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歩いて血糖値を下げる
糖尿病の改善や予防のために歩くことがすすめられます。歩くことによって血糖値を下げようということです。血液中のブドウ糖は血糖と呼ばれ、一定(1dl)の血液中に含まれるブドウ糖の量が血糖値です。 ブドウ糖は、すぐに使われるエネルギー源で、ブドウ糖と脂肪酸の燃焼の割合は平常時にはブドウ糖60:脂肪酸40くらいで使われています。歩き始めると平常時よりも多くのエネルギーが必要になります。厚生労働省のエクサ
腸内細菌のバランスを整えて免疫向上
腸内細菌というと一般には善玉菌と悪玉菌に大きく2つに分けて語られることが多いのですが、実際には3つに分類されています。善玉菌は人間にとってよい成分を作り出すビフィズス菌や乳酸菌など、悪玉菌は人間にとってよくないものを作り出すウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌などで、第三の存在としては日和見菌があげられます。日和見菌は普段はおとなしくしているものの、身体が弱ったり、悪玉菌が増えてきたときには悪い働きを
自閉症スペクトラム障害児は3%以上
発達障害児の発現率は文部科学省の調査では6.5%ですが、多くの現場での調査では10%に達しているとみられています。自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害、学習障害の三大発達障害でも、どれくらいの割合なのかは実は明らかにされていませんでした。国内だけでなく、国際的にも自閉症スペクトラム障害の有病率は増加傾向にあるのか、変化がないのかの結論も出されていないのが現状です。 弘前大学は、自閉症スペ
歩いて血圧を下げる
血流がよくないと、血液を勢いよく流れさせるために心臓から送り出す血液の圧力が高まります。心臓から送り出された血液によって動脈にかかる圧力が血圧で、一定の範囲以上に血圧が高まった状態が高血圧となります。運動をすると一時的に多くの血液が必要になることから血圧は上昇します。息を止めてもできる強い負荷がかかる無酸素運動では血圧は大きく上昇します。これに対して、有酸素運動は、平常時に比べると血流量は増えるも
肉を食べると免疫が低下するのか
腸内環境を整えることが免疫を向上させることは随分と知られるようになってきました。腸内環境というのは、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌のバランスによって保たれるもので、一般には日和見菌を除いた善玉菌と悪玉菌の割合は2:1になっているのが、よい状態と言われています。日和見菌については別の機会に紹介させてもらいます。 善玉菌も悪玉菌も、やっていることは同じで、エサとなる栄養源を取り入れて、細胞内で代謝を行い、
発達障害児には通じにくい「目は口ほどに物を言う」
「目は口ほどに物を言う」は、目の変化には気持ちが現れやすく、目を見れば何を考えているかがわかるということを指しています。態度は目に現れるので、本人は意識をしていないようでも、本気で取り組んでいないと簡単に見抜かれてしまうということです。発達障害児は周囲の環境に馴染みにくさ、生きにくさを感じているので、周囲の人の態度には過敏に反応します。特に過敏に反応するのは目の表情の変化です。 微細表情という研
歩いて血糖値も中性脂肪値も下げる“ピントレ”の威力
歩くことによって血糖値が下がるのは、筋肉の中で白い色をした白筋がブドウ糖をエネルギー源としているからです。そして、歩くことによって中性脂肪値が下がるのは、赤筋が脂肪酸をエネルギー源としているからです。人間の筋繊維(筋肉細胞)は魚の白身、赤身のようにくっきりと分かれているものではなくて、白筋と赤筋が入り混じっています。無酸素運動をすると白筋が増え、有酸素運動をすると赤筋が増えていきます。白筋は瞬発力
緑茶を飲むだけで免疫が向上するのか
緑茶は新型コロナウイルスにも効果があると言われるほど免疫向上の機能があるとされています。緑茶といっても種類があるのですが、注目されているのは抗酸化成分のカテキンです。カテキンはポリフェノールの一種で、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピカテキンの4種類があります。このうち緑茶にはエピガロカテキンガレートが多く含まれ、他の3種類のカテキンと同量、つまり半分の量を占め
発達障害児に「ご褒美作戦」は通用するのか
発達障害児は脳の発達のズレがあるために、普通の子どもなら当たり前に通じるような“手段”が通じにくく、これが育てる親を悩ませることになっています。特に大変なのは、自閉症スペクトラム障害の感覚過敏で、単なる好き嫌いと違って、体質的に本能的に受けつけないところがあり、それを無理に押し付けると酷い拒否反応を示すことがあります。 子どもに好き嫌いを言わせない手段として、よく繰り出されるのが「ご褒美作戦」で
高齢者は早歩きだけで筋肉が増える
ウォーキングをすると筋肉が増えるので、新型コロナウイルスに限らず、運動ができない、外出を控えなければならないという状況では、解除された段階で歩こうという人が増えます。日本メディカルダイエット支援機構にも、高齢者のためのウォーキングのオファーがありますが、ただ歩けば筋肉が戻る、筋肉が増えると思っている人が少なくありません。1日1万歩を歩くことを推奨している研究機関で、実際に1万歩を歩いている人で筋肉