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Medical Diet6 食事と運動のタイミングダイエット

食事と運動のどちらを先にするのかによって、同じ食事量、同じ運動量であっても体脂肪の蓄積が異なることは、当時の筑波大学の鈴木正成教授によって学会発表されていました。鈴木先生との出会いはスポーツ選手の体重コントロールの指導チームで、私は病院栄養管理研究所の主任研究員として参加しました。あくまで鈴木理論の栄養摂取の中身を検討する立場であったので、食事と運動のタイミングについては学ぶ一方でした。 病院栄


Medical Diet5 資格認定講習のきっかけはエネルギー代謝

資格認定講習の仕組みづくり、講習テキスト作成、講師といった講習に必要な仕事は、特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構となってからも続けてきましたが、あくまで実施団体のサポートでした。資格認定制度の構築だけを依頼されることもありました。教育と情報発信は公益活動として収益を得ることが特定非営利活動法人認められても、自主的な資格認定を始めるまでには、もう少し時間がかかりました。 というのは


Medical Diet4 メディカルダイエットの活動範囲

内閣府に特定非営利活動法人の認証の申請では、公益100%の活動で日本メディカルダイエット支援機構の名称で活動できることになりましたが、公益活動だけとなると会費と寄付金などしか収入がなくなります。そこで、公益活動の範囲で収益を得てよい範囲について交渉をさせてもらいました。 公益活動としては教育と情報発信を事業内容として提出していたので、教育と情報発信だけは公益活動として認められました。教育ができる


Medical Diet3 メディカルダイエットの公益活動

内閣府に特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を申請したときに、すんなりと通過しなかったのは“メディカルダイエット”の名称に原因がありました。当時の内閣府には厚生労働省から出向した審議官がいて、たまたま特定非営利活動法人を管轄するNPO室も担当の範囲であったこともあり、さらに審議官は以前からの知り合いだったこともあって、個人的に連絡をもらいました。 そのときに聞いたのは、メディカルダイエットとい


Medical Diet2 メディカルダイエットの名称への疑義

日本メディカルダイエット支援機構の活動は、その名のとおり、メディカルダイエットの支援です。自らがメディカルダイエットを実施するというよりも、メディカルダイエットに関わる活動をする団体や個人を支援することが目的で設立されました。いくらメディカルダイエットの研究をして、その成果を講習や情報として発信しても、それを活用する人たちに的確に届かなければ目的を果たすことはできません。 その活動のために、特定


Medical Diet1 メディカルダイエットが意味すること

メディカルダイエットは、メディカルの立場でのダイエットのことを指しています。メディカルは“医学の”“医療の”と訳されることからわかるように、医学的な裏付けがあるダイエットを意味しています。また、生活習慣病の予防や改善を目的としたダイエットという意味もあります。 生活習慣病は生活の変化(食事量の増加や栄養バランスの変化、運動量の減少)などから、以前と比べると患者は大きく増えています。厚生労働省の「


視覚情報処理の異常の理解

発達障害児、学習障害児の支援をしてきた人(学校や特別支援学級の教師経験者、発達障害児の保護者など)は、なかなか進まない発達障害と学習障害の理解を広めていくための大きな存在として期待されています。いろいろな経験をしてきた人であっても、実際の困難さが理解できないことがあります。それは学習障害の識字障害、書字障害、算数障害のすべてに影響を与える視覚情報処理の異常の状態です。 視覚情報処理が脳の中で正常


ポストコロナ「膳は急げ」3

「善は急げ」は、よいことはためらわずに、ただちに実行することという意味で、チャンスは逃すべきではないということを示しています。体によいものは積極的に食べるべきだし、これ以上食べてはいけないという量だったら食べるのを止めることも即決即断して、健康の維持を優先させることが大切だとの考えがあるからです。 “もったいない”というのは世界に誇るべき日本人の精神性そのもので、MOTTAINAIは今や世界に通


脳の健康寿命29 ブドウ糖は記憶に多く使われる

全身のエネルギー源のうち20%ほどは脳で使われています。脳は重量としては1.2〜1.4kgで、体重の2〜3%しかないのに、非常に多くのエネルギーが必要です。脳のエネルギー源はブドウ糖だけであり、少なくとも1日に100gのブドウ糖が脳には必要とされています。ブドウ糖の割合が最も高いのは砂糖で、ブドウ糖と果糖が1対1となっています。砂糖でもブドウ糖は半分なので、相当の量が必要だということがわかります。


サプリ概論120 ウコンは種類で目的が違っている

ウコンは肝機能を高める健康食品として知られています。ウコンにはアルコールの分解を進める作用があり、アルコールの分解力が弱いために悪酔いしやすく、肝臓を傷めやすい日本人に適した素材として期待されています。 ウコンはカレーの黄色い色の香辛料のターメリックであると説明されますが、ターメリックは秋ウコンのことです。春ウコンの正式名称は姜黄(キョウオウ)で、ウコンが正式名称となっているのは秋ウコンです。こ