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学習障害189 得意な問題を選んでよい試験法
学習障害がある子どもは、試験問題を解くときに、引っかかってしまうと、そこから先に進めなくなるという特徴があります。同じ学習障害の分類であっても、発達障害の自閉症スペクトラム障害がある場合と、注意欠陥・多動性障害がある場合、この両方がみられずに学習にだけ困難さがある場合では反応が異なっています。自閉症スペクトラム障害では一点集中してしまい、他の問題を先に解こうという選択ができない子どもがいます。注意
ポストコロナ「小さな親切大きなお世話」1
これまで掲げてきた35のテーマは、どれも諺(ことわざ)をもじった言葉を使ってきましたが、今回は諺ではなくて、標語を膨らませたものです。その標語は「小さな親切」ですが、これに「大きなお世話」をくっつけると意味合いが違ってきます。パッと見では、「“小さな親切”として行われたことも、お節介と感じて“大きなお世話”」と感じて、反論する内容にも見えます。しかし、今回取り上げたのは、大きなお世話だと突っぱねよ
平均の人に会ってみたい
さまざまな健康に関わる調査が行われると、その結果として平均が発表されます。日本人の平均的な身長、体重、体脂肪値、BMI(体格指数)などが発表されると、それぞれ自分と比べて、どうなのかが気になります。最も健康的な人のデータが発表されると、そのデータとの差が小さいほど安心感を抱いたりもします。 調査によって平均値が発表されるたびに感じていたのは、平均の人に会って、どんな生活をしているのか聞いてみたい
健康ウォーキング32 冷え対策のウォーキング
温かな血液を全身に巡らせて、冷えを防ぐためには、筋肉を盛んに動かして、ポンプ作用によって血液を早く、勢いよく送り出してやることです。ウォーキングは筋肉に適度な負荷がかかり続け、次々に血液を先へと送っていくことができます。 ウォーキングは酸素を適度に取り込み、10~15分まではブドウ糖を中心に代謝(燃焼)させ、それ以降は脂肪酸を中心に代謝させ、エネルギーを作り出すことによって体温を高め、血液の温度
発達栄養学189 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校9
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 〔主な学習活動〕 *米飯とみそ汁に合う料理(主菜と副菜)を例示の中から選択し、1食分の献立を考える。 *考えた献立に含まれる食品を三つのグループに分け、栄養のバランスを確かめる・ ・「主に体の調子を整える」食品が少ないな。
ポストコロナ「旅は道連れ要はお酒」3
コロナ禍で海外からの観光客がないに等しいほど減少して、それに追い討ちをかけるように県境を越える移動を自粛するように強い要請があり、観光地は壊滅状態ということを経験しました。それは観光を切り口にした地方創生も同様で、これまでの補助金を頼りにして地方創生で施設増設、産業促進、集客などに力を入れてきた地域は、これまでの頑張りが無になってしまうようなところも現れました。 観光業界では、これまでの遠くから
サプリ概論86 ビタミンの摂取量15
ビタミンB₁₂は水溶性ビタミンで、多くの量を摂っても体内では長くは保持されず、その多くはエネルギー代謝で使われることから毎日摂る必要があります。ビタミンB₆の保持時間は12時間ほどであるので、1日に2回の摂取が必要になります。1回だけの摂取では充分な量を摂ったとしても不足することがあるわけです。 1日に摂取すべき量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。 ビタミン
健康ウォーキング31 膝痛対策のウォーキング
膝の軟骨がすり減っているために痛みが生じている人は、膝を動かさないようにすること、膝に負担がかからないようにすることが大切と思われがちですが、実際には歩いて膝を動かすことが大切です。というのは、膝の軟骨を再生させるために必要な成分は、膝を曲げ伸ばしして、膝の周りの血管から、その成分を膝の軟骨まで送り届けるようにしなければならないからです。 膝関節は滑膜という袋状の膜の中に包まれ、滑膜の中の関節液
学習障害188 鉛筆を折る子どもへの書字対応
発達障害があると力加減がわからず、何事にも全力で立ち向かおうとする特性があります。教師や講師は学習に全力で取り組むということを口にしますが、発達障害児にとって全力で取り組むというのは手加減しないことで、文字を書くときでも全力で取り組もうとします。 そのために力が入りすぎて、鉛筆の芯が折れてしまうために、ひらがなでも一文字が一気に書ききれないということも起こります。そのために指が疲れるだけでなく、
ポストコロナ「旅は道連れ要はお酒」2
地方の優れた食材、珍しい料理は集客のキラーコンテンツです。他に楽しめるところがないとしたら、それを目的に訪れる人は必ずいます。長引くコロナ禍で、旅行を楽しもうというモチベーションが低下して、全体的に移動客が減ったとしても、受け入れる店舗や施設が減ってしまったので、計算上は前と同じくらいの集客は見込める、というのが地方創生を手がける会社が打ち出している勝ち残り策のポイントとなっています。 観光によ