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発達特性36 味覚機能の理解

味覚は舌の味蕾の味細胞が捉えた情報が、舌咽神経を経由して顔面神経、迷走神経に伝わり、視床味覚野に伝えられます。 ここから大脳の第一次視覚野、第二次視覚野に伝えられていますが、第一次視覚野は味の質や強さを認識する機能があり、第二次視覚野は味の嗜好性を認識する機能があります。 第一次視覚野までは味覚の情報が伝えられていて、第二次視覚野では視覚と嗅覚の情報が加わり、それらの情報を組み合わせて


腎機能の基礎知識3 腎臓病の種類

腎臓病の種類は多く、症状別に腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全の三つに大きく分けられます。 1)腎炎 腎炎は、一般には腎臓の糸球体の病変による糸球体腎炎を指しています。 急性腎炎は子供に多い病気で、血尿が出たり、むくみが現れたりします。その原因は、細菌に感染したときに体内にできる免疫複合体が、糸球体に沈着して炎症を起こすためだと考えられています。1~2か月で症状は消え、比較的治りやすい病


6月22日の記念日

「DHAの日」マルハニチロ食品が、魚油に含まれるDHAが6つのシス型の二重結合を含む22個の炭素鎖をもつカルボン酸の総称であることから制定。 「かにの日」かに道楽が、かに座の最初の日が6月22日で、五十音順のかが6番目、にが22番目であることから制定。 「ボウリングの日」日本ボウリング場協会が、1861年6月22日の英字新聞にボウリング場が広島にオープンしたとの記事が載ったことにちなん


日々修行296 農業改革の抵抗勢力

「小規模=票数」という日本の農業が抱える政治的なところに触れた前回(日々修行295)に続いて、そのような発想のまま続けていけるのか、すでに発想の崩壊が始まっているのではないかということを書いていきます。 その根拠となっているのは農業の高齢化です。日本の高齢化は進むだけ進んで、今や超高齢社会となり、2040年には高齢化率は35%を超えるとされています。 2040年は、高齢化の進展と人口減


学習特性サポート53 識字障害:見やすくする工夫

文字を的確に読むことができないという識字障害は、まったく読めないという例は少なく、読むために必要なサポートをして、把握して理解して言葉に出すという一連の流れの反応するまでに時間がかかることが多いことから、時間をかけて待つということができるかどうかにも、改善の成否はかかっています。 教科書の文字は字体も大きさも決められています。見づらい字体(フォント)であるときには、見やすい字体に変える、大き


食事摂取基準49 重症化予防

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、重症化予防を紹介します。 ◎発症予防との違い すでに何らかの疾患を有する場合は、その疾患の重症化予防を他の疾患の発症予防よりも優先させる必要がある場合が多くなっています。 この場合は、望ましい体重の考え方も、その値も優先させるべき疾患によって異なります。 ◎食事調査の過小評


食事摂取基準48 目標とするBMIの範囲

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から、目標とするBMIの範囲を紹介します。 総死亡率をできるだけ低く抑えられると考えられるBMIを基本として、BMIと主な生活習慣病の有病率、医療費、高齢者における身体機能の低下、労働者における身体機能低下による退職との関連を考慮して、目標とするBMIの範囲を成人について定めています。


腎機能の基礎知識2 腎臓の検査

腎臓病は腎炎から始まります。腎炎には急性と慢性があり、急性腎炎は糸球体に炎症が起こって腎機能が低下するもので、小児期に起こりやすくなっています。 主な原因は細菌感染によるアレルギー性の疾患となっています。慢性腎炎は慢性的に糸球体に炎症が起こるもので、最も多い腎臓病は慢性腎炎です。 慢性腎臓病の患者は1330万人以上いると推計されます。また、治療が必要な患者は600万人を超え、腎臓病が悪


6月21日の記念日

「えびフライの日」味のちぬや(香川県三豊市)が、海老の形が6に見えることとフ(2)ライ(1)の語呂合わせで制定。 「スパークリング日本酒の日」宝酒造が、澪が2011年6月21日に発売されたことにちなんで制定。 「スナックの日」全日本菓子協会が、夏至に正月の餅を固くして食べる歯固めの儀式があったことにちなんで制定。 「AGEについて考える日」AGE測定推進協会が夏至の日を制定。


日々修行295 農業改革が目指すところ

大学生のときのこと、地元の農業高校の卒業生が誰も農業に就業しなかったというニュースが流れて、このままでは農家が、中でも米農家が廃れてしまうのではないかと思ったことがあります。 私は米国(アメリカのことではなくて“こめぐに”)の出身で、高校3年生のときに地元選出の国会議員が総理大臣に就任したこともあって、米政策が大きく好転するのではないかという期待を抱いたこともありました。 しかし、その