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ポストコロナ「狂気の沙汰も金次第」4

日本とアメリカの医療制度とサプリメントについての話を受けて、コロナ後の時代に、どうやって大きく低下した国民の健康度を大きく盛り返していくか、ということを考察することにします。医療制度は急には変わらないので、今の医療制度が継続することを前提としますが、自分の健康を自分で守るためのサプリメントと健康食品は、日本では的確に使用できる状態ではありません。それは日本のサプリメントと健康食品が医療分野での研究


サプリ概論36 血糖値に作用する素材4

筋肉細胞に取り込まれたブドウ糖は、結合してグリコーゲンとなって筋肉に多く蓄積されます。ヒドロキシクエン酸があるとブドウ糖からグリコーゲンへの生成量が高まり、肝臓でのグリコーゲン蓄積量を増やして、血液中のブドウ糖が減ることによって血糖値の上昇を抑制します。 運動をすると血液中のブドウ糖が減って、それを補うために筋肉中のグリコーゲンが分解されて、血液中にブドウ糖として放出されます。空腹時の運動後に食


エネルギーロスを活用したアスリートの体重調整

体脂肪の蓄積量の変動は、食事で摂るエネルギー量と、運動など身体を動かすことによって消費されるエネルギー量のバランスだと一般には説明されています。また、摂取エネルギー量が同じであれば、同じように体脂肪が蓄積されると説明されることも多いのですが、必ずしも摂取エネルギー量と蓄積される体脂肪の量が比例するわけではありません。というのは、食事で脂肪を摂るタイミングによって蓄積される脂肪の割合が変わってくるエ


発達栄養学157 社会教科での食に関する指導・小学校2

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは社会の各学年の食に関連する内容(第5学年)を紹介します。 〔食に関連する内容〕 我が国の農業や水産業における食料生産について、学習の問題を追求・解決する活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 次のような知識および技能を身に付けること。 (ア)我が国の食糧生産は、自然


ポストコロナ「狂気の沙汰も金次第」3

アメリカの“定額払い”の医療制度では、同じ状態の人を、どんな方法で治しても病院側が受け取ることができる金額は同じです。もしも血圧が高い人が来たら、いきなり高血圧の治療薬を使うようなことをしたら医療費が増えてしまいます。日本のように「とりあえず様子を見ましょう」という感じで、無駄かもしれない薬を出すようなことをしたら、民間の保険会社が保険料を支払ってくれなくなります。そこで、できるだけ薬を使わないよ


サプリ概論35 血糖値に作用する素材3

膵臓から分泌されるインスリンによって筋肉細胞内にブドウ糖が取り込まれますが、それを促進し、ブドウ糖の燃焼(代謝)を促進させる成分が使われます。 ブドウ糖燃焼促進作用のある素材としては、α‐リポ酸、クエン酸、クロム、ヤーコンがあげられます。 α‐リポ酸はビタミン様の補酵素の一種で、チオクト酸とも呼ばれます。体内のすべての細胞に存在し、炭水化物を分解するエネルギー産生に欠かせない物質です。2004


次世代に「記念日」を残そう5

記念日を決定するパターンとして語呂合わせがあります。新たな記念日を考えるときの参考資料として、2月の語呂合わせ記念日(2回目)を紹介します。 2月10日 みやざき地頭鶏事業協同組合が、じ(2)とう(10)の語呂合わせで「みやざき地頭鶏の日」と制定。日本野菜ソムリエ協会がFOOD(食べ物)と風土からフー(2)ド(10)の語呂合わせで「フードの日」と制定。日本フットケア・足病医学会がフッ(2)ト(1


学習障害156 学業技能の向上は利き手に合わせて考える

左利きの割合は世界的には10%とされていますが、日本では11%と少しだけ多くなっています。左利きであっても文字は右手で書くという指導が、かつては行われてきたことから、今から50年ほど前は左利きの割合は6.5%となっていました。この差は、強制されて、もしくは矯正されて文字が書きにくい状態で書き続けてきた人ということで、脳の機能と使う手の動きが合わないまま苦労をしてきた結果、それが学習の状況にも少なか


ポストコロナ「狂気の沙汰も金次第」2

日本の医療制度は“出来高払い”であるのに対して、アメリカは“定額払い”だということを前に紹介しました。そのために日本よりも人口が多いアメリカは入院ベッド数が少ない、それだけ早く治療して早く退院させることができるということも紹介しました。日本の医療が無駄づかいだというつもりはないのですが、日本メディカルダイエット支援機構の理事長が、アメリカで日本人の体質について講演したときに、日本人は平均寿命が長い


サプリ概論34 血糖値に作用する素材2

糖質がブドウ糖に分解されることを抑制することと組み合わせて使われるのが、ブドウ糖吸収抑制がある素材です。ブドウ糖が胃から小腸に早く運ばれると吸収も早くなり、血糖値が大きく上昇しますが、粘性のある食物繊維が胃の中にあるとブドウ糖が小腸に運ばれるまでに時間がかかり、血糖値の上昇が抑えられます。また、粘性のある食物繊維はブドウ糖の一部を吸着して吸収されなくすることによっても血糖値の上昇が抑制されます。