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発達栄養学151 学年段階別に整理した資質・能力1

文部科学省の「食に関する指導の手引」の食に関する指導は、児童・生徒の実態に応じて軽重をつけることが必要として、学年段階別に整理した資質・能力の例をあげています。 【小学校低学年】 〔食事の重要性〕 *食べ物に興味・関心をもち、楽しく食事ができる。 〔心身の健康〕 *好き嫌いせずに食べることの大切さを考えることができる。 *正しい手洗いや、良い姿勢でよく噛んで食べることができる。 〔食


ポストコロナ「なくせ七癖」3

コロナ後を見据えて、私たちの七つの癖(①過去の成功例、②仕事の歴史、③知識、④人脈、⑤金脈、⑥地域の特性、⑦対象者)を見つめ直してみると、なくすべきものと、なくしてはいけないものが見えてきました。それぞれ立場も歴史も考え方も異なるので、私たちの考えは、あくまで一例でしかないことは充分に認識しています。 過去の成功例は、自分たちの能力だったのか、それともラッキーだったのか、そこを振り返って、ラッキ


サプリ概論23 健康食品の表示の規制

薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づく「無承認無許可医薬品監視指導マニュアル」に、健康食品・サプリメントの具体的な取り締まりの基準が定められています。規制する理由として、マニュアルでは以下の説明がされています。 ①一般消費者の間にある、医薬品と食品に対する概念を混乱させ、ひいては医薬品に対する不信感を生じさせるおそれがある。 ②有効性が確認されていない


今さら筋肉を減らさずに減量させることが話題になるのか

オリンピックの柔道で初の同日兄妹金メダルの結果を受けて、栄養のサポートをした食品会社の担当がテレビ番組に登場して、サポート内容について語っていました。同社が以前はフィギュアスケート選手のサポートでもテレビ番組に出ていて、肉ばかりを食べる選手に野菜を食べさせる工夫について語っていました。その後、インタビュー番組で選手が野菜が食べられないと話しているのを見て、うまくいかなかったのかと思って、その後のス


学習障害150 身体の揺れを調整する脳の機能

身体は、まっすぐに立っているようでも必ず揺れています。揺れないように身体を固定させるようにしても微妙な揺れは続きます。立っているから起こることではなくて、椅子に座って姿勢を保つようにしても揺れないということはありません。頭が揺れると目の位置が動きます。目の位置が動いても、見たいものを正しくとらえるために眼球を動かして、眼球は正常な位置に保つように調整しています。 調整能力を超えるくらいに目の位置


ポストコロナ「なくせ七癖」2

コロナ禍で極端に増えたものに粗大ゴミがあります。外出自粛で家の中で過ごす時間が増えたことから整理をして粗大ゴミが増えたというのが、ゴミを集める側の自治体と委託業者の見方のようです。しかし、長く家の中にいることで考える時間があり、自分を見つめ直す機会もあったことから、価値観が変わってしまい、これまでは宝物のように思い込んでいたものが、価値観が違った瞬間に、「いらないものを持っていたことに気づいた」と


サプリ概論22 一般食品なら述べられる有効性

健康食品は食品の範疇であることから、医薬品のような効能効果(効いた、治った、改善したなど)を述べることは禁止されています。特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品の場合には、どのような効果があるのかを一定の範囲で表示することはできるものの、それでも医薬品的な効能効果は述べることはできません。これは薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)によって規制されていること


お友達の数が多いだけでよいのか

人脈という言葉を聞いたのは、高校生のときなので50年近くも前に心に刻まれました。父と母の実家がある地域は選挙区では新潟県旧3区で、その名も知れた田中角栄の選挙区でした。1972年に総理大臣になったときには、近所で提灯行列があって、いつの時代の出来事だと驚いたものです。総理選出の前に発行された『日本列島改造論』の先駆けのように新潟県内は公共建築続きで、金権まみれということで、今でいう文春砲のターゲッ


発達栄養学150 食に関する指導の目標6

文部科学省の「食に関する指導の手引」の食に関する指導の目標から、食事の重要性について紹介します。 【食文化】(各地域の産物、食文化や食に関わる歴史などを理解し、尊重する心をもつ) 日本の伝統ある優れた食文化や食に関わる歴史、地域の特性を生かした食生活(地場産物の活用)、食料自給率などを理解し、尊重しようとする視点である。 地域の特性を生かした食生活や食料自給率を考えることは、地域や日本を知り


ポストコロナ「なくせ七癖」1

「なくて七癖」は、癖がないように見える人でも、少しは癖を持っているということを表す諺(ことわざ)です。ただ、癖があるというだけではなくて、人には癖があるのは当たり前だから、あまり気にすることをはないというように使われています。どれくらいの癖までが許容範囲なのかというと「なくて七癖」に続けて「あって四十八癖」という言葉もあって、随分と多くの癖も許してもらえる世の中であったらいいのに、と思ったりもしま