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学びの伴歩31 任せて任せず

自ら学び、前進していくためには、そこに行き着くまでの伴歩してくれる人が必要です。伴歩をする必要がないくらいになってくれたら、そこから先は手出しをしないのが大切だということは多くの書籍などに書かれています。 それでよいのかという疑問に対して、解答になるような言葉として巡り合うことができたのが、お題の「任せて任せず」です。これは経営の神様とも称された松下幸之助さんの言葉です。 この言葉は、


日々修行300 自分にとっての業苦楽

「あれから40年」というのは毒舌漫談の綾小路きみまろの名台詞ですが、自分にとっての40年前は30歳で、何が苦で何が楽なのかもわからない時期でした。 その年は東京・原宿に暮らして3年目で、子どもが誕生して父親になったということくらいで、そこから10年間は与えられた仕事(書籍のゴーストライター、週刊誌の記事、健康関連の団体機関誌、社会福祉の基礎研究、テレビ番組の企画など)をこなしていただけです。


学習特性サポート55 書字障害:書きやすくする工夫

学習障害の書字障害は、書けないという前に読めない識字障害が影響していることがあります。まずは識字障害の有無と程度についての確認が必要です。書字障害の改善というと、文字を書き写すことから始めるのが一般的ですが、その前に書くための道具、つまり筆記用具の鉛筆などとの相性を確かめておく必要があります。 脳が命じたとおりに指が動かないために書きにくいということもありますが、鉛筆が指先で握りにくいように


食事摂取基準51 特別の配慮を必要とする集団2

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、特別の配慮を必要とする集団の後半を紹介します。 ◎妊婦 妊婦の体重は、妊娠中に、どの程度増加するのが最も望ましいかについては、数多くの議論があります。それは、望ましいとする指標によって異なります。 ◎若年女性 我が国の若年女性は、やせの者の割合が高くなっています。国民健康・栄養


食事摂取基準50 特別の配慮を必要とする集団1

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、特別の配慮を必要とする集団を紹介します。 高齢者、乳児・小児、妊婦などにおいては、それぞれ特有の配慮が必要となります。 また、若年女性はやせの者の割合が高く、令和元年国民健康・栄養調査では18〜29歳の女性で19.0%となっています。若年女性のやせ対策として、より早い年齢からの栄養


腎機能の基礎知識6 腎機能低下の予防法の食事

糖尿病性腎症、腎硬化症、痛風腎は、生活習慣病を予防することによって避けることができます。 また、糖尿病、高血圧、高尿酸血症の人でも、それらを適切にコントロールすることで、腎機能低下の予防も可能となります。 1)糖尿病 糖尿病の予防・改善は、肥満解消と適正なエネルギー摂取がポイントとなります。 エネルギーの摂りすぎを防ぐために、間食を控え、アルコールを適量にして、揚げ物など油の摂


6月25日の記念日

「生酒の日」月桂冠が、本格的な生酒を発売した1984年6月25日にちなんで制定。 「加須市うどんの日」埼玉県加須市が、館林城主の松平清武が饂飩粉を贈られた礼状の日付が6月25日であったことから制定。 毎月25日:「プリンの日」(オハヨー乳業)、「歯茎の日」(佐藤製薬)


日々修行299 学習障害の学びの伴歩

発達障害の一つである学習障害は、寄り添う立場が必要であり、どのように支援すべきかを、ずっと考えてきました。 本格的に考えるようになったのは2020年の4月からで、コロナ禍が始まったばかりの最も厳しいときに、新たな発達障害児支援施設が岡山市東区でスタートしました。今では4施設になり、私も監事としての役割を果たせるようになりました。 この発達障害児支援施設は、児童発達支援事業が主で、発達障


セカンドステージ58 同じ組織でのセカンドステージ

現状から脱却して新たな活動を目指すことは、何もこれまでとまったく違った職場なりに移らなくても可能です。現状で簡単に変革ができるなら、今のように厳しい時代には、とっくに手をつけているはずです。 それがなされていないということは、どこかに問題があります。それが組織の問題なのか、それとも働く人の問題なのかと議論されることが多いのですが、それと同時に見直さなければならないこともあります。 それ


発達栄養学55 おいしいものでも食べない子ども

食欲の話をすると、「おいしくないから食べない」ということは多くても、「おいしいけど食べられない」というのは、あまり聞いたことがないかもしれません。 しかし、発達障害がある子どもの場合には、案外と目にすることが多く、その対処が求められることも少なくありません。 子どもにとって、おいしいという感覚は、甘みが中心になっています。甘いものはエネルギー源である糖質が多く含まれているものの味で、成