最新情報

健康情報59 肥満指数(BMI)と肺がんリスク

肥満は2型糖尿病、心血管疾患、がんなど、さまざまな病気のリスクを高めることが知られていますが、数少ない例外の一つが肺がんで、さまざまな民族集団の観察研究によって肥満指数(BMI)は肺がんリスクと反比例していることが報告されています。 しかし、観察研究では本当に肺がんは逆相関の因果関係にあるのか、あるいは肺がんの主要な危険因子である喫煙の交絡によって、見かけ上関連があるような結果が得られている


3月19日の記念日

「眠育の日」西川が睡眠による成育を目的に、みん(3)い(1)く(9)の語呂合わせで制定。 「ミルクレープの日」銀座コージーコーナーがミ(3)ルク(9)レープの語呂合わせとミルクレープが生地を重ねることから重(10)を3と9の間に挟んで制定。 毎月19日:「いいきゅうりの日」(いいきゅうりの日プロジェクト)、「松阪牛の日」(やまとダイニング)、「熟カレーの日」(江崎グリコ)、「シュークリ


健康リテラシー21 栄養補助での恩人との研究2

代謝促進成分のL–カルニチンは、以前は医薬品の成分でしたが、食薬区分の変更から食品の成分としても使うことができるようになったのは2002年のことでした。これは1996年の外圧によるサプリメントの規制緩和の一環であり、その前年の2001年に代謝促進成分のコエンザイムQ10も同様に食品の成分としての使用が認められています。 健康食品の成分が医薬品であったというのは、これに限らず、1997年にはビ


睡眠ガイド1 健康づくりの睡眠の意義

厚生労働省から、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が発表されました。 これは「健康づくりのための睡眠指針2014」から10年が経過して、現状に合わせた新たなガイドラインの必要性が高まってきたことを踏まえて作成されたものです。 以下に、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」に関する文書を掲載します。 1.はじめに (1)健康づくりにおける睡眠の意義 睡眠は、こども、成人


健康情報58 眼前の友人の存在は心拍数の減少を引き起こす

私たちは他者とコミュニケーションを取るとき、快適だと感じる空間を維持することが知られています。この空間はパーソナルスペースと呼ばれ、私たちの身体を取り囲むように広がっています。 他者がパーソナルスペース内に侵入すると。不快な感情が沸き起こり、他者から逃げようとする反応が観察されることもあります。この空間の大きさは、他者との社会的な関係性(パートナー、友人、知らない人など)やコミュニケーション


3月18日の記念日

「点字ブロックの日」岡山県視覚障害者協会が岡山市の岡山県盲学校に近い交差点に世界で初めて点字ブロックが施設された1967年3月18日にちなんで制定。 毎月18日:「防犯の日」(セコム)、「おにぎりの日」(中能登町)


「ONとOFF」4 家出と出家の発想

家出(いえで)と出家(しゅっけ)は、同じ文字が使われていて順番が違うだけですが、意味合いはまったく違っています。家出はよくないことで、出家はよいことという分け方をする人もいて、家出は不良や非行の行動、出家は僧侶としての良い行動ということです。 家出は何も問題行動ではなくて、家庭に馴染めないことで一時的に離れる子どももいて、これを不良と決めつけるようなことはできないはずです。 出家は、俗


健康情報57 機能性食品の臨床試験を元にした広告への問題提起

日本では、食品の健康を保つ機能に注目して、特定保健性食品(通称トクホ)と呼ばれる機能を持つ食品を国が認定するシステムがあります。2015年には機能性表示食品制度が始まり、国の認証を受けなくても、申請のみで食品の機能を表示できるようになりました。 機能性食品市場は年々拡大し、食品の機能性を確認するための臨床試験も多く行われるようになりました。その試験の一部は食品の製造・販売会社が直接行うのでは


3月17日の記念日

「みんなで考えるSDGsの日」共同ピーアール総合研究所が国連の定めた持続可能な開発目標のSDGsの普及を目的に17のゴールが設けられていることから、みんな(3)で17のゴールを実現しようと制定。 毎月17日:「減塩の日」(日本高血圧学会)、「いなりの日」(みすずコーポレーション)、「国産なす消費拡大の日」(冬春なす主産県協議会)、「森のたまごの日」(イセ食品)


健康デザイン63 従業員の家族の健康

健康デザインを始めるに当たっての基本的な判定である身体年齢測定と食生活チェックは、企業・団体などの従業員・職員の健康管理に用いられていますが、従業員・職員の健康は家族の健康があってのことです。 健康診断を受けて本人は身体的な健康状態が保たれていることがわかったとしても、食事を作っている人、一緒に食べる人によって、今の状態が長く続くとは限らないことになります。食べているものが変化すると、それは