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言い間違い21 語弊を招く

誤解を招きやすい言い方をすることを「語弊を招く」と表現する人がいます。 「語弊」は、誤解を招く可能性を指す言葉です。表現をしたときに本来は意図されていない意味を聞き手に与えてしまうことで、誤解や不適切な解釈を生じさせることを意味しています。 ということは、「語弊を招く」というのは「誤解を招きやすい言い方を招く」という意味が重複していて、不適切な表現ということになります。 正しくは


発達特性33 視覚機能の理解

眼球が捉えた画像は、眼球からつながる左右の視神経を通って、後頭葉の視覚野に伝えられています。右眼球、左眼球ともに右視野と左視野を見ています。 右半分の視野は両眼の網膜の左半分に投影され、左半分の視野は両眼の網膜の右半分に投影されています。これと同様に、左半分の視野は両眼の網膜の右半分に投影され、右半分の視野は両眼の網膜の左半分に投影されています。この投影された画像は視神経を伝わって視覚野に伝


肝機能の基礎知識3 肝臓病の種類

肝臓病の原因としては、主にアルコール、ウイルス、過食の三つがあげられます。成人の検診受診者の20~25%は非ウイルス性肝障害を持っているといいます。 アルコール飲料の飲みすぎによるアルコール性肝障害、過食による過栄養性脂肪肝は、生活習慣との関わりが強く、増加傾向にあります。 肝臓病の初期に見られるのは、疲れやすい、体がだるい、といった症状で、これらの症状は、肝臓で栄養素の代謝がスムーズ


記念日6月11日〜20日

6月11日 「傘の日」日本洋傘振興協議会が、入梅の日を制定。 「梅酒の日」チョーヤ梅酒が、入梅の日を制定。 毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン) 6月12日 「恋と革命のインドカリーの日」中村屋が、1927年6月12日の純印度式カリーの発売日に


6月10日の記念日

「ミルクキャラメルの日」森永製菓が、1913年6月10日に初めてミルクキャラメルが発売されたことにちなんで制定。 「リボンシトロンの日」ポッカサッポロフード&ビバレッジがリボンシトロンの前身のシトロンの発売日の1909年6月10日にちなんで制定。 「ところてんの日」伊豆ところてん倶楽部が、ところ(6)てん(10)の語呂合わせで制定。 「ローストビーフの日」ローストビーフの通販たわ


日々修行284 新旧メディアの使い分け

広報のターゲットは新旧のメディアで、新はネットメディア(インターネット、SNSなど)、テレビが代表的なものであり、旧は新聞、雑誌、ラジオが代表的です。 新たなメディアは拡散力が強くて、より多くの人に伝える効果は強くても、詳細を伝えにくいところがあります。旧メディアの中でも文字情報は一気に進める拡散力は弱くても、読み込んで印象に残す、購入につながりやすいという強みがあります。 その両方の


学習特性サポート47 自律神経は朝の光でリセット

自律神経の働きは交感神経と副交感神経がバランスをとって働いていて、通常では朝に起床してから徐々に交感神経が高まり、それに反して副交感神経が低くなっていきます。 そして、夕方になると交感神経の働きが低下していき、副交感神経の働きが盛んになるという波のようなバランスとなっています。 朝から昼には交感神経の働きが盛んになることで、心身ともに活動が活発になり、学習に意欲が高まっていくのが普通で


食事摂取基準43 体重管理の基本的な考え方

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、体重管理の基本的な考え方を紹介します。 身体活動量が不変であれば、エネルギー摂取量の管理は体格の管理とほぼ同等です。したがって、体格を測定して、その結果に基づいてエネルギー摂取量や供給量を変化させることが望ましいとされています。 年齢や性別、身体活動量で規定される特定集団にとって望


食事摂取基準42 エネルギー摂取量、消費量、必要量の推定の関係

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、エネルギー摂取量、エネルギー消費量、エネルギー必要量の推定の関係を紹介します。 エネルギー消費量を推定するためには、体重が一定の条件下で、その摂取量を推定する方法と、その消費量を測定する方法の2つに大別されます。 前者には各種の食事アセスメント法があり、後者には二重標識水法から直接


肝機能の基礎知識2 肝機能検査の意味

肝機能検査では、GOT(AST)、GPT(ALT)、γ‐GTPが主に確認されます。 GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミラーゼ)、GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミラーゼ)は、ともにたんぱく質を分解する酵素で、肝臓の細胞の中に存在しています。 肝臓が障害を受けると細胞が壊れ、細胞から血液中に流れ出すため、血液中の濃度が上昇します。GOT値とGPT値は肝細胞の破壊の程度を