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発達障害の自閉症スペクトラム障害は、他人との交流を避ける、空気が読めない、人付き合いが苦手という特徴があります。言葉の発達の遅れがみられることはあるのですが、会話のやり取りがうまくできない、相手の表情を読み取れない、相手の気持ちが理解できないといったコミュニケーションがうまくとれないことが大きな特徴とされています。
コミュニケーション能力に問題があるだけではなくて、強いこだわりがあり、自分なりのルールを定めて、これが崩されると混乱して、パニックを起こすこともあります。自閉症の一つではあるものの、知的な遅れがない高機能自閉症であって、その中でもアスペルガー症候群は、むしろ知能が高い傾向にあります。自閉症であっても症状が軽いことが多いことから、発達障害だと気づかれないこともあります。
そのために大人になってから気づかれることが多くて、子どものときから発達支援が受けられないために、改善されないまま成長して、社会生活で人間関係がうまくいかない、自分の意志を通そうとすることが強引と捉えられる、自分の考えと違うことをされると怒りが湧いてくるといったことが将来にわたって残ることがあります。
アスペルガー症候群は、子どものときなら他の人に当たったとしても暴力的というところまではいかないものですが、大人になってから診断されると、体力的に優れている、家庭の中で強い立場にいるといったこともあって、周囲が改善をさせようとしても、それに反発して暴力的な行動に出ることも多くはないものの、認められています。
病院で診察を受けさせようとするだけで、暴力的に抵抗することも例として報告されています。そのために親は病院で治療を受けさせることができない、家庭内で荒れるだけでなく、家の周囲の弱い立場の子どもたちや高齢者に攻撃的になるということもあります。そのようなことにならないようにするためにも、早期に発見して、隠すことなく、早期に支援を受けられるようにすることが大切なことだということを常に訴えさせてもらっています。

人間は少ない種類の栄養素だけで生きていけるようにはなっていません。ビタミンだけでも代謝には、すべての種類が必要となります。糖質がブドウ糖に変化するときには特に必要はないのですが、ブドウ糖がアセチルCoAという代謝物質に変化するときにはビタミンB₁、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸が必要になります。脂質が脂肪酸に変化するときにはビオチンが、脂肪酸が脂質に戻るどきにはナイアシンが必要になります。そして、脂肪酸がアセチルCoAに変化するときにはビタミンB₂、ナイアシン、パントテン酸が必要になります。たんぱく質がアミノ酸に変化するときにはナイアシンが、アミノ酸がたんぱく質に戻るときにはビタミンB₆、ビタミンB₁₂、葉酸が必要になります。アミノ酸がアセチルCoAに変化するときにはビタミンB₆が必要になります。
ビタミンだけでも、多くの種類が含まれている食品はないので、少ない種類の食品を食べて、健康を保つことはできないのです。できるだけ多くの食品を食べて、健康を維持しようということで、「1日に30食品を食べよう」と言われたことがあります。これは当時の健康づくりのキャッチフレーズの「1日に30分の運動の時間を作ろう」、「夕食から寝るまでの間に30分のリラックス時間を作ろう」というのに合わせて、当初は1回の食事に30分をかけようということも考えられましたが、実際には「1日に30食品」というキャッチフレーズになりました。
今では言われなくなったのは、国民健康・栄養調査の結果から1日に17食品以上を食べていれば栄養バランスが取れていることがわかったからです。それでも、できるだけ多くの食品を食べて、多くの栄養素を摂ろうという人はいますが、そんなのは簡単だという人もいます。七味唐辛子で7種類、合わせ味噌で2種類、2色ゴマで2種類……などと言ったら顰蹙を買ってしまいそうですが、そんなことを栄養の話をするときの枕(落語の前振りのことで、本題に入る前の解説)として使っているのは、実は日本メディカルダイエット支援機構の理事長です。

