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サプリ概論235 逆転の発想の亜鉛その2
亜鉛は新陳代謝が盛んな細胞で多く使われることから、摂取量が不足すると味覚異常が現れやすくなり、男性の場合には精液欠乏症や勃起不全、女性の場合には胎児の成長不良が起こりやすくなっています。また、血糖値を降下させるホルモンであるインスリンの分泌も低下しやすくなり、亜鉛の不足は糖尿病のリスクを高めることにもなります。 通常は部分的な効果しか言われないことが多いものの、実際には全身の機能にも影響があ
健康・火の用心32 立派な医師の“名前負け”
テレビ番組にも頻繁に登場している医師は、出版しても販売数が多くなり、その結果を受けて再びテレビ番組に登場するという、関係者にとっては好循環になっています。登場回数が増えるほど多くの人に支持されているという印象を抱かれることがありますが、中身が伴っていないのに支持されるということも少なくありません。 テレビ局はギャラを支払って解説をする医師を選んでいる、と思われがちですが、それは以前の話であっ
発達栄養講習29 自律神経による蠕動運動の促進
腸は食べたものが運ばれてくれば、自動的に蠕動(ぜんどう)運動が起こって、先へと運ばれていくわけではありません。小腸も大腸も自律神経の副交感神経の働きによって蠕動運動が盛んになり、交感神経の働きによって蠕動運動が抑えられるようになります。 興奮状態では交感神経の働きが盛んになっていることから、どうしても蠕動運動による運搬が低下するようになります。中でも影響を受けるのは大腸の働きで、朝の時間帯に
Medical Diet156 筋肉は何もしなければ減っていく
筋肉を刺激する運動について伝えるときに、初めに話すのは「筋肉の数は生まれたときから変わらない」ということです。筋肉は筋繊維という繊維状の細胞で構成されていますが、その数は誕生したときから変わりません。数が変わらないのに筋肉が減っていくようになるのは、それぞれの筋繊維が細くなっていくからです。 ということは、筋肉を刺激して鍛えれば、筋肉を太くして、筋肉の能力を高めていくことができるということで
発達支援推進17 発達栄養講習を資格認定にする理由
発達障害の改善のために、特性に合わせた栄養面でのサポートを進める発達栄養サポーターは、本来なら国の仕事、日本栄養士会の仕事かもしれません。身体と脳の成長に関わる栄養面での支援は、そう簡単なものではないことは充分に承知しています。 私たちが発達障害支援、学習障害支援、栄養改善などの活動を重ねてきたからといっても、それらを組み合わせれば正解につながるわけではないことも充分に承知しています。本来な
脂肪代謝促進研究51 循環・代謝とエネルギー代謝
血液循環は心臓から送り出される血液の勢いと、血管の弾力性によって高められています。血管が若々しい状態で、心臓の拍動の勢いがよければ血液はスムーズに流れるというのが原則ですが、血管が収縮すると狭いところを流れることになり、勢いが低下することになります。この状態を知るために実施されるのは血圧測定です。 血圧は動脈にかかる圧力で、血圧が高いと血流がよいように感じられることもあるのですが、血圧が高い
ツイン・ウォーク22 腎機能対策の効果的な歩き方その2
ブドウ糖が多く代謝して、血糖値が効果的に下げられるのは、有酸素運動では始めてから10~15分間とされています。ブドウ糖の代謝はウォーキング程度の運動でも低下させられます。だから、血糖値が高い人は、無理をして長めに運動をすることはなく、激しい運動をすることもないわけです。 運動をすると、ブドウ糖が代謝して血糖値が下がるだけでなく、インスリンの働きを高めることができます。血糖値を低下させるために
発達栄養講習28 自律神経による吸収の促進
自律神経の交感神経と副交感神経のバランスは、消化後の吸収にも栄養を与えます。充分に消化されていれば、吸収もスムーズに行われるものと考えられがちですが、吸収を進めるのは副交感神経の働きによるもので、交感神経の働きが盛んになっている興奮状態では、吸収力が低下します。 興奮状態にあるときには消化が低下するために、なかなか空腹を感じないことがありますが、それは消化だけでなく、吸収も低下しているからで
整えるダイエット29 筋肉増加には短時間の集中無酸素運動
筋肉を増やすには、強い刺激が短時間のうちに与えられる無酸素運動が効果的でダンベル運動やスクワットなどの筋肉トレーニングが該当します。同じ刺激、同じ回数なら、できるだけ負荷がかからないようにして、1日のうちに分散して実施しようと考える人もいます。無理をして続かないくらいなら、負荷を弱めても続けるほうがよいということをすすめる人もいますが、骨格筋の筋繊維(筋肉細胞)を太くして強化するためには時間も重要
整えるダイエット28 肉を食べたら善玉菌を増やす
筋肉を増やすために、良質なたんぱく質として肉を食べるのはよいことであっても、体調にはマイナスになることもあります。良質なたんぱく質というのは、必須アミノ酸の種類と量が足りているものを指す言葉で、必須アミノ酸を多く摂取することによって身体に必要なタンパク質が多く作られるようになり、筋肉も増えやすくなります。 (食品に含まれるものは“たんぱく質”、身体を構成するものは“タンパク質”と表現) 肉