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エネルギー代謝83 無酸素領域の運動
軽い運動から運動強度が徐々に増していくときに、有酸素運動から無酸素運動に切り替わる転換点があります。このときの運動強度レベルは無酸素性作業閾値と呼ばれており、英語表記ではAT(Anaerobics Threshold)とされます。 軽い負荷の運動では、筋肉でエネルギー産生されるときに酸素が多く使われる有酸素運動となります。激しい運動では酸素の必要量に対して供給が追いつかなくなり、筋肉を動かす
噛む噛むeverybody17 乳児期のう蝕予防
厚生労働省の「健康日本21」では、歯・口腔の健康について目標を定めて健康づくりを推進しています。その現状と目標から歯の喪失の防止について乳児期のう蝕予防を紹介します。 ◎乳児期のう蝕予防 乳児う蝕は3歳児で昭和60年に1人平均2.9歯、有病者率56.2%であったものが、平成10年には1人平均1.8歯、有病者率40.5%となるなど、近年確実に減少傾向を示しています。 しかし、都道府県別
身体年齢38 筋肉強化のためのたんぱく質摂取
年齢を重ねていくと、活動量が減るために筋肉が増えにくくなり、消化力が低下するために食欲が湧きにくくなってきます。どちらが先かというと、高齢者の場合には多くの場合、筋肉が減ることがきっかけで、運動不足から食欲が以前よりもなくなり、そのために筋肉強化に必要なたんぱく質の摂取量が減るようになります。 その結果として、筋肉が増えにくくなり、ますますエネルギー代謝が低下するという悪循環に陥りかねません
発達障害支援20 親子の発達障害の確率
兄弟姉妹の発達障害の発現確率について、前回は自閉症スペクトラム障害を例に紹介しましたが、これを受けて親子の発現率についての研究結果について紹介します。 その研究が進んでいるのは発達障害の注意欠陥・多動性障害についてで、親が注意欠陥・多動性障害であった場合には子どもの約70%に注意欠陥・多動性障害がみられると報告されています。 これは世界的な調査で、条件によって違いがあって、50〜80%
発達栄養115 親の食生活が子どもに与える影響
子どもの発達に必要な栄養素の補給のためには、他の家族と同じ料理を同じように作ればよいというわけにはいかないことがあります。家族の中に生活習慣病の人がいると、その人だけは別の料理を作る、同じ料理であっても内容を変えるというのは当たり前にしなければならないことです。 子どもは発達過程によって家族とは違う食事内容になることがあり、発達障害があれば、その特性に合わせて食べるもの、調理法を変えなければ
健康デザイン12 歯科健診と口腔・全身健康の影響その2
ライオン株式会社は、株式会社日立製作所の日立健康管理センタと協働で、企業における歯科健診の導入と従業員の口腔・全身の健康に及ぼす影響について調査研究を行っていて、その概要については前回(健康デザイン11)紹介しました。 研究の結果、オーラルケア行動(1日の歯みがき回数、フロス使用率、歯科通院率)の実践頻度が増加した従業員では、プレゼンティーズム(心身の不調を抱えながら業務を行っている状態)が
健康デザイン11 歯科健診と口腔・全身健康の影響その1
歯科健診をきっかけとした口腔の健康が全身の健康に影響を与えることについては多くの企業が実施していることですが、歯科衛生に関わる企業は自社だけの成果に終わらず、外部にも発信し、協力を進めています。 その一つであるライオン株式会社は、株式会社日立製作所の日立健康管理センタと協働で、企業における歯科健診の導入と従業員の口腔・全身の健康に及ぼす影響について調査研究を行っています。 人間ドックと
健康食品 敵か味方か50 粉ミルクはサプリメントなのか?
サプリメント(supplement)は、補助、補充、補完といった意味があります。通常の食事では不足する栄養素を補うものがサプリメントと呼ばれていますが、これは英語の「dietary supplement」を略したもので、dietaryは「食物の〜」という意味です。ということで、不足を補う栄養素という意味合いになります。 何が不足しているのかがわかれば、不足している成分(ビタミンやミネラルなど
サプリ概論267 未病とサプリメント
サプリメント、健康食品は医薬品とは違って、診断なしに使うことができて、自力で健康状態を保ち、病気に傾いているような体調を元の状態に戻すことが期待されています。自分の意志と工夫で健康状態に導いていくというのは、“未病”の発想と共通するところがあります。 未病というと、健康と病気の間の状態で、元は東洋医学の発想でした。しかし、今では西洋医学でも研究が進められ、日本未病学会に参加する医師の多くは東
健康デザイン10 口腔の健康状態と労働生産性その2
口腔の健康状態と労働生産性の関連の研究(安達奈穂子医学博士:東京医科歯科大学助教)は、歯科健診を毎年実施している日本の企業の従業員712人を対象に、質問票調査、歯科健診、一般健診・特定健診データを用いて実施されました。 自記式質問票では、全身的な健康では以下の質問をしています。 労働生産性:「歯の不具合による遅刻・早退・欠勤」の有無、プレゼンティーズム(心身の不調を抱えながら仕事をして