人前で子どもを叩く行為は、今では虐待そのものであると考えられるようになっています。虐待防止法が改正され、2020年4月からは親がしつけに際して体罰を加えることは禁止されます。子どもを戒めることを認めた民法の懲戒権も2年をめどに、あり方が検討されることになっています。懲戒権は体罰を容認する口実になっているとの考えによるものですが、しつけでも懲戒でもなく、注意喚起のために子どもを叩くという行為はどうなのかというと、これも虐待と捉えられるような風潮があります。
発達障害のうち注意欠如・多動性障害は、不注意、多動性、衝動性の特徴があり、危険であることへの不注意から駅のホームやバス停などで車両が近づいてきているのに危険を感じずに、線路や道路に飛び出すことがあります。不注意は集中力が続かずに、注意力も続かない状態によって起こるものです。多動性は、じっとしていられない、落ち着きがなくて行動をコントロールできないものです。衝動性は、衝動的な感情が抑えられずに、思わぬ行動を起こします。
関心のある乗り物に近づいていくというくらいなら、体罰と勘違いされるような行動を親も起こさずに済むところですが、ホームに入ってきた電車に早く乗りたくて、まだ動いている電車に向かって突進するということもあります。バス停に向かって来ているバスに対して、道路に飛び出して真正面から向かっていくという例もあります。
そんなことにならないように、駅のホームやバス停では、しっかりと子どもの手を握っている、犬じゃあるまいしなどと言わずに腰紐をつけておく、ということが言われることがありますが、それが不十分であると、いきなり飛び出すことがあります。その急な行動に対して、手を引っ張る、抱きかかえるということが、すばしっこい子どもには間に合わないことがあります。声をかけるだけでなく、手を出して、それでストップをかけさせるということが必要な子どもがいるのです。
そのことについても発達障害を理解してもらうための講習で伝えさせてもらっています。

病気の状態を改善するための医薬品は、的確に使えば、望むような好結果が得られるはずです。だから、状態に合わせて使ってほしいと望んでも、それが許されないこともあります。こういった話をすると、卑近な例でないとわかりにくいという声もあることから、日本メディカルダイエット支援機構の理事長の話を書かせてもらいます。
理事長は以前に一過性脳虚血発作を起こして、血流を促進するためにエパデールというEPA製剤を処方されています。血液をサラサラにするとされるマグロの油を濃縮して、薬にしたものです。一過性虚血発作というのは、血栓が血管に詰まって脳梗塞と同じ症状が一時的に起こって、短時間で消失するものです。24時間以内に消失するのは一過性脳虚血発作、それ以上に継続するのが脳梗塞とされていますが、通常の一過性脳虚血発作は1時間以内で症状がなくなるとされています。
どんな症状なのかというと手足の痺れや運動障害、言葉の障害などが起こるのですが、わかりやすくて早期発見できるのは言葉がうまく話せなくなることです。理事長の場合は言葉に出たので、すぐに病院で処置を受けることができたために、悪化せずに済んだものの、元の状態に戻るまでに2週間ほどはかかりました。
それ以降はエパデールを続けて飲んでいたのですが、軽微な手術を受けるときに、出血が止まらなくなるのでエパデールを中止するように言われました。血液をサラサラにする効果がある薬は、出血にはよくないものとなります。軽微な手術の部位は大腸でしたが、内視鏡で検査をしたら、回盲部という小腸と大腸のつなぎめ、詳しくいうと回腸と盲腸の間にある弁の周りが腫れていて、出血が続いていました。大腸の最深部なので手術は難しく、本来なら出血を止める薬を使うところなのでしょうが、出血を止める薬は脳血管の詰まりを誘発する可能性があります。
回盲部と脳血管の、どちらを選択するかとなると、当たり前の選択は脳血管のほうになります。まだ出血量は多くはないということなので、出血覚悟で血液サラサラの薬を飲み続けているのです。

