最新情報

発達栄養学199 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・中学校6

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 *中学生の1日分の献立作成の方法については、給食の献立や料理カード、デジタル教材などを活用して、1日3食のうち幾つかを指定して残りの献立を立案するなど、1日分の献立について全体的な栄養のバランスを考えることができるようにします。


ポストコロナ「下手に横突き」1

下手なくせに、ある物事が好きで熱心にすることを表す諺(ことわざ)は「下手の横好き」といいます。下手の対象となるのは本業から逸れたことや趣味の世界などを指していて、「もっと本業に力を入れたらどうだ」と忠告されるようなことがあるのは、「下手の横好き」と認識されているからのことです。上達もしないのに夢中になっていることを揶揄する言葉としても使われていますが、いつまでもうまくいかないことにこだわっているの


脳の健康寿命5 軽度認知障害のリスク

認知症の前段階の軽度認知障害(MCI:Mind Cognitive Impairment)のリスクとしては、加齢が最大の理由となっていますが、それに加えて、脳卒中(隠れ脳梗塞を含む)、心疾患(心筋梗塞など)、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)、高血圧、メタボリックシンドローム、肥満、喫煙歴、アルコール・薬物の影響、不健康な食生活、心身エクサ


サプリ概論96 ミネラルの摂取量6

マグネシウムはカルシウムやリンとともに骨を形成するほか、さまざまな体内の代謝を補助する機能があります。体内の300種類以上の酵素を活性化させる働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温や血圧の調整にも役立っています。 1日の推奨量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。 マグネシウムの男性の推奨量は年齢によって異なります。 〔男性:マグネシウム推奨量〕 1〜


学習障害198 発達障害の理解を進める活動のきっかけ

学習障害児には、機会の平等ではなく、結果の平等を与えたいという思いから、学習障害支援に取り組む人が増えるように活動してきました。その活動のきっかけとなったのは、発達障害児の受け入れの課題に直面したことでした。球技は身体の感覚を刺激して、脳の発育にもよいことは以前から知られていましたが、中でもテニスは子どもの脳の発達から高齢者の認知機能の低下予防にも役立つということを発表して、それを強調したテニスク


ポストコロナ「好きこそものの上手投げ」3

競争が激しい世界は、それだけの顧客が存在しているということで、注目される魅力を打ち出せれば勝てるという判断をされることがあります。しかし、これはコロナ禍のような厳しい状況がなかった時代に確立された判断であって、国民の意識が大きく変わってしまうような“禍”(わざわい)を経験した後にも同じことが続いてくれるとは限りません。 競争相手が多い世界を表す言葉としてよくあげられるのが「レッドオーシャン」(R


健康ジャーナリスト7

◎健康情報メールで最新情報に書き換え 毎日、山のように発表される健康に関わる情報の中から、私の人脈に毎週送り続けているのは「健康情報メール」です。国や関連団体、研究機関、大学などが発表する中からセレクトして、医師、研究者、団体役員、メディア関係者、そして私の活動を知っておいてほしい方々に、クリックすればリンクできるようにして発信していまます。最初の発信は2010年の4月の初めからで、もうじき60


健康ウォーキング46 糖尿病の運動療法5

日本糖尿病学会の「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」の中から運動療法について前回に続いて紹介します。 ◎合併症のある糖尿病患者における運動療法 合併症のある糖尿病患者では、運動の強度、量、種類に配慮する必要がある。 心血管疾患のある者やそのリスクが高い場合は、負荷心電図などによる評価が必要である。治療が不十分な増殖網膜症では、高強度の有酸素ならびにレジスタンス運動(収縮期血圧を大幅に


発達栄養学198 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・中学校5

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 *中学生に必要な栄養の特徴については、身体の成長が盛んで活動が活発な時期であるため、エネルギーおよびタンパク質やカルシウムなどの栄養素を十分に摂取する必要があることがわかり、日常生活で栄養的に過不足のない食事をとる必要があること


ポストコロナ「好きこそものの上手投げ」2

コロナ禍で落ち込んだ営業成績を一気に取り戻そうとしたら、これまで続けてきて慣れていることで、周囲からも勢いを感じられる方法にしたいと考えるのは、ある意味では当たり前のことです。コロナ禍で客足が減って撤退を考える人がいる一方で、感染が収束してきた段階で客足が減ったとしても撤退した店が多いので、そんなには減らないと考える人もいます。コロナ禍を経験したことで意識が変わった市民の中には、これまでと同じ内容