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健康あない人25 歩くだけで医療費を下げる

健康づくりの基本は歩くことです。足腰の健康だけでなくて、心肺機能、エネルギー代謝の促進など、さまざまな健康づくりの基本的なことが歩くことだけで得られます。個人的に歩くだけでなく、組織的に、つまり住民が歩くことによって地域の健康度を高め、超高齢社会によって増える一方の医療費にストップをかける、場合によっては医療費を下げようという考えも各地で起こっています。 運動の介入によって医療費を抑制する取


健康・火の用心17 健康のための選択

健康を維持するためには、やらなければならないことが数多くあるという考えがある人がいる一方で、余計なことをしないほうがよいという考えをする人もいます。どちらがよいのかということは簡単には判断がつきにくいところです。 たった一つのことをするだけで健康が維持できるというのは、昔から商売の基本のようなもので、この運動だけでダイエットできる、この健康食品だけ摂っていれば健康でいられる、といったことがあ


発達支援推進2 発達障害児の支援は自治体の責務

全国の小学生と中学生の10%の約95万人が発達障害であると推計されています。これに未就学児を合わせると100万人を超えています。その保護者は、単純計算とはなるものの父母が2人、祖父母が4人で約600万人、合わせて700万人にもなり、国民全体の6%ほどにも達しています。 これだけの当事者が存在していて、支援を心待ちにしているのに対して、各地域の発達障害児支援施設(児童発達支援施設、放課後等デイ


脂肪代謝促進研究34 「運動×入浴」の効果を高めるL‐カルニチン

メディカルダイエットはエネルギー代謝の促進を目的とした手法で、運動と食事、入浴と食事、運動と入浴の組み合わせによってエネルギー代謝を高めることができます。そこにL‐カルニチンを組み合わせることで、さらにエネルギー代謝が高められます。 「運動×入浴」のメリットは、運動のあとで入浴をするのではなくて、シャワーを浴びるというタイミングによって得ることができます。 運動をすると、脂肪分解酵素の


Diet Designer25 便秘と肌荒れの関係

便秘をすると肌荒れをするということを経験している人は多いはずです。特に女性は便秘しやすいことと、解毒能力、皮膚の特性から便秘が肌の状態に現れやすくなっています。 便秘と肌荒れの関係性は後で触れるとして、先に解毒能力と皮膚の特性から説明すると、便秘をして大腸の悪玉菌が発生させた毒素(有害物質)を分解するのは肝臓です。肝臓は体重の50分の1の重量があるので、身体が小さな女性は肝臓も小さく、解毒能


ツイン・ウォーク7 速歩と普通歩行の効能とマッチング

歩くだけでも心拍数が高まり、呼吸数が増えて、血流が進み、酸素が多く取り込まれてエネルギー代謝が高まります。速歩(早歩き)は運動効果があり、歩くだけでも運動にすることができます。運動効果がある歩行はウォーキングとなります。 しかし、速歩を続けるのは大変です。走ることに比べれば続けやすいとはいっても、速歩は時速6〜7kmにはなるので、あまり運動をしていない人、歩き慣れていない人には負荷が強くなり


発達栄養講習11 味が混ざることへの抵抗感

料理は、一つひとつの素材を味わうものではなく、複数の素材の味が混ざり、それを調整する調味料によって、特有のおいしさが引き出されます。中でも煮物は、素材のおいしさを引き立たせてくれるものです。 ところが、発達障害がある場合には、煮物は一つひとつの食材は食べることができても、肉、じゃがいも、ニンジン、タマネギが一緒に煮込まれて出てくると、味が混じることで食べられない、食材の味がわからなくなるから


あくまでも噂話88「日本ワールドゲームズ協会」

スポーツの最高峰というと、本来は世界選手権なのですが、お祭りのオリンピックを最高峰と考えている人も少なくありません。最近はオリンピックでも、これまでのメジャースポーツだけでなく、人気が高まっている“マイナースポーツ”も採用されるようになっています。そのためにメダリストが大増産されています。 マイナースポーツといっても世界的に人気が高いから採用されているわけですが、それに比べるとマイナースポー


健康・火の用心16 健康のための“彩食”主義

“彩食主義”という言葉を初めて見た人の多くは、2つの反応をします。1つは「菜食主義の間違いじゃないか」ということで、もう1つは「彩食に何か意味を持たせているのではないか」ということです。雑誌の記事に“彩食主義”というテーマを掲げた原稿を提出したときに、編集者から“菜食主義”と直されて発行された経験があります。 文字の書き間違い(変換ミス)で菜食が彩食となったわけではなくて、わざわざ彩食とした


発達支援推進1 発達障害の理解不足が改善を阻害している

発達障害がある子どもは、すべての子どもの10%にも及んでいるとされています。すべての小学生と中学生を合わせると953万人を超えていますが、そのうちの10%は約95万人となります。発達障害は、成長につれて程度の差は現れるものの根本的には生涯を通じて改善されるものではないことが発達障害の困難さを高める結果となっています。 発達障害の兆候が発見される機会としては3歳児健診が多く、発達障害児支援の児