最新情報

免疫を高める発酵の力

酵素は免疫向上に必要だという話を先にしましたが、日本の酵素研究の歴史をみると、何を選ぶべきかということが見えてきます。日本の酵素研究は、第二次世界大戦の直後に2人の研究者によって始まりました。食糧難の解決のために、農林水産省の研究所に呼ばれたのが大高登さんと近藤堯さんでした。消化をよくして食べ物の栄養素を効果的に吸収しようということで、近藤さんが消化を高める酵素研究を、大高さんが吸収を高める酵素研


学習障害の状態の把握

文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、障害の状態の把握について紹介します。 学習障害の状態の把握に当たっては、以下の点に留意しつつ、保健、福祉などの関係諸機関、専門家チーム、巡回相談などの各地域における支援体制や、校内委員会や特別支援教育コーディネーターなどの各学校における支援体制に蓄積されている知見を活用することが重要です。 (1)


ウォーキングの効果を高める入浴のタイミング

ウォーキングというと、有酸素運動であることから脂肪燃焼に効果があることが知られています。筋繊維(筋肉細胞)には脂肪分解酵素のリパーゼがあり、リパーゼが活性化することによって脂肪(中性脂肪)が分解して脂肪酸となります。これによって燃焼しやすくなるのですが、リパーゼは温度が高まることによって活性化します。ウォーキングを始めて脂肪燃焼が盛んになるまでには10〜15分がかかりますが、これはリパーゼの活性と


免疫向上と酵素の関係性

免疫を高めるためには全身の細胞を正常に働かせることが重要であるという考えから、細胞の生化学反応を起こす酵素が注目されています。この場合の細胞というのは身体を構成する細胞と、血液中などを流れている免疫細胞も指しています。 酵素は代謝酵素と消化酵素に大きく分けられています。代謝酵素は細胞の生化学反応を起こすもので、消化酵素は胃から分泌されて消化を補助するものです。酵素は食事で摂ったアミノ酸を材料とし


学習障害の理解と障害の状態の把握

文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、学習障害の理解と障害の状態の把握について紹介します。 (1)学習障害の概要 学習障害(LD:Learning Disabilities)とは、基本的には、全般的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示すさまざまな状態を


ウォーキングの効果を高める食事のタイミング

ウォーキングの効果として何を求めるかによって、その効果には違いがあるわけですが、生活習慣病の発症を抑えるために血圧、血糖値、中性脂肪値などを安定させる(高めの人は降下させる)ということでは、いわゆるダイエット効果、特にメディカルダイエット効果を期待することになります。例えば、血糖値を効果させるということでは、歩いて多くのエネルギーを消費することになると、歩くだけで血糖値は着実に下がっていきます。


日本人に国民集団免疫は期待できないのか

国民の多くが感染症に感染すると、国民的な免疫が備わることで、それ以上は感染が広がらない、収束に向かっていくという考えがあります。この国民集団免疫を期待して、経済活動を優先したために、かえって新型コロナウイルスの感染を拡大させてしまった国が国際的に批判されていますが、我が国は国民集団免疫を考える前に、感染拡大カーブが緩やかになり、収束に向かって進んでいく状況になっています。 この結果を見て、感染対


学習障害児の教育の合理的配慮の観点2

文部科学省の「初めての通級による指導を担当する教師のためのガイド」には発達障害に関する部分があり、学習障害がある子どもの教育における合理的配慮の観点について、前回に続いて紹介します。 (3) 支援体制 ①専門性のある指導体制の整備 特別支援学校や発達障害者支援センター、教育相談担当部署などの外部専門家からの助言などを生かし、指導の充実を図ります。また、通級による指導など学校内の資源の有効活用


次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに効かないのか

経済産業省関連の独立行政法人製品評価技術基盤機構が、新型コロナウイルスに対して次亜塩素酸水の評価が定まっていないことを発表しましたが、他の消毒剤では効果が認められたとの発表をしていることから、何を間違ったのかメディアは次亜塩素酸水には効果がないかのように報道していました。これを見た人から、次亜塩素酸水には本当に効果がないのかという問い合わせがありました。 次亜塩素酸水は塩酸か食塩水を電解(電気分


歩くと疲労物質がエネルギー物質に変わる

運動をすると、余計なものとして体内で発生するのが活性酸素と乳酸です。全身の細胞にはミトコンドリアというエネルギー産生の小器官があり、この中で即座にエネルギーを作り出す材料となるブドウ糖が燃焼して、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作り出されます。この燃焼は、いわゆる完全燃焼のことで、酸素の不足があると不完全燃焼を起こします。この不完全燃焼の結果として発生したのが乳酸です。激しい運動では