投稿者「JMDS」のアーカイブ

脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖で、ブドウ糖が不足すると脳の正常な機能が保たれなくなるということは前に説明しましたが、脳細胞にブドウ糖が保持される時間はほぼ決まっています。ブドウ糖がフルに補われていた場合でも、その保持時間は15時間ほどです。この時間から考えて、1日に2食を食べてブドウ糖を摂取することが普通とされているわけです。
朝食と夕食を12時間ごとに食べていれば、食事のたびにブドウ糖が補われるので、脳細胞のブドウ糖が不足することはないことになります。ところが、1日に3食の食事のうち、朝食か夕食を抜いて、2食が昼食と夕食、もしくは朝食と夕食であった場合には、食事と食事の間の空腹時間が17時間から18時間にもなります。これでは、15時間のブドウ糖の保持時間を越えることになり、不足する時間が2〜3時間もあることになります。
脳のブドウ糖は15時間を過ぎたからといって急にエネルギー切れになるわけではなくて、ある程度の不足した状態になると減り方が少なくなっていって、それなりに保たれるものの、充分な働きができないまま徐々に能力が低下していくようになります。自動車のガソリンが減ってくると、徐々にエンジンの働きが低下していって、なんとか走ることはできるものの、スピードが落ちていくことになります。それと同じようなことが、脳のブドウ糖切れでも起こっているということです。
ブドウ糖が不足すると脳の働きが低下して、集中力が低下する、仕事がはかどらない、イライラするといったことが起こるのですが、問題は、それだけではありません。脳は全身の働きをコントロールしている重要な機関であるだけに、全身の機能が保たれないことになります。そんな時間が1日に2時間も3時間もあり、それがずっと続いていたら、健康に影響するのは当然のことです。だから、朝食を抜いてはいけないという話をして、朝食を食べるようになってくれればよいものの、中には朝食を食べて夕食を抜くという人もいて、ダイエットに強い関心を持つ人の行動には注意をはからなければならないということです。

発達障害児を支える活動というと、学校の教師や医療機関の専門家、支援施設の専門家と考えてしまうかもしれませんが、専門的なケアができたとしても、ずっと寄り添っていることはできません。寄り添って、支え続けることは親にしかできないことです。支える第一ラインは親であり、中でも母親が発達障害を理解して、具体的な困りごとの対処の方法を学ぶことができる機会を提供することが重要だと考えます。
では、その母親を支える活動が発達障害支援施設で可能かというと、必ずしも、そうとは限りません。総論的な指導や、これまでの実例を参考にしてアドバイスすることはできても、個別の悩み事、対応法を教えるのは難しいことです。運動と食事の組み合わせ、運動と休養の組み合わせ、食事と休養の組み合わせによるメディカルダイエットの手法で、子どもの生活を支える母親と向き合ってきてわかったことは、発達障害の子どもを支える母親を支えるということが実は、あまり施設ではできていないということでした。
施設などで学んで、アレンジして対応することはできても満足はできていなくて、もっとよい方法はないのかと思うのは当然のことです。それに対応するための手法は、日本メディカルダイエット支援機構も持ってはいるのですが、私たちは発達障害の子どもの母親を具体的に支えた経験となると他人に誇れるほどのことはありません。しかし、できることはあって、それは母親にアドバイスをしてきた専門家の方々に新たな対策法として、私たちが実践してきたことを伝えて、支えてもらうことです。
私たちができるのは直接的に支えることではなくて、“支える人を支える”という活動です。専門家が専門性を持って対応する中で、私たちがやってきたことが役立てられて、解決に向けて一歩を踏み出すことができれば幸いです。それは立派な料理に振りかけるスパイスのような役割でしかないかもしれませんが、スパイスが決め手になることもあると信じて、発達障害児支援に向けて、これまでの研究活動を整理しているところです。

