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発達障害サポーター29 箸の上げ下げへの注意

箸の上げ下げといえば、食事の基本中の基本の作法で、さらに基本になるのは箸の持ち方です。これは発達障害児に限ったことではなくて、多くの子どもにも、その親にも指摘されることです。箸の持ち方が違っていることから上手に食べることができない、食べるのに時間がかかって急かされることからプレッシャーが高まり、また消化や吸収に影響を与えるということも起こっています。 箸の持ち方については和食のマナーという面での


Medical Diet58 エネルギー代謝促進VS.吸収抑制サプリメント

ダイエットを目的としたサプリメントには糖質をターゲットにしたものと、脂質をターゲットにしたものがあります。 糖質をターゲットにしたサプリメントは、その作用によって分類されています。糖質が分解されてブドウ糖になるのを阻害するもの、ブドウ糖の吸収を阻害するもの、吸収されたブドウ糖を細胞に吸収させるインスリンを多く分泌させるもの、ブドウ糖の代謝を高めるもの、ブドウ糖をグリコーゲンに合成させて血糖値を下


サプリ概論128 本当に補給するべき成分なのか

サプリメントや健康食品を使う前に、自分にとって必要なのか、ということを考えてみる必要があります。食事が偏っているために不足している栄養素がある人は、その成分を摂るのがよいことになりますが、具体的に何が不足しているのかがわからない人はビタミンやミネラルが複合的に含まれたマルチビタミンが選ばれることが多くなっています。マルチビタミンという名称であっても、ビタミン以外にミネラルも複合的に含まれているのが


ダイヤモンドはダイヤモンドで磨く

「ダイヤモンドはダイヤモンドで磨く」という言葉を目にする機会があり、久しぶりに以前に書いたことを思い出しました。それは松下幸之助の著書に関わったときのことで、いくつかの名言をいただいて、それをベースに新原稿にしました。もちろん、引用するところは、そのまま変えずに使うようにしました。その完成した今では古くなった著書を書庫から探し出しました。 そのときのテーマは「人間は磨けば光るダイヤモンドの原石の


学習支援46 文字がうまく書けなくても方法はある

学習障害の書字障害のために、うまく字が書けない子どもに上手に書くこと、丁寧に書くことを強要するのはプレッシャーを強めて、書くことそのものを嫌いにさせる、書くことから逃れようとさせることにもなりかねません。そのことを感じて、考えてほしくて、筆者(日本メディカルダイエット支援機構理事長の小林正人)が体験してきたことを書かせてもらうことにしました。筆者は幼いときから悪筆だと言われて育ちました。あまり達筆


Medical Diet57 エネルギー代謝促進VS.糖質制限

血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上昇したときには、ブドウ糖を全身の細胞に取り込む役割をするホルモンのインスリンが膵臓から分泌されます。これによって細胞内のミトコンドリアで行われるエネルギー産生が高まります。インスリンには肝臓での脂肪合成を進めて、合成された中性脂肪を脂肪細胞の中に蓄えていく働きもあります。そのこともあって、糖質制限は血糖値を抑えて糖尿病を予防する作用や体脂肪を減らすダイエット作用も


脳の健康寿命53 高齢者の身体と疾病の特徴

脳の認知機能は、記憶に関する部分だけが影響をしているわけではありません。全身の老齢化が与えることも大きくて、高齢者にみられる身体と疾病の特徴について知っておくことが大切になります。その高齢者の身体と疾病の特徴は、老年に無関係で起こるものと老年期に特に増えるものとに分類されています。(日本医師会の資料より) 加齢の変化がないものとしては、以下のことがあげられています。 「めまい、息切れ、胸部腫瘤


記念日3月15日〜21日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 3月15日 ニューバランスジャパンが大切な人に走って会いに行く決意を促そうと「会いに、走れ。記念日」と制定。 3月16日 マンダムが日本を支えるミドル世代の男性の活き活きとした若々しい生活を応援する日としてミ(3)ドル(16)の語呂合わせで「ミドルの日」と制定。毎月16日は「十六茶の日」(アサヒ飲料)、「トロの日」(カッパ・クリエイト)。 3月17


サプリ概論127 サプリメントを摂れば野菜は必要ないのか

サプリメント(supplement)は補助、補給、補充といった意味がある用語で、日常の食生活で不足する栄養素がある場合には、サプリメントを摂ることで不足を解消して、栄養バランスを取ることができるものと期待されています。その感覚があることから、野菜不足であってもサプリメントを摂ればよい、嫌いなものを食べなくてもよい、と考える人も少なくありません。 青汁のテレビCMを見ていると、野菜を食べなくても大


発達障害サポーター28 栄養支援には講習が重要

子どもを成長させるには、栄養が重要です。発達障害児の場合には、特に心身に負荷がかかり、脳の機能のために多くのエネルギーを作り出さなければならないだけに、特にエネルギー代謝のための栄養素が必要になります。そのことはわかっていても、充分な栄養摂取ができないという家庭があることも、食品を自由に選べないという家庭があることも理解しています。 貧困対策と食品ロスの両面から、フードバンク、フードドライブが盛