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あくまでも噂話43「マジックミラーのカーテン」

テレビドラマの定番の刑事ドラマを、刑事あがりの方と一緒に見る機会があり、そのときにドラマでは、あえて実際とは違うシーンを放送していることを聞きました。初めに話してくれたことは、実は法医学の教授から聞いていたことでしたが、それはナイフで刺したあとの場面でした。ドラマでは刺してから、すぐに抜いたり、何度も刺すシーンが描かれていますが、そんなことをしたら血液が吹き出して、犯人は大量の返り血を浴びて、逃げ


教室なび15「レッドオーシャンvs.ブルーオーシャン」

競争相手の存在は、お互いに切磋琢磨して、自分を高めてくれるということで望ましいものと認識されています。それは一面では正しいことですが、切磋琢磨が厳しい戦いとなると、足の引っ張り合いが起こり、悪くすると“血で血を洗う”ような状態となりかねません。競合がひしめき合う激しい競争状態になる既存市場は「レッドオーシャン」(red ocean)と呼ばれます。真っ赤な海という意味で、そんな領域で戦うことは疲弊す


脳の健康寿命81 腸内環境と認知機能の関係2

善玉菌は酸性環境で増殖しやすく、悪玉菌は酸性度が下がると増殖します。つまり、善玉菌が増えると腸内は善玉菌が増えやすく、悪玉菌が減りやすい環境になり、悪玉菌が増えると腸内は悪玉菌が増えやすく、善玉菌が減りやすい環境になります。腸内細菌の総数はほぼ決まっているため、善玉菌が増えた分だけ悪玉菌が減っていきます。腸内環境がよい状態では、腸内細菌は「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合となっています。悪玉


発達栄養32 歯のバランスに合わせて食べたい食品

野菜の摂取量を日本とアメリカで比較すると、日本人のほうが多く食べているような印象があります。昭和50年代までは日本人は野菜に多く含まれる食物繊維の摂取量が多いために大腸がんは少ないものの胃粘膜を傷つけやすいために胃がんが多くなっていました。アメリカでは逆に胃がんが少なく、大腸がんが多くなっていました。 しかし、日本人では野菜の摂取量が年々減少傾向にあることに対して、アメリカ人では健康志向の高まり


サプリ概論184 機能性表示食品の規制その4

表示禁止事項 a 疾病の治療効果・予防効果を標榜する用語 「花粉症に効果あり」、「糖尿病の方にお奨めです」、「風邪予防に効果あり」等の表現 b 食品表示基準第7条および第21条の規定に基づく栄養成分の補給ができる旨の表示および熱量の適切な摂取ができる旨の表示をする場合を除き、消費者庁長官に届け出た機能性関与成分以外の成分を強調する用語 ・強調する用語とは「○○たっぷり」、「△△強化」のよう


Medical Diet105 飲酒なしでも脂肪肝になる

脂肪肝は、一般には飲酒によって起こるとされていますが、まったく飲酒していなくても脂肪肝となる人が増えています。アルコール飲料を習慣的に多量に飲む人は、初期段階ではアルコール性脂肪肝になりやすくなっています。アルコールによって肝臓での中性脂肪の合成が増加し、脂質代謝が阻害されるために、肝臓に脂肪がたまっていきます。 脂肪肝の状態から、さらに飲酒を続けていると、肝細胞の周囲に線維が増加していくアルコ


あくまでも噂話42「墓場まで持っていく秘密」

制服で働く公務員と関わる仕事をしていたときに、「墓場まで持っていく秘密」を持ったまま退職する人に対して、「一生面倒を見るから」という言葉がかけられるシーンに出会ったことがありました。 声をかけた側の人とは、退職をして天下り先に移ってからも付き合ってきたのですが、「あのときの話」として秘密に対する報酬について聞いてみました。そのときの反応は「そんなことがあったか」という、ある程度は予測していたこと


教室なび14「全国レベルの発想」

女性応援「教室なび」は、小規模の教室のエリア内での交流から始めて、近隣エリアへと広げ、徐々に横展開して、集客を促進することを目指しています。そのため、小さな世界の出来事、地方でだけ実施するものという印象が抱かれがちです。確かに、初めのうちは対象とする教室も小規模なら、活動エリアも小規模ですが、志というか、実施の想定とプランは全国規模を目指しています。 女性応援「教室なび」は、集客エリアが同じ同業


発達栄養31 歯の形と本数から考える食品のバランス

歯は食べてきたものに相応しい形と本数になっています。人間の歯(永久歯)は上下ともに前歯(門歯)が4本、犬歯が2本、臼歯が8本で、上下合わせて32本となっています。前歯は野菜や果物を切る歯であるのと同時に、穀類や豆類などを粗く噛んで細かくする役割をしています。犬歯は肉や魚を切り裂く役割があり、臼歯は粗く噛んだものをすり潰す役割があります。 これに対して、犬の歯は42本もあり、切歯12本、犬歯4本、


脳の健康寿命80 腸内環境と認知機能の関係1

腸内には1000種類以上、約1000兆個もの腸内細菌が棲息しています。腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大きく分けられます。そのバランスによって腸内環境が変化しますが、善玉菌が増えることによって便通や体調がよくなるだけでなく、認知機能が高まることが確認されています。 60歳以降になると日和見菌のバクテロイデテス門が増えていきます。日和見菌は普段は腸内環境に影響を与えるものではないものの、悪玉菌