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四字熟語でコロナ後を考える11「恩顧遅進」

以前に経験したことをもとにして、新たなことを進めていくことは、コロナ禍を経験して、これまでと同じ対策を繰り返していては解決にならないということを強く感じることになりました。これを表す四字熟語は「温故知新」で、よく使われるのは“古きをたずねて新しきを知る”という説明です。 「温故知新」は、以前学んだことや昔の事柄を調べ直し、考え直して、新しい道理や知識を探り当てることを指していますが、コロナ前の常


Medical Diet48 若いときのダイエット成功体験は役に立たないのか

ダイエットをしても失敗する人や、必要だとわかっていてもダイエットをしない人が、よく口にするのは「いつでもダイエットできる」という自信か過信かわからないような言葉です。「いつでも」という言葉が出るのは、過去にダイエットに成功した経験があり、それと同じ方法に励めば、以前と同じような結果が出ると考えているからです。 しかし、年齢を重ねてから以前と同じ方法でダイエットに取り組んでも、以前と同じ結果という


発達障害サポーター22 コロナ後の発達障害支援

新型コロナウイルス感染症は、子どもにも負担をかけて、その発育にも影響を与えています。子どもへの影響というとマスクの着用やワクチン接種が取り上げられることが多いのですが、マスクのために表情を読むことができず、教師などの表情が読めないために学習に影響が出ることがあり、友達とのコミュニケーションが取りにくいということになり、それが脳の発育にも影響を与えています。 脳の発育のためには、脳に充分な酸素が送


出る杭が集まれば打たれない

「出る杭は打たれる」というのが一般的な諺(ことわざ)ですが、これをもじって「出過ぎた杭は打たれない」ということが今では普通に使われるようになっています。この「出過ぎた杭は打たれない」という名言を初めて使ったのは松下幸之助さんです。この話は講和などの導入部で使う人も多いのですが、書籍に書かれているのは「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打たれない」という文です。 講話では、突出した能力があれば打たれ


学習支援41 落ちこぼれと変わらない“吹きこぼれ”の存在

「教育七五三」という言葉があります。これは落ちこぼれの割合を指したもので、高校では7割、中学校では5割、小学校では3割が授業の内容を理解できずに落ちこぼれているとされています。すべての授業が理解できないということではなくて、一部の教科だけ、もしくは教科全体ではなくて一部だけが理解できないという場合も含まれています。 小学校では生徒が理解できるようにすることが重視されているのに対して、中学校では一


Medical Diet47 飲酒後にラーメンが食べたくなる理由

お酒を飲んで、料理も多く食べて、場合によってはシメとして糖質も食べているのに、家に帰る途中にラーメン屋があると、思わず食べたくなってしまうことがあります。そして、充分に飲酒とともに食べてきているので、なぜかラーメンも食べられるという、ダイエットをしている人、ダイエットを希望している人には困ったことになってしまいます。 このようなことが起こるのは、肝臓の働きが関係しています。肝臓というとアルコール


脳の健康寿命48 HDLを増やす方法

善玉コレステロールとも呼ばれるHDL(高比重リポ蛋白)は、血液中で余分となったコレステロールを肝臓まで運んで処理する働きがあることから、HDLを増やすことが動脈硬化を予防するのに役立ちます。そのために摂るべきものとして前回はEPAとDHAについて紹介しました。 これ以外の方法としてHDLを増やすこととしては、運動、食事管理、内臓脂肪の減少、禁煙などがあげられていますが、この中で最も効果が高いのは


記念日2月22日〜28日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 2月22日 猫の日制定委員会が猫の鳴き声のニャンニャンニャンから「猫の日」と制定。ロート製薬がセルフメディケーションを伝えるフリーマガジン「太陽笑顔fufufu」の普及のため、ふ(2)ふふ(22)の語呂合わせで「ふふふの日」と制定。猫背改善専門スタジオきゃっとばっく(東京都新宿区)が2が猫背の人を横から見た形に似ていて最も2が並ぶことから「猫背改善の日


65歳以降は3倍楽しめる

長寿社会を背景にして定年は高年齢者雇用安定法によって65歳に引き上げられ、2025年からは義務化されます。65歳から70歳までの就業機会を確保するために、70歳までの定年引き上げ、70歳までの継続雇用制度などの措置を講じる努力義務も新設されています。さらに、定年制を廃止して働ける間は働く機会を設けるところまで高年齢者雇用安定法では想定されていて、就業規則の変更も求められるところまできています。


四字熟語でコロナ後を考える10「新規一点」

以前のシステムを変えてでも新たな解決策を探ろうというのは、前回のコロナ対策として医師の診断なしでも感染を判断するということにも当てはまることで、これは「心機一転」という四字熟語で表すことができます。もともとの意味は、「ある動機をきっかけとして、すっかり気持ちがよい方向に変わること」、「あることをきっかけに、すっかり気持ちや心をよいほうに入れ替えること」です。 「心機一転」であれば、発想を変えて、