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整えるダイエット25 肉を食べて脂肪は代謝
筋肉を増やしてエネルギー代謝を高めるためには、たんぱく質の摂取が重要になります。筋肉を増やしやすいたんぱく質は必須アミノ酸の種類と量が充分に含まれている食品で、これは“良質なたんぱく質”と呼ばれています。これに該当するのは、肉、魚、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品です。 この中でも筋肉を増やそうとする人が多く摂っているのは肉です。人間の筋肉は動物性のタンパク質で、それに近い組成となっているの
ツイン・ウォーク16 中性脂肪対策の効果的な歩き方
血液中の中性脂肪はブドウ糖と並ぶ重要なエネルギー源です。中性脂肪は分解されて脂肪酸となります。体内では普段から脂肪酸とブドウ糖を使って活動のためのエネルギーを作り出しています。 個人差はあるものの、平常時にはブドウ糖60%:脂肪酸40%くらいの割合で使われています。脂肪酸は中性脂肪の構成要素で、グリセライド1個に脂肪酸3個が結びついたものが中性脂肪です。 運動をしたときには、すぐに大量
発達栄養講習20 エルギー物質からエネルギーが発生する仕組み
細胞のミトコンドリアのTCA回路で、エネルギー源(ブドウ糖、脂肪酸)から変化したアセチルCoAという高エネルギー化合物からATP(アデノシン三リン酸)が発生するということを前回紹介しました。 エネルギー源は一般にはブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸だと紹介されています。これは私たちの講習でも基本として話していることですが、アミノ酸を外したのは、アミノ酸は身体を構成したり、重要が働きをする酵素やホルモ
健康あない人27 世界の食糧事情を左右するアフリカの存在
2か国の争いが世界的な食糧需給を狂わせ、急激な円安のために周辺の強国に買い負けして、価格上昇を止められない時代になっています。健康づくりの基本中の基本である食糧が手に入らないことには、これまでの健康づくりの手法を、そのまま続けてよいのかという疑問も湧いてきます。 ひょっとすると、私たちが続けてきた研究も指導も、まったく役に立たなくなる時代が迫っているのではないという危機感から考えていることが
健康・火の用心25 健康づくりの“潮時”
いつやるべきなのかと問われたときに、「今でしょ!」と言うのは今ではギャグと捉えられてしまいがちですが、今まさにやらなければいけない状況で背中を押すために使うには的確な言葉です。 “今でしょ!”と言うべきタイミングは、本来はベストタイミングであるべきで、力を注いだのに、実はタイミングが合わなかった、少し前であったりピークを過ぎていたということでは効果が現れにくいだけでなくて、モチベーションにも
発達支援推進9 ピラミッド型ではなく“お神輿型”の活動
発達障害児への支援は、発達障害者支援法に従うなら、第一義的には国や地方公共団体(自治体)の責務となっていることから、“公助”が期待されます。しかし、国も自治体も、すべてを頼ってよいような状況ではありません。 それは人員的にも予算的にも限界があるからで、今後の超高齢社会への対応には、さらに大きな負担が必要となり、“公助”では望むような発達障害児の支援は得られないのは明らかです。 発達障害
脂肪代謝促進研究42 代謝促進物質の重要性
脂肪と一般に呼ばれるのは中性脂肪で、貯蔵型の脂肪のことです。人間の身体の脂肪細胞の中に蓄積されているのは中性脂肪で、動物食品に含まれる脂肪も中性脂肪です。中性脂肪はグリセリドという脂肪に、脂肪酸3個が結びついた形をしています。 食品で摂った中性脂肪は、そのままの形では小腸から吸収されることはありません。そのため消化液によって脂肪酸に分解されてから吸収されます。体内でエネルギーとして使われなか
Diet Designer27 AMPキナーゼによる筋肉強化
筋肉を強化する運動というと白筋を刺激する無酸素運動という印象があるのですが、赤筋を刺激する有酸素運動によっても筋肉を強化することができます。ただし、一般に有酸素運動とされるウォーキングやジョギング、エクササイズなどを漫然とやっていても、その効果はなかなか高まってくれません。 筋肉を強化するためには、身体に強めの負荷がかかることが重要ですが、歩くだけでも筋肉を強化することができます。そのメカニ
ツイン・ウォーク15 血糖対策の効果的な歩き方その2
歩くスピードは、普通の速度(時速4~5km)でも10分間も歩けば、ブドウ糖を盛んに代謝させる効果があります。しかし、もっと効果を高めるためには速歩がすすめられます。速歩は一般には普段の歩き方よりも20%ほど速く歩くスタスタ歩きのことを指します。 時速にして7km以上になりますが、少し息が弾むような速歩でもジョギングに比べて30%ほどエネルギー消費が少ないだけです。つまり、速歩で10分間も歩い
発達栄養講習19 エネルギー産生のメカニズム
エネルギー代謝は、エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)が細胞のエネルギー産生の小器官のミトコンドリアで生化学反応を起こすことによって起こっています。 初めに多くのエネルギーを発生させるのは糖質で、その中でも主にエネルギー源として使われるのはブドウ糖です。ブドウ糖はブドウから初めて発見されたことから命名されました。ブドウ糖は主としてミトコンドリアの中でエネルギー代謝が行われますが、ミトコンド