると口の中の感覚が変わって食べられなくなるということがあります。食器やグラス、口元に食べ物を運ぶ箸などが味にも影響するのは知られていることですが、それでも普通は少し味わいが変わるだけで、食べられないということはありません。しかし、いつもと違う食器では食欲が湧かない、茶碗の大きさや形が違うと手で持てない、金属の食器では食べられないとなると、これは味覚や嗅覚、視覚、聴覚、触覚という、これまで食事に影響を与えてきたことに対応するだけでは、どうにも解決できないことです。