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学習障害22 ひらがなの特有の法則を理解するのは難しい

ひらがなは単純なように見えても、用法の異なり、拗音、長音、促音、撥音といった複雑な使い方があり、前回に紹介したように論理的に法則を整理して見ると、非常に難しいことを小学1年生で覚えることになっています。それも50音を習ったすぐあとに短期間のうちに学ぶため、少しのつまずきでも先に進めなくなってしまうことがあります。 子どもの発達のスピードには差があり、1年生の1学期という学習環境に慣れないうちに法


フルーツと腸内環境の深い関係1

日本人は腸内環境がよい国民とされてきましたが、近年では疑問が抱かれるようになってきています。日本人の便通の回数は平均すると週に7回で、ほぼ毎日便通があるのが平均となっています。それに対してアメリカ人は週に5回が平均で、1週間に2日は便通がなくても当たり前の状態となっています。便通が悪いと腸内細菌の悪玉菌が作り出した毒素(有害物質)が大腸壁を刺激していくことになります。そのためにアメリカ人には大腸が


発達栄養学22 食事に関係する感覚過敏の特性2

発達障害の特性である感覚過敏は、栄養摂取の面でも大きく影響を与えます。味覚過敏と並んで極端な偏食など食事に影響を与える触覚過敏、視覚過敏、聴覚過敏、嗅覚過敏の特性について紹介します。 *触覚過敏 ・温かい食べ物を火傷しそうに熱く感じる ・冷たい牛乳が飲めず、温めた牛乳なら飲める ・茹でた野菜が固くて痛い ・三つ葉の茎が喉に刺さる ・きのこの食感がプラスチックに感じる ・氷が歯に当たる


抗酸化成分の種類と働き8

りんごポリフェノール りんごの皮に多く含まれるポリフェノールで、強い抗酸化作用があります。熟す前の未熟果の皮に特に多く、これがサプリメントの素材となっています。りんごポリフェノールはカテキンが複数つながったプロシアニジンが主成分で、多く結合することによって抗酸化作用が高まっています。赤ワインのポリフェノールが知られるようになり、他の植物のポリフェノール研究の中で発見されました。血流促進、口臭予防


学習障害21 ひらがな特有の表記の難解さ

学習障害の識字障害、書字障害の改善支援の壁となっていることに、ひらがなの特有の表記があげられます。この表記には法則があるので、それを充分に理解して学習が進められるように、「学んで知っているはず」という認識ではなく、「念のために再学習する」という考えで、一つひとつ確かめていくことが大切です。 法則の1は用法の異なりで、1音に2文字が対応しているものが5種類あることです。それは「じ」と「ぢ」、「ず」


抗酸化成分の種類と働き7

ビルベリー 野生種のブルーベリーで、果実に含まれる色素成分のアントシアニンはブルーベリーよりも5倍多く含まれ、皮だけでなく果実も紫色になっています。眼の網膜にはロドプシンという視力を保つ物質がありますが、アントシアニンはロドプシンに作用しやすく、視神経の働きを高めて眼精疲労、視力改善をします。また、活性酸素を消去する強い抗酸化作用があります。「第二次世界大戦中にイギリス空軍のパイロットがブルーベ


発達栄養学21 食事に関係する感覚過敏の特性1

発達障害の特性である感覚過敏は、栄養摂取の面でも大きく影響を与えます。その中でも特に影響が大きいのは味覚過敏です。味覚過敏の特性としては、以下のことがあげられます。 ・特定の味(酸味、苦味、渋味、辛味、塩味)をすごく嫌がる ・味が違うことに敏感で、決まったものをずっと食べる ・味や食感が混じり合うことを嫌がる ・特定の食感をとても嫌がる(ネバネバ、もちもち、シャキシャキ、パリパリ、揚げ物の


抗酸化成分の種類と働き6

セサミン ごまに含まれるポリフェノールの一種であるゴマリグナンの構成成分の一つです。ごまには1%ほどの含有量で、摂取するためにはサプリメントが適しています。セサミンはごまのほかに米や麦にも含まれていますが、少量でしかありません。ごまにはセサミンのほかに、セサミノール、セサモリン、セサノールなどの成分が含まれます。抗酸化作用があり、肝臓でのアルコール代謝を促進するほか、LDLコレステロール値低下、


抗酸化成分の種類と働き5

クロセチン クチナシの果実やハーブのサフランに含まれる黄色の色素成分で、ニンジンなどに含まれるβ‐カロテンやトマトに含まれるリコピンの仲間のカロテノイドとなっています。強い抗酸化作用があり、眼精疲労の改善、眼精疲労によって起こる肩こりなどの血流改善、光による目の障害の抑制などが認められています。また、睡眠障害の改善も研究されています。サプリメント素材のクロセチンはサフランのめしべから抽出されてい


学習障害20 読み書きの基本となる手指づかい

ひらがな、カタカナ、漢字は、どれも文字として書くときには縦線、横線、斜め線が基本となり、曲線は縦線、横線、斜め線のアレンジとなっています。文字を書く前に、まずは基本となる筆使い(鉛筆づかい)を身につけることから始めます。初めに書くのは縦横の線だけで描くことができる図形(+)や閉じた図形(◯)で、それに続いて縦線と横線が組み合わされた図形(□)、斜め線の入った図形(△、◇)を描けるようにします。