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厨房業界の取材先から広がった人脈

厨房業界の取材を始めたばかりの社会人の駆け出しの頃、この業界の関わりが広範囲であることを知って、面倒だというよりも、さまざまな行政機関に行けることに期待をいだきました。厨房機器は機械であるので通産省(現在は経済産業省)、火災関係の安全は自治省(現在は総務省)、学校給食は文部省(現在は文部科学省)、病院給食と福祉給食は厚生省(現在は厚生労働省)、産業給食は労働省(現在は厚生労働省)、自衛隊給食は防衛


発達栄養学133 子どもの塩分が多い食事の影響は生涯続く

「三つ子の魂百まで」の続きの話で、今回は塩分についてです。味覚は誕生したばかりのときからあります。それは五味のうち甘味、旨味、酸味、苦味の4つとされています。母乳をゴクゴクと飲めるのは甘味があり、唾液が混じるたんぱく質が変化して旨味になります。酸味と苦味は腐ったものや有害成分の味で、これを避けるために早く身につきます。塩味がわかるようになるのは生後3か月くらいです。塩味がわかるようになると、他の味


ポストコロナ「災い転じて福は内」1

新型コロナウイルス感染症の蔓延は、国内のことだけではなく、まさにパンデミック(世界的大流行)となっています。そんな中で、オリンピックとパラリンピックの開催に突き進んでいる日本人の行動を驚き、支持するという声が世界からあがっています。G7で首相が受けた支持は、オリンピック開催ではなくて、日本人の意識と態度が支持されたものと感じています。 これまで経験したことがない災いはコロナ禍と呼ばれています。こ


納豆の広報がダイエット情報につながった

食品の栄養素の話というと三大エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6種類の基本成分で語るのが本道です。臨床栄養の世界で広報の仕事をしていたことから、日本メディカルダイエット支援機構の理事長(当時は健康科学情報センター所長、健康ペンクラブ代表理事)が2002年に全国納豆協同組合連合会の納豆PRセンターの広報を初めてしたときにも、納豆の効能はたんぱく質、ビタミン、ミネラ


学習障害132 自律神経調整の乱れは消化・吸収・排泄に影響する

私たちの生活のリズムは自律神経によって整えられています。自律神経は呼吸、血液循環、体温調節、消化、吸収、排泄、内臓の働き、免疫、生殖などの機能をコントロールするために意思とは関係なく24時間働き続けている神経系です。昼間や活動しているときに活発に働く交感神経と、夜間やリラックスしているときに活発に働く副交感神経の2種類があって、身体の機能を調整しています。 交感神経は脊髄の外側から出て、腹部に回


食品に含まれる酵素でデトックス

デトックスのためには全身の細胞を正常に働かせるための酵素が必要です。酵素は細胞の中で化学反応を起こす成分で、酵素が正常に働くことで細胞の働きを活性させ、消化・吸収・循環・代謝・排泄などの機能を正常に保つことができます。体内の酵素はたんぱく質であり、肝臓でアミノ酸から合成されています。その合成量は、40歳を過ぎたころから減少していきます。酵素は、動物の細胞にも植物の細胞にも含まれていますが、それらの


過去の話をするのは今に続いていて先へと進めたいから

初めて顔合わせする方には、これまで何をしてきたのかを徹底して聞くようにしています。聞かれる側も、話をすることで、これからのつながりになることを見つけてほしいという気持ちがあります。日本メディカルダイエット支援機構が仲介して実績のある方同士を出会わせて、新たな道を開こうとして面談の場を設けたときのこと、先に話をした方がたっぷりと実績を述べたあとに、もう一人に話をするように振りました。お互いに実績を話


デトックスのためのキレート作用

体内から有害ミネラルを排出するには、有害ミネラルを包み込むように結合するキレート作用がある成分を摂ることも有効となります。キレート(chelate)はカニのハサミを意味し、キレート結合された有害ミネラルは蓄積された部位から取り出され、体内で再吸収されることなく体外に排出されます。 α‐リポ酸 もともとは医薬品の成分でしたが、2004年の食薬区分の変更によって食品としての使用が認められ、サプリメ


幼いときに見た映画が人脈づくりに役立った

子どものときに見た映画というと、私たちの世代では怪獣映画が多いかと思いますが、なぜか父が連れて行ったのは偉人物でした。その中でも強く記憶に残っているのは東郷平八郎が主人公の映画と乃木希典が主人公の映画でした。東郷平八郎は明治時代の海軍の指揮者で、日露戦争の海戦の勝利で名を馳せました。当然に映画のメインも日露戦争でした。乃木希典は明治の陸軍大将で、日露戦争の旅順攻囲戦で名を馳せました。学習院長として


発達栄養学132 子どもの脂肪が多い食事の影響は生涯続く

「三つ子の魂百まで」という言葉があります。これは幼いころに体得した性格や性質は一生変わることがない、という意味で、実際に100年も変わらないということではなかったのです。しかし、現在の日本人の平均寿命(2019年)は男性が81.41歳、女性が87.45歳という長寿国で、しかも2020年には100歳以上が8万人を超えたことから、実際に「百まで」という状況にもなっています。 性格や性質だけではなく、