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高齢者が肉を食べても動脈硬化リスクが低い理由

「高齢者は脂肪を多く摂ってはいけない」というのは昔から言われてきたことですが、今では「高齢者は肉を食べろ」と、逆のことと思われるようなことが言われるようになりました。肉に脂肪はつきものですが、脂身を削り取っているから大丈夫だという人がいる反面、肉には見えない脂肪が含まれているという人もいます。脂身は見える脂肪なので脂肪を取り除いて減らすことは簡単にできます。ところが、赤身の中にも脂肪は含まれていて


記念日12月29日〜1月4日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 12月29日 紀文食品が正月行事本来の意味を知って福を招いてもらうことを目的に、お正月前の12月、29で福(ふく)の語呂合わせで「福の日」と制定。毎月29日は「ふくの日」(日本アクセス)、「Piknikの日」(森永乳業)、「クレープの日」(モンテール)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)。 12月30日 毎月30日は「サワーの日」(宝酒造)、


学習障害40 小学生・中学生が学ぶ同音異義語プラス

同じ発音で違う漢字で表記する同音異義語は数多くありますが、その中で小学生と中学生が学ぶ同音異義語は、社会生活をスムーズに送るためにも必要になってきます。それに追加をして以下に紹介します。中には、ここまでの漢字を知ることはないだろう、というものも含まれていますが、もっと多く存在しているということを感じることの意味もあることから、あえて取り上げています。 「いがい」意外、以外、遺骸、「いぎ」異義、異


新型コロナウイルスの重症化は血栓が原因か

新型コロナウイルスに感染した人の多くは重症化しないとされているものの、重症化する人の状況を見ていくと基礎疾患と呼ばれる高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)の人が多くなっています。重症化のリスクが高い人は高齢者に多いとされているのも、基礎疾患を抱えている人が多いことが関係していると考えられています。 新型コロナウイルスに感染すると、白血球のマクロファージが登場し


発達栄養学40 運動と入浴のタイミングでエネルギーを増やす

発達栄養学のテーマとは異なるかもしれませんが、食事と運動、食事と休養の組み合わせによるエネルギー代謝の促進と関係があることなので、運動と休養のタイミングについても紹介させてもらいます。食事のタイミングを変えることができない場合には、運動と休養のタイミングによる代謝促進に取り組むことで、好結果を出すこともできるのです。 運動後に入浴をすると脂肪の代謝が進みにくくなります。その根拠となっているのはリ


低血圧なら健康上の問題はないのか

高血圧は血管にダメージを与えて、動脈硬化を引き起こし、その先の脳血管疾患、心疾患(心臓疾患)の原因となることから厳重な血圧管理が求められています。血圧の上の数値(収縮期血圧)が135mmHg以上、下の数値(拡張期血圧)が85mmHg以上では高血圧と判断されるので、テレビコマーシャルの「130超えたら◯◯麦茶」という数字となっています。高血圧は問題とされているのに、低血圧のほうは問題にされないどころ


学習障害39 同音異議語は難しい

同じ発音で違う漢字で表記するのは同音異義語と呼ばれます。パソコンやスマホの変換ソフトはAIの導入から前後の文に適した漢字が選択されるようになりましたが、複雑な漢字表現では未だに適合しない漢字が先に選択されることがあります。 今回のテーマの同音は他に導音、同温が出てきます。意義は他に異議、異義、意義、威儀、居木がありますが、同音異義となると他に出てくることはありません。 同音異義語の多さを伝える


細菌とウイルスの違いがわかれば「コロナ菌」とは言わない

新型コロナウイルスについてのメディア報道の中で、専門家やMC(master of ceremony)は用語の間違いは犯さない(はず)としても、コメンテーターやゲストはウイルスと菌を勘違いしている人もいて、中には「コロナ菌」という発言をしている人もいます。 こんな間違いコメントがあったら、即座に専門家やMCが修正してほしいところですが、そのままスルーしている番組もたびたび目にしています。そのためも


発達栄養学39 入浴と食事のタイミングでエネルギーを増やす

食事の前の入浴によって体脂肪の蓄積が変わってきます。それに影響するのは入浴温度で、自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えが温度を調整することによって可能となっています。自律神経は、自ら律すると書かれているように、自分の意思では切り替えることができないものとされているものの、室温や入浴の温度によって、思ったようにコントロールすることができます。 入浴温度が38〜40℃では副交感神経の働きが盛んに


腸内の増殖環境を整えるプレバイオティクス

腸内環境を整えるためのものとして、乳酸菌などのプロバイオティクスと並んで注目されているのはプレバイオティクスです。これはプロバイオティクスが働きやすい環境に整える役目をするもので、糖質や乳製品などの善玉菌の栄養源(エサ)や食物繊維などが、それに当たります。 ビフィズス菌を増やすものとして知られているのはオリゴ糖で、単糖(ブドウ糖や果糖)が2〜10個つながった構造となっています。オリゴは、少ないと