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発達栄養学82 神経伝達物質は腸内で作られる
体内には数多くの神経伝達物質がありますが、その中で認知機能に最も影響するのはセロトニンです。セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから5−ヒドロキシトリプトファンを経て、セロトニン(5−ヒドロキシトリプタミン)に合成されます。セロトニンは体内には約10mgがあり、腸内に約90%、血小板中に約8%、脳内の中枢神経系に約2%が存在しています。 セロトニンは脳の神経伝達物質であることから脳幹の縫線核
健康寿命延伸のための提言9 要点4体格
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その要点を掲載します。 〔体格〕 ◎やせすぎない、太りすぎない。 *やせや肥満によって総死
学習障害81 異音異議語は面白い41
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、な行の“な”から始まる異音意義語の第2回、“に”から始まる異音意義語、“ぬ”から始まる異音意義語、“ね”から始まる異音意義語です。 名寄「なよせ」名称を寄せ集めること。「なよろ」北海道北部の名寄盆地の中心をなす市。 何時「なんじ」時間が不明な時の呼称。「なんどき」どの時刻、どのような折。 二言「にごん」二度ものを言うこと。一度言ったこと
新型コロナウイルス感染症と肥満の深い関係
新型コロナウイルスは高齢者、基礎疾患のある人は感染しやすく、また重症化しやすいことが確認されています。基礎疾患は糖尿病、高血圧、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)、心疾患、脳血管疾患、肥満のほか肺疾患、腎臓疾患なども含められています。基礎疾患の中に肥満が入っていますが、肥満そのものは病気ではなくて、肥満によって引き起こされる糖尿病、高血圧症、心疾患
発達栄養学81 3時のおやつで太る人とやせる人の違い
3時のおやつは太ににくいと言われています。午後3時にエネルギー量が多めのものを食べても、夕食の時間までには代謝されるので、夕食に影響を与えることはありません。理由は、それだけではなくて、BMAL1(ビーマルワン)の存在があげられます。これは脂肪蓄積タンパク質で、体内に増えることによって脂肪細胞の中に蓄積される脂肪(中性脂肪)の量が増えていくことが知られています。BMAL1の増加量が1日の中で最も少
健康寿命延伸のための提言8 要点3食事(後半)
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その要点の後半を掲載します。 〔食事〕 ◎甘味飲料は控えめに。 *甘味飲料の摂取により、糖
学習障害80 異音異議語は面白い40
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、た行の“と”から始まる異音異義語の第2回と、な行の“な”から始まる異音意義語の第1回です。 道中「どうちゅう」道の半ば。旅行。島原・吉原その他の遊郭で遊女がある一定の日に盛装して郭内を練り歩くこと。「みちなか」道の中途。道のまん中。 湯浴「とうよく」入浴。化学実験・製薬などで湯煎を行うこと。「ゆよく」水を加熱して蒸気で物質を加熱または乾燥
新型コロナウイルス感染症と脂質異常症の深い関係
新型コロナウイルスは高齢者、基礎疾患のある人は感染しやすく、また重症化しやすいことが確認されています。基礎疾患は糖尿病、高血圧、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症)、心疾患、脳血管疾患、肥満のほか肺疾患、腎臓疾患なども含められています。重症化しやすい人は、血栓ができやすく、血栓が詰まることによって免疫が低下することが確認されています。血栓予防こそが重
発達栄養学80 薄味にしてご飯の食べすぎを抑える
1日に食べる食材の中で、ご飯をたくさん食べていた時代には、おかずは魚でも煮物などでも塩味が強いものが多く、みそ汁や漬け物など塩分が強いものが好まれていました。濃い味付けのものがあれば、ご飯はほとんど味がないことから濃い味が薄まることから、ご飯を多く食べることができます。 このようなことから、ご飯の量を減らそうとしても、おかずが濃い味付けだと、どうしても食べすぎることになります。そこで塩分を減らし
健康寿命延伸のための提言7 要点3食事(前半)
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その要点の前半を掲載します。 〔食事〕 年齢に応じて、多すぎない、少なすぎない、偏りすぎない