発達障害を理解して、発達障害児の行動の特性を充分に承知している人なら当たり前と思えるような子どもの行動も、理解していない人には困った子どもと見えるかもしれません。その子どもたちは、何も特別な感情を持って“困った”と思われるような行動を起こしているわけではありません。自分が感じたままの行動を素直にしているだけです。それを困った行動、困った子どもという見方をされると、そのことが心身の負担となり、ますます今の環境を生きにくいと感じてしまうことになります。
生きにくい環境の中で生きていくしかないことは、本人にとっては困ってしまっている状態で、まさに“困った子”ではなくて“困っている子”です。どんなふうに困っているのかを知ることは、発達障害の中でも発現者が多い自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、学習障害の特性を知ることと同時に、普通ではわかりにくい感覚過敏の苦しさを知ることだと提案させてもらっています。
困っている子が、困った子と捉えられてしまうのは、社会の受け入れ体制の問題が大きいと考えられています。それは社会的な理解の低さという全般的なこともあるのですが、その延長にあるのは入社の選考基準です。アメリカを例にすると、個性、特殊能力といったことが優先されています。それに対して日本の企業の選考の基準となっているのはコミュニケーション能力で、ダントツの1位となっています。
コミュニケーション能力は、社会生活において他者と円滑に意思の疎通が行える能力、他者と上手にコミュニケーションを図ることができる能力を指していて、このコミュニケーションは発達障害児が最も苦手とすることです。大人になると徐々に社会性は身についていくものの、コミュニケーション能力だけは、なかなか改善されていかないために、集団行動ができない、会社勤めができないという結果にもなります。
発達障害児の親の大きな悩みの一つに、子どもの将来、その中でも就職の問題があります。就職に不利になるから子どもが発達障害であることを隠すということが起こる原因としても日本の入社選考の基準があげられているのです。この隠すという行為が、発達障害児の改善の機会を奪うことにもなり、支援が受けられず、改善ができないままに困っている状態を引きずり、大人になって大きな困難にさらされるようなことにもなりかねないのです。

食事の初めに野菜を食べる野菜ファースト、次にたんぱく源の肉や魚、最後に炭水化物を食べることが血糖値の上昇を抑える方法ということを先に紹介しましたが、この食べ方は日本人の伝統的な食事の作法ではありません。このような食べ方をしていると、年齢を重ねたときに体質に合った淡白な食事に変えられなくなる、ということを日本メディカルダイエット支援機構では栄養指導の教室などで紹介させてもらっています。
日本人の伝統的な食べ方は、初めに何を口に入れるかは個人の自由で、ご飯から始める人もいれば汁物から始める人、おかずから始める人、あえて野菜ファーストの人もいます。スタートは何であっても、おかずの味が濃ければご飯を口に入れて、味が薄くなったら味噌汁を飲むといったように口の中で味を調整しています。この食べ方は“口中調味”と呼ばれています。
疲れているときには薄味になり、元気を出したいときには濃い味を好むようになるということで、その日の体調によって味の調整は異なっています。毎日の体調に合わせて口中調味を続けていると、年齢によって徐々に変化していく体調に合わせて食べ物の傾向を変えていくことができます。欧米人は青年期の食事を一生涯続ける傾向があるのに対して、日本人は年齢を重ねると肉から魚に、洋食から和食に、濃い味から薄味に変化していきます。これが老化しはじめた血管の健康を保つのに役立ち、日本人の長寿を支えていると考えられています。
ご飯があれば、どんな料理も食べられます。世界中のありとあらゆる料理を楽しむことができるのも、あまり味がないご飯のおかげです。パンも麺類も味付けが必要で、主食を食べるだけでも塩分や脂肪などを摂ることになります。味がついていると食べられる料理が限られてきます。塩辛が大好きな人でも、これをパンと一緒に食べるというのは抵抗感があります。他に食べにくい組み合わせは数多くあります。
中国でも韓国でも、ご飯を食べています。今でこそ高性能の炊飯器のおかげで、大陸の硬水であっての軟らかく炊けるようになったものの、日本のような軟水ではないので普通に炊いたら芯が残ることになります。そこで伝統的な料理では煮る、蒸す、炒めるという調理法になり、どうしても味付けが必要になります。そのために、ご飯を食べていても日本のように口中調味ができにくく、なかなか食傾向を変えることができないということです。

