

最新情報
あくまでも噂話119「臨機応変vs.行き当たりばったり」
臨機応変というのは、何が起こるかわからない時代には最も適した対応法を表す言葉だと思うのですが、この意味を勘違いして、適した対応ができなかったという例はコロナ禍の厳しい経済状況の中で見られたことです。 臨機応変は、機(事態)に臨んで変化に応じて適当な対処をすることを意味しています。型通りの対応ではなく、前例に合わせるだけでなく、時と場合に合わせた柔軟な対応をすることです。 コロナ禍に限ら
健康食品の法規制44 校正ミスの恐ろしさ
広告宣伝に用いる文書(新聞広告、ネット広告、チラシ、説明資料など)は、間違いがあってはいけないので、しっかりと確認してから人の目に触れるようにしているはずです。ところが、ミスをしてしまうことがあり、それを修正して仕切り直しをすれば、何事もなかったようにスルーできるというわけにはいきません。 文字は、まったく間違えてはいなかったのに、矢印の向きを間違ったために、表示の規制に引っかかって、取り締
噛む噛むeverybody6 血糖値の上昇抑制
よく噛んで唾液を多く分泌させることは、血糖値を上昇させる、太る原因になる、というように言われることがあります。唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼは、糖質の澱粉(でんぷん)を分解して麦芽糖に変化させます。麦芽糖は小腸壁にある消化酵素のマルターゼによってブドウ糖に分解されて吸収されます。 澱粉はブドウ糖が10個以上結びついたもので、麦芽糖はブドウ糖が2個結びついた構造をしています。澱粉はα–グル
ツイン・ウォーク58 健康デザインの基本パーツ
個人に適した健康づくりは、すでにある数多くの健康法の中から選択して、それを組み合わせてカスタマイズする手法が取られます。組み合わせの基本となるのは食事、運動、休養ですが、その中の運動として初めにすすめられるのはウォーキングです。 ウォーキングは有酸素運動であるので、無酸素運動が必要な人には別の運動(筋トレ、ランニングなど)が組み合わせの運動として提案されるのが一般的な方法です。これはウォーキ
エネルギー代謝77 バランスのよい食事のPFC
健康維持のためにはバランスのよい食事をすることがすすめられます。バランスのよい食事と言われても、具体的に何をすればよいのかがわからないという人も少なくありません。バランスのよい食事は、たんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)が、それぞれ理想的な摂取割合になっていることを指しています。 たんぱく質、脂質、糖質はエネルギー源で、これ以外の食事で摂取する成分は、エネルギーとすることはできません。このエネ
2023/6/21 “人脈の断捨離”の決意
“人の器”の器は入れ物としての容器ということではなくて、能力の大きさや器量を意味しています。「器が大きい」というと他の人なら怒ってしまうようなことを笑って許すという大らかな態度を差して使われることが多いのですが、脳の処理能力の器が小さいと取り入れられる情報量が少なくなります。そして、なんとか脳に入れたとしても充分に処理ができずに限界に達してしまい、そこから先はフリーズすることにもなります。
2023/6/21 健康デザインを成功させるためのエネルギー代謝
個人に適した健康づくりを提案していく健康デザインは、食事、運動、休養を基本としてパーツを組み合わせていくものですが、年齢や身体の状態、要望を加味してカスタマイズしても、それで提案が終わりということではありません。 (健康デザインについては5月31日のコラムで書かせてもらいました) 実際に実践してみて、効果がありそうだと感じてもらうだけでは充分とはいえず、健康づくりの成果を実感してもらわない
Age free岡山18 防災マルシェで健康づくり
防災対策は、構造的な問題(ダムや堤防など)の改善による災害防止から個人できる避難用品や生活用品の備蓄まで、さまざまなことがあげられていますが、最も重要な防災対策は健康と体力だと考えています。 健康であり、充分な体力があれば、いざというときに避難することができて、避難先でも安全に過ごすことができるようになります。また、避難所などで他の人のために活動することができるかどうかも健康と体力が関わって
身体年齢23 身体年齢と生活習慣病の関係
身体年齢の測定の指標となる筋力とバランス能力は、生活習慣病の有無によって大きな差が出てきます。生活習慣病の中でも“全身疾患”と呼ばれることが多い全身の血管に影響する高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)は血流の低下から筋肉や神経伝達にも影響を与えます。 生活習慣病の中から、今では国民の10人に1人が患者、さらに10人に1人が予備群で、合わせて20%が該当する
災い転じて“福は内”の発想
誰もが知っている諺(ことわざ)は「災い転じて福となす」ですが、今回のテーマの「災い転じて“福は内”」です。 「災い転じて福となす」は、災いがあっても偶然に良い結果になること、災いが契機となって良い状態に転じることを意味しています。そのときには悪い結果であったとしても、状況や一緒に取り組む人が変わると、一転して良い結果になることがあるので、悪いと思われるような出来事を嘆くのではなく、頑張って続