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サプリ概論183 機能性表示食品の規制その3
機能性表示食品の容器包装への表示 a 機能性表示食品である旨 b 科学的根拠を有する機能性関与成分・当該成分、当該成分を含有する食品の機能性 ・最終製品を用いた臨床試験で科学的根拠を説明した場合 「本品にはA(機能性関与成分)が含まれるので、Bの機能があります(機能性)。」 ・最終製品に関する研究レビューで科学的根拠を説明した場合 「本品にはA(機能性関与成分)が含まれ、Bの機能がある
Medical Diet104 飲酒で脂肪の合成が進む
肝臓では糖質や脂質、たんぱく質を材料にして脂肪酸を合成しています。脂肪酸が3個結びつくと中性脂肪になります。この中性脂肪も肝臓で合成されています。この中性脂肪は通常は血液中に放出されて、最終的には脂肪細胞の中に蓄積されていきます。肝臓で合成される中性脂肪が多くなりすぎると、肝臓に蓄積されるようになって、これが脂肪肝の原因になっています。 アルコール飲料を摂ると肝臓で合成される脂肪酸と中性脂肪の量
あくまでも噂話41「抜け穴ふさぎ」
健康食品の新たな制度が立ち上がったときに、制度について検討する委員会があり、その当時の消費者庁長官が知り合いであったことと、厚生労働省が健康食品に関する制度を管轄していたときに制度構築に関わったことから法律講師をしていたこともあって、委員会の末席に座っていました。 委員会のメンバーは、大学教授や業界関係者、お役所の元職などで、一民間人が末席でも入ることは珍しいのですが、私の役割は「抜け穴ふさぎ」
教室なび13「女性応援の本当の意味合い」
女性応援「教室なび」に参加してくれる教室への情報支援(講習やコンテンツ提供、情報提供者の紹介など)は、それぞれの教室の特性に合わせた情報が提供できるだけでなく、生理学に基づいた情報という裏付けがある内容となっています。 これは女性応援の応援団の一員である日本メディカルダイエット支援機構の理事長である私が、健康関連の講習、美容といっても健康に裏付けられた講習を行っているからで、生理学の中でもエネル
発達栄養30 水分の代謝のための摂取量
1日に体内に取り込まれる水分は、飲料によって約1ℓ、食べ物から約0.8ℓですが、このほかに代謝水の約0.2ℓが加わり、合計約2ℓとなっています。代謝水は細胞のミトコンドリア内で糖質、脂質、タンパク質をエネルギー源としてエネルギーが作られるときに二酸化炭素とともに作られます。発生するエネルギー量が多くなるほど、また体温が上昇するほど代謝水は増加します。 取り込まれる水に対して、排泄されるのは尿から
教室なび12「コンテンツ提供が可能な理由」
健康と美容に関する小規模な教室の活動を支援する女性応援「教室なび」は、日本メディカルダイエット支援機構が実施する資格認定講習の資格認定者から始めたという経緯から、支援機構が保持しているコンテンツの提供から始めています。 メディカルダイエットということで、ダイエット、医学・医療、健康分野のコンテンツが多く、生活習慣病対策の食事療法、運動療法のコンテンツは量も質も高いものとの自負があり、医学系は特に
サプリ概論182 機能性表示食品の規制その2
(3)認められない表現例 ・疾病の治療効果または予防効果を暗示する表現 (「花粉症に効果あり」、「糖尿病の人に」、「高血圧の人に風邪予防に」等) ・健康の維持・増進の範囲を超えた意図的な健康の増進を標榜するものと認められる表現 (「肉体改造」、「増毛」、「美白」等) ・科学的根拠に基づき実証されていない機能性に関する表現 (限られた免疫指標のデータを用いて身体全体の免疫に関する機能があ
Medical Diet103 飲酒で食欲が増進する
アルコールは1g当たり約7kcalのエネルギー量があります。これは100%アルコールの場合で、アルコール度数が25度(%)の場合には、4分の1のエネルギー量になります。日本酒1合(アルコール度数13度)では約140kcalです。飲酒量が多くなると、それだけ摂取エネルギー量が多くなり、さらに胃の刺激と酔いによる高揚のせいもあって食欲が増して食べすぎることになります。 アルコールは肝臓からブドウ糖が
あくまでも噂話40「小さな親切、大きなお世話」
いわゆるネットワークビジネスは、新型コロナウイルス感染症の拡大の時期には、多くが集って熱心な交流をすることは自粛しなければならないということで低調になっていましたが、コロナ禍が想像以上に長引き、生活が苦しい人が増えてきたことを反映してか、再び盛況になりつつあります。 その影響なのか、私のところにネットワークビジネスの勧誘、それも健康食品に関するネットワークのビジネス勧誘の声がかかるようになりまし
脳の健康寿命79 高血糖になると活性酸素が増える
糖尿病は、血液中のブドウ糖が高濃度になる病気で、血糖値が高い状態が長期間続くと、血管細胞の新陳代謝が低下して、徐々に血管が硬くなり、弾力性も弱くなっていきます。これは古くなったゴム管がボロボロになっていくのと似た状態で、もろくなった血管は元には戻りにくく、細胞に新鮮な酸素と栄養素が充分には送られなくなります。 糖尿病の三大合併症である網膜症、腎症、神経障害は、細小血管が密集している器官で起こりま