最新情報

サプリ概論241 健康食品の規制の改定2

景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)と健康増進法による健康食品の虚偽誇大表示についての規制は、「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法の上の留意事項について」に掲載されています。この留意事項の改訂版が消費者庁から公表されたことから(令和4年12月5日)、その改定された部分について解説をしています。 留意事項が改定されるのは、そのときどきの状況に合わせるためで、広告表示などの工夫がされ


ツイン・ウォーク33 そもそもウォーキングの基本条件

効果的なウォーキングを目指したツイン・ウォークは、自然の歩行を基本としています。そのため、ウォーキングの基本を再確認して、効果的なウォーキングテクニックを実践することが大切になります。 歩くことは生活の基本で、左右の足を交互に出すという循環運動は健常者なら誰もが行っていることですが、踵(かかと)から足底、拇趾(親指)に向かってスムーズな体重移動が行われていなかったり、左右が対称になっていない


発達支援推進30 メガネを例に支援を考える

発達障害の支援について考えるときに、よく例にあげられるのがメガネの存在です。視力が弱い人はメガネを使って矯正すれば、視力に問題がない人と違いがないほどになり、生活に困らないということになります。 メガネをかけていると、メガネが必要でない人と比べて不便さ、不自由さもあり、視力は変化をしていくので、まったく違いがないということはありません。しかし、メガネをかけていて、学業や仕事に支障が出るという


2023/2/8 移住後の激変「信じる者は足元をすくわれる」

「信じる者はすくわれる(救われる)」という言葉は、一つのことに向かって一心に向かっていく素晴らしい姿勢を示しています。それを心に刻んで東京での活動の成果を、岡山でも続けたいとの思いをもって移住したのは6年前のことでした。 移住の目的は、私どもの理事の1人が岡山の出身で、地元の貢献として介護施設を設立したいとの意向があり、それを受けてのことでした。 しかし、移住直後から「信じてよいのか」


supplement NAVI 14 健康食品の飲み合わせ

サプリメント(supplement)は補助、補充、補完といった意味があり、通常の食事では不足する栄養素を補うものと認識されています。いわゆる健康食品の中でも、国が定めた安全性と効果に関する基準などに従って機能性を表示することができるものは保健機能食品と分類されています。これは栄養機能食品、特定保健用食品、機能性表示食品の3種類があり、一般にサプリメントと認識されているのは栄養機能食品(ビタミン13


Medical Diet162 血圧と腸内細菌の関係

血圧が高い状態というと、強い圧力がかかっているので血流がよい状態と思われることがあります。血圧は心臓から送り出された血液によって動脈にかかる圧力のことで、心臓からの血流が同じ勢いであるとすると、血管のほうに問題があって血圧が上昇していることになります。 血管は弾力性があって、一時的に強い圧力がかかっても、それを弱めることができます。弾力性が失われるのは動脈硬化によるものですが、それ以外にも自


代謝と糖尿病12 糖尿病と尿糖の関係

糖尿病は膵臓から分泌されるホルモンであるインスリンの不足や、インスリンが分泌されているにも関わらずインスリンの作用が低下しているために血糖値が上昇して起こる疾患です。後者はインスリン抵抗性と呼ばれています。 インスリンには、血液中のブドウ糖を筋肉細胞など全身の細胞に取り込んで、エネルギー源として利用する働きがあります。ところが、インスリンの分泌量の不足や細胞がブドウ糖を取り込む力が弱くなると


DNA Answer22 血液脳関門の役割

血液には身体に必要な成分を運搬する働きがあり、それらの成分は血管の末端まで運ばれます。末端から先は血管から溶け出して、その先にある細胞へと成分が運ばれていきます。細胞に新たな栄養成分や酸素を届け、細胞から排出された老廃物や二酸化炭素を血管に戻しているのは水です。 このように血管の端まで運ばれた成分は、その先の細胞まで運ばれていくのは通常の働きですが、脳細胞だけは通常とは異なっています。何が違


健康あない人35 茶碗を手にして食べる日本人の特徴

食器を手に持って食べるのは、西洋の食事マナーからすると考えられないこと、下品な行為にも見られてしまいます。ここでいう食器は皿や椀などのことで、箸やスプーンなどは入れていません。箸やスプーン、フォーク、ナイフを手に持って食べるのは当たり前のことです。 その当たり前のものを使わないで手づかみで食べていたら下品な食べ方と見られるのと同じように、皿を持って食べたら下品扱いされます。皿だけでなくて、茶


健康・火の用心42 代謝の向上にL‐カルニチンを選択する理由

代謝促進成分は、脂肪酸に対してはL‐カルニチンが、ブドウ糖に対してはα‐リポ酸があげられます。 L‐カルニチンは脂肪酸を細胞のミトコンドリアに取り入れるときに必要な成分で、脂肪酸はL‐カルニチンと結びつくことによってミトコンドリアの膜を通過することができます。ミトコンドリアに取り込まれた脂肪酸は高エネルギー物質のアセチルCoAに変化して、エネルギー産生を担うTCA回路へと送られていきます。