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活性酸素の基礎知識14 デトックスで発生量を減らす

体内の有害物質が多くなるほど、それを分解するために肝臓が働き、そのときに活性酸素が多く発生します。体の中には、環境中の向上の汚染排水や排気、自動車などの排気ガス、農薬などの鉛、カドミウム、水銀、ヒ素などが、水や食品、空気などを通じて入ってきます、 有害ミネラルのアルミニウム、水銀、鉛は肝臓に蓄積されやすく、蓄積されている間は肝臓が働き続け、活性酸素も発生し続けます。 有害物質は身体の中


活性酸素の基礎知識13 細胞を破壊から守る抗酸化成分

活性酸素には欠けたマイナス電子を取りやすいものから順番に奪って補うという性質があります。身体の細胞よりもマイナス電子が奪われやすいものが近くにあれば、そこから先にマイナス電子を奪っていくために、体内の細胞は活性酸素からマイナス電子を奪われないようになり、破壊から守られることになります。 活性酸素にマイナス電子を奪われやすいのが抗酸化成分と呼ばれるもので、その代表的なものが植物などに含まれてい


活性酸素の基礎知識12 ビタミンは抗酸化のACE

SODの働きを高めたり、SOD様酵素が含まれたものを摂ることのほかにも活性酸素を消し去る方法はあります。その方法の一つは、欠けたマイナス電子を与えることです。その役目をするものとして知られているビタミンを摂ることです。ビタミンが活性酸素に欠けているマイナス電子を与えて元の状態に戻すことで、活性酸素は害のない正常な酸素に戻ります。 活性酸素によってマイナス電子が奪われた細胞に対しても、マイナス


活性酸素の基礎知識11 抗酸化酵素を補うSOD様酵素

SODの働きを活性化させることはできても、加齢によって減ったSODを増やすことはできません。そこでミネラルとともに摂るようにしたいのが、「SOD様酵素」が豊富に含まれた食品です。SODは私たちの身体の中にある酵素ですが、その酵素と同じ働きをする植物や動物に含まれている酵素をSOD様(よう)酵素と呼んでいます。 これは植物などが内部で発生する活性酸素を消去するために作り出しているもので、SOD


活性酸素の基礎知識10 SOD酵素を活性化させるミネラル

余計な活性酸素を消去するための対策として、初めに考えたいのは、SODなどの抗酸化酵素の働きを高めることです。 抗酸化酵素のSOD、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼは、たんぱく質のほかに亜鉛、マグネシウム、銅、マンガン、セレン、鉄といったミネラルから構成されています。これらのミネラルは酵素を働かせる補酵素としての役割をしています。その働きが低下している場合には、これらのミネラルが含まれ


活性酸素の基礎知識9 身体には活性酸素を消す酵素がある

活性酸素が身体の中で多量に発生することを防ぐことができないなら、余計に発生した活性酸素を消去する方法を考えなければなりません。 活性酸素を消去する酵素を、私たちは身体の中に持っています。それは、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼの3種類の酵素です。 SODは体内で活性酸素が発生すると、すぐに欠けているマイナス電子を与えて過酸化水素に変える


活性酸素の基礎知識8 肝臓が活性酸素を消去する

肝臓は体重の50分の1ほどもある大きな臓器で、その主な働きとしては解毒が知られていますが、このほかにもアミノ酸からのたんぱく質の合成、ホルモンや免疫物質の材料の合成、ブドウ糖や中性脂肪の貯蔵、古くなった赤血球などの分解、ビタミンの活性化、体熱の発生など11種類もの多彩な働きをしています。 体内に入った有害物質は肝臓まで運ばれ、肝臓の細胞の酵素によって解毒・分解されていきますが、そのときには肝


活性酸素の基礎知識7 膝の痛みを活性酸素が引き起こす

膝の痛みは、膝の軟骨が強い刺激や老化などによって擦り減ることによって起こります。関節の骨と骨が相対している部分には軟骨があります。軟骨は氷の5~8倍も滑りがよいとされ、摩擦を防いだり、骨にかかる衝撃をやわらげる働きをしています。 軟骨はスポンジ状の組織となっていて、関節液が染み込んでクッションのように軟らかく、弾力性があります。年齢が進んで関節液が少なくなると硬くなり、弾力性が失われてくると


活性酸素の基礎知識6 高血糖で活性酸素が多量に発生する

糖尿病は、血液中のブドウ糖が高濃度になる病気です。血糖値(血液中のブドウ糖の値)が高い状態が長期間続くと、血管細胞の新陳代謝が低下して、徐々に血管が硬くなり、弾力性も弱くなっていきます。これは古くなったゴム管がボロボロになっていくのと似た状態です。もろくなった血管は元には戻りにくく、細胞に新鮮な酸素と栄養素が充分には送られなくなります。 糖尿病の三大合併症である網膜症、腎症、神経障害は、網膜


活性酸素の基礎知識5 コレステロールの酸化で血管が老化

がんに次いで死亡数が多いのは心疾患(心臓病)と脳血管疾患で、この二つを合わせるとがんに迫る勢いとなっています。実際の死亡ランキングでは第3位は肺炎です。これは高齢化が影響しています。心疾患と脳血管疾患は動脈硬化によって引き起こされるものなので、日本人の死因の第2位は動脈硬化といえるかもしれません。 動脈硬化は加齢によって徐々に起こっていきます。その加齢以上に早く進むのが病的な動脈硬化です。動