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Medical Diet64 太るためのメディカルダイエット
ダイエットというと、やせるための行動(食事、運動、生活習慣)の実施と同時に、太らないための行動も重要になります。そんなときに「太るためのメディカルダイエット」というタイトルにあるようなことを言うと、逆説的なことを言って注意を呼びかけているのではないか、と言われがちです。しかし、実際のところは、要望を受けての情報発信です。 ダイエットの講習などで太るための方法を話すと、疑問の声があがることもあるの
サプリ概論134 カロリーメイトはサプリメント代わりになるのか
サプリメントのもともとの意味は不足しているものを補充、補助するということですが、これが食品として摂るものの場合には通常の食事では不足するものを補うものとなり、一般に認識されているサプリメントの役割そのものです。 何が不足しているのか、よくわからないという人や、偏食や食事抜きのために栄養バランスが崩れている人の場合には、バランスが取れているものを食べることがすすめられるのですが、その中でも安心して
名言の引用は正しいことなのだろうか
私の経歴を見て接触してきた方の中に、話している内容に関心を示しながらも、著名人の言葉でないから他人に通じない、有名になるための本を発行したほうがいいとアドバイスした人もいます。そして、本を書くのは大変だから手伝ってあげる、料金は……と切り出されたこともあります。 本を書くのが大変だということは、身に染みてわかっています。大手出版社の一角を占める会社でゴーストライターとして150冊、他の数社からも
学習支援49 授業中に顔を背けるのには理由がある
他人の話を聞くときに顔を見ない、むしろ顔を背けるという子どもがいます。これはコミュニケーション力や発達障害の特性が関係していることが多いのですが、これを理解するために筆者(日本メディカルダイエット支援機構理事長の小林正人)の経験を書かせてもらいます。筆者の小学校時代の話で、そのときには発達障害という概念もない時代だったので、今のように改善のための支援が受けられず、改善の機会が失われたまま発達障害の
脳の健康寿命56 加齢による脱水
脳の健康寿命を延伸させるためには、高齢者の身体的特徴について理解しておくことが大切となります。生理学的変化のうち脱水は、案外と見逃されがちで、その特徴について紹介します。 *高齢者の脱水の特徴 高齢者は脱水が起きやすい生理機能と脱水をもたらす要因を多く持っているので、脱水になりやすい特徴があります。生理機能が低下しているので、脱水がきっかけで意識障害をきたしたり、基礎疾患の悪化を起こしたりする
サプリ概論133 “多い”と“少ない”の表現には基準がある
健康食品には、その内容量を示すために強調表示がされるものがあります。この強調表示をする場合には、どれくらいの量が含まれているかを基準に従って確認して、それがクリアされることで初めて表示することができます。 強調表示には、補給ができる旨の表示と、含む旨の表示があります。 補給ができる旨の表示の一つは「高い旨の表示」で、「高」、「多」、「豊富」などの用語を使うときには基準をクリアしていなければなら
発達障害サポーター26 保護者の期待しすぎは社会的障壁か
発達障害児は、すべての脳機能が定型発達の子どもに比べて劣っているわけではなくて、一部だけに特性があることもあれば、一部の機能は学習などをするためには低くても他の部分では優れた才能を発揮するということもあります。中にはギフテッド(gifted)と呼ばれる特別な能力を持っている子どもも存在しています。 ギフテッドのことを知ると、自分の子どもにも同じような特別な能力を期待する保護者も少なくありません。
自分の今を知るためのウォーキング
長時間、長距離を歩いたあとには膝や足首などに痛みが出ることがあっても、その状態が治まってくると、また懲りずに歩いてしまうところがあるのですが、これは何も歩かないと健康が維持できないとの脅迫観念に襲われているからではありません。日本ウオーキング協会の仕事を東京にいたときにサポートしていましたが、そこで知り合った学問としてウォーキングを研究している人の中には、健康科学というよりも「歩けば健康」「歩ける
四字熟語でコロナ後を考える18「日進月報」
“幸先”の次には“良い”が続いて、「幸先が良い」というのが当たり前の使い方で、このほかの使い方はないはずですが、今は「幸先が悪い」ということを平気で口にする人がいます。幸先を物事の始まりという意味だと考えて、初めによくないことは起こることを指しているようです。中には、事を始めるにあたって先行きが不安になるという意味で幸先が悪いという使い方をする人もいます。 間違った言葉でも世間で使われ続けている
Medical Diet62 高齢者は体脂肪率の低下に要注意
体脂肪率を測定することができる体組成計は、それ以外にも内臓脂肪量やBMI(Body Mass Index:体格指数)、筋肉の割合、体内年齢なども測定することができます。メタボリックシンドロームが注目されたときに、体重の増減だけに一気一憂するのではなくて、体脂肪率が肥満の範囲にならないようにすることの重要性が叫ばれ、体組成計とともに体脂肪率と肥満の関係の知識は随分と広まりました。 体脂肪率は一般に