

最新情報
セカンドステージ4 70歳まで働ける時代の到来
企業・団体で働く人の定年は2025年4月から65歳までの継続雇用が義務化され、定年を超えても働きたいと希望する従業員全員を70歳まで雇用する必要が生じます。 これは高年齢者雇用安定法に基づく高齢者就業確保措置で、65歳まで雇用確保(義務)に加えて、65歳から70歳までの就業機会を確保するため、以下のいずれかの措置を講じる努力義務が新たに設けられました。 ①70歳までの定年引き上げ ②
発達栄養144 子どもの食事環境
「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」の中から、食事の環境について紹介します。これは平成27年度乳幼児栄養調査結果に基づいて発表されたものです。 回答者は2〜6歳児の保護者です。 3)子どもの食事を食べる環境について (1)共食(朝食・夕食)の状況 子どもの共食について、朝食は「おとなの家族の誰かと食べる」と回答した者の割合が50.2%と最も高く、夕食は「家族そろっ
偽る脳力5 人の為は偽りなのか
テーマとしている「偽る脳力」の「偽」は人と為を合体させた漢字となっています。これを指して、「人の為と口にする人は偽りを述べている」などと揶揄する表現として使われることもあります。そのように指摘される人がいないわけではないのですが、偽ることは必ずしも悪いことではありません。 自分の行動が「人のため」になるようにするために、あえて自分を騙すようなことをする人がいることについては先に書きました。自
偽る脳力4 言っていることとやっていることが違う
PHP研究所での仕事を終了した後は、同じくゴーストライターとしては複数の出版社で34冊を手がけましたが、大半は自分が広報担当として関わってきた医学、薬学、栄養学、運動科学の分野でした。 これらの書籍の著者には、150冊の作成で経験したこととは違うことを気づかせてもらいました。これも書けない内容ではあるのですが、それは本人が述べていることと、実践していることのギャップでした。 一流の経営
偽る脳力3 書けない話が気づかせてくれたこと
「一流の人ほど偽る脳力が高い」ということに気づいたのは、その方々との仕事での関わりが終了してからでした。仕事をしている最中であったなら、自分はもっと磨かれて、よい結果が出せていたのではないかと気づいたときは、“時すでに遅し”という段階でした。 これはPHP研究所で書籍の原稿作成に関わって、150冊をゴーストライターとして手がけたときの話です。同社を立ち上げたのは松下電器の創業者の松下幸之助翁
偽る脳力2 実践としての原稿執筆
現状がよい状態であるほど、それが継続することを望むのは人間としては当たり前のことで、悪いことが起こらないことを前提として仕事をするのも、また当然のことと言えます。それが今の時代には通じないことはコロナ禍を経験して多くの人が気づいているはずなのに、以前と同じようになりたい、以前と同じよい思いをしたいという感覚が優って、同じことを繰り返すのも、あらゆる場面で目にすることです。 「危機管理意識が不
偽る脳力1 優れた調整“脳力”
人間の脳には優れた調整能力が備わっています。 環境の変化に合わせて、脈拍や血圧、呼吸、体温などを変化させているのは、自律神経の働きによるものです。それは意識して調整できるものではなく、無意識のうちに、さまざまな脳のメカニズムが動員されて身体を働かせ、そのことが脳の働きにも影響を与えています。 自律神経は、自ら律する神経と書くように、自分の意思ではコントロールできないものなので、環境によ
健康情報93 認知症におけるアドバンス・ケア・プランニングの推進に向けた国際提言
認知症の人が意思決定能力を持っているうちに、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を始めることが国際的に推奨されています。ACPは将来の医学的治療とケアについて家族や医療従事者と話し合い、その人なりの目標や選好を見出すためのプロセスです。 東北大学大学院医学系研究科精神看護学分野、ライデン大学医学部の研究チームは、認知症ACPのガイドライン策定を目的として、2021年9月から2022年6月
4月19日の記念日
「良いきゅうりの日」JAあいち経済連西三河冬春きゅうり部会が良(4)い(1)きゅう(9)りの語呂合わせで制定。 「食育の日」三基商事が食(4)育(19)の語呂合わせで制定。 「みんなの保育の日」子ども法人キッズカラー(東京都品川区)が保(フォー=4)、育(19)の語呂合わせで制定。 毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング
Supplement Design9 サプリメントと医薬品の飲み合わせ
サプリメント・健康食品は、素材同士の組み合わせによって、有効性が高まることがあれば、逆に危険となる場合もあります。このようなことが起こるようになったのは、サプリメント・健康食品の研究が大きく進んだことと関係しています。 以前には、サプリメント素材などを多めに摂っても医薬品と一緒に摂ったからといって「医薬品と医薬品」の組み合わせによる副作用のような組み合わせによる健康被害は起こりにくいとの認識