発達障害の自閉症スペクトラム障害には、その特性として感覚過敏が多くみられます。触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感のどれか、もしくは複数の感覚が過敏すぎるために、普通に考えたら何も問題がないようなことでも耐えられなくなっています。その五感の感覚過敏がすべて関係してくるのは食事のときですが、味覚を除いた四感の過敏に注意しなければならないことがあります。それはヘアサロンでのカットのときです。
目の前で、耳元でハサミが使われるのは不安という人は、特に感覚過敏でなくても普通に存在しています。カットのときに首に紐を結ばれる布クロスも、シャンプーのときのビニールクロスも首が締められて気分が悪いというのも普通にあります。シャンプーの臭いも、髪を洗うときの指の圧力も気になる人には嫌な感覚です。バリカンやドライヤーの音も苦手な人は少なくありません。
このようなことは感覚過敏の子どもには苦痛でしかありません。一定の時間、椅子に腰掛けたままで自由にならないという状況も、初めての場所、初めての人が苦手な発達障害児には苦痛です。中には周りに知らない人がいるというヘアサロンにいるだけでも苦痛となります。
そのためにヘアカットは自宅でするしかない、と考えている親も多く存在しています。自分の親ならハサミを使われても安心という子どもも多く、最近では自宅でのヘアカットの方法を教えるボランティア活動をしている理容師、美容師も増えつつあります。
しかし、発達障害児でも安心してヘアカットにつれていけるようなヘアサロンとなると、関東、近畿、九州に発達障害児のためのカットに取り組んでいるグループはあるものの、まだまだ理解してくれているのは少数派でしかありません。発達障害児のことを充分に理解していたとしても、カットには時間がかかり、それぞれの感覚過敏に合わせた方法をするにも時間がかかります。
子どもの10%も発達障害児がいるという状況にあっては、地域の既存のヘアサロンに発達障害を理解してもらい、少ない機会でもよいので、発達障害児を受け入れるようにしてほしいのです。これによって、発達障害児が少しでも社会と触れ合い、苦手なことでも受け入れていけるような機会が増えること望んでいます。そのためにも日本メディカルダイエット支援機構では、微力ながらも社会の理解を進める活動に取り組んでいます。

食事をするときに、初めに野菜を食べることによって血糖値の上昇が抑えられるということは、テレビや雑誌などでも取り上げられるテーマの一つです。野菜ファーストが流行したのは2013年のことですが、NHKの「ガッテン!」(ためしてガッテンから名称変更)では2011年に紹介されています。調査によっては野菜ファーストを実践している人は50%を超えているといいます。
こんなに簡単な方法はないというのでヒットしているわけですが、単純に野菜を初めに食べればよいということではないのです。食物繊維を先に摂ることによって、その後に食べたものがゆっくりと吸収されるようになり、血糖値の上昇が低めになるということです。テレビ番組の中で食べる順番療法を実践している医師と管理栄養士が、野菜ファーストの効果を高めるためには野菜を5分かけて食べる必要があると説明していました。
トンカツを店で食べるときには、大盛りの千切りキャベツがついてきます。野菜ファーストを実践するなら先にキャベツを全部食べてからトンカツ、ご飯を食べることになるわけですが、実際にはキャベツを食べきってから初めてトンカツに箸をつけるという人は、ほとんど見られません。交互に食べる人がほとんどで、ゆっくりと時間をかけて食べれば、それでよいのではないかというのは理屈がわかれば普通に考えつくことです。
最初に食べるのは野菜だとすると、最後に何を食べればよいのかということも知りたくなります。それについては○○ラストという言葉はないのですが、最後に食べるべきは炭水化物だという考え方が広まってきています。腸から分泌されるインクレチンというホルモンがあって、これには胃と腸の働きを遅くする作用があります。そのために消化、吸収に時間がかかり、血糖値の上昇が抑えられるようになります。インクレチンはたんぱく質を摂ることによって分泌が促進されるので、先に肉や魚を食べて、最後に炭水化物が多く含まれる食品の、ご飯、パン、麺類を食べるのがよいということです。
ということで、野菜、肉か魚、炭水化物といった順番で食べればよいということになるわけですが、この食べ方が食文化に合っているのか、他の健康効果も得られるのかということになると疑問が残ります。

