最新情報
日本人は血液温度が低いので脂肪に弱い
日本人の血液温度は38℃ほどとなっています。この温かな血液が次々に送られてきて、放熱よりも勝っていれば身体が冷えるようなことはありません。牛や豚、鶏の血液温度は40〜42℃で、この温度の中で脂肪は溶けていますが、それよりも低い人間の血液に入ると固まってしまいます。魚は変温動物で、冷たい水の中でも溶けて固まらないので、それよりも温かい人間の血液に入ると、もっと溶けるようになります。肉食文化が長い欧米
脂肪が多いとおいしく感じる
砂糖が使われたものを食べておいしく感じるのは、砂糖に含まれているブドウ糖が満腹中枢を刺激して、幸福感を生み出すためだということは、よく知られています。しかし、脂肪が含まれたものを食べておいしく感じる仕組みについては充分には理解されていません。 脂肪には「油」と「脂」があります。脂肪(油脂)は脂肪酸とグリセライドによって構成されていて、その性質は脂肪酸の種類で決まっています。肉類には飽和脂肪酸が多
脂肪と砂糖が多く使われたスイーツには要注意
スイーツのエネルギー量は、洋菓子では砂糖と脂肪が使われているので、砂糖が中心の和菓子よりもエネルギー量は低くなっています。ただし、同じ重量で比べると和菓子でも、かりんとうや揚げせんべいなどのように油で揚げたものはエネルギー量が高くなっています。甘さが強いものは砂糖が多く使われています。 チョコレートはエネルギー量が高く、やはり砂糖と脂肪の量が関係しています。チョコレートはカカオ分が35%以上あり
スイーツのエネルギー量の見極め
スイーツのエネルギー量は、「日本食品標準成分表」で知ることができます。これは農林水産省から5年ごとに発表されている食品に含まれている各栄養素の平均値の一覧表で、現在使われているのは2020年版(八訂)です。その中にフルーツ(生フルーツ、ドライフルーツ、フルーツジュース、フルーツジャム)、スイーツ(和菓子、洋菓子、菓子パン、ケーキ、デザート、ビスケット、スナック、キャンデー、チョコレート、アイスクリ
太るスイーツと太りにくいスイーツ
エネルギー量が高いブドウ糖や脂肪が多く使われたものを食べれば、太りやすくなるのは当然のことですが、エネルギー量が高いものほど脂肪細胞に蓄積される中性脂肪が多くなるとは限りません。 和菓子の場合には、エネルギー量の多くが小麦粉や米粉などの糖質と、小豆(あずき)などのたんぱく質が含まれ、それに砂糖が加えられて甘い味となっています。和菓子に特徴的な餡(あん)は小豆を砂糖とともに甘く煮込んだもので、サツ
フルーツと冷えの深い関係
生のフルーツには、さまざまな健康効果があるのですが、一つだけデメリットがあります。それは身体を冷やすことです。フルーツには水分が多く含まれるものの、水分を多く摂っても腎臓が正常に機能していれば、余分な水分は排出され、冷えることはなくなります。フルーツは南の国が原産地のものが多く、色鮮やかなものは強い紫外線を浴びて抗酸化物質の色素を多く蓄えています。 植物は温かな地域で育ったものは身体を冷やす作用
ドライフルーツの摂取タイミングで異なるダイエット効果
ドライフルーツには食物繊維が多く含まれているため、その中に糖分が含まれていても消化に時間がかかることから、ブドウ糖の吸収には時間がかかり、ゆっくりとブドウ糖は血液中に入っていきます。また、同時に食事で摂った糖質もドライフルーツの食物繊維によって時間をかけて吸収されるので、全体的に血糖値が上昇しにくくなります。 血糖値の上昇速度が遅くなると、血糖値のピークが低くなり、血糖値に応じて膵臓から分泌され
記念日10月6日〜10月12日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 10月6日 日本チェーンドラッグストア協会が10と6の語呂合わせで「登録販売者の日」と制定。入浴施設メディカル(医療)スパ(温泉)トロン(放射性元素)を運営するヘルシーピープルが10と6の語呂合わせから「メディカルスパトロンの日」と制定。 10月7日 大人のダイエット研究所が食と健康を見直す日として10と7の語呂合わせで「大人のダイエットの日」と制定
ドライフルーツでダイエット
フルーツの健康効果を凝縮させたものが乾燥させて多くの水分を抜いたドライフルーツで、生のフルーツと大きく違っているところがあります。それは皮ごと乾燥させて、皮に含まれている栄養素まで摂ることができることです。 フルーツに含まれる水分は、乾燥させると蒸発する自由水と、たんぱく質と結びついている結合水があり、ドライフルーツの中に残っているのは結合水となっています。フルーツには80〜90%の水分が含まれ
柑橘系の香りをかぐだけでダイエット
フルーツの匂いを嗅ぐだけでリラックス状態になってダイエットによるイライラが解消され、脂肪燃焼が進むということから柑橘系のフルーツが注目されています。柑橘系のフルーツではオレンジやみかん、レモン、グレープフルーツなどがあげられますが、これらの果皮に含まれている精油成分に、こういったダイエット効果があることが確認されています。 柑橘類に含まれている精油成分(揮発性の芳香物質)は香りの成分となっていて