自律神経は“自律”というように自ら律する神経であるので、他の影響を受けにくくなっています。興奮しすぎたときに、リラックスしようと考えても、それが実現できるわけではありません。ストレスを感じたときに深呼吸をすると、気分が落ち着くことは多くの人が経験していることですが、深呼吸をして心拍数や呼吸が安定してきたとしても、血圧が低下したり、腸の活動が改善するほどの影響があるわけではありません。
自分でできることとしては、温度の調整が最も簡単な方法となります。気温や室温が低すぎると身体的なストレスが高まり、体温が低下するのを防ぐために、交感神経の働きが盛んになります。交感神経の働きが高まると興奮作用があるホルモンのアドレナリンが多く分泌され、脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪が分解されて、脂肪酸として血液中に放出されます。この脂肪酸が筋肉などの細胞に取り込まれてエネルギーとなっていきます。1日に全身の細胞内で作られるエネルギーのうち半分ほどは体熱を高めるために使われているので、交感神経が働くほど体温が上昇するようになります。
逆に気温や室温が温かくなりすぎると、これもストレスになるのですが、熱い中で体熱も多く作られるようになるので、ますます交感神経の働きが高まることになります。こういった状態に対応するためには、室温を副交感神経が働きやすい温度に調整することです。副交感神経が働きやすいのは20~22℃の暖房も冷房も必要のない温度帯で、この温度帯では快適な環境の中でストレスもかかりにくく、ホルモン分泌も高まりやすくなっています。
入浴の機会も自律神経の調整には最適で、湯船(バスタブ)の温度が38℃以下では副交感神経の働きが盛んになり、39~41℃では副交感神経と交感神経のバランスが取れた状態になり、42℃を超えると交感神経に切り替わります。朝の目覚めがよくないときに熱めのシャワーを浴びると目が覚めて、身体が活発に動くようになるのは交感神経に切り替わった証拠といえます。

発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、身体や学習、言語、行動において幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかない状態を指しています。成長するにつれて、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあります。発達障害は通常は生涯にわたって持続するものですが、その特性を本人や家族、周囲の人がよく理解し、その人に合ったやり方で日常的な暮らしや学校、職場での過ごし方を工夫することができれば、持っている本来の力が、しっかり生かされるようになると信じています。
中でも重要なのは親の理解ですが、発達障害を理解するだけでなく、どのようなことを実際に家庭で取り組めばよいのかについて母親に対して覚えてもらうようにしなければならないと考え、これにメディカルダイエットの手法を活かしてもらうように活動しています。日本メディカルダイエット支援機構は、運動による児童の発達支援を実施している特定非営利活動法人との連携で運動支援を行っていますが、私たちに頼りっきりになるのではなく、家庭にいる時間のほうが圧倒的に長いのですから、家庭で日常的にできることを伝えるようにしています。
運動と食事、運動と休養の組み合わせによるメディカルダイエットの手法は、基本的には運動による筋肉強化や機能向上、体脂肪の有効活用によるエネルギーの産生を目的としています。これによって通常はダイエットができるというところに行きがちですが、発達支援としては全身の機能のために筋肉を効果的に使って多くのエネルギーを作り出すことが始まりとなります。
運動による発達支援に通われる子どもの母親に、初めから組み合わせ理論を話しても伝わりにくのは承知しています。お母さん方が悩んでいるのは日々の食事のことで、発達障害によって極端な偏食がある場合には、その改善のための工夫や細かなテクニックを伝え、徐々に改善していくことに挑戦するようにしています。食べられるような食材に変えれば、調理法を変えれば偏食の弊害が改善されるというような単純な話ではなくて、食べる本人の感覚と反応を注視して一歩ずつトライアルします。
食事の改善ができるようになってから、組み合わせに取り組むので道のりは長く、どこまでも長く母親と寄り添うことが私たちの役目だと認識しています。

