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代謝科学38 エネルギー代謝と免疫の関係

免疫を高めるためには多くのエネルギーが必要で、そのエネルギー源は糖質(ブドウ糖)と脂質(脂肪酸)です。 全身の細胞は60兆個とされています(一説には37兆個)が、これは全身を構成する細胞だけでなくて、血液中を流れる赤血球と白血球も含まれています。 赤血球は1ℓあたり500万個とされていて、血液量は体重の約13分の1なので60kgの人の場合は4.6ℓとなります。これで計算すると2300万


代謝科学37 エネルギーコントロールvs.エネルギー代謝

臨床栄養の世界に関わり、日本臨床栄養協会の機関誌「New Diet Therapy」の編集をしていたときに、当たり前のように飛び交っていたのが「エネルギーコントロール」という言葉でした。 摂取エネルギーが多くなりすぎることによって発症して、治療にも影響する生活習慣病の高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)はエネルギーコントロールの直接的な対象であり、そのた


代謝科学36 見えない世界のエネルギー代謝

ダイエットについて、わかりやすいように説明するときには図を多用しています。図で描けることには限界があって、目に見えるものなら筋肉でも脂肪でも簡単に説明できます。そのために、説明する側(教える側)がイメージしたことは見る側(習う側)と大きくは違ってはいません。 それに対して目に見えないものはイメージ図で描くしかなくて、説明する側がイメージしたことを、そのまま見る側が理解してくれるとは限りません


代謝科学35 やせてくると筋トレの効果が出にくくなる

ダイエットのための筋肉トレーニングの基本は自分の体重を活用した自重トレーニングです。スクワットもウォーキングもプッシュアップ(腕立て伏せ)も腹筋運動も筋肉に負荷をかけるのは、自分の体重です。 太っていることは健康のためによいことはないと言われるものの、一つだけよいことがあって、体重が重いことで骨にかかる負荷が強まって骨密度が高まることです。 骨に負荷がかかるということは、骨の周囲の筋肉


代謝科学34 代謝と鉄の関係

ミネラルの鉄はエネルギー代謝の酵素の構成成分となるミネラルで、赤血球の色素成分であるヘモグロビンの成分として酸素の運搬、細胞への酸素の取り込み、老廃物の炭酸ガスとの取り替えの機能があります。 体内では鉄は4~5gが含まれ、60%以上がヘモグロビンの中に存在して赤血球の酸素搬送に関わっています。残りは肝臓、骨髄、脾臓などに蓄えられています。 鉄が不足するとエネルギー代謝が進みにくくなると


代謝科学33 やせるのも太るのもダイエット

ダイエットというと、やせるという意味で捉える人が大半で、他の意味があるといってもピンとこないことがほとんどです。しかし、日本メディカルダイエット支援機構は「やせるのも太るのもダイエット」との考えで、メディカルダイエットの資格認定の初めの項目で説明しています。 ダイエット(diet)の元々の意味は方針、作戦、戦略などで、正しい方針に基づいて戦略を立てて、そのとおりに進むことがダイエットとなりま


代謝科学32 排出とエネルギー代謝

食事で摂取したもののうち胃で消化され、小腸で吸収されたもの以外は、不要なものとして大腸に運ばれ、排出されます。 実際には大腸で分解されて吸収される成分、大腸で発生する栄養素があるのですが、全体量としては少ないので、大腸の排出のための器官と考えても間違いではありません。 排出は不要なものを出すだけなので、エネルギーは必要ないような印象が抱かれることがあるのですが、大腸は排出のために蠕動運


代謝科学31 循環・代謝とエネルギー代謝

血液循環は心臓から送り出される血液の勢いと、血管の弾力性によって高められています。 血管が若々しい状態で、心臓の拍動の勢いがよければ血液はスムーズに流れるというのが原則ですが、血管が収縮すると狭いところを流れることになり、勢いが低下することになります。この状態を知るために実施されるのは血圧測定です。 血圧は動脈にかかる圧力で、血圧が高いと血流がよいように感じられることもあるのですが、血


代謝科学30 吸収とエネルギー代謝

胃で消化されたものを小腸で吸収するときには、ただ染み込むようにして血管まで運ばれていくわけではなくて、腸壁の細胞が栄養素を取り込んでいます。 細胞に取り込まれたエネルギー源のブドウ糖と脂肪酸は、細胞の中でエネルギー化されるというイメージがあるかと思います。エネルギー化はされているのですが、エネルギー源を使って、細胞の中で作り出されたエネルギーを使って細胞は、それぞれの働きをしています。


代謝科学29 消化とエネルギー代謝

消化をよくするためには消化液を多く分泌させる必要があるわけですが、食べたものの種類と分量に合わせて消化液が分泌されるためには、消化器を正常に働かせるためのエネルギーが必要になります。 細胞の中で発生するエネルギーの源になっているのは糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)ですが、これが細胞の中のミトコンドリアで代謝されることによって細胞の中の生化学反応を起こすためのエネルギーとなっています。