

最新情報
学習支援17 学習障害の特性②書字障害5
書字障害の例について、前回に続いて簡単に解説をします。 *漢字を使いたがらず、仮名で書くことが多い 漢字で書くことができない場合には、複数文字の一部をひらがなで書くことが許されることもあります。しかし、学年ごとに覚えるべき漢字を学んだ後には、教科書や試験問題に使われるため、文章や問いの意味がわからなくなり、つまずきを多くすることにもなります。 *文字を書く際に余分な点や線を書いてしまう ひ
ポストコロナ「四度目の正直」3
新型コロナウイルス感染症対策のワクチン接種は2回で終わることはないだろうと思われていましたが、接種からの期間が長くなるほど免疫が低下することがわかり、案の定、3回目の接種となりました。これが「三度目の正直」で、これ以上のワクチン接種をしなくても感染しない、重症化しないということであれ、副反応があっても受け入れるしかないという反応の人も多くなっています。 3回目の接種も国の負担で行われるのでよいと
発達障害の社会的障壁
発達障害者の支援を目的とした「発達障害者支援法」の第二条(定義)には、発達障害は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。」と書かれています。 この状態が認められれば発達障害者なのかというと、第二条の2には「発達障害者とは、発達障害がある者であって発達
健康ウォーキング65 グルコサミンもコンドロイチンも効きにくい原因
膝の軟骨の成分であるグルコサミンと、軟骨の潤滑成分であるコンドロイチンを摂っていれば膝の痛みは解消されるように思われがちですが、期待どおりの効果が得られない人も少なくありません。前回、触れたようにグルコサミンもコンドロイチンも膝が動かないと軟骨を包んでいる滑膜の中に入っていかないので、膝を適度に動かしていることが必要になります。それをしないで、“果報は寝て待て”ではないのですが、ただ摂るだけで動か
発達栄養学217 体育、保健体育での食に関する指導・中学校3
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは体育、保健体育の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 (イ)当該教科で指導することが考えられる例 *食事には、健康な体をつくるとともに、運動などによって消費されたエネルギーを補給する役割があることを理解できるようにします。また、健康を保持増進するためには、毎日適切な時間に食事をする
ポストコロナ「四度目の正直」2
「三度目の正直」は、一般には1回目や2回目の結果はあてにならなくても、3回目は確実である、3回目は思い通りの結果になるのだから諦めずに続けよう、という意味に捉えられています。失敗してもよい、次に成功すれば前のことは関係ない、ということであれば何回負けても構わないのかもしれませんが、負けることで被害が出るものであったとすると、2回の負けの被害を1回の勝ちで取り戻すのは大変なことです。 「三度目の正
脳の健康寿命23 ビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取
ビタミンとミネラルを補給するためには、まずは野菜を多めに食べることから始めます。厚生労働省では野菜の推奨摂取量として1日に350gという目標を示しています。野菜は淡色野菜(白菜、キャベツ、ネギなど)と緑黄色野菜(ほうれん草、人参、かぼちゃなど)に大きく分けられます。その割合として淡色野菜は230g、緑黄色野菜は120gと示されています。これは淡色野菜が3分の2くらい、緑黄色野菜が3分の1くらいとい
サプリ概論114 「脂肪燃焼」は不当表示か?
体内に蓄積されている体脂肪に作用する成分の表示には「燃焼」という用語がよく使われます。余分に蓄積された脂肪が減るのは燃焼したためだというのはイメージしやすく、運動をして身体が温まるのは脂肪が燃焼した結果だというのも納得しやすいかもしれません。しかし、実際には体内で脂肪が燃えるようなことはありません。 ものが燃えるときには多くの熱量が必要です。火をつけて紙が燃えるときには少なくとも200℃の熱が必
学習支援16 学習障害の特性②書字障害4
書字障害の例について、前回に続いて簡単に解説をします。 *促音、撥音、二重母音など特殊音節の誤りが多い 促音(っ)、撥音(ん)、二重母音(おかあさんの“かあ”)などの特殊音節は、五十音を覚えたうえに新たな応用編の知識として学びます。特に誤りが目立つのは二重母音で、始まりの音質のほうが聞こえ度が高い下降二重母音と、終わりの音色のほうが聞こえ度が高い上昇二重母音の区別がつきにくいことがみられます。
ポストコロナ「四度目の正直」1
ウイルスの特徴は変異することにあります。変異しながら生き残りを図っていくのは当然のことではあっても、それが感染力を強め、重症化をさせるというのは、どのウイルスにも共通することではありません。重症化をさせて、宿主を死なせてしまったら、ウイルスも生き残れなくなるので、共存共栄のような増殖の仕方をするものです。ところが、新型コロナウイルス感染症の場合には、宿主が死んでも、他で同じ仲間が生き延びるのでよい