交感神経は身体を興奮状態にさせて活発に活動をさせる働きがあることから、加齢によって、あまり機能が低下することはありません。それに対して副交感神経は加齢による低下がみられます。男性は30歳を過ぎたころから、女性は40歳を過ぎたころから大きく機能が低下することが確認されています。そして、年齢を重ねるほど副交感神経が働きにくくなっていくようになります。
自律神経と性ホルモン分泌は深い関係があります。男性は加齢によって男性ホルモンが徐々に低下してくるため、身体の変化も小さいまま続くので、自律神経の乱れに気づきにくくなっています。それに比べると女性は、更年期には女性ホルモンの分泌量が大きく低下することから、ホットフラッシュと呼ばれる特徴的な変化が起こるようになります。
ホットフラッシュは、のぼせ、ほてり、発汗などが気温の変化と無関係に起こるもので、更年期によくみられます。上半身は熱いのに手足が冷えるようになるなど体温調整が乱れるようになります。これは自律神経の働きが乱れ、血管の拡張と収縮がコントロールできなくなることから起こっています。
副交感神経が働きにくくなると、抑制のブレーキがかかりにくく、交感神経の働きが際立つようになり、興奮しやすくなる一方で、リラックスしにくくなってきます。そのため、副交感神経の働きを高めて、リラックスできる機会を増やすことが必要になります。年齢を重ねると便秘になりやすくなる理由として、消化液の減少や蠕動運動の機能の低下、体温の低下などがあげられていますが、それに副交感神経の機能の低下も加えて、便通をよくする方法に取り組むことがすすめられます。
ストレスが自律神経の働きを乱し、またストレスがホルモンのバランスを乱し、自律神経の乱れはストレスにもホルモン分泌にも悪影響を与えます。さらにホルモンバランスの乱れはストレスを高め、自律神経も乱すことになります。全身の調整が乱れると腸の状態は回復しにくくなるだけに、腸の健康状態を根本的に改善するには自分でできる自律神経の調整を実践することが求められます。

発達障害が知られるようになってきてから随分と経過して、それも子どもの10人に1人の確率で発達障害児がいることがわかってからというもの、書店でも“発達障害”のコーナーが設けられるほどになりました。それだけ書籍が売れる環境ということなのでしょうが、コーナーが広がれば広がるほど、「こんな内容の本が置かれていてよいのか」と考えさせられるものも並んでいます。それは糖質制限の書籍が次々に登場したときに感じたことと同じ感覚です。
発達障害は脳の病気ではなく、脳の機能の発達がズレているだけという認識をしていますが、それなのに病気扱いして、生活習慣病を改善している糖質制限によって発達障害が改善するという医師の著書を見たときには驚きました。脳の栄養については糖質制限をきっかけに多くの専門家のアドバイスを受けながら勉強をして、脳の唯一の栄養源であるブドウ糖の摂取量は脳機能を維持するために絶対に必要な量を知りました。
発育中の子どもの場合には、1日の摂取エネルギー量は5歳までは500〜550kcal、8歳までは600〜650kcalとされていて、そのうちの50〜65%は糖質で摂ることがすすめられています。これは厚生労働省の日本人の食事摂取基準の2015年版のデータですが、2020年版でも同じ数字になる予定です。
脳の近くを通っている血管から脳細胞に栄養素が通過するところには血管脳関門という毛細血管があり、ここを通過できる成分が決まっています。必要のないもの、有害なものを通過させないための仕組みですが、脳細胞は他の細胞と違って、三大エネルギー源のうちブドウ糖しか通れないようになっています。だから、ブドウ糖は脳細胞の唯一のエネルギー源となっているのです。
脳細胞でブドウ糖を使って作り出されたエネルギー物質は、その細胞の中でしか使われません。電気のように他に伝わって使われるということはないので、一つひとつの脳細胞にブドウ糖が届かなければ脳全体が充分に機能することはないのです。ましてや、脳の機能に負担がかかっている発達障害児には多くのエネルギーが必要になります。このことを知れば、厳しい糖質制限で発達障害が改善されるのかどうか、想像がつくはずです。

