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Medical Diet79 ピンク筋を増やすスクワット
筋肉は基礎代謝のうち30〜35%のエネルギーを消費しているので、筋肉量が多いほど代謝が高まるということで、筋肉トレーニングに取り組む、もしくは取り込もうとする人は多いはずです。もちろん、筋肉トレーニングは、しないよりもしたほうがよいわけですが、筋肉が増えれば脂肪の代謝が高まると単純に考えることはできません。 筋肉は白筋と赤筋に大きく分けられます。白筋は瞬発力の筋肉で、強い負荷がかかる運動で強化(
認定講習の諺もじり7「信じるものは掬われる」その1
一生懸命に学ぶことは尊重すべきことで、その知識はいつまでも活かしてほしいとは思うのですが、学んだ情報が古くなり、しかも間違いとされるほどに古くなってしまったら、それは更新する必要があります。しかし、学んだ人に最新の情報が届かなかったら、更新するどころか、情報が古くなっていることにも気づかず、間違い情報を引きずってしまうことになります。 さらに困ったことは、学んだ人が教える立場になっていて、古いま
発達栄養5 発達のための食べ方指導
発達のためには、運動、生活リズム改善、睡眠、休養などが実施されますが、これらと並んで食事と栄養も重要となります。発達障害に限らず、子どもの脳と身体の成長のためには、必要な栄養素を確保することが第一条件となっています。しかし、栄養バランスの取れた料理を出して、それをすべて食べていれば健康が保たれて、成長に必要な栄養素が吸収されて、体内に蓄積されるわけではありません。 1日に必要な栄養素が含まれてい
サプリ概論153 羊肉はL‐カルニチンが多いから太らないのか
「羊肉は太らない」と言われて、人気になったことがあります。それは羊肉に多く含まれているL‐カルニチンの量が関係していました。L‐カルニチンは細胞のミトコンドリアの膜を脂肪酸が通過するときに必要となるため、エネルギー代謝を高めて、そのために太りにくいというのが人気の理由でした。 これは事実であっても、羊肉には脂肪が多く含まれていて、食べ過ぎればエネルギー源の摂りすぎになってしまいます。ミトコンドリ
サプリ概論152 L‐カルニチンは効果がないと言われた時代があった
L‐カルニチンが医薬品成分だけでなく食品成分としても使用することができるようになったのは2002年のことです。サプリメントの素材にも使われ、代謝促進の効果が期待されたときに、水を差すような発表がありました。それはL‐カルニチンをサプリメントとして使っても、脂肪のエネルギー代謝が高まらないという海外の研究報告でした。サプリメントや健康食品に否定的な医師などが、これを示して役に立たないというようなこと
Medical Diet78 ビタミンEは食品もサプリメントも同じか
食品で不足する栄養素をサプリメントで補うということは当たり前のように行われています。サプリメントに使われるビタミンの成分のほとんどは天然物を素材としていて、不足分を補えば、食品と同じように栄養補給されるというのが前提です。 健康食品の一つの分野の栄養機能食品はビタミン、ミネラル、脂肪酸が指定されていて、栄養機能食品は一般的なイメージのサプリメントとなります。ちなみにサプリメント(suppleme
記念日4月26日〜5月2日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 4月26日 よい(4)ふ(2)ろ(6)の語呂合わせで「よい風呂の日」。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。 4月27日 駒ヶ根ソースかつ丼会が結成の1993年4月27日にちなんで「駒ヶ根ソースかつ丼の日」と制定。毎月27日は「ツナの日」。 4月28日 よつ葉乳業が、よ(4)つ(2)ば
発達障害サポーター42 社会的大変化に発達障害は対応できるのか
発達障害者は、今後さらに進んでいく少子高齢社会では貴重な人材とされています。特にIT業界では人材不足は深刻な問題で、現在でも不足しています。それに加えて超高齢化社会で期待される海外の人材がコロナ後であっても期待できないことから、医療・福祉人材としても発達障害がある人への期待が高まっています。 その人材となってもらうためには、一定の知識と技術は必要です。最先端の技術を身につけている必要はなくて、サ
学習支援56 自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害自閉症の特徴
学習のモチベーションを高めるための理解として、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害自閉症の特徴について紹介します。 自閉症スペクトラム障害は、集中力があり、対人関係には苦手なところはあるものの、図形や文字、物のほうに関心が強いところがあります。見通しが立たないことには不安が強く、取り組みにくいところがあるのですが、見通しが立つと強い意志をもって取り組むことができるようになります。 あい
発達栄養4 自律神経調整の研究
人間の生活のリズムは自律神経によって整えられています。自律神経は呼吸、血液循環、体温調節、消化、吸収、排泄、内臓の働き、免疫、生殖などの機能をコントロールするために24時間働き続けている神経系です。昼間や活動しているときに活発に働く交感神経と、夜間やリラックスしているときに活発に働く副交感神経の2種類があって、身体の機能を調整しています。 自律神経の働きは波のような強弱があり、交感神経の働きが盛