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発達栄養学136 食品の重要性を認識して食品ロスを減らす

「いただきます」と学校給食で言う必要はない、ということを言い出す保護者がいます。給食費を払っていて、何も恵んでもらっているわけではない、という主張を聞いたことがあります。食べる前に「いただきます」と言うのは日本人くらいで、これに相当する言葉は欧米にはない、ということが言われます。世界中の食事に関する言葉を検証したわけではないのですが、誰に(どこに)向かって「いただきます」と言っているのかということ


ポストコロナ「石橋を叩いても渡らず」1

慎重になることは「石橋を叩いて渡る」という諺(ことわざ)を使って表現されますが、慎重になりすぎて叩きすぎて壊したり、叩いて安全を確認しても渡らないということもあります。後者の表現として使っているのが「石橋を叩いても渡らず」です。 コロナ禍の時期に続く新たな生活様式を考えるときに、この「石橋を叩いても渡らず」を引き合いに出して考えることがあります。それは慎重な行動が悪循環を生んで、ポストコロナの時


「知っている」と「知っている人を知っている」では大違い

顔が広い人は、今のようなSNSの時代は活動しにくくなっているかもしれません。「何を言うのか。SNSがあるから人脈が広がっている、仕事にも役立っている」という人がいるのは承知しています。でも、顔の広さがSNSのために、かえって活かしにくくなっているように感じています。 顔が広いと称している人と話をしていると、「○○さんを知っている」ということを言い、つないであげると言われます。知っているといっても


学習障害135 腸の仕組み

腸は小腸と大腸に大きく分けられます。小腸は、十二指腸、空腸、回腸から構成され、細く全長が6~7mの管で、栄養素の一部を消化するとともに、90%以上の栄養素を吸収する働きがあります。食塊(食べたものの塊)が通過する腸管内腔側には輪状ひだがあります。輪状ひだは絨毛の構造になっていて、絨毛の中には血管(動脈、静脈)、リンパ管、神経が走行しています。 食塊と接触する側の絨毛の管腔側の細胞は粘膜上皮細胞と


ポストコロナ「信じるものは足元をすくわれる」その3

新型コロナウイルスの感染拡大から仕事が止まったような状態になり、コロナ禍が長く続くことで生き延びるのがやっとという人も少なくありません。その一方で、コロナ禍で金を使わなかったので貯蓄が増えた人もいれば、販売が増えて利益があがった会社もあります。金がなくて困っている人がいる一方で、金の使い道に困っている人もいて、その間をつなぐような新規事業を立ち上げる人が出てくること、それが身近な存在として出現する


なぜ今「発達栄養」講習の支援募集に踏み切ったのか

発達障害児の支援については、自治体や社会福祉法人などを訪問して話をさせてもらうと必要であることは誰しも認めてくれます。また、私たちが進めている栄養面での発達支援についても重要性が認められています。コロナ禍から脱出できたときには、早急に「発達栄養」への取り組みを始めたいという言葉も相次いでいました。これはコロナ禍によって、子どもたちが苦しい状況になり、中でも発達障害児は心身のプレッシャーが大きく高ま


「パチンコで食っている」と言われた時期があった

食べるために、他人の名前の書籍を書いていたゴーストライターで、今では誇るどころか恥ずかしい感じもする184冊の執筆で忙しかったときのこと、業界関係者に「小林はパチンコで食っている」と言われたことがありました。この言葉を、そのまま信じるとパチプロ生活のように思われるような言葉ですが、実際にはパチンコ台を前にして稼いでいたのではなくて、パチンコ店に行くことなしに、自宅で稼いでいました。もっと詳しく言う


発達栄養学135 食の有効性と安全性の両方での見極めが重要

食品の摂取というと、基本的には必要な栄養素をまずは満たすことが優先されます。子どもの場合は身体の成長に栄養素を使ううえに、身体と脳を働かせるためにも栄養素が多く必要となっていることから、絶対に不足させないこと重要です。しかし、子どもは味覚の発達から敏感に反応する味があり、これが好き嫌いにつながります。発達障害の場合には、好き嫌いの範囲を超えて、絶対に食べられないことによる極端な偏食も起こります。


ポストコロナ「信じるものは足元をすくわれる」その2

東京にいたときに、まさに「足元をすくわれる」という状態になったことがあります。そのときには、年月をかけて作り上げてきた人脈が周囲にいくらでもいたので、やってきたことが根底から覆されても復活するのは、それほど難しくはありませんでした。 どんなことで足元をすくわれたのかというと、大転換期は3.11の東北大震災でした。30代の中頃からテレビのタイアップが大きな稼ぎになっていました。民放の全国キー局では


いよいよ「発達栄養の講習」始めます

日本メディカルダイエット支援機構は、2年以上前から発達障害の研究を始めました。当支援機構の活動の13年間に比べたら、ごく最近のことですが、これまでの活動を集約して取り組むべきだと強く認識しています。 最初のうちこそ資料を読み、感じたことをホームページにコラムとして載せていただけでしたが、発達障害児や、その保護者、発達支援に携わる方々と交流していく中で、問題点が理解できるようになり、その改善のため