発達障害は五感で苦手なことがある、苦手を通り越して受け入れられないことがある、と食事を例にして説明しましたが、食事以外での感覚、つまり味覚以外の触覚、視覚、聴覚、嗅覚についても発達障害の理解のために紹介します。
触覚では、触ることができないものがある(のり、ねんど、スライム、たわし、毛糸)、服の着心地にこだわる、苦手で着られない服、靴下、靴、帽子がある、手がベタベタしたり手が水で濡れることをとても嫌がる、シャワーを痛いと感じて泣き叫ぶ、髪のブラシ・歯磨き・爪切りなどをとても嫌がる、軽く触られただけでも大きく身体を引いてしまう、握手やハグが苦手、注射など痛みにすごく敏感、温度に対して敏感でとても暑がりや寒がりといったことがあげられます。
視覚では、光や白いものをとてもまぶしがる、フラッシュを嫌がる、色の組み合わせでとても苦手なものがある、反射や回っているものをずっと注視している、人ごみなど動くものがたくさん目に入るとすごく疲れるといった例です。
聴覚では、大きな音が苦痛、特定の音や声が苦手(スピーカーやマイク、金属音、サイレン、花火、赤ちゃんの泣き声、怒鳴り声など)、騒々しい場所では集中できない、話の聞き取りが難しい(必要な声を選んで聞くことができない)、周囲の音が同じように聞こえる(選択的に音を聞くことができない)、時計の音、換気扇などの生活音が気になるといったことがあげられます。
嗅覚では、特定のにおいがものすごく苦手(石鹸、柔軟剤、花、線香、食品、バスなどの乗り物のにおい)、他の人が気づかないようなにおいにも気がつく、化粧品売り場や食品売り場、動物園など苦手な場所にいられない、なんでもにおいを嗅いで確かめるということです。
これと逆の感覚鈍麻もあり、刺激に対する反応が弱く、感覚が鈍い傾向があります。
感覚過敏は体調や気分によって大きく左右されます。同じ感覚刺激であっても体調や緊張、不安などによって感覚過敏が出やすくなる傾向があるので、これが判定を難しくさせています。

ストレス解消のために喫煙している、と答える人は少なくありません。タバコを吸うとイライラ感が弱まる、集中力が高まると感じていると話をする人は多いのですが、これは喫煙本数が多く、喫煙期間が長い人に多くみられます。しかし、喫煙者がイライラを強く感じるのは中毒症状であり、喫煙によって低下している集中力が普通の状態に戻っただけであり、喫煙のプラス効果にも疑問が抱かれています。
喫煙するとシャキッとするというのは、薬物の中毒症状にある人が、薬物を使うと正常な状態になるのと同じように考えることができます。
タバコを吸うと、飲酒と同様に、生活習慣病のリスクが高まります。タバコの煙に含まれるニコチンは自律神経系の交感神経を刺激して副腎からノルアドレナリンやアドレナリンなどのカテコールアミンを分泌させます。カテコールアミンには心拍数と血圧を上昇させるだけでなく、冠動脈を収縮させる作用があります。喫煙によって、タバコを吸っているときだけでなく、吸っていないときにも酸素が不足するため、酸素を早く全身に送り届けるために交感神経の働きが盛んになって血圧が上昇します。
喫煙をするとインスリン感受性が低下して、血液中のブドウ糖が処理しきれなくなり、高インスリン血症となります。そのために膵臓が疲弊してインスリン分泌量が減り、血糖値が上昇していきます。タバコがインスリン感受性を低下させると、血液中のインスリンが増えてエネルギーを蓄えるようになり、その結果、血液中の中性脂肪が増えていきます。
また、喫煙は善玉コレステロールとも呼ばれるHDL(高比重リポたんぱく)を減らし、悪玉コレステロールとも呼ばれるLDL(低比重リポたんぱく)を増やすリスクの一つであり、これらは中性脂肪値の増加とともに動脈硬化を進める要因になっています。

