最新情報

記念日11月9日〜15日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月9日 いい靴の日プロジェクトが、いい(11)く(9)つの語呂合わせで「いい靴の日」と制定。ドリーム・アーツが、いい(11)空(9)気の語呂合わせで「IT断食の日」と制定。安曇野食品工業(長野県松本市)がタピオカミルクティーを2002年11月に日本で初めてチルドカップ容器で製造販売したことと、この商品がQ−PONと呼ばれたことからQ(9)と組み合わ


脳の健康寿命4 高齢者は心身ともに健康になった

65歳の人が幼稚園児だったときに、60歳の人というと、随分と年を取っているように感じたはずですが、現在の60歳は昔に比べると随分と若くなっています。日本老年学会と日本老年医学会は「高齢者の定義を65歳以上から75歳以上とすること」を2017年(平成29年)に提言しました。 現在の分類は65〜74歳が前期高齢者、75歳以上が後期高齢者となっていますが、両学会の提言では3種類に区分けされていて、65


サプリ概論95 ミネラルの摂取量5

カルシウムは乳製品、肉類に多く含まれていますが、食事による摂取は国民健康・栄養調査によると推奨量に対して20〜30%も不足しています。体重の1〜2%も含まれていて、そのうちの99%は骨や歯に存在し、残りは血液、筋肉、神経などにあって神経伝達物質として使われています。 1日の推奨量と許容上限量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。カルシウムの女性の推奨量は年齢によっ


学習障害197 授業の妨害が目的ではない多動性の行動

発達障害の一つの注意欠陥・多動性障害は、一般には落ち着きがなくて、集中ができない、場合によっては椅子に座り続けることができずに教室内を歩き回る、ときには外に出て行ってしまうということもあります。それが理解できずに、無理に座らせようとしたり、慌てて追いかけていっても、そんな注意をするだけで改善されるようなことではありません。 何も教師を困らせてやろう、他の子どもが集中して学べないようにしようとして


ポストコロナ「好きこそものの上手投げ」1

「好きこそ物の上手なれ」は、どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心の努力をするので上達が早いという諺(ことわざ)です。好きであれば必ず上達するという意味で使っている人もいるようですが、今は未熟であっても本当に好きであったら上達する望みがあるということを指しています。本当に好きなのか、とことんのめり込んで達成するまで頑張れるのかということを見抜かないといけないということで、他にやることが


健康ジャーナリスト6

◎取材でわかった健康食品業界の実態 健康食品の記事の執筆を週刊誌の編集部から受けたときに、毎週の掲載で50回を目標にしました。実際には、もうじき100回という直前で終了したのですが、持ち込まれる有効性の物語だけでは面白くないので、誌面で取り上げるすべての会社を訪問して代表者や関係する研究者から話を聞きました。そのおかげで、健康食品業界の実態を知ることができました。取材先の会社はまともな商売をして


健康ウォーキング45 糖尿病の運動療法4

日本糖尿病学会の「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」の中から運動療法について前回に続いて紹介します。 ◎運動療法の実際 冠動脈疾患の予防につながる運動の効果は、主としてエネルギー総消費量と関係があるといわれている。運動の強度は、運動中の酸素摂取量や心拍数ならびに自覚的運動強度(Borg指数)などで表されるが、一般に中等度の運動とは、最大酸素摂取量の40〜60%、あるいは個人の安静時の心


発達栄養学197 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・中学校4

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 (イ)当該教科で指導することが考えられる例 小学校家庭科で学習した「B衣食住の生活」の(1)「食事の役割」、(2)「調理の基礎」、(3)「栄養を考えた食事」に関する基礎的・基本的な知識および技能などを踏まえ、(1)、(2)、(


ポストコロナ「出すぎた杭は打たれない」3

出すぎた杭は打たれないのではなく、むしろ出すぎていることから周囲から妬(ねた)まれるようなことになるのは、単独で行動している人や団体・企業に見られることです。単独の行動は、自らは強いと思っていても、コロナ禍に限らず予想外のことが起こったり、これまでの客だった人の意識が大きく変わるような出来事があると、実は弱かったということに気づかされることになります。 得手不得手は、どんな人にもあって、平穏無事


脳の健康寿命3 身体の健康寿命について知っておこう

日本人は今でこそ世界に誇る長寿国となっていますが、日本人の平均寿命の推移を見ると、男女ともに55歳を超えたのは第二次世界大戦の終戦直後の1947年(昭和22年)のことで、男性が50.06歳、女性が53.96歳となりました。3年後の1950年(昭和25年)には、女性の平均寿命が60歳を超え、それに続いて1955年(昭和30年)には男性も60歳を超え、それ以降は急速に平均寿命が延びました。 1977