発達障害児の中には特殊な能力の持ち主が存在していることから、それを期待する風潮があります。期待を寄せている当事者である発達障害児の親としては、すべての発達障害児ではないとしても高確率で特殊な能力の持ち主がいて、自分の子どもも同じであると考えたい気持ちであることは充分に理解ができることです。
発達障害児は、脳の発達のズレのために、平均的な能力からすると、かなりの凹凸(おうとつ)があります。そこで凹の部分、つまり社会生活のためにマイナスとなっている部分を埋めようとする支援が行われるのが一般的です。もちろん、凸の部分、つまりプラスとなっている部分を伸ばそうとする支援もされているのですが、通常には発達障害児への支援というと、凹を埋めることから始められていて、いろいろな制約があって凸を伸ばすところまでは進んでいないという実態があります。
凹を埋めること以上に凸を伸ばすというのは、発達障害児に対しての支援だけでなく、発達障害児の親についても同じことがいえます。親への支援によって、現在の能力を伸ばして、それが発達障害児の支援にもつながればよいという考えです。
発達障害児の母親への支援は、勝手に考えて押し付けるようなことをするのではなくて、どんな支援が必要かということを聞くようにしています。その返事の中で数が多くて気になるのは「短時間で稼げる仕事を紹介してほしい」という声でした。発達障害児の母親の中で、子どもの世話をするだけでよいという例は少ないはずで、負担がかかる子どもの世話をしながら収入を得なければならない、さらに他の子どもの世話もあり、自分の親の世話をしなければならないという状況にある母親も少なくはありません。
自由になる時間が短い中にあって、稼ぐようにしなければならないとなると、個人の能力を完全に活かし切ることで収入を得るようにしなければならないことになります。そのために、日本メディカルダイエット支援機構が実施している発達障害児の母親は、まずは自分の能力に気づいてもらい、それが活かせる方法を見出すためのきっかけづくりを一緒に進めていくための勉強の機会を提供することから始めています。

日本メディカルダイエット支援機構のモットーは「無理なく無駄なく」です。どんなに健康づくりに効果がある方法であっても、無理をしなければならないのでは続かなくなり、どんなに続けるように励まされたとしても、効果がないことでは途中で挫けてしまうのは当然のことです。そこで、無理をすることなく、無駄がない方法で健康づくりに取り組めるように、私たちの研究成果を提供するようにしています。
“無理なく”と“無駄なく”と来たのだから、それに続くのも“無”がつく言葉にして、キャッチフレーズを作ったらどうか、と言われることがあります。キャッチフレーズがあったほうがよいことは承知していて、高齢者対象の健康づくりに力を入れていたときには無病息災を採用して、「無理なく無駄なく無病息災」と皆さんに配布するプリントに書いていたこともあります。しかし、交流してきた日本未病システム学会の先生から「無病息災は今の時代はむずかしいのだから未病息災でよいのではないか」という意見をいただいて、途中で引っ込めた経緯があります。
私たちから無理なく、無駄のない方法を学ぼうとする人は“無料”を望むかもしれませんが、さすがにタダでの実施を求められても“無い袖は振れない”状態となります。
商品を紹介するときには“無印良品”でもよいかもしれませんが、“無尽蔵”をつけてみたら、無理もなく無駄もなく、いつまでも絶えることがないということで、それこそ有料サービスであっても、いつまでもサービスを続けなければならないことになってしまい、かえって苦労することにもなりかねません。この状態を私たちは「身から出たサービス」と表現していて、サービスのしすぎは身を傷つけるサビになってしまうということです。
“無手勝流”というのは自分勝手の流儀、自己流のことを指す言葉ですが、戦わないで勝つことを理想とする流儀も意味しています。無理をすることなく無駄のない方法は、無手勝流と同じ意味合いなので、意味が重なってしまうと言われることもあるのですが、なんとなく響きもよい感じなので、しばらくは「無理なく無駄なく無手勝流」と使ってみようかと考えているところです。