発達障害は医学の診断でも法律でも使われているので、あえて使うこととしますが、発達障害の子どもには特徴的な感覚の偏りがあり、中でも感覚過敏と感覚鈍麻が大きな特徴としてあげられています。五感(味覚、触覚、視覚、聴覚、嗅覚)の偏りは、発育につれて神経発達が進む中で、初めのうちが抵抗感があることも普通なら五感の慣れから受け入れられるようになるものです。例えば、味覚の酸味や苦味は有害な物質として判断されることから乳児には嫌われるものですが、食べている間に慣れていき、複雑な味わいも受け入れることができるようになります。
発達障害の感覚過敏としては、味覚では、特定の味をすごく嫌がる、味が違うことに敏感で決まったものをずっと食べる、味や食感が混じり合うことを嫌がる、特定の食感をとても嫌がるといったことがあります。特定の食感に対する反応は、味覚というよりも触覚といったほうがよいかもしれませんが、ネバネバや揚げ物の衣のチクチク感が気になって、例えばコロッケは衣が嫌で食べられないという子どもがいれば、衣は平気なのにコロッケの中身の感触のネバネバ、グチャグチャが嫌で衣しか食べられないということもあります。中には、キノコはプラスチックを口に入れたような感触で食べられないということもあります。
煮物は一つひとつの食材は食べられても、肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギが一緒に出てくると、味が混じることで食べられない、食品の味がわからないから食べられないということがあります。ということで、食材を目で確認して選択して食べられる肉じゃがは大丈夫でも、同じ食材を使われたカレーやシチューは食べられない、食べるように言われることに耐えられないというのも、よくみられることです。
視覚にも敏感で、茶色の料理が嫌という子どもがいれば、鮮やかな色が気持ち悪いということを言う子どももいます。また、嗅覚にも敏感で、苦手な料理の匂いがするだけで気持ちが悪くなるという例や、噛むときに口の中で発する音が嫌で食べられない、味覚と温度が一途しないと食べられないという例もあって、どれに相当するか、他にもないのかと徹底的にリサーチすることから始まります。

日本メディカルダイエット支援機構が発達障害の支援に取り組んでいるのは、メディカルダイエットの研究が発達障害をきっかけに始まったという経緯があります。
小児肥満に対する食事指導のチームに加わったときに、通常の食事指導が通じない子どもがいました。今にして思うと、発達障害児と推定される割合とほぼ同じ10%くらいでした。
小児肥満は成長期に体脂肪のコントロールをしないといけないことから、通常の食事療法、運動療法が通じにくく、これを改善するために専門家の方々と考え出したのが食事と運動の組み合わせによる効果的な筋肉増強、体脂肪減少の方法で、これが組み合わせによる“無理なく無駄なく”のメディカルダイエットの基礎となっています。その効果を、さらに高めるために研究したのが食事と休養、運動と休養の組み合わせによる3種類の手法です。
ここでいう専門家というのは栄養だけでなく、運動、睡眠、入浴といった生理学に広く関わる研究者です。日本メディカルダイエット支援機構は、「健康情報メール」を毎週1回発信していますが、これは専門家の方々と情報共有するために始めたもので、今年中に500回となります。
ただでさえ通常の体脂肪コントロール法が通じにくい小児肥満に、発達障害が加わると、当たり前に食べ物を口に入れる、噛む、飲み込むという普通だったら気を使わなくてもよい、指導することがないというところから指導をしなければならないからです。それどころから基本的な栄養摂取のために食べてほしい食品、調理法が、そもそも受け入れられないということがあって、共通した指導が通じなくて、それこそ個別に献立を提供して、指導をしていかなければならないということが普通に起こります。
この対応こそが、発達障害対策の個人対応(パーソナルケア)の基本中の基本となっています。ここまで書いてきて、“発達障害”という言葉に今さらながら